ヤブガール誕生! 十二湖〜白神岳縦走と山頂の花畑
- GPS
- 15:21
- 距離
- 27.3km
- 登り
- 1,833m
- 下り
- 1,840m
コースタイム
- 山行
- 9:03
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 10:18
天候 | 概ね曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
熊やスズメバチに注意。大崩の上部の登山道に、背丈の高さに樹液の出ている個所があり、スズメバチがいました。去るまで待つ必要あり。 白神岳から崩山への縦走コースは大半が藪こぎです。 |
その他周辺情報 | ハタハタ温泉館500円 |
写真
感想
新緑のきれいな時期の白神山地。
梅雨の時期でもあるので雨を覚悟しましたが、梅雨前線は南下してほとんど降られず。
十二湖〜白神岳〜白神岳登山口駅の縦走は、北上する行程組みが多いですが、スケジュールの関係で南下ルートを選択。
主に心配なのは、以下の2つ。
1.十二湖〜白神岳の長距離コース、北上する場合は大崩れからの下りのスリップが心配で、今回はそれはありませんが、心配なのは長距離を登りに使用するので時間がかかること。でも夏至の時期で暗くなるのが遅いからこそできる選択かと思います。
2.最近頻繁にニュースになっている熊。
人を積極的に襲う可能性がある熊、がいるのが心配です。ただし、それでもそのような熊は少数派と考え、作戦は伝統的な「人がいることを知らせる」という方法。
それでも突然出くわし、襲われた場合に備えて、ストックは普段は使わない2本を準備。
重量のあるストックを、槍のように投げて熊をひるませる作戦です。
途中1か所、藪の中をかなりの重量級の動物がいる気配を感じましたが、音をだしてこちらの存在を知らせ、その動物とご対面することはありませんでした。やれやれ。
あと、まさかのピンチが1つ。
登山道の途中に、木をくぐる場所がありますが頭の高さに樹液が出ており、スズメバチが樹液を吸っていました。たまたまもう1匹が飛んでいて気づきましたが、そうでなければザックが木にぶつかってハチを驚かせていたかもしれません。
そこは蜂が去るのを待って切り抜けましたが、別の場所を歩いているとなんと!
メンバーの一人の腕にスズメバチが止まったのです!
幸い本人は恐怖で体が動かず、悲鳴だけあげてそれに驚いたのか、蜂は去ってくれました・・・。
それにしても、スズメバチと至近距離で目が合う恐ろしさ・・・。
ほとんどが樹林帯で、だいたい標高1,100Mを超えると展望が開けます。
大峰岳〜「十二湖、まて山分岐」までの3−4時間はほぼ「藪こぎ」です。これは相当体力を消耗します。雨が降っていたらなおさら大変でしょう。
おかげで、
「山ガールはこんな場所には来ないよね。」
「私たちヤブ(藪)ガールだね。」
という会話をして「ヤブガール」という新しいジャンルが生まれました!
藪こぎは大変ですがそれでもたくさんの花が咲いており、心を和ませてくれます。
ニッコウキスゲ、ハクサンチドリ、シャクナゲ、チシマフウロ、つつじの仲間などなど。
特に最後の分岐〜白神岳山頂の区間は見晴らしもよく、もう少し待てばまさに「お花畑」と呼べる場所です。礼文島を思い出しました。
山頂水場がどうなっているかわからなかったため、水は一人3-4L持参しましたが、水場の水は豊富でした。夏には水浴びもいいかもしれません。
縦走区間は、世界遺産地区の端っこにあたるわけですが、奥には広大なブナ林が広がっています。青森の森の奥深さを感じました。
日帰りの場合は白神岳登山口からの往復になりますが、標高差1200M以上であり、これもなかなかハードです。時間には余裕をもって登りましょう。
(お知らせ)
次回少人数ツアーは、8月夏の絶景ヨーロッパアルプス(東チロル、ドロミテ)10日間格安ツアーです。
http://etour.web.fc2.com/
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