常念岳(小倉〜鍋冠山〜大滝山~蝶ヶ岳〜常念岳~常念乗越〜一ノ沢)
- GPS
- --:--
- 距離
- 50.2km
- 登り
- 3,011m
- 下り
- 3,084m
コースタイム
- 山行
- 1:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:20
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 8:45
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車
柏矢町→松本\240 松本→橋本\3,350(甲府〜八王子 自由席特急券\930) |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
百名山80座目、これで日本アルプスの百名山コンプリートになります。常念岳。行きやすそうですが公共交通機関だと今一つのアプローチです。蝶ヶ岳〜常念と詰めることは決めたのですが、そこまでどう行くか。豊科から三股まで歩きだと蝶〜常念だけで終わってしまいそうなので、そこで鍋冠〜大滝山〜蝶。これだとちょうど良いトレイルになりそうです。また小倉の良いところに民宿がありましたので、そこから登ることにしました。
今回は初日歩きが短いのでいつもよりゆっくり。土曜7時ごろ橋本を出発。松本で昼食を取って、大糸線に乗ること15分ほどで一日市場駅へ到着。ここから西へ歩いて行けば良かったのですが、この辺線路がほぼ東西に向いていたようで、線路から離れる方向に歩いていたら南へ南へ行ってしまっていました。気づいて針路を改めましたが大分ロス。それでも駅から1時間半ほどの歩きで宿に到着。宿のご主人に温泉まで送っていただきゆっくりできました。
翌朝。1日で2000m近くの登りに不安になりながらのスタート。まず三郷スカイラインをひたすら登っていきます。カーブの数字が1から順に増えて行って、40越えたところに駐車場があって展望台。下界がきれいに見えています。さて、ここから林道。ゲートしまっていないので車も入れますが、狭いし道は悪くて、普通の車は避けた方がよさそう。1キロほどでゲートが閉められていました。さらに歩いて歩いて登山口。いよいよ本格的な登山ですが、とにかく緩く登っていきます。これまでで最も緩いかもというほどの緩く長い登り。1時間ちょっとで鍋冠山。そこからコースタイム4時間だったので構えて登ったのですが、2時間ほどで森林限界を越えたか風景が一変。ミヤマキンポウゲが咲く道を上り詰めると主稜線に飛び出しました。蝶ヶ岳は見えていますがその先は雲の中。花咲く道を歩くと大滝山の地味な山頂へ。折り返して蝶ヶ岳へ。蝶ヶ岳最後の登りはなかなか厳しいですが、三股分岐付近のシナノキンバイの大群落が見事でした。
今日はヒュッテ泊。翌朝に期待して床に就きます。
ということで最終日。これが期待通りの快晴。槍〜穂高の雪を戴いた山稜が見事です。飛騨側の展望も良いですが、信州側は飛騨側に比べると緩斜面でカールがあったり、変化に富んでいるところがより美しく見せるように感じました。
西だけでなく360度の大展望。富士山も望むことができました。
さて、いよいよ常念へ向けて歩き出します。蝶槍を越え、そのさきはかなり高度を下げます。樹林の中の小さなアップダウンの後、林を抜けたところから400m登り返し。厳しいのも厳しいですが、結構ルートが分かりづらい。全体的に槍沢側を巻き込むようにルートがつけられていますが、気づくと稜線にむかってしまいロストしたことが数回。晴れてたからよかったけど、霧が出ると怖いかもしれません。ひたすら1時間登り続け、一気に山頂に飛び出しました。ここも見事な展望です。槍が近づいてさらに美しく見えます。裏銀座の山稜もはっきり望むことができ、大満足でした。
さて、ここから一気に駅まで降りるわけです。常念から常念小屋の下りは蝶側よりもさらに厳しく、小石も多くて登るのは大変そうでした。常念小屋から一ノ沢へ。最終水場まではそれなりに歩きやすい登山道ですが、その先は石ゴロゴロの河原の道。水があって涼しいのですが、結構歩きづらく長く苦しい道でした。それを4キロこなすと一ノ沢登山口。駐車場は一番上にはなくて、1キロほど下にありました。
さて、駅までまだ10キロ以上。最後の下りで結構やられたのか、足の裏が痛いなか何とか柏矢町まで歩き切ることができました。
また50キロ以上歩いて疲れましたが、大満足の80座目となりました。
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