八ヶ岳・阿弥陀岳〜赤岳
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- GPS
- 14:01
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,717m
- 下り
- 1,706m
コースタイム
04:04 御小屋尾根登山道入口
05:40 御小屋山(〜05:50)
06:35 不動清水(〜06:40)
09:00 阿弥陀岳(〜09:10)
09:32 中岳のコル
09:51 中岳(〜09:55)
11:26 赤岳(〜12:20)
12:46 赤岳展望荘前
12:53 地蔵ノ頭
13:50 行者小屋(〜14:40)
16:38 美濃戸・南沢ルート入口
16:45 赤岳山荘前(〜16:50)
17:38 美濃戸口
天候 | 曇りのち雨、稜線上は一時暴風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(前夜泊で2日分1,000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【御小屋尾根 美濃戸口〜阿弥陀岳】 ・スタートは美濃戸別荘地の一般道、序盤は緩やかな樹林帯、不動清水を越えたあたりから徐々に急登、そして阿弥陀岳直下の核心部はロープ伝いの岩場登りとなります。地味に長い尾根歩きとなります。 ・頂上手前の摩利支天にハシゴあり。 【阿弥陀岳〜赤岳】 ・阿弥陀岳から中岳のコルまでの下りはややザレ気味な箇所や岩場もあり、上からの落石にも注意しましょう。 ・文三郎道上部は鎖を伝う岩場になります。赤岳直下にハシゴあり。 【赤岳〜地蔵ノ頭〜地蔵尾根】 ・赤岳から赤岳展望荘までの下りはやはりザレていますので鎖を頼りに足元に気をつけて。 ・地蔵尾根の下りも上部は鎖、階段が連続します。途中の鎖を伝うトラバース箇所は足元に十分注意しましょう。 【行者小屋〜南沢ルート】 ・地味に長い樹林帯の下りです。危険個所は無いですが、岩で滑ったりしないように。途中、迂回路があります。美濃戸から先は林道歩きになります。 |
その他周辺情報 | ・美濃戸口から一番近い温泉施設【もみの湯】 昼間500円 夕方5時以降は300円 |
写真
感想
2か月ぶりの登山で、またまた八ヶ岳へ向かいました。当初の計画では日帰りにて、美濃戸口→阿弥陀岳→赤岳→横岳→硫黄岳の4座縦走を果すつもりでした。来月の北ア縦走前の格好の練習になると思ったのです。長いルートですが、下山で赤岳鉱泉先の北沢コース後半から林道になるため、自分のような鈍足でも日没までに林道へ到着すればあとは何とでもなるとの腹積もりでした。月曜日は仕事も久々に連休だし。
天気予報では午後から小雨。しかし八ヶ岳山荘のスタッフの方とも前夜に話しましたが、このところ天候は不確定で予報通りにいかない日が多いとのこと。良い方向へハズレることを期待し、夜明け前に出発します。
10回以上来ている八ヶ岳ですが御小屋(おこや)尾根はまだ未踏箇所だったのでどんな感じになっているのか楽しみにしていました。しかし案の定、長い長い。序盤こそ緩やかな樹林帯ですが徐々に勾配もキツくなり、不動清水を越えた先では急登が続きます。森林限界を過ぎたあたりから急速に雲が広がり、風も強くなってきました。予報よりやや早い天候悪化の兆しです。摩利支天直下の岩場をグイグイ上がり、ちょっと登山道渋滞に巻き込まれながらもなんとか阿弥陀岳へ到着。この時点で足も少し痛くなり疲労困憊。今回はいつもより疲れが出るのが早い気がします。とりあえず中岳のコルまで降ります。
風は一段と強くなり雨も降りはじめ、景観は何もありません。もうこの天候と体のコンディションだと当初の横岳〜硫黄岳までは無理。せめて赤岳まで登るか、諦めて行者小屋へ降りて下山するか逡巡します。結局考えながら文三郎尾根の分岐まで来てしまい、そこでまた考えます。登ってもあと30分くらいだし・・・と思い、結局赤岳までは行くことに。ああ、私は意志が弱いなぁ・・・と思います。この場合、意思が弱いから山頂を目指してしまうんです。気持ちが強かったらきっぱり諦め、下山しているでしょう。昨年の北ア・双六岳から先の西鎌尾根でも同じでした。今回はまだ昨年と違い、低体温症になりかけるような危険はありませんでしたが。
赤岳到着で頂上山荘で大休止。食事してマッタリしているうちに「このままココで一泊してしまおうか?疲れも取れるし、明日は天候回復するから硫黄岳まで行けるだろうし、雨で宿泊キャンセルする客もいるから布団も空いてるだろうし。」という気持ちが頭をもたげてきます(笑)。ま、しかしまだ余力も残っているし来月のために節約もしなきゃだし、下山することにしました。
相変わらずの暴風雨で地蔵尾根を緊張しながら下り、行者小屋にて2度目の大休止。そして最後の区間、南沢ルートから美濃戸先の林道を進んで美濃戸口まで。朝の3時半過ぎの出発で下山が17時半過ぎ。硫黄岳まで進んだのならともかく、いくらなんでもこの予定より短いルート、距離でちょっと時間掛かり過ぎですね。終わってみれば楽しい山行でもありましたが、反省点多しです。来月の北アもこのままの調子ではダメですので、今一度自分のコンディションと相談しながらじっくり計画を練り直したいと思っています。どうなるやら。
コメント
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車中泊〜夜明け前スタートお疲れさまでした。
八ヶ岳…まったくわかりませんが、すごい大変なルートですね。
日帰りしただけでもすごい体力ですよ。
うちは、八ヶ岳は泊まりじゃないとありえません。
梅雨時期は天気不安定ですよね💧
2週連続、行きたい山の天気が悪く延期してばかりで、悲しくなります(>_<)
夏は北アですか!
うちも、北アの予定です♪
天気次第ですが(^ ^)
mamyさん、こんばんは
この時期の予定は雨で流動的になってしまうことが多いですよね。私も普段は実質、日曜しか行けませんのでそこが雨だともうどうしようもなくなってしまいます。2週続けて・・・しかし待った分だけ、登れた喜びも大きいでしょうから、今しばらくの辛抱ですよ
違う題名にしようと思い考えたのですがお疲れ様しか思いつきませんでした
パッとコースタイムを見た時(休憩を入れてるにしても)14時間も歩いたんだ!
わぁ!凄いな〜とビックリしました、
そして暴風雨で山頂に向かわれた時もビックリしました(^_^;)
でも今回はきっと大丈夫だとryo555さんが判断されたんでしょうから
それを信じて読み進んでいきました
そして今回ryo555さんが歩かれたコースは、私が登山初心者だった時に
反対回りで歩いたコースなので懐かしく思いながら読みました
もちろんその時は1泊しましたけど!
ところで美濃戸に、お洒落なお店が出来たと聞きましたが見ましたか?
私も今年は北アルプスの大縦走をしたいと思ってるんですが
山友達が3人になりまして、でも3人とも大縦走はしないので
その方達と一緒に別の山に登ってしまうと
自分がやりたい縦走をする予定を組めない感じで悩んでます
popieさん、こんばんは。オツアリです
大縦走のジレンマ、お気持ち分かります〜。出来れば楽しく仲間と行きたい、でも皆さんとは登りたいところに若干の温度差がある・・・という部分ですね。もし本当に行きたい大縦走であれば、その皆さんとは別に単独でGO!になってしまうのでしょうか。ん〜確かに悩みますよね。popieさんは何度も単独登山のご経験もあるのでその点では大丈夫かと思うのですが、まだ時間はあるのでジックリ考えて決めてくださいね
ryo555さん、こんばんは☽
8月の北ア縦走に向けて、着々とトレーニングが進んでますね!
2か月ぶりとはいえ、車、運転されて、車中泊で、さらにロングコース!山行体力の衰えがみられず、素晴らしいです!
しかも、途中、悪天候の中でも歩かれており、その強靭な精神に感服いたしました!
阿弥陀岳と赤岳のお写真も、男っぷりが感じられて、カッコイイ〜
意志が弱くて、撤退せず進むというお気持ち、わたくしも正直耳が痛いです…が、でも、すご〜く分かります
ちなみに美濃戸口にある、オーベルジュ J&N、というオシャレなお店ができたそうですね〜、ご覧になられましたか?
他の方のレコで、どうやら、すごくよさげな感じでした
八ヶ岳、自分、まだ未踏ですが、そのうち歩いてみたいと思わずにいられない、素敵なレコ、ありがとうございます。
自分、車無く、公共交通機関利用ですが、いつか訪れてみたいエリアですね
machagonさん、こんばんは〜。お褒め頂きとても嬉しいです
美濃戸口のお洒落なお店、上のコメントにも書きましたが一軒はこれがそうなのか?と思い当たるところがありました。美濃戸口周辺は別荘地で閑静な場所ですが、穴場スポットにこれからなってゆくのかもですね。ぜひ八ヶ岳、いつかチャレンジされて下さい。良い山ばかりですよ。もし宜しければ過去レポなどもご参照くださ〜い
お疲れ様でした!。八ヶ岳を多く登られている事だけあって、選ばれるルートがスゴイです。流石ryoさんです!。
美濃戸口から阿弥陀岳に登るルートは、レポを拝見させて頂いただけでも、長くて急登ですし、本当に大変そうですね。
今回は、あいにくの天候で阿弥陀岳や赤岳の山頂の景色は少々残念でしたが、それよりも雨風が強くて凄くて本当に大変だと思いました。
丹沢にも危険なルートが沢山有りますが、八ヶ岳だと更に危険度が増す様な感じではないでしょうか。(丹沢より標高が高いし!)
私も以前に地蔵尾根を天候の良い時に登りで使った事が有りますが、悪天候の日に下山で使用する場合は、危険なルートだと思いました。無事に下山出来て本当に良かったですね。
今回もロングルート大変お疲れ様でした!。
いよいよ来月に北アルプス縦走ですね。今年の北アは晴れるとイイですね。
くれぐれも怪我の無い様、登山を楽しんで下さい。
☆次回の登山も楽しみにしています!。☆
私は、来月ぐらいから低山でもイイから復帰出来ればなー・・・ナンテ思っております。
kazさん、こんばんは。おつありです!
八ヶ岳、今回は第1の目的がまだ未踏の御小屋尾根を歩くことでしたが、想像通りというか想像以上に地味で長い尾根歩きでバテバテになり大変疲れました
ryo555さん、こんばんは〜
またまた暴風雨の中の登山でしたか、私もちょうど稜線直下の急登で雨に降られていましたよ。
八ヶ岳はしばらく行っていないなぁ、
前に八ヶ岳全山縦走したときに阿弥陀岳登らなかったので何時か登らねばと思っていました。御小屋尾根はダイレクトに阿弥陀岳に登れるのですね、今度挑戦してみようかな〜私はもちろん展望荘に泊まりますけどね
そうそう、来月の北アはどこに行くの?
moguさん、こんばんは〜!そうなんですよ。毎度恒例の暴風雨登山です・・・って洒落になりませんね
八ヶ岳の全山縦走は私もいつか・・・と思っています。まぁ、全山といっても観音平から麦草峠あたりまで進めば十分かな?(笑)それなら私の脚でも二泊三日くらいで余裕で行けますよね。御小屋尾根は美濃戸口から阿弥陀岳まで一直線のルートです。意外と不人気ルートなのかあまり人は歩いていなかったですよ。ぜひチャレンジされてみてください。あと、阿弥陀岳までは南稜ルートというかなり難易度高い岩場ルートもあるようですね。まだ私は調査不足で登れるに至っておりません・・・。北ア、詳細は登ってから書こうと思いますが、予定ではmoguさんとお会いしたあの小屋から2年前と逆方向、moguさんが登って来られたアッチに向かって進みたいと考えています
ryo555さん、あまり恒例にしないように(笑)
赤石岳に一緒に登った友人は、稜線歩きは天気じゃ無いとつまらないと言う人なので赤石岳の時も天気が悪かったら縦走止めて下山する予定だったのよ。8時間かかって登ったのにね。
八ヶ岳全山縦走は編笠山から蓼科山まで3泊で2008年に縦走しました。その時北横ヒュッテのご主人に阿弥陀岳に登っていないのだったら、全山縦走にならないよ〜と言われてしまったのよね
今度御小屋尾根ルートチャレンジしてみますね。
北アルプスのあのコースに挑戦なのねぇ、岩稜帯歩きをしっかりとトレーニングしていけば問題ないと思います。くれぐれも雨の時には突っ込まないように〜頑張って下さいね。
moguさん、昨年の西鎌レポでmoguさんから頂いたアドバイスは今もしっかり胸に刻んであります
北アのあそこ、南下するより北上する方がやや難易度が高くなるんですよね。でも朝イチでそのままあそこからスタートできるという利点もあり、考えた末にそっちから歩くことにしました。今回は小屋に居る時点で雨、もしくは雨予報の場合は絶対に進まないように肝に銘じています。ありがとうございます。気をつけて行ってきます
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