西沢渓谷から石塔尾根、天狗尾根を経て国師岳
- GPS
- 28:02
- 距離
- 29.0km
- 登り
- 2,249m
- 下り
- 2,523m
コースタイム
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 9:04
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 6:56
天候 | 23日:曇り時々晴れ。 24日:晴れ。 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:乾徳山登山口からバスで塩山駅へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
石塔尾根はバリエーションルート。鷹見岩を過ぎた以降は倒木が多く歩き辛さはあるがリボンが頻繁にあり道迷いの心配はまずなし。 天狗尾根は赤点線登山道(準登山道)とはいえ尾根の上方は巨岩と石楠花で意外に難義した。リボン、ペンキマークが見えずらい暗い中の登り下りは避けるべき。 石楠花林道の奥千丈岳以降は石塔尾根ほどではないにしても結構倒木が多かった。 シラビ平以降は赤点線登山道で、大ダオまでの後半は笹が生い茂り踏み跡を選びながらの歩きとなった。大きくルートを逸れることはないにしても踏み跡を間違って辿ると歩き難さを味わうことになる。 大ダオから徳和への下り初めはさらなる熊笹の密生で腰上までの笹の中で隠れた石や倒木で転ばないようにストックで笹を掻き分けながら足元を見定めながら歩いた。 沢筋の歩きでは沢を何度も渡り返したりした。リボンを確認しながらの歩きとなって、最後に林道に出た時にはほっとした。 尾根は登りより下りがルートを間違いやすく、沢では下りより登りが間違いやすい。ルーファイも逆コースで歩いたら感じ方も違っていただろうと思う。 |
写真
感想
■7か月ぶりの泊りがけ山行なので重いザックを担ぐこと及びバリエーションルートと赤点線登山道主体の登山路なため、初日は計画通りに大弛小屋まで辿りつけるかどうかやや不安だった。ヤマレコでkoodoo氏の山行記録を参考にさせていただいた。案ずるより産むが易し。もし辿りつけないようなら途中でビバーグすればよいことだと気楽に考えることにした。
■塩山発西沢渓谷行のバスは1台増便されたので皆座ることができた。終点でバスを降りどんな山旅が待っているかワクワク、ドキドキの気分で歩き始めた。二俣吊橋を少し過ぎた辺りから尾根に取付いた。すぐに踏み跡は現れて、リボンも点々とつけられているし、尾根の登りでもあるので道迷いの心配はない。鷹見岩では鎖を頼りに攀じ登ったら見晴らしが良かった。鶏冠山の頂付近はガスに隠れていたが、渓谷を俯瞰できた。さて先へ進もうと思ったが道がない。何のことはないまた岩下に戻らねばならないことが分かって自分のオッチョコチョイにがっくりした。空身で登ったら楽だったのに、ザックを背負っての下りは一苦労した。
■尾根も途中から倒木枝等が邪魔して歩きにくい状態が多くなってきた。鶏冠山林道に出たところでひとまずほっとした。林道を僅かに西進したら鶏冠山林道終点の標識があった。この辺りから石塔尾根の続きが延びており、これを辿って2465m地点の縦走路にでようかとも考えてみたが、天狗尾根も歩いてみたい思いが勝った。
■アザミ沢橋傍で水を補給して途中のビバーグに備えるべきか迷ったが、荷が重くなるのは気も重い。時間計算して何とか暗くなる前に大弛小屋に到着できるだろうと決断し水補給はせず天狗尾根へ取付いた。決断には大弛峠に行けばビールがのめるというニンジン効果もあるにはあった。あとは点線登山道なので少しは気が楽だと考えたのは間違いで尾根の途中から岩場が現れてこれには参った。段差の大きな巨岩に足を精一杯に上げて攀じ登ったり、石楠花の密生もありで、リボンと岩に描かれたマークを頼りに進路を探りながらの登りとなった。薄暗くなってからでは大変難儀すると思えた。山と高原地図の赤点線登山道もピンからキリまで。歩きやすいコースもあれば難しい険しいコースもあるものだ。
■一般登山道の縦走路に出た時にはほっとした。あとはヘッドランプでも歩けるが大弛小屋には明るいうちに着くことができた。時刻は18:35で幕営の手続きを済ませてからツエルトを張った。それからしばらくして闇が訪れた。なお、受付をするとき登山届を出したか否かを聞かれて否と応えたら登山届が義務化されているから必ず出すようにと注意された。以後気をつけま〜す。
■上半身の汗を拭き下着を替えてツエルト内に収まったのは19:05.。買い求めた缶ビールをまずは飲んでそのあと、夕食の準備にかかった。21時過ぎにはやっと寝袋に収まったが、いつものごとく体は疲れ切っているはずなのに頭が冴えて寝付けない。眠らなければとの焦りがますます眠れなくする。うるさすぎるほどではないにしても、夜中も車、バイクの音はするし、2時過ぎころ熊鈴ならして傍を通り抜けていく者もいた。
■2日目。天気は晴れ。 一睡もできなかったという自覚はあるものの5時少し前には寝袋から出て行動開始した。6:25大弛峠を出立した。それから北奥千丈岳へ。今日の予定は当初は金峰山から南に下って昇仙峡滝上BSまでを考えていたものの時間がやはりかかりすぎるので昨夜の段階で思い直して、大ダオから徳和へ下ることに変更している。
■ゴトメキ〜徳和間のルートはまだ歩いたことがないのでどんな感じだろかと興味を覚える。大ダオまでの間は途中から倒木で歩きにくいし、そのあとは笹道の出現。道を隠しているのでこれまた歩きにくい。何とか踏み跡は辿れるものの笹の下に隠れた岩や倒木などで躓かないように注意しながら進んだ。笹が濡れているのでズボンの膝下は大分濡れた。踏み跡が錯綜しているので正しい道を辿るのも難しい。適当にリボンがあるので大筋道を違えることはないのだが・・・。
■広々とした大ダオに到着。ここから谷筋に下って徳和へ向かうが、のっけから笹が太もも辺りまで生い茂っているし、濡れている。雨具ズボンを着こむのも面倒なので防水布を前掛け風にかけて濡れを多少なりとも防ぎながら笹を掻き分けながら下った。以降の沢筋の道は倒木で歩きにくく、リボンを頼りに複数の沢を右に左に何度も渡り、とにかく沢筋を離れないように下った。
■最後に高巻いた後に林道へ出た。あとは楽勝だと気が緩んだものか滑ったり躓いたり。もっとも山上からの落石に備えて気を上に向けていたら足元がおろそかになったこともある。
途中、夢窓の滝を見物してから徳和(乾徳山登山口BS)にゴールした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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24日に、
剣ガ峰 の後に
天狗尾根を登りましたが
新しい足跡があって
あれは 間違いなく katsudonさんの足跡だったのですね (^^)
なんだか嬉しくなりました
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