八ヶ岳初めてのテント泊体験記
- GPS
- 13:06
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,988m
- 下り
- 1,998m
コースタイム
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 7:17
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 5:51
天候 | 曇り、雨、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
平日の朝8時頃にかかわらず、美濃戸の奥に駐車できました。 お盆、紅葉シーズン、週末でなければけっこう停まれるとのこと。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■危険箇所 階段、鎖も整備され危険箇所はありません。 ただし、濡れた石、岩場、梯子、鎖など、個人の能力と注意力欠如により、転倒、転落の危険があります。行者小屋から駐車場への帰途、私も濡れている岩でスッテンと転んでしまいました。 |
その他周辺情報 | ■日帰り温泉 スパティオ小淵沢 〒408-0044 山梨県北杜市小淵沢町2968-1 TEL:0551-36-6111 小淵沢ICにほど近い道の駅に併設された温泉。 大人820円と少しお高い。 脱衣所と浴室、洗い場すべて公共施設の例で大きく気持ちが良いです。 サウナ、露天風呂もありました。 泉質はほぼ中性の鉄成分が溶け込んだ少し赤い色の泉質です。 休息部屋で昼寝をさせていただきました。 道の駅からもう少し近いとありがたいのですが。 これからも、登山帰りに利用しようと思います。 |
写真
装備
備考 | 着替え |
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感想
せっかくテント、シュラフ、ストーブなどを購入したのに天気とこちらの空いている日程が合わず、約一ヶ月。
やっと時間がとれたと思ったら、下界は晴れているのに山は雲雨模様が続きます。週末やお盆休みは混雑が予想されるので、何が起こるかわからないデビューにはテント場スタッフの助けが期待できなくなるのでパス。
8月4〜6日で考えていましたが・・・。なかなかデビュー予定していた八ヶ岳ノ天候が安定しません。4日はパスしましたが、天気がそれほど悪くなかったような。天気図を見てもハッキリしない気圧配置のため自分でも予想しにくいに、天気予報会社によりさまざまな天気予報結果。
5日朝五時に犬の散歩のために起床するととっても良い天気。この際、多少の雨が降ってもテント泊の練習になると思い、無理矢理出発することに。出発したのは午前5時半と遅い時間に出発。まあ、行者小屋に一泊する予定なので午前中に到着すればよし。
午前8時過ぎに美濃戸駐車場に到着。空いてなかったら美濃戸口に車を駐車しようと甘い考えで美濃戸まで行くと、なんと空きがありました。駐車場の方の話では、週末やお盆でなければ朝でも駐車スペースがあることが多いそうです。
山頂まで雲が覆っているのを見ながら、行者小屋まで沢道を歩きます。行者小屋に到着して、受付へ。一泊1000円でトイレ、飲める水使い放題。水は沢水を取ってるようでじゃんじゃん流れています。こんな所は珍しいでしょうね。尾根にあるテント場では不可能でしょうね。
受付の方にテントを張る時の注意事項やアドバイスをいただきながら料金を払い、沢を越えたテント場木立の陰にテン場を決定。テントを引く張り綱をペグで打ち込んでいましたが、近所にテントを見ると大きめの石を使っています。早速私もペグを抜き石に変更。
フライを張り始めると同時にぱらぱらと雨が降り始めます。大急ぎでフライを張り、テント内に避難。雨が降っているのでしばらくテントから出られず。まだ午前も早いので、テントの中で時間を潰すのもなんなので、雲が時々切れかかっている赤岳にトレーニングを兼ねて訪れることに。
テントを出してしまい、水も1リットル使ってしまったので、荷物は約13kgと減っているのでトレーニングにチト軽かったと、反省しながら登りました。
行者小屋から文三郎尾根で赤岳へ。荷物があるにもかかわらず標準タイムとほぼ同じ時間で赤岳山頂到着。スピードが少し速すぎたようだ。このペースではもっと長距離では疲れてしまうだろう。赤岳までと思っていたためか、やはり疲れてしまう。
山頂は深い雲の中なので全く視界が効かず。それでも、雲の切れ目から時々青空が見えるので、雲の切れ目から見えると思われる絶妙な景色を期待してしばらく滞在するが・・・。
山頂でポケモンGOを開始すると、なんと山頂はトレーニングセンターに指定されてます。しかも山小屋はポケスポットに。さらに、ポケモンまで現れるので早速ゲット。隣のお兄さんに話しても、ポケモンGOをしたことないらしく鈍い反応。
遠くの方でゴロゴロと音はするし、降りると4時位になりそうなので、初めてのテント泊が予定通りで進むかわからないので初めて通る地蔵尾根で行者小屋へ降りる。急勾配と急傾斜階段の連続なので、登らなくて良かったと思いながら、荷物があるので膝への衝撃に気をつけながら歩く。
幸い水が豊富だったで、汗のしみこんだタオルを水で洗い、体についた汗を拭いたり、汗で濡れたシャツを水洗いすることができました。これができない時は、皆さん汗で濡れた時の衣料や体はどうしているのだろう。
南と北からゴロゴロ音が聞こえ続けるので、明るいが夕食を取ることに。
日清のカップメシとカップ麺に、乾燥大豆肉を入れて簡単に完了。米を研ぐ所から始めた昔のキャンプ職から考えると、驚くほど簡単な調理に時代を感じます。
夕食を食べてもまだ6時前。何もすることがないし、雨がパラパラ降るので購入し忘れたウィスキーポケット瓶1000円を山小屋で購入し、チビリチビリ。狭い室内は面白くありません。濡れているズボン、下着、靴下とタオルは干せないし。着たままでシュラフに潜り込むと、シュラフが湿り気で寝心地最低になりそう。濡れた時は皆さんどうお過ごしなんでしょう。
7時頃からシュラフに潜り込み、早めに寝ようとするも自分の靴下の匂いが鼻につき10時頃まで寝られない。トイレに行くふりをして起き出しトイレに行くと、思いっきり尿が溜まっていたのを思い知らされる。あまりの靴下の臭さが寝られない原因かと思っていたが、二つが共存していたようである。トイレから帰り、靴下を脱いでシュラフに潜り込むとそのまま熟睡。
人の声に目を覚ますと3時半頃。皆さんの行動に合わせ起床しテント収納の準備を始める。シュラフ、マットをたたみ、朝食を済ます。朝食はストーブを使わないで良いようコーンフレークとロングライフミルク200cc。ちょっと物足りないので、インスタントホウレン草スープを追加したので、ストーブを使ってしまう。それでも4時半には後片付けまで完了。
大急ぎで濡れたままのテントを収納し、出発したのが午前5時少し前。いい感じだ。天気は今のところ快晴。今日の天気はどうなることやら。本来の予定は赤岳、硫黄岳、赤岳鉱泉、美濃戸なのだが、昨日のように安定しない天気ならば予定変更が必要だろう。昨日、赤岳頂上小屋の方の話でも行者小屋の方の話でもこの数日天候が安定しないので状況がわからないとの情報を入手していたからなおさらコースを決め兼ねながらとりあえずは赤岳山頂へ。
赤岳登山中、下山する人何人かに尋ねると、前日も朝は良い天気だったのに途中から雷雨に見舞われたなどの話を聞くことができたので、時間のかかる硫黄岳に回るコースはあきらめ、短時間で下山できる阿弥陀岳に登り帰ることにする。
阿弥陀岳登り口に荷物を置いて登山する人がいるところ、トレーニングのため全装備を背負い登る。今回まだ元気だったこともあり登るのがきついのは荷物が少ないのと比べそれほど変わらず、下りが膝への負担が大きいのが違いである。
阿弥陀だけからはさっさと行者小屋経由で美濃戸へ下山。
土曜日だけあり、次から次と登山客とすれ違う。どこまで降りても昨日と異なり天気が良い。今日登る人がうらやましい。
初めてのテント泊は、非常に良く整備された行者小屋と登山コースに助けられ、さまざまなテント泊時の衣料、道具の注意点、改善点などを見つけることができました。また、多少の雨にも合い、雨天時の体験ができたのが好運でした。
■教訓
1.快適な睡眠のために、シュラフに潜り込む前に、翌日分の下着と靴下を着用する。
2.水の豊富なテント場ならば、汗臭いタオルを水で洗い、少なくとも上半身の汗を拭くと気持ちが良い。
3.夏のテント泊では夕飯は午後5時くらい、朝食は午前4時位を目安にする。
4.意外に隣のテント内の音は聞こえるので、余分な動きをしないよう無駄な動きをしない計画を立てると良い。
5.テント泊だと、朝テントを置いたまま山に行き、帰りにテントを収納する計画をすると歩くのが楽になる。
6.登山靴だけだと、夜中にテント場のトイレに行くのが億劫になるのでサンダルがあると楽か。
7.夏の高度2000m越で、モンベルの#0ショラフで熱すぎるということはない。
8.体が汗臭い、靴下が臭いと、シュラフに潜り込むとすべての匂いが鼻を襲うので寝られない。
9.山での星空はとってもきれいなので、テント内から首だけ出して寝る方法を考える。
10.新たな疑問。汗で濡れた衣料や体は皆さんどうされているのでしょう。基本着替え対応だけでしょうか。
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