娘(5歳)といっしょに。栂池から白馬岳,杓子岳.白馬大雪渓を下る(12/百名山)青空とお花
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 1,893m
- 下り
- 2,481m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:30
- 山行
- 6:57
- 休憩
- 5:43
- 合計
- 12:40
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 8:43
2泊3日で荷物を背負って25km歩いてくれました。
天候 | 快晴。ときどき雲り。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
去年から、娘が行きたいと言っていた「小蓮華岳」。ようやく実行してきました。
いろいろプランを練ったのですが、栂池から登って、白馬大池のほとりで一泊。翌日、小蓮華岳を経由して白馬岳にもう1泊。帰りは様子を見て栂池に戻るか、大雪渓を下るかを選択することにして行ってきました。
(出発〜1日目 栂池高原〜白馬大池)
前日、バスタ新宿から深夜バス。2人並んだ席が取れず、中央通路を挟んだ予約でしたが、うまい具合にどちらも窓際は空席のままで、直前キャンセルの様子。 ゆったりと座れたものの、なかなか寝付けないまま定刻に栂池高原に到着。
天気は快晴。ゴンドラが動き出すまでにおにぎりとヨーグルトで朝食。地図で今回のルートを確認し準備を整えます。
娘は無料でしたが、私のザックは超過料金330円。けっこう長いゴンドラでグングン登っていきます。次は定員71名のロープウェイ。ゴンドラ降り場から、ロープウェイ乗り場へ急ぎます。できれば最初の便に乗りたいので急いで移動。しっかりと第1便に乗れました。娘は見晴らしのよい席を譲っていただいてゴキゲンのはずが、上に着いたときには眠ってしまっていました。ありがとうございました。
新調の靴の様子を見ながらビジターセンターまでウォーミングアップ。
(ビジターセンターは期間未定で休館中のようです。)
まだ靴が馴染んでいないようなので、靴紐は少し緩めの方がよいと判断。やや緩めで出発。始めのうちは10歩、歩いてはキツイだの、痛いだの言っていましたが、ようやくいい感じのポイントに納まってからは、しっかり歩き出してくれました。
今日は白馬大池のほとりで山小屋泊なので、時間はたっぷり。景色が見えてからは、ゆっくりと歩いていきます。天狗原での休憩では岩の上にある祠にお参り。途中の休憩でおにぎりを食べながら、お昼ご飯はピザトースト。ピーマンとブラウンマッシュルームはスライスして軽く炒めてから載せるのがポイント。生っぽくなく美味しくなります。
乗鞍岳を越えて白馬大池が見えると一気に加速。大きな岩をトントンと越えて行きます。池の水は青くとても澄んでいてきれいです。水浴びしたい気持ちもわかりますが、大学生(?)グループは悪ふざけ中。水が濁ってしまって、けたたましい叫び声も少々耳障り。彼らの毎年の恒例行事のようですが、山深い景色の中で、美しい景色を静かに楽しんでいる数多くの人たちの気持ちも理解して欲しいものです。
娘は同世代のお友達と仲良くおしゃべりしたりしながら山を楽しんでくれています。
お友達は皆さんテント泊ですが、私たちは今回は2泊とも小屋泊まりです。
夕食はハンバーグカレー。子供用も大人と同じような盛り付けでしたが、しっかり子供用の味付けになっていました。
日没後、トイレを済ませて就寝。4畳に3組6人くらい。さほど窮屈でもなく、静かに早々と就寝。星空も楽しみにしていたのですが、暗くなった頃には熟睡していました。
(2日目 白馬大池〜小蓮華岳〜白馬岳)
朝、どうにか娘を起こして朝食。これがなかなか大変。 もしかすると朝食は抜きにして、朝弁当の方が楽かも知れないなぁと思いつつ。 いつか試してみよう。
身支度を整え、美しく澄んだ輝く朝日の中、今回のメイン、小蓮華岳に向けて登って行きます。 小蓮華岳は、娘が4歳の頃から登りたいと言っていた山(どこまで理解をしていたのかは定かではありませんが、、、)なので、本人の足取りも軽く、どんどんと遅滞なく進んでいきます。昨日のお友達に会えるかな?追い越されるんじゃないかな?とどこで会えるかも楽しみに登って行きます。
こんなに軽々歩けるようになったんだなぁと感心しながら、写真を撮ったり、おしゃべりしたり、すれ違う人たちとの会話も楽しみながら、すんなりと小蓮華岳。
登頂記念にみかんゼリーとレモンケーキでお祝いしたりしながら、大休止。
ここでも、よっちゃんさんと楽しくお話ししました。
そして、さらに白馬岳へもすんなり登頂。
記念写真を撮ったり、追いついてきた小学生の男の子たちと一気に宿まで。
男の子たちはやっぱり元気。すごい勢いで走って下りて行きます。
娘は明日の大雪渓の下りチャレンジのため、西側に残っていた雪渓に寄り道して、アイゼンの練習。 何度か転んでましたが、まあ大丈夫でしょう。
(銀マット拾っていただきありがとうございました。)
満員のテン場を見ながらチェックイン。思っていたよりも空いていて、2人でカーテンで仕切ることができる空間がいただけました。
夕方からの高山植物観察会に参加して、いろいろと教えていただきましたが、花の名前は難しいです。 私には黄色い花とかきれいな花という形容詞だけで十分デス。
チングルマは大好きな花でしたが、花の後、あんなふうになるんですね。。。
夕食は稜線でお友達と一緒に。 うちはパスタを作りましたが、お友達は自家製のアルファ米。安価でなかなか良さそうです。今度試してみます。
食後は丸山山頂で夕日を見たかったのですが、ギリギリで雲がきて、それなりに楽しい夕暮れでした。
寝床は広々と快適空間だったのですが、23時ごろふと目が覚め耳を澄ましたのですが全く物音もせず、誰のイビキも聞こえず、変な感じ。やはり山小屋では多少のイビキは聞こえても良いのかも。。。
(3日目 白馬岳〜杓子岳〜大雪渓〜猿倉)
最終日、4時半から朝食とのこと。なんとか起こして食事を終え、準備万端。
天気も最高。娘の調子も良さそうなので、計画通りフルコースの仕上げ、杓子岳を回って来ることにします。 父の荷物はデポして、娘には必要なものを担いでもらって行ってきます。
白馬岳から杓子岳を見ながら気持ちいい稜線を歩いていきます。
山頂への直登ルートと巻き道経由のなだらかルート、どちらが良いか選択してもらったら、直登ルートを選択。 ご希望通り、ザクザクと登っていきます。 距離も高度さもそれほどではないので、途中2回ほど立ち止まる程度で杓子岳山頂へ到着。
ただ、途中でトイレに行きたいと言い出したので、山頂まで我慢してもらいました。
100円ショップのシリコン製ジョウゴとペットボトルが活躍し、出発前のトイレの大切さを伝えました。
しばし景色を堪能し、もっともっと先へ行きたいのは我慢して、巻き道の方へゆっくりと下ってから、戻ります。 昨日一緒に歩いた小学生の男の子のお友達に会えるかなぁとずっと気にしながら、がんばって丸山まで一気に登ります。今回はなかなかがんばってくれます。父はザックも持たずに見守りながら。。。
一旦小屋に戻って、デポしたザックを回収。下の方は暑そうなので、ペットボトル2本を購入してボチボチと少しガスっぽくなってきた中を下山開始。
お花畑はとてもきれいに咲いていて、よそ見ばかりで遅れ気味。
避難小屋を過ぎたあたりで、パンとコーヒーで昼食。
雪渓ポイントでは、大勢の皆さんが調整中。
一緒に混じってアイゼンを付けて、途中で立ち止まれないことを言い聞かせ、大雪渓を下山開始。 冷たい風が心地よく、落石なんかの心配がなければとても幸せ。
時々杓子岳のほうで聞こえるカラカラという落石の音を聞きながら、踏み跡をたどって、割れ目の横を通り過ぎながら、ザクザクと下ります。
あれだけ言い聞かせたのに再びトイレに行きたいと言い出し、しかたなく途中の石が出ているところで、杓子岳山頂で活躍したペットボトルに追加。
ササッと用を済ませ、雪渓の下端でアイゼンを外します。
ここでレスキューのお兄さんにここからも危ないとアドバイスをいただいて、石道を歩きますが、石が崩れて本当に歩きにくい。2回ほど滑りました。
やがて、白馬尻が近くなると一般の方々が増えてきました。
子供さんたちは探検気分ですが、本当の探検はここから先ですよ〜。と思いながら、白馬尻小屋へ到着。 ここで、小学生のお友達に再会。
ここから猿倉までバスに合わせようと急ぎ目で下山。
間に合わなかったかなと思い、気を緩めたら到着した直後にバス(?)が行ってしまいました。
きょうは新幹線で帰るので特に急がないので、虫探し。メスのクワガタとバッタ数匹を発見。
やがてバスが来て、八方のバスターミナルで乗り換え。長野駅で蕎麦をいただき、新幹線でのんびりと帰ってきました。
天気もよく、いろいろと勉強させらて、大成功!の山行でした。
娘が年齢を答えた回数は、毎日、軽く100回は超えていたと思いますが、お山で出会ったたくさんの皆さん、ありがとうございました。
またどこかでお会いできましたらお声がけください。
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