赤岳 赤岳鉱泉のカレーを食べてみたい
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,902m
- 下り
- 1,894m
コースタイム
- 山行
- 10:25
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 11:30
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません |
写真
感想
天気の良さそうな週末。先週延期した北アルプスを目指して準備をしていると「天気が良くて行きたい気持ちもわかるが、2週連続で泊まりは認めない」「隔週だと天気によって左右されるから、月2回まで。でも、今回は認めない」と、禁止令が発せられました。
ガッカリしても仕方がないので、まだ購入していない山バッジと昨年食べることができなかったカレーを求めて、赤岳に決めました。先週のテント泊に続き、今週の日帰りも久しぶりのソロ。体調がイマイチであることと、自分のペースがわからないことで不安でしたが、初めて歩く道ではないので先週よりは気持ち的に楽でした。
3:30に八ヶ岳山荘に到着すると、真っ暗だったイメージを覆すような、クリスマスのイルミのような灯りがチラチラと点灯していました。あれ?こんなにお洒落だったかな?今年は初の「山の日」だからかな?などと思いつつ仮眠しました。
目を覚まして食事を済ませているうちにだんだんと明るくなってきて、レストランのような建物が増えていることに気が付きました。確認しようとした矢先、まいにちアルペン号が到着したので、確認は下山後にして登山者が増える前に出発しました。
美濃戸までの悪路は、3箇所ほど危ない部分がありましたが、それでも、依然と比べればだいぶマシになっていました。実際に、結構なスピードで追い越す車ばかりで、余程のシャコタンでない限り擦ることはないでしょう(自己責任でお願いします)。美濃戸に到着すると、日曜日だけあってほぼ満車でした。道中は前日泊組で混んでいるかな?
赤岳鉱泉でカレーを食べるために、今回も南沢へ進みます。自分のペースを把握することに集中して歩いていると、後ろから男性2人組が私の後ろに追いつきましたが、追い抜きません。ずっと一定の距離を保っているので、先に進んでもらおうと思って歩く速度を緩めると、あちらも同様に緩め、こちらが速度を上げるとあちらも上げてきます。
また、どこかで小休止されたのでしょうか、途中で見えなくなっても、しばらくするとまた後ろについている…これの繰り返しでした。私がペースメーカーにされているようで、嫌な感じです。少し歩くペースを上げて進むと、視界が開けて赤岳が見えてくる頃には、その男性たちは後ろにいませんでした。
これが失敗でした。ペース配分を間違えました。また、程なくして到着した行者小屋では、水をいただいてバッジを見物したのみ。前日泊の方がどんどん出発して行くので、混雑するのを嫌って休憩らしい休憩をせずにすぐに出発してしまったためか、中岳のコルまでで結構バテてしまいました。
赤岳まで登ってしまえばあとは楽であることはわかっていますが、それまでに身体がもつかどうか。体調不良も手伝って、若干フラフラしていました。しかし、阿弥陀岳への登りから先では擦れ違いが発生し始めたので、程よく休憩することができて徐々に復活してきました。
阿弥陀岳では、まだ天気が良くて雲もなく、360℃くるっと見渡すことができました。5月に歩いた編笠山や権現岳もクッキリ。遠くには富士山も見えました。
中岳を超えて下りに入ると、文三郎尾根分岐に人だかりができていました。団体さんが休憩しているのかな?鞍部まで下ると、その団体さんはゆっくりとこちらに下りてきました。向こうは下りなのに随分と進みが遅いなぁと思いながら登り返し、そろそろすれ違うというあたりで「すみません、レスキューです。先に下らせてください」と声をかけてきました。
?と思って見上げると、長野県警の山岳救助隊の隊員を先頭に、数名が下山してきました。慌てて安全にすれ違うことができる広い場所まで少し下って、通過を待ちました。後ろからロープで確保されている若い女性の顔に血が付着していて、その女性は「すみません」とか細い声を発してきたので、「焦らないで、ゆっくりでいいですよ」と返しました。
文三郎尾根分岐に到着すると、隊員の方が下山後の搬送先の病院等について、指示していました。あのペースだと、(おそらく)美濃戸まで自力で歩くことができるのだろうか?行者小屋あたりで何かしらの手段を選択すべきではないか?…などと、素人的にあれこれ考えてしまいました。
岩場をガシガシ登って、赤岳に到着。狭い山頂は混みあっていたので、記念撮影を済ませて先に進むことにしました。可愛らしいプレートが新たに設置されており、これが人気でした。
赤岳頂上山荘にて昼食にしました。既に阿弥陀岳方面は雲に覆われてしまいましたが、これから進む横岳・硫黄岳方面はまだ大丈夫。このまま頑張って欲しいなぁ。
昼食後にトイレを済ませて出発しようとすると、バリバリとヘリコプターの大きな音がしてきました。何だろうと?目をやると、どうやら先ほどの女性を救助しに来たようでした。あそこから行者小屋までは難しかったかな。お顔を拝見してしまっていることもあり、その女性に申し訳なくて見物せずに先に進みます。ところが、あまりにも救助現場が近いせいか、道が狭いのに皆さんが足を止めて見物してしまっているため、赤岳展望荘方面に進むことができません。「すみません、通してください」と声をかけても、面倒くさそうに半歩程度しか移動してもらえませんでした。私の後ろに数名の方が詰まってから、ようやく道を開けてもらえました。
赤岳展望荘に到着する頃には、目の前が雲で覆われ始めました。あぁ、今回は爆裂火口壁はダメかな…?今回はカレーがメインだし、まぁいいか。
先に目をやると、何やらすごい人数のすれ違い渋滞が発生しているのが見えました。しばらく進むと、小学生のチビッ子集団がたくさん下りてきました。譲り合って何とかクリアしてさらに先に進むと、今度は大きなザックを背負った高校生らしき集団が、ゆっくりと進んでいました。さすがにこの道幅では追い抜くことができず、三叉峰あたりの道が広くなる部分で先に進ませてもらいました。
硫黄岳山荘に到着する頃には、雲がなくなりました。やった、前回と同じ展開だ!そう思いながらルンルン気分で歩いていると、あっという間に雲がわいてきて真っ白になってしまいました。山頂に着くまでには晴れる、晴れる、と念じながら山頂に到着すると、残念ながら女神は微笑んでくれませんでした。
こうなったら、とっとと下山してカレーを食べるしかない!赤岳鉱泉を目指して黙々と下りました。
赤岳鉱泉に到着して、早速カレーを注文します。どれにしようか迷いましたが、全種類制覇を目指して、とりあえず一番上に書いてあったビーフカレーを注文しました。しばらく待って名前が呼ばれ、ついにご対面。見た目は普通のカレーでしたが、1年間待ちわびたこともあってとても美味しゅうございました。kazuruさんにも食べさせてあげたかったな…。いいんです、例えレトルトであっても…。
食べ終えて受付のお兄さんに「昨年は15:15着で食べられなかった」旨を伝えると、「今日は15:30まで大丈夫ですよ。宿泊者の数によって、終了時間が変わります」とのこと。確かに、昨年は土曜日で今年は日曜日。土曜日の方が宿泊者数は多いはず。なぁ〜んだ、今年だったら、kazuruさんも食べることができたのに。。。なおさら残念でした。
あとは緩やかに下るだけ。堰堤広場から先の長い林道歩きはうんざりですが、テクテク歩いて美濃戸に到着。やまのこ村で「お疲れ様です。駐車料金は支払済みですか?」と確認されたので「ここがゴールではありませんから」と返してさらにテクテクあるいてゴールとなりました。
朝に確認できなかった新しい建物は、オベルージュ(J&N)でした。入浴もできるようで、しかも風呂上り後にレストランで何かを注文すれば半額の350円で入浴が可能となっていました。八ヶ岳山荘の入浴料が500円なので「お風呂上りに何か飲むし、まだ新しいからJ&Nにしよう」という方(特に女性)が多く、八ヶ岳山荘では駐車したらコーヒー1杯無料という、サービスが向上しているのが理解できました。これまでは独占でしたからね。これを機に切磋琢磨していただきたいものです。
自分の歩くペースを把握する前に、集中力が途切れてバテてしまったことが今回の反省点です。次回の山行にきちんと活かすことができるかどうかが課題となりました。
次はタヒチカレーを食べるぞ!
kenboさま、こんばんはっ(≧▽≦)♬
八ヶ岳がっつりハイク、いいですね〜〜〜✨ちーすけもできれば今年、県界尾根から赤岳に上がって、キレット越えをしたいなぁ〜とたくらんでいたので青空の赤岳にわくわくしてしまいました(´艸`*)♬後半は残念ながらのガスだったようですが、赤岩の頭の雲が湧くカンジはカッコイイですね〜❤赤岳鉱泉にカレーのラインナップがあんなにあるとは知りませんでしたΣ(・ω・ノ)ノ!お夕食がスバラシイという噂は聞いていたのですが、ランチもいいですね❤これは一回お世話にならねば✨
なんと、美濃戸も進化していますね〜♪あの道路、直す予定がないのかと思っていたのですが、ちゃんとちょっとずつ補修されていたのですね〜〜✨感激★
情報盛りだくさんのレコ、とっても参考になりました〜〜✨(≧▽≦)
美濃戸までの悪路をもう運転したくはないので、美濃戸口に駐車しています。
補修といっても、細かい砂利で埋め戻すだけのようで、すぐに元通り。
往復で5kmちょっとのプラスになり、トレーニングになりますよ。
県界尾根や真教寺尾根、杣添小尾根とかも気になっているのです。
でも、アクセスや周回の効率の良さを考えると、どうしても美濃戸からの王道ルートにしてしまいます。
夕食のステーキが有名な赤岳鉱泉のカレーは、他の方のレコで知りました。
全種類制覇を目指している方は結構いらっしゃるようです。
見た目はフツーでも美味しかったですよ。
是非トライしてみてください。
県界尾根から登ってキレット超え…?随分と少数派ですね。
どのような歩きを計画されているのでしょう?
レコがアップされる日を楽しみにしています。
コメントをいただきありがとうございました。
kenboさん、お疲れ様でした!
八ヶ岳行って来られたんですね!
僕等は今日、八ヶ岳から帰ってきました(レコはこれから)
kenboさんと同じルートを2日かけての予定でしたが、
天気と私の朝起きれない病のせいで回れませんでした。
日帰りで、行けちゃうもんなんですね〜、凄っ!
行者小屋のカレーはクリアしたので、次回赤岳鉱泉のカレー(ビーフから)
を、目指してみます。
行者小屋では、1度だけテント泊をしたことがあります。
おでんのイメージが強く、カレーには気が付きませんでした。
この界隈は日帰りで十分かな?と思っていますが、たまにはテント泊でのんびりしたいものですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する