やっと天使に会えた! 奥穂〜ジャンダルム〜西穂縦走 (白出沢in)


- GPS
- 18:06
- 距離
- 33.4km
- 登り
- 5,232m
- 下り
- 4,076m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 9:02
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 3:57
- 合計
- 9:30
休憩時間もあまり合っていません。休んでいないところでも通過に時間が掛かって休憩になっているし、ポイント以外で休んだところは入っていない。
ちゃんと記録して置かなきゃダメかな。
天候 | 8日:晴れのちガス 9日:ガス、時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白出沢は一般ルートですが、ガラ場の急登が続くので体力・難度のレベルはやや高めです。 奥穂〜西穂縦走ルートは破線ルートですが、その中でもかなり難度が高く、体力も必要です。私にとっては単独で行ける上限レベルでした。 |
その他周辺情報 | 荒神の湯:寸志200円 |
写真
日本人よりも欧米人向けなのかぁ。西穂山荘に泊まるとなると現金が厳しくなりそうだから、やはり明日は下山だな。
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1
ガイド地図 1
コンパス 1
笛 1
筆記具 1
ライター 1
ナイフ 1
飲料 1
ティッシュ ☆
三角巾 1
バンドエイド ☆
タオル 1
携帯電話 1
計画書 1
雨具 1
防寒着 1
スパッツ 1
手袋 1
ストック 2
ビニール袋 ☆
ザックカバー 1
食器 1
水筒 ☆
時計 1
日焼け止め 1
非常食 ☆
サングラス 1
カラビナ ☆
|
---|---|
共同装備 |
コンロ 1
ガスカートリッジ 1
コッヘル(鍋) 1
ファーストエイドキット 1
医薬品 1
カメラ 2
車 1
|
感想
念願のジャンダルム、奥穂〜西穂縦走(赤線繋ぎ)を3年越しの延期の末、漸く実行しました。
いつもの如く夜勤明けの日曜日、仮眠と昼食のあと13時半頃に自宅を出発。一般道でGoogleナビを使うとR246〜R129? 厚木の方を回るような案内になった。前半だけ高速を使う手もあったのだろうが、ナビに従って大回り気味に相模湖へ出た。あとはほぼR20を西へ。夕食は途中で何処かに立ち寄るつもりだったが、結局、山形村のイオン系スーパーで買い出しをして到着後に車で食べることにした。
到着は21時頃。日曜日の夜とあって疎らに空きスペースがある。登山口に近い一番上の段に進み、何時も通りの車中一人宴。下道での移動も大分馴れたな。
8日(月)
天気は上々。3時半起床予定が少し早く目が覚めた。朝は軽めにパンとボトルコーヒー。ヤマレコの計画書は計画変更がいろいろ書いてあって電子提出しようかと思ったけど取りやめ、手書きで書いて出した。
新穂高からは双六方面に行ったことはあったが、槍穂方面へ歩くのは初めてだ。(鍋平からRWが一度あったが)
林道を歩き、ショートカット登山道を通って穂高平避難小屋前に出る。白出沢出合には水場とトイレがあることになっているが(2009年版)、それらしいものには気付かず、分岐の道標に従って左岸の登山道に入る。
はじめは視界のあまりない樹林帯の道、そのうちに後方に笠ヶ岳の稜線が見えるようになるが、我慢してもう少し進む。重太郎橋へ少し下って、増水時には渡れないという角材4本で出来た橋を渡る。崖沿いのトラバース道を進むが、途中でうっかりルートを外してまっすぐ進んでしまう。どうもおかしいなと気づいて位置を確認していたら、後方から来た人にこっちだと声を掛けられた。戻れば確かにハッキリしたみちだったが、間違えた方からもあとで合流してくるような踏み跡があり、強引に突破している人もいるようだ(だからあっちの踏み跡もあるのか・・)
鉱石沢の水場でL1というよりM2みたいな休憩。水量は少ないが貴重な水だ。ここで下りの人(日本人ソロ、外人2人)とすれ違う。
荷継沢を過ぎるといよいよガラ場の連続となる。日が昇って風も弱く暑くなってくる。休むにも日陰をどう探そうか迷ってしまうが、大きい岩の影で今度はL1休憩。あとはひたすらガラ場を登る。ルートのマーキングはあるものの、毎年動いたり薄くなったりするらしく、あんまりハッキリしない。登る人も下る人も、それぞれが選んでいくがバラバラだ。小屋の直下だけば整備されたステップが割をはっきりしていて浮き石もなく安心できる。
昼前に着いて早速、宿泊の受付。今回はクレジットカードが使えるようになったという情報があったのですっかりそのつもりだったけど、JCBが使えないorz。確認していればVISAも持って来たのに、ここで予定外の現金支出。万一のことは考えて居たが西穂にもう1泊するとあまり残らないか。
今日はそれほど混まない予想なので、布団1枚に一人(偶数番号飛ばし)で割り当てて、入口の端が確保された。まだ時間も早いので、空身で涸沢岳に登ってみる、30数年振りだと思う。
天気はまずまずだったが、次第に西からガスが上がってきたので小屋に戻って持参のビールと日本酒をテラスで飲む。若い人も年配者も思い思いに楽しんで居る。
山形の山岳会に所属するベテラン3名とお話ししたら、今日、西穂から来たらしい。
夕食までは部屋に戻って近くの人と山談義。夕食後も同様で霧が晴れたら窓のソロを眺めてまた寝転がって・・・・7時過ぎには寝たのかな・・・・
9日(火)
3時起床。荷物を持って入口近くの土間テーブルに移動し、スープマカロニで軽めの朝食。早立ちの人が起き出し、そして先行して行った。こちらも4時には準備をして出発。夜中ほどは風は強くないが、そこそこの風と霧であまりコンディションは良くない。台風はそれたし、この後は若干回復するはずなので気にせず山頂を目指す。
先着が2名いたがご来光はちょっと厳しそう。風下に避けて十分明るくなるまで待つことにする。長袖の上に雨具のジャケットを着て(フリース着ず)いたが、時間の経過と共に若干寒く感じた。日の出時刻から経過して太陽が見えたところで、2人パーティー(レコで判りましたがstarさんご兄弟)に続いて縦走路へ出発。馬の背で先行させて貰い、あとは写真のコメントの通り・・・。
ジャンのピークに着くまでにはガスも晴れて、展望はそれなりにあって良かった。先の休憩ポイントも良く分からないので早めにL1、というよりこの日もM2に近い感覚。
山頂で会った人達は皆先行し、ずっと後ろの方に来ている人影もあったが、この先は同方向の人にはあまり遭わ無かった。逆から来た最初の人にジャンの取り付きであったのにはビックリした。
天狗のコル前後の急降下・急登、逆層スラブに間ノ岳の浮き石だらけの急な道、3点確保に心掛けて通過する。天気が悪かったら本当に怖いだろうな。
間ノ岳で小屋の弁当を食べ、だんだん疲労感が出てくる中を慎重に西穂まで。人が増えるかと思ったら意外と誰もおらず、朝のRWではまだ早すぎ、前泊縦走者とは既にすれ違ってしまったのだろう。独標までにはすれ違う人も出て来た。
独標には人が多かったのですぐに通過、気を抜かないように注意しながら西穂山荘に辿り着き、先行の二人と挨拶を交わした。このあと上高地に下山するとのこと。
山荘で記念に評判の高い味噌ラーメンを食べたが、確かにそれなりに美味しいのだけれど思ったほどではなかった。下界では感動しないだろうな。
ボッカ道で下ろうかとも思っていたが、以前に見たイメージの入口が判らず、足もあまり残っていないので、無理せずRWで下山。下に降りたらにわか雨が強くなり、少し弱まるまで待って駐車場に移動した。
温泉は栃尾の荒神の湯(寸志200円、石鹸・シャンプー・カランなどなし)に寄ってみた。丁度1人上がって来たところで貸切だった。
波田で土産のスイカを買い、今井の道の駅で野菜類を買い込んで一般道で帰宅。23:30でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート

fireboltさま
念願のジャンダルム踏破、おめでとうございます!
レコを見て、ついコメントしてしまいました(^∇^)
平日で人の混雑も無く、お天気にも恵まれたみたいですね〜♫
もしも雨だったら、とてもじゃあないですが、チャレンジしたくないですからね!
西穂ラーメンのお味は私も同感です。が、あそこで食べるとなんだか良い感じなんですよね〜♫
また、楽しいレコをお待ちしてますm(_ _)m
kiyohisaさん、コメント有難うございます。
いつもレコを拝見して凄いなぁと感心しています。お子さん達もしっかり登っていてそれも羨ましいです。
そのうちGLENNさんを通じてお会いできる機会でもあればと思っています。
fireboltさん、こんにちは。
無事に縦走おめでとうございます。
写真を拝見して、辛い思いをしながらも、自分もここを縦走したのかと思うと、改めてビックリしております!
それにしても健脚ですね!(◎_◎;)
私もfireboltさん位の健脚だったらなぁ〜とつくづく思います。
本当に羨ましい限りです。
またいつか、今度は楽しんで縦走出来たらと、再チャレンジするつもりです💪
(ヨレヨレにならないように、鍛えなければ(笑))
ak0211さん、コメント有り難うございます。
何とか天気が持ちそうだったのでやっと決行できました。でも7月下旬の方が天気はずっと良かったですね。
今回、西穂に歩いた人達の中では私はスピードが遅かった方ですし、西穂から先は安堵感もあってヘロヘロでしたよ。
50代位の女性がガイドらしき人と二人で来るのにすれ違い、こんな感じだったのかなと思いました。またチャレンジですか?! 確かにもう来れないな・・・と思いながら、又行きたいと思っている自分がいます(笑
今度行くなら、赤線延ばしに岳沢ヒュッテからループかな。
fireboltさんご無沙汰してます。いつもレコ拝見し参考にさせていただいてます。
ジャンダルム♪とうとう行かれたんですね!
無事の踏破おめでとうございます!!
あのコースですれ違い待ちは精神的にも体力的にもきつくなるので、平日だと登山道(小屋もかな)で混み合わずに自分のペースを守れていいですよね
また山でお会いできる日を楽しみにしていま〜す(^^)/
hi-deo さん、コメント有難うございます。
こちらもレコを見て参考にさせて戴いております。
私だと余裕が出来る天候や日程でないと難しいので、何度も計画を見送っていましたが、漸く実行できました。
行ってみると、怖いからもう行きたくない気持ちと、スリルがあってもう一度行きたい気持ちが拮抗しています。
でも、翌日以降も足と上半身の筋肉痛が随分残りましたが(笑
家庭用の体重計の話ですが、体脂肪率の低下は下山後良くあることとして、筋肉量の増加がいつもより多く見られたのは、上体を酷使した結果なのでしょうかね。
また、お会いできると良いですね。
こんにちは。
同じコースを数年前に歩いたことがあります。
ちょうど、岐阜県防災ヘリが墜落した時でした。
色々思い出しながらレコを読ませていただきました。
途中の牛は正真正銘の飛騨牛です。
西穂ラーメンは、私も同感。
高地で食べるから価値があるんですよね。笑
raichouさん、こんばんは。コメント有り難うございます。
もう1泊して高山市内に・・・とも考えていたのですが、寄らずに帰ってきてしまいましたm(_ _)m。
raichouさんのように軽快に縦走できた訳ではありませんでしたが、長年の課題を苦労しながらも楽しんでクリアでき、満足しています。
新穂高に車で入るのも、激込み期間さえ外せば案外良いなぁと思いましたので、また槍や双六方面に行ってみたいと思います。
自分も去年同じく白出沢から入ってジャンダルムの天使にあってきました。
自分の時はそれなりに人とすれ違いましたが、また、人がいるのでル−トがわかりやすくて、それはそれないに助かりました。
唯、落石が怖かったので、お互いに通過待ちを繰り返しましたが
「天気が悪かったら本当に怖いだろうな。」
同感です。確かに天気が悪かったら、絶対に行きたくないコ−スです。
西穂の山頂について時は、これで安全圏に達したと思い、ホッとしました
唯、おっしゃる通り、独標までは、気が抜けませんでした
ともあれ、おめでとうございます
momohiro さん、コメント有り難うございます。
天気で躊躇しつつ3年が経過しましたが、とにかく行けて良かったです。
天気とすれちがいリスク(落石)が無ければ何とかなりますね
う〜ん、また行きたい
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