木樽山ー丸山
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- GPS
- 10:37
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 2,023m
- 下り
- 2,008m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
右においしそうなこの小尾根が目にはいった。
もとの尾根を直進するととんでもない等高線密度地帯があるので、右折したいと考えていたのだ。正解だった。
感想
山の日ということでワタシらしく人に会わないワタシだけの山に。
地蔵峠ー奥茶臼山―大沢岳の主稜線のうち、空白区間をつなぐのである。
心配は1)帰りに小渋川ルートを通るので人に会ってしまうのではないか、2)お盆に予定の1泊山行まで中2日と短く、ややハードすぎないか。
ルート上の注意すべき箇所としては3カ所を計画書にあげておいた。A木樽山ー丸山には数か所の岩場があるらしい。B下り尾根ー特に末端が急である。C小渋川の渡渉。 でも本心ではAとCは問題にならないだろうと考えていて、核心はBだろうと・・・・そのとおりだった。
〈木樽山まで〉4時間33分ー計画は5時間20分
湯折ゲートではお二人とごあいさつ。そーっと赤石コースではなく、右下への林道を下りていく。4年前にはあった地図上の橋(当時片側の取り付きが無くなっていたが)は跡形も無くなっていた。少し上流に進み、尾根の取り付きで登山靴を履く。ちょうど予想どおり、歩けるくらいの明るさになった。何と赤テープがありそれに従って上ったが、その後は目印は皆無だったのでテープは入り口を示していたのかどうか?
尾根はだんだん太くなっていき、中間の尾根が広くなったところは特に気持ちが良かった。ふりかえると小日影山のギザギザが、右前方には前茶臼山のガレ場が見え隠れする。最後は二重山稜など複雑地形を経て2230mの肩に。4年前いま登ってきた尾根を下ろうとして、早めに左折してしまい苦労したポイントだ。ここからコン柱、ワイヤ、切り株などかつての林業の痕跡が次々に現れる。
予定より1時間近く早く木樽山に到着。ワタシとしては汗も少なく、順調な歩みだった。
〈木樽山ー丸山〉1時間46分ー計画は2時間30分
ヤマレコでも何人かの記録を見る区間、赤テープも続いていたが、ここに欲しいなと思う所になかったり、当然のことだが自己判断が求められる。ケモノ道を追えたり、外したりの繰り返しが楽しい。(悔しいことも) 下りの前半が気をつける箇所があったが、その後は穏やかな感じも多く200m登り返して丸山に。
丸山の頂上は広くシラビソに覆われていて展望はいっさい無い。三角点と山頂標識と。
〈丸山の下り〉2時間17分ー計画は2時間30分
北尾根の前半は3年前に大沢岳に抜けたときにバテバテで苦労したところ。結構な急斜なので苦労した訳だ。あっという間に尾根分岐も過ぎて、未知の尾根となる。どうも赤テープもこちらには続いてないようだ。地図には表れない悩ましい尾根分岐があったが、騙されない。小さな岩場・段差も多く気を使う。時間はたっぷりあるので休み休みだ。
次の右への尾根分岐はとても良い判断だった。主尾根はこの先で相当な落差になっているのが地図で読み取れるので、右方向にどこかで分かれるルートがないかと考えていたのだった。わかりやすい入り口で良かった。と言ってもコッチもあいかわらず急でたいへんだ。途中で20mロープも首にかけてトキに備えたが、幸い使うことは無かった。気を落ち着かせるために、また足にもガタがきだしているので、休み休み。
ゆっくり歩いて右の沢に着地、さらに4分ほどで小渋川の河原に到着した。
〈小渋川〉1時間18分ー計画は1時間30分
運動靴に履き替える。すでに足がガタガタで心配だったが、歩き出せば軽快な足さばきだ。すぐに高山の滝。昨年この辺で苦労したのは写真のとおり。そこをあらためて見たかったので、この尾根下りを選択したこともあったのだ。
何度か通った河原だが、毎度大水も出るのだろう。河原の様子が変わっているところもあり自然の力に驚く。
七釜橋の上と林道で2組3人の方とすれ違い、無事に車に戻った。
12時間50分の予定を10時間49分。まあまあ順調で、余裕の計画にしていたことも幸いだった。
ワタシらしい山の日、あの辺の山を独り占めしていました。(^^)
ヒトにはお会いしてしまったが(笑)、このコースでは無理もないでしょう。
もうひとつ、翌日はそれなりの筋肉痛。これを書いている明日には、また登らなくては・・・・頑張ろう♪
コメント
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漠然と小渋川憧れていて赤石大沢踏んで湯折周回出来ないかと思って地図検索したらyama-takeさんのこのレコです。
木樽山からなら下れそうですね。
まだヴァリエーションルート歩き始めたひよっこですがyama-takeさんのレコは冒険心かきたてます。
場数踏んでいろんなルート歩きたいものです。
tomhigさん おはようございます。
よくこの地味なレコを見ていただきましたね。
2012年5月にはこの下りで失敗していますし、失敗だらけです。それもまた楽しいのですけど
こんな風に考えているとルートは無限にあるので、終わりがありません。
気をつけて歩いていきたいです。
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