【甲相国境の一部を歩く】音久和-鐘撞山-大室山-加入道山-畦ヶ丸-西丹沢自然教室
- GPS
- 09:09
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 1,953m
- 下り
- 1,769m
コースタイム
-10:38神ノ川ヒュッテ分岐-11:19大室山-11:25犬越路分岐11:36-12:14前大室
-12:26加入道山-12:41白石峠12:48-13:34バン木ノ頭13:40-14:01モロクボ沢の頭
-14:27畦ヶ丸14:34-15:06善六ノタワ15:11-16:44西丹沢自然教室
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
橋本駅-三ヶ木 神奈中バス 三ヶ木-音久和 津久井神奈交バス 西丹沢自然教室-谷峨駅 富士急バス 谷峨-松田 JR御殿場線 松田-玉川学園前 小田急線 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・折花橋への分岐地点には、道標がありません。神ノ川キャンプ場から登ってきた 時、踏み跡通りに進むと折花橋方面に行く可能性があります。目印は右手の木にく くりつけられた“ヒメサユリ山の会”さんの“鐘撞山⇔神の川キャンプ場”と書か れたプレートです。ここで右手の尾根筋に進みます。 ・上記尾根筋には、たくさんの木(間伐?)が横たわっており、一瞬道を間違えて いるのでは?と思いますが、そのまま進むと鐘撞山に着きます。 ・鐘撞山から少し降り、標高934m地点で右に進路を変えた後、急激な登りになりま す。這うようになんとか登りましたが、ここを降ることを想像すると、恐ろしくな りました。 ・神ノ川ヒュッテ分岐から大室山までと、バン木ノ頭からモロクボ沢の頭までの日陰 部分には雪が残っていましたが、滑り止めを使うほどではありませんでした。 ・大室山から先はきちんと整備されており、迷うこともありませんでした。昨秋の 大雨で、西沢の木橋が流されたと聞いていましたが、以前より高い位置に復旧され ていました。 |
写真
感想
新年最初の山行、どこに行くかは昨年の締め括り時に決めていました。檜洞丸への登りの途中で、そのどっしりと腰を据えた精悍な姿を見たときに。裏丹沢の重鎮、大室山です。
大室山へは、昨年6月に西丹沢自然教室から犬越路経由で登り、道志側へ下山したのですが、ヤマビルを回避したつもりがブユに咬まれて、後々までその痒みに泣かされたり、あわや遭難寸前(と思っただけですが)になったりと、散々な思いでした。この季節ならブユの心配もありませんので、リベンジをはかるべくチャレンジしようと思いました。
今回、初めてトレッキングポールを使ってみました。これまでは「補助具に頼らずに自分の脚で歩こう」などと考えていましたが、昨今、降りで膝を痛めることが多く、何か対策を講じねばと思い、サポートタイツやポールの情報を集めていたところ、たまたまフラッと入った登山用品店で、「買うならコレ!」と思っていたポールが3割引きとなっていて、この山行の前日に衝動買いしてしまいました。この時の買物が今回どんなに役立ったか、下山時に知ることになろうとは…
前回は西丹沢から道志みちへ抜けたので、今回は逆コースを辿ることにし、同じ道はつまらないと思い、音久和バス停から鐘撞山経由で大室山を目指すことにしました。そのまま県境の尾根を歩き、下山は畦ヶ丸から西丹沢自然教室へ、もし途中でへばるか目標タイムを下回るようなら、道志みち側へ戻る、もしくは犬越路か白石峠から用木沢出合経由でショートカットする計画を立てました。
音久和バス停 07:40 (07:36)
鐘撞山 09:45 (09:28)
神ノ川ヒュッテ分岐 10:35 (10:38)
大室山 11:25 (11:19)
加入道山 12:25 (12:26)
白石峠 12:40 (12:41)
バン木ノ頭 13:35 (13:40)
モロクボ沢ノ頭 14:00 (14:01)
畦ヶ丸 14:25 (14:27)
善六ノタワ 15:10 (15:06)
西丹沢自然教室 16:40 (16:44)
(括弧内は、実際の到着時間)
初めのうちは、天気も良いこともあり気分良く快調に歩けました。これから登る大室山が、朝日を浴びて光輝いています。登山口からは、ルンルン気分でおニューのトレッキングポールを持ち、軽快なリズムを刻みますが、鐘撞山先の急登で気分は大きく変わってしまいます。その急登は予想を遥かに超えるもので、一気にペースダウン、いつものように休憩時間を稼ぐことができません。ユーシンから大石山への登りもきつかったのですが、比較にならないくらいでした(実際はさほど変わらないかも、「喉元すぎれば熱さを忘れる」か?)。
大室山山頂へは、奇しくも前回とまったく同じ時間に到着するも、行動食をとっている間に時間はどんどん過ぎていき、遅れをとってしまいます。とは言っても、ほぼ予定時間通りで歩けているので、想定通り畦ヶ丸を目指すことに決めました。
加入道山に向けて降り始めたところで問題発生です。左膝に違和感が生じ、段差を降りる度に痛みが増していくようになりました。ポールの力を借りて、なんとか降りている状況です。白石峠のベンチに座り、用木沢出合に降りるかどうか迷いましたが、フラット路や登りでは痛みはありませんでしたし、時間もそう遅れてはいなかったので、そのまま県境を歩き続けました。
今にして思えば、これが大きな間違いでした。県境尾根のアップダウンを繰り返すうちに、症状はどんどん悪化していきます。なんとか畦ヶ丸に辿りつくも、ここからの降りは半端ではありませんでした。西沢の河原を歩く際は、ゴロ石に左脚をのせる度に膝に痛みが走ります。堰堤横の階段では、横向きになって各段で両脚を揃えて歩く有様でした。バスの発車時間が気になるため、気持ちも焦りました。自然教室へ渡る鉄橋が見えた時は、本当にホッとしました。
膝痛の原因は、昨今の山行でちょっと無理をし過ぎたからだと思いましたが、念のため整形外科で診てもらいました。結果は予想通りで、骨には異常がなく靭帯の炎症とのことでした。しばらくは無理をせず、軽めの『リハビリ山行(?)』でトレーニングしたいと思います。
トレッキングポールの効果は絶大でした。降りはもちろん、急登する際のバランス取りや平地での歩行リズム作りにも役立ちます。特筆すべきは、トラバースの際に山側にポールを突いて体重をかけられることです。少し前まで何も持たずに歩いていたことを想像できないほどです。おススメです。
前回に続き、スマートフォンを使ってGPSログをとりました。今回はバグも発生せず、ほぼ行動通りの結果となり満足しています。電池喰いは相変わらずで、途中で予備電池から充電しなければなりませんでした。
同じバスで音久和バス停に降りた一人です。
私は折花橋先から登り鐘撞山から大室山に辿りました。40分遅れで大室山でした。途中、一人の踏みあとがあったんので先行者がいるかのと思っていました。ー
しかし、こんなマイナーなコースを歩くしかも同じ日にと驚いています。
Hasemmyrさんは更に、加入道山、ー畦が丸へと行って、17時台のバスにまにあったのには、ますます驚きました。
bunagasukiさま
当方も、この時期のあのバスに10名を超える人が乗り、しかも音久和で他に2名も降りる方がいらっしゃるとは思っていませんでした。
bunagasukiさまと同じく、丹沢を中心に歩いていますので、またどこかでお会いできれば幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
hasemmyrさん;
そうですね、どこかでお会いしたときにはよろしくお願いします。
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