槍ヶ岳 北鎌尾根

2016年08月08日(月) ~ 2016年08月11日(木)

• GPS: 80:00
• 距離: 40.9km
• 登り: 2,381m
• 下り: 2,379m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:10
• 休憩: 1:20
• 合計: 10:30

5:00 上高地バスターミナル
10:10 11:20 赤沢岩小屋（ババ平）
13:20 13:30 水俣乗越
15:30 北鎌沢出合

2日目

• 山行: 8:40
• 休憩: 0:20
• 合計: 9:00

5:00 北鎌沢出合
7:30 7:50 北鎌のコル
14:00 ビバークポイント

3日目

• 山行: 2:00
• 休憩: 0:20
• 合計: 2:20

5:30 ビバークポイント
7:10 7:30 槍ヶ岳
7:50 槍ヶ岳山荘テン場

4日目

• 山行: 8:20
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:20

6:10 槍ヶ岳山荘
14:30 上高地バスターミナル

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

沢渡から上高地入り

コース状況／危険箇所等

登山道ではないため道標・エスケープルートはなく、一般的に見れば大変危険。
途中まで行ってやっぱり無理だったという訳にはいかないので、安易に挑戦しない方がいいです。

写真

北鎌沢右俣
地味に体力を削られます。
沢登りで出てくる詰めに慣れてないと、稜線へのルートが分かりづらいかもしれません。

独標

独標の向こう、かすかに槍

独標巻き道

独標巻き道

稜線通しにこだわると後悔しそうなので、巻けるとこは巻きます。

ここも巻いちゃいましたが、稜線行った方が安全だったかも。

ビバークポイントから槍。

北鎌平手前、巻き道途中のビバークポイント。
テント1張が十分張れる広さで快適でした。

槍

左側のチムニーを登りましたが、ここは止めた方がいいです。
もっと右側に王道ルートのチムニーがあり、そっちにはロープもあってより安全に登れるみたい。

頂上直下から

槍から見る日の入

感想

shenlin

久しぶりの北アルプス、北鎌に行ってきました。
沢渡に立派なバスターミナルができててびっくり。
水俣乗越→北鎌沢右俣→北鎌コル→槍ヶ岳

体力勝負のコース。
イメージとしては、涸沢→奥穂→西穂のコースから登山道・山小屋・エスケープルートをなくした感じ。

技術的には、ジャンダルム奥穂側の壁をロープ使わずに楽々上り下りできるくらいが最低条件な気がします。
ルート取りによっては更に難しい場所も。

今回は初挑戦で単独行のため、ビバーク前提でテン泊重装備。
念のためロープも持っていきましたが、重くて邪魔でした。
北鎌沢出合1泊、北鎌平手前で1泊。

独標は巻き、その他のピークは巻き・直登織り交ぜて、より安全そうなルートを選択。
ただ槍直下でルートミスし、王道チムニーの1つ隣を登ってしまい、久しぶりに恐怖を味わいました。
登攀グレードでいうとたぶん�靴�らいで守備範囲でしたが、重装備と高度感のため緊張。
今思えば、あそこは引き返して王道ルートを探すべきでした。

あと、独標手前のビバークポイントにゴミを焼いた跡があり、酒の空き缶が10個以上放置されていました。
酷いことをする人たちがいるものです。
アルミ缶は燃えないということを、その人たちに教えてあげたい。
ゴミを持って帰る体力がないなら、ここに来るなと言いたい。
ただ、そのゴミを回収する余裕がなかったことが悔やまれます。申し訳ない。

今回北鎌を登っている間は、1日1食、あとはウィダーインゼリーで乗り切り、下世話な話ですが大はしてません。
ゴミはもちろん持ち帰り。
小はすみませんが、何度かしました。