【塩見岳・間ノ岳・北岳】Viva! 山の日(^▽^)/ 好天続きの南ア稜線歩き(鳥倉登山口〜三伏峠〜塩見岳〜熊ノ平〜間ノ岳〜北岳〜広河原)


- GPS
- 24:51
- 距離
- 33.3km
- 登り
- 3,403m
- 下り
- 3,651m
コースタイム
- 山行
- 2:18
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:28
- 山行
- 10:05
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 11:01
- 山行
- 10:00
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 11:10
・2日目以降、スマホでGPSが捕捉できなくなってしまいました。これで2回連続(泣)。同行者からログをもらっています。
天候 | 1日目:晴れ 2日目:晴れ 3日目:晴れ 時々 曇り 非常に天候に恵まれた3日間でした(^▽^)/ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
◇自宅〜伊那大島(2,370円:青春18きっぷ) JR埼京線・大宮行 05:29 戸田公園発 05:36 武蔵浦和着 JR武蔵野線・府中本町行 05:45 武蔵浦和発 06:11 西国分寺着 JR中央線・高尾行 06:14 西国分寺発 06:29 八王子着 JR中央本線・松本行 06:33 八王子発 09:41 岡谷着 JR飯田線・豊橋行 09:45 岡谷発 11:51 伊那大島着 ◇伊那大島〜鳥倉登山口(2,490円:荷物持ち込み代込み) 南アルプス登山バス鳥倉線 12:10 大島駅発 14:00 鳥倉登山口着 http://www.ibgr.jp/wp-content/uploads/ccefa973b83adea68cd4da548ed3e640.pdf → 松川インターから(と思う)の乗車2名、伊那大島から9名で合計11名の乗車でした。 → 途中、「塩の里」で10分程度、停車します。が、めぼしものはなく・・・ ■帰り ◇広河原〜甲府(2,050円) 南アルプス市営バス(最終) 16:40 広河原発 18:30 甲府着 → 3台体制。おそらく、全員が座っていくことができたのではないかと。 → 途中、トイレに行きたい方のためにトイレ立ち寄り。小学生のバスみたい・・・ その影響と渋滞の影響とで、甲府駅には15分遅れで18:45到着でした。 ◇甲府〜自宅(2,370円) JR中央本線・大月行 18:59 甲府発 19:47 大月着 JR中央線特別快速・東京行 19:54 大月発 21:41 神田着 → 本当は新宿で降りて乗り換えしたかったのですが、寝過ごし・・・ 京浜東北線経由で自宅に帰ります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体によく整備されており、道に迷うようなところはありませんでした。 反対の南下コースの場合、岩場が下りになります。岩場が登りになる分、今回の北上コースの方が楽なのではないかと思いました。 ■鳥倉登山口〜三伏峠 ・樹林帯をひたすら登ります。木のハシゴが滑ります。 ■三伏峠〜塩見岳 ・三伏山、本谷山ではいったん、森林限界を越えますが、塩見小屋手前までは樹林帯歩き。 ・塩見小屋手前の「あと少し」の看板から、結構な距離がありました。 ・塩見小屋を過ぎるとガレの急登が続きます。山頂手前は岩場。 ・東峰も西峰も、狭い山頂です。東峰を少し、仙塩尾根側に下ったところに開けたところがあり、我々はそこで休憩しました。 ■塩見岳〜熊ノ平 ・北俣岳分岐に向かう途中、地図にない左斜面を大きく下る道があります。どこに通じているのかわかりませんが、間違ってこちらに行くと大変なことになりそう。 ・北俣岳からの下りはガレ・ザレミックスの急登。滑りますので要注意です。 ・森林限界の上に出たり、樹林帯を歩いたりを繰り返します。特に森林限界より上を歩いているときの景色は非常によいです。 ■熊ノ平〜間ノ岳 ・三峰山の手前は岩場になっています。 ・間ノ岳に向かっては、ガレの急登です。 ■間ノ岳〜北岳 ・間ノ岳を過ぎると、急に人が多くなります。 ・森林限界を超えた、気持ちのよい稜線歩きです。 ■北岳〜広河原 ・人が多く、狭い場所が多いので、すれ違いで渋滞しがちです。我々は、肩ノ小屋に下りる途中の岩場で10名ほど、肩ノ小屋から少し下ったところの岩場で30名ほどの団体さんとのすれ違いで渋滞しました。 ・草スベリは池・テン場が見えてからが長く、途中で萎えてきます。。。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(70L)
ザックカバー
クッカー
ガスボンベ
コッヘル
食事(朝・昼・夜:いずれも2食分)
非常食
ハイドレーション
ソフトボトル
水
レインウェア
ダウンジャケット(上下)
帽子
手袋
ストック
ヘッドランプ
ライター
サングラス
地図
スマホ
カメラ
ロールペーパー
救急用品
サバイバルシート
予備靴ひも
携帯簡易トイレ
保険証
タオル
テント
シュラフ
エアマット
サンダル
Kindle
LEDソーラーランタン
バッテリー
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備考 | ・今回からLEDソーラーランタン(MPOWERD)登場しました。軽量で長持ち、出力も十分。日中の山行時にリュックにぶら下げて充電すればOK(雨の日はどうする?という話はありますが・・・)で、非常に使い勝手が良かったです。 |
感想
会社の夏休みが8/10から。
8/11の、山の日から夏休みの会社が多いのではないかと推測。
そうであれば、混む前にテント背負って縦走に行くしかないでしょ!ということで、ずっと歩きたかった仙塩尾根を候補に、3〜4ヶ月前から計画を始めます。
とはいえ、混むのを避けて2泊3日前提だと、仙丈ケ岳まで歩くのは時間的にシンドイ感じでしたので、現実的な間ノ岳・北岳経由で。
ちょうど、テン泊してみたいと言っていた会社の山仲間に話をすると、「超前向き」ということ。
テン泊初めての方ですが、100kmマラソンを10時間を切るタイムで走ったり、ハセツネを走ったりで、脚力には問題ない(というか、十分すぎる)方。
初めてテン泊だとキツイ行程だとは思いましたが、それだけ脚力があれば大丈夫だろうと、予定通りに進めることにしました。
■1日目(鳥倉登山口〜三伏峠小屋)
核心部は鳥倉登山口に入るまででしょうか。。。
公共交通機関でのアプローチの悪さは折り紙付きです。
しかも、特急を使っても早く到着できるわけでもなく、家を出るのが1時間遅くなるだけ、いっぱい山に行きたいので節約したいという理由により、青春18きっぷを使った各駅停車の旅。
家からたっぷりと8時間半をかけて、鳥倉登山口に到着です(疲れました・・・)。
非常に天気がよい中、三伏峠まで樹林帯をひたすら登ります。
三伏峠に着くと、テン場の受付とビールの購入を済ませ、テントを張ります。
テントを張ったあとは、すぐに水場へ。
下る途中で、TJAR(トランスジャパンアルプスレース)のチェックポイントを見かけます。
7月末に南アの南部を歩いた際、赤石避難小屋でTJARの話題も出ていたのですが、すっかりと忘れておりました。。。
水を汲んで、食事にしようかとノンビリしているうちに、21番の選手がやってきました。
(帰ってから調べたら、2位の紺野選手だったようです。)
しばらく休んだ後に、暗くなる中を出て行かれていました。う〜ん、スゴイ・・・
我々はそんな元気もなく、20時には就寝です。
夜中に目が覚めでゴロゴロしていたタイミングにも、何人かが到着した雰囲気がありました。
■2日目(三伏峠〜塩見岳〜熊ノ平小屋)
2時ごろに目が覚めると、うっすらとガスがかかっており星は見えず・・・
あまり天気が良くないのかと思っていたら、明るくなるタイミングでは、すっかりいい天気に。
歩き始めてほどなく、TJARの選手にすれ違います。
この日は結局、15人くらいの選手とすれ違いました。
これだけの過酷なレース、選手には悲壮感が漂っているのではないかと思っていましたが、さわやかな人ばかりでした。
私は、ペースを守ってもらうため登りでも下りでも道を譲る、少しでも励みになればと「頑張ってください」と声をかける、の2点を心掛けていました。
ところが、彼らもちゃんと道を一般登山者に譲ってくれようとするし、声をかけると必ず「ありがとうございます」って返してくれますし。非常にいい感じ方ばかりでした。
中には、何日くらい歩いており、あと何日くらいでゴールに着くという話にお付き合いいただいた選手もいましたし。
(足を止めさせてしまって、申し訳なかったのですが・・・)
なんとなく勝手に思っていた大会のイメージから、イメージが(いい方向に)変わりました。
山行は天気にも恵まれて、最高の一日(ただし、暑かったですが)でした。
塩見岳山頂直下の岩場アスレチックも楽しいですし、何よりも雄大な景色を眺めながらの稜線歩きが最高でした。
行程は長くなりますが、それを補って余りある行程でした。
熊ノ平小屋の手前になると、同行者が「疲れた」、「心が折れた」、「ドMだ」と言い始めます。
普段、100kmを走っている人が何を言うか、と思っていたら、重い荷物を背負って山道を歩くのは「種類が違う」ということ。
う〜ん、なるほど。確かに、逆に100km走れと言われたらムリですものね。妙に納得してしまいました。
もっとも、翌日はずっと元気な同行者。オチとしては、カロリー不足、塩分不足だっただけではないかと・・・
熊ノ平小屋に到着すると、すでにテン場はいっぱい。
25張ということで、それほど広いテン場ではありませんので、しょうがないですね。
なんとか空きスペースを見つけて、テントを張ります。多少、傾いているとことでしたが、ぜいたくは言えません。
結局、19時には就寝、ちょうど0時にいったん目が覚めますが、それまでも、そこからもグッスリです。。。
■3日目(熊ノ平小屋〜間ノ岳〜北岳〜広河原)
周囲の動き出しが早く、3時にはシュラフから出ます。
が、チンタラしていて、出発は予定通りの4時半。
登り始めて20分くらいで、ヘルメットをかぶったTJARの選手とすれ違います。
この時間に歩いているということは、夜通し歩いていたということなのでしょうね。
結局、この日にすれ違ったTJARの選手はこれで最後でした。
ゼッケン番号は覚えていませんが、最後まで無事に完走できることを祈りました。
この日も天気は最高。
熊ノ平小屋を出て30分ちょっとで森林限界を超えると、そこから先は素晴らしい景色が待っていました。
間ノ岳山頂からは、日本の3,000m峰のうち、立山以外は全部、見えていたのではないかという感じ。
北岳山頂に到着したころには、だいぶ雲があがってきてしまっていましたが、それでも富士山、仙丈ケ岳ははっきりと。
まあ、それまでは最高の景色を十分に堪能しましたし、北岳からの景色は次のお楽しみに取っておくことにします。
ただ、間ノ岳から先は、人が多いのが難点ですね。
どうしてもすれ違いに時間がかかり、想定よりも時間がかかってしまいます。
中でも、肩ノ小屋を下ったところでの30名くらいの団体すれ違いは参りました。
間を空けながら歩いている方がいたこともあり、体感で5分くらい(ということは、もう少し短いかも)は待ったと思います。
想定していたよりは少し遅れましたが、最終バスの出る1時間前には、無事に広河原に到着。
3日間、天候にも恵まれ、充実の縦走でした(^^♪
さて、オマケで帰り道。。。
バスで甲府駅に到着したのが18:45頃で、電車が18:59発。
ちょうどいい時間だということで、駅前のファミリーマートで食事、酒を買い出して電車に向かいます。
ホームに降りて空いている席を探しますが、それなりに混雑しており、空いているところが見つかりません。
最後部車両まで行くと、会社のヤマノボラーの方がおひとりで座っています・・・
その方と帰りの電車でかち合うの、今年に入ってから2度目です。
合流して、一緒に帰途につきます。
最後にびっくりしましたが、おかげさまで楽しく帰途に着くことができました。
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