三陸・五葉山〜日の出岩(お盆休み父子山行〜『奇跡の一本松』にパワーをもらう!)
- GPS
- 04:20
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 641m
- 下り
- 627m
コースタイム
- 山行
- 2:51
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 4:13
天候 | 終日晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路は赤坂峠から唐丹(とうに)方面へ下り(こちらは比較的幅員広め、カーブも緩く走りやすい)、釜石・仙人峠道路〜釜石道(東和ICまでは無料区間)を経由し花巻・北上方面へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース中、およそ一合おきに標識あり。稜線上の縦走路含め、特段の不明・危険箇所なし。(賽の河原からの下降路では、ショートカットの真っ直ぐなルートもありますが、時間的・コース的にも大差なし。) 稜線上に、しっかりした造りの避難小屋・石楠花荘あり。水場・トイレ併設。 |
その他周辺情報 | 大船渡(日頃市)側山麓(県道至近)に日帰り温泉・しゃくなげの湯っこ「五葉温泉」あり。大人600円、午後9時閉館。 |
写真
装備
備考 | 水分消費量:親子3名でペットボトル(ソルティライチ)500ml×2本、ゼリードリンク2本+水300ml。(往路必要分<+α>のみ持参すれば、帰路分は石楠花荘前の水場で補給可。) |
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感想
栂海新道大ツアーの疲労も5日間ほどで何とか回復。お盆休みの家族帰省旅行のついでに、ちゃっかり東北唯一の300山未踏峰・五葉山親子ハイキングを行程に組み込みます。今年は「山の日」が制定され、お盆の帰省ラッシュも分散。12日夜からほとんど渋滞もなく、長者原SAで仮眠の後、岩手県・三陸路へ入ります。
山登り前、陸前高田の復興のシンボル「奇跡の一本松」をおよそ5年ぶりに再訪、合掌。高田の町自体は少しずつですが高台移転など復興も進む中、ここ周辺は相変わらずの荒涼とした風景が拡がります。そんな中、一本だけスックと空に聳え、復興の槌音を見守る一本松からは、何故か不思議なパワーをもらえる感じです…。
大船渡から細い県道を赤坂峠に上がり、他にも多くのハイカーを見ながら父子3人で身支度。やや体調不良の連れ合いは車で留守番です。今日も朝から快晴無風、午前10時前で暑さも半端なく、親子揃って虫除けスプレー+ネット、日焼け止めクリームなどでしっかり武装、登山口の祠に安全登山のお参りし、久々の父子ハイキングに出発です。移動の車内でタップリ熟睡のムスコ二人は出だしから元気溌剌、すぐに息の上がったオヤジを置き去りに、快調なペースで緩やかなコースを登っていきます。
時折展望が拓け、山麓の鷹生ダムなどを見下ろしながら樹林帯の路を登っていき、岩のゴロゴロした賽の河原を通過。ほどなくベンチがあり、休憩に最適な畳石着。ここがコース全体の三合目、暑さに負けぬよう3人でゼリードリンクを注入。やや勾配の急になったルートを息を切らせて登るうち、七合目を過ぎ、二つの祠を見送るあたりから少し傾斜も緩くなります。時にスマホの電波も入るようで、何故かこの辺りに設定された「ポケスポット」やジムに、現代っ子のムスコらはテンションアップ…。いつしか植生も変わって、シャクナゲゾーンに入ると、やがてその名もズバリの避難小屋「石楠花荘」に到着。ここには水量豊富で美味しい水場もあり、機会があれば一度泊まってみたい、ステキなロケーションです。広場の一角からは、リアス式海岸が見下ろせる展望スポットもあり、ムスコらもポケモンGo!よりリアルな景色を楽しんでいるようです。
日枝神社で稜線上のルートに合流、ハイマツやシャクナゲの灌木帯を緩やかに登っていくと、立派な標石の建つ五葉山山頂に到着。展望は最高、日陰はありませんが、だいぶお腹も減ってきたので、ここで楽しいランチタイムとします。記念撮影の後、腹ごなしに本山域の最高点、日の出岩へ。ハイマツやガンコウランのプロムナードが眼前に拡がり、標高わずか1,300m余の低山帯とは思えないアルプス的景観の下、ほどなく日の出岩到着。好天の下、父子でピークを踏めたことに感謝です。岩のテラスに登り、しばし四周の展望を楽しみ、そろそろ下山しましょう。
帰路は往路以上に快調なペース、石楠花荘でお楽しみのフルーツ缶を味わい、冷たい水を土産代わりにペットボトルへ詰め込みます。ここからの下降路は更にスピードアップ、往路の半分ぐらいの時間で畳石到着。途中からはショートカットの真っ直ぐな路を進み、午後2時前、無事に連れ合いの待つ赤坂峠帰着。ムスコ二人は下山後も余裕しゃくしゃく、「チョロい山だったね」などと生意気なことを言っていますが、標高の割に結構な高度感や海山の展望を楽しむことができ、親子共に大満足の山歩きでした。県道を下り、盆休みの買い物客で賑わう釜石のスーパーで土産など買い込み、一路家内の実家へ車を飛ばします。
ムスコらを道連れに、これで300山も294座目を踏破。残る山々のいくつかは、これまでの放浪と不義理の埋め合わせで、今回のように家族旅行を兼ねて出かけようかと考えています。目標達成後の「燃え尽き症候群」防止のため、そろそろ新たなヤマラー人生の目標設定も真剣に考えないと…。
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