薬師岳・テント泊 〜いろいろあったけど大満足の2日間〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 26.4km
- 登り
- 2,215m
- 下り
- 2,215m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:50
天候 | 8/13…晴れ☀→曇り☁ 8/14…晴れ☀→曇り☁→雨☂ 両日ともに、風は弱め |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●流杉IC から ・「大山」方面に従って、新常願寺橋の西詰へ。 ・新常願寺橋を渡ってすぐを右折、右岸道路を進む。 ・突き当たったr35を左折、突き当たりを右へ。 ・あとは道なりに。途中の交差点で「有峰」の方向へ。 ●立山IC から ・ICから真っ直ぐ進めば問題なし。途中からは「有峰」の表示があります。 ・東京方面からなら、立山ICの方が近いです。 ※コンビニは、立山アルペン村向かいの「セブンイレブン」以奥にはありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎全区間を通してよく整備された道です。 【有峰臨時駐車場〜折立】 ・普段はあまり使われない道。踏み跡はしっかりあります。 ・急斜面の九十九折が下りは危険。あとは真川を渡渉するところ、水量によっては危険。 【折立以奥】 北アルプスの主要道なので、異常な位よく歩かれている道で、道としての危険は ほとんどないかと思います。 木々のない尾根歩きとなるので暑さがしんどい。また、途中の石畳状の道は、歩 きづらさを感じるかもしれません。 ○薬師峠キャンプ場 ・700円/人。水は豊富、トイレはあります。 |
その他周辺情報 | 亀谷温泉・白樺ハイツ(富山市大山町) 610円/310円 参考:http://www.shirakaba-toyama.com/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
前々から準備して…対案を3つも用意して…テント装備もじっくり検討して…登山コースだけでなく下山後のあれこれも調べ尽くして…万全の状態で乗り込んだはずが……
やっぱり起こりました(笑)。予想外のことがいろいろと…
「薬師岳に登りたい!」というのは前々からあって、去年あたりまでは山小屋泊でゆっくり行くにはちょうどいいかなぁ〜なんて思ってましたが…
去年の暮れ頃から、なぜだか我が家のテント泊志向が急に強くなり、薬師岳はテント泊で行かない?という話になり…
決行に至ったわけです。
<初日>
天候を見て、予定を一日早めて帰省地の岐阜を出発。
東海北陸道で富山平野に抜けると、まずまずのいい天気。テンションも↑気味で登山口へ。
が…有峰記念館のところで、何やらボードを持った係員が…嫌な予感…。奥への道には「満車」の表示……ますます嫌な予感……。
で、嫌な予感が的中。山の日以降、登山者が多すぎて折立に停まれないから、この奥の臨時駐車場に停めて折立まで「遊歩道」を歩いてくれ、と。
どうしようもないので、とりあえず臨時駐車場へ。
さて…どうしよう…折立まで徒歩1時間と説明されたけど、山と高原では1時間半。
この時点での選択肢。
1.予定通り薬師峠まで向かう。(この場合、CT6:50)
2.折立が空くのを待つ。
2の方が早いかも分からないけど、折立が空く見込みはまだ無いわけで、だったら少しきつくても1を採った方がいい、ということで4人全員一致。
用意をして出発。例の「遊歩道」なる道へ。
最初は順調に登っていたはずが、途中で娘が不調を訴え始め、何度も休憩。階段でのペースの乱れと、暑さが原因かな…?
数歩進むごとに止まってしまうんで、一旦座ってゆっくり休憩。
とりあえず折立まで、と言って歩き始めると、娘が突然復活。今度はついていけないほどに飛ばし始めるという…まあ現金なやつで。
折立まで1時間半。娘の調子が戻ったので、このまま薬師峠まで行けると判断。予想通り、娘はガンガン飛ばす(笑)
順調に太郎坂、と思いきや、今度は息子が不調。15Kgの荷物と急坂がなかなかきつかったよう。
五光岩ベンチの手前まできても、息子がなかなか調子が上がらないので、ここで、父と娘が先行し、テント場の確保をすることに。
先行組は快調に登って、薬師峠に到着。なんとか幕営地を確保したところで、後発の母と息子も到着。
<二日目>
4時過ぎに出発。
薬師平までくると黒部五郎さんから槍まで一望!テンション上がりつつ、薬師岳山荘への登り。登れば登るほどいろいろな山が見えだすので足取りも快調。
反対側の雲の上に白山。気分は最高潮。
尾根にたどり着くと今度は向こうに大日三山。去年北アデビューをした山。懐かしい〜と思いながら薬師岳山荘。
はやく山頂に行きたいけど、ここは一旦休憩。ここは標高2700m、高山病の危険もあるしね…
山荘からもガレ場の登り。急斜面だけれど、九十九折りの登りなので思ったより楽に避難小屋へ。標高2890m。
展望も凄いです。御嶽から唐松までずらりと。足元はカール。
そして、薬師岳山頂!
……いやぁ〜、すばらしい!北薬師岳の奥に雲を隔てて立山連峰、黒部川の向こうには薬師見平と赤牛岳、北へ北へ続く後立山、雲ノ平の向こうに槍穂…、雲ノ平を囲む黒部源流の山……
結局、1時間近く山頂にいました。
薬師峠に戻って、テント撤収。天狗岳で、雨の中一度やっておいたおかげで、スムーズに撤収完了。
太郎平小屋まで地味にしんどい登りを終えたら、お待ちかねのお昼!
雄大な薬師岳を見ながらのカレー、美味しかったです。
腹ごしらえをして下山開始。五光岩ベンチあたりまでは、展望にも励まされてかなり順調に下山。三角点までもまだ大丈夫。……
太郎坂がつらい。ひたすら黙々と下って、やっと折立に到着!!!
…
しかし、まだ終わらない(笑)ここから100mの登り返し。そして200mの下り。(笑)
薬師山頂から1600m下ったうえでの、このアップダウン。しかも結構な急坂。最後はとどめの車道を歩いて、やっとの思いで車に帰還。
いやぁ〜しんどかったねぇ〜、なんて話していたら、今度はぽつぽつと雨が降り出す次第(笑) 雨は一気に強くなってきて、落ち着く暇もないまま車の中へ…
温泉でやっと一息入れて、二日間の山行もおしまい。
いろんなことがありましたが、結局大満足の山行。忘れられない思い出になりました。
次来るときは折立まで入れることを願います。(笑)
太郎平までの木道で見かけた気がします
オスプレーのリュック背負って、元気ハツラツに登って行かれてました。
周りの大人の人達に元気だね〜って声掛けられてて、私もおんなじ風に思ってました。
その横で、我が家の娘達はヘバッてベンチでだらだらしてました
下り坂になりかなって思ってましたが、全然良い天気でしたね。
我が家ももう一泊、薬師峠で刻めば…と少し後悔しました
コメントありがとうございます。
娘、ちょうど元気だった頃ですね。折立までの道ではダラダラだったのに
14日、確かに天気良かったです
utaotoさん、薬師岳は数年前に既に登られているんですね。子供たちは同じような年齢なのに、すごいです。
テン泊で北アとは羨ましい限りです!
流石北アどこを切り取っても絶景で、ご家族皆さんの笑顔で素晴らしい山行だったとひしひしと伝わってきました♪
自分達も今年はテン泊!と半年前から準備していたのですが曇取山娘の体調が、金峰山・瑞牆山は仕事で休みが取れずとなかなかテン泊デビュー出来ずに二人とも悶々としております(笑)
uedさん、こんばんは。
テント泊、荷物は重いですが、達成感や自由度は山小屋泊とは全然違いますね。
雲取山、金峰山……テント泊デビューには良さそうですね。
uedさんのテント泊レコ、楽しみにしております
北アルプスでもっとも美しい山といわれている 薬師岳をファミリー テン泊山行 うらやましい限りです。
お子様たちは、重いザックを背負いながらも、凄い頑張り屋さんですね。
天気も良かったようで、山々の絶景も、写真で十分楽しませて頂きました。
予想外のことが、色々あったようですが 、それも含めて、2016 夏
最高の思い出となったとのこと レコから伝わりました。 お疲れ様でした。
薬師岳、確かに美しい山でした。
太郎兵衛平あたりから見る薬師岳、本当に日本じゃないみたいでした。
予想外のこと…折立まで入れない、なんていうのは滅多にないことだそうです。山の日の制定が要因らしいです。
まあ、昔の人は有峰まで歩いてきて、さらにそこから薬師岳を目指していた訳ですから、それに比べれば、今回余分に歩いた分なんて、ほんの少しの距離ですね。
いい山行でしたが、遠征の後はやっぱり、日光や那須などの近場が恋しくなります。
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