雲取山(峰谷〜赤指尾根〜山頂〜三峰神社)日帰り
- GPS
- 07:55
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 2,152m
- 下り
- 1,690m
コースタイム
09:07花入神社
この後ゲートまで舗装道を歩く
09:32ゲート
10:26赤指尾根との合流点
11:11千本ツツジ
写真を撮ったり時間を過ごし、300m程進んだところで携帯電話を落としたことに気づく。一度、通った道をくまなく探すも見つからず。ほぼ諦めかけたが再度通った道をチェックしたら、雪の上に落ちていた。30分以上のロス
11:50千本ツツジ出発
12:03七ツ石神社
12:07七ツ石山12:13
12:35ヘリポート
12:38奥多摩小屋
13:13雲取山避難小屋
13:19雲取山(2017.1m)〜昼食休憩
13:52雲取山頂出発(10本爪アイゼン装着)
13:59富田治三郎レリーフ
14:09雲取山荘
14:26大ダワ
14:59芋ノ木ドッケ(1946m)
15:05白岩山(1921.2m)
15:16白岩小屋
15:29前白岩山(1776m)
15:35前白岩の肩
15:48アイゼンをはずす
16:00お清平
16:10登りながら「16:45の最終バスに間に合いそうにない」とメール
16:14霧藻ヶ峰休憩所
16:15秩父宮両殿下レリーフ
16:20地蔵峠
16:20「三峯神社まで3.5km」の標識を見て、なぜか「間に合うかも」と思い、ダッシュ開始
16:36山道入口の鳥居
16:40三峯神社バス停
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
07:50奥多摩駅から峰谷行バス〜08:25峰谷バス停着(登山口) ■下山後・・・16:45三峯神社バス停・最終便〜18:00西武秩父駅 18:25西武秩父(西武特急ちちぶ42号)〜19:46池袋 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登り(峰谷〜雲取山頂まで)はアイゼン無しだったが、終盤の急登ではあってもよかったかな、と。山頂から三峰神社までは奥多摩側より雪量が多くかつ硬めなのでアイゼン必須。自分は10本爪アイゼンで丁度よい感じでした。 ・アイゼンさえあれば、とりたてて危険な個所はなかった。 |
写真
感想
今回が年明け初山行。目的は、雪山の様子見と体を慣らせる、などなど。3連休初日で、2〜3日目に妻との小旅行が予定されていたので自ずと日帰りコースに。
仕事でバタついていて実は出発前に計画・準備にあまり時間がとれず。当初頭で描いていたのは、奥多摩駅下車ですぐに歩き始め、石尾根を鷹ノ巣山経由で雲取を目指し、三峰神社に降りるというルートだった。ただ、都心から始発電車で行っても実際ちょっとキツいかな、という感じ。雪がまったく無ければ行けそうだが。
で、実際どうなったかというと、前夜も遅くまで仕事があって準備に時間を食ってしまい気が付いたら朝(!)。一睡もせずに駅へ猛ダッシュ(自転車で)するも、タッチの差でJRの始発を逃してしまい、7時17分に奥多摩駅着、という計画がパーになってしまった。
次の電車に乗りながら、再度ルートを熟考してみた。地図とにらめっこし、バス時刻表もあわせて考えたところ、結論として「奥多摩駅に7時46分着。鴨沢まで行くバスが暫くないので、7時50分発・峰谷行に乗って峰谷から登り始めれば時間が無駄にならなくてよいのでは」と。
アルペンガイドだと、地図上に赤線でルートがあるものの、本文中にサブルート等で取り上げられることもない「マイナーなルート」のようだったが、まぁよしとしよう、と。
バスの終点・峰谷で下車したのは私とあと2人だけだった。その2人は鷹ノ巣山へ向かったので、一人ぼっちのスタートとなった。結局千本ツツジまで、登山者と会うことはなかった・・・。
1/25,000地形図などで見ると、取り付き箇所がゴチャっとして判りにくそうでしたが、バス停すぐのところに表示板があり、石段を登るところからスタート、、、わかりやすかったです。
序盤に舗装道から山道に入る箇所があり、ヤマケイ・アルペンガイドの地図上に「社の脇をぬけていく。道標なくわかりにくい」と書かれていますが、情報が古いようです。
まず「社の脇をぬけていく」ような感じではないし、実際は舗装道の左側(ヘアピンカーブの外側)の山道へ入るところに道標があるので、迷わないと思います。
その後、しばらく樹林帯を歩き「花入神社」を過ぎるとパっと開けて峰谷集落に出ます。ここでいったん左手に行って林道(舗装道)に出たら、そこを道なりにひたすら登っていくだけです。ここら辺もなんとなくゴチャっとしていますが。想像していたより舗装道を歩く時間が長かったです。ちょっと残念か。これも、このルートがそれほどメジャーでない理由なのかな、と。ただ集落を通過しながら、自然とごく普通に共生している人々の生活感を感じられるのは趣深い登山だな、とも思いました。登山道が混み合っていない、というだけでもポイント高いですよね。
舗装道はゲートまで続き、ゲートからは間伐作業用の山道なので、それほど歩きにくくないし、迷いそうな箇所も殆どないです。2、3か所赤テープが出てくるので、そこだけ少し注意していれば。あまり踏まれていないルートかな、という感じはありました。
写真にも書きましたが、赤指尾根の右手を平行にとる道を歩きながら、左上の尾根を感じつつ、いい加減早く尾根に出たくて、赤指尾根との合流点より手前で左に登っていったのですが、それは合流点のわずか手前でしかなかったので、もっと早く上がって尾根を歩けばよかったー、と少し後悔。
そんなこんなでやっと尾根歩きになって千本ツツジを目指します。もうそろそろかな、と思ってからが長くて、、、直前の急坂がやたらキツく感じてしまいました。千本ツツジに着く前に、石尾根と平行に東から西へ走る道が現れますが、その道に乗らず直進して千本ツツジ(石尾根)まで進むべきでしょう。そこからの見晴らしが素晴らしいので!
千本ツツジで鷹ノ巣山の方から来た方と一緒になり、写真を撮ってもらったり少し話をした後、私が先に七ツ石の方へ向かったのですが、10分ほど歩いて携帯電話がないことに気づきました。いつも入れているポケットに。
最初は、写真をとってもらった時にメガネ、手ぬぐいなどと一緒に地面に置いたから、携帯だけ置きっぱなしにしてしまったのだろう、と思い急いで千本ツツジまで戻りました。が、その場所には何もありません。じゃあ道中で落としたのか、と思って雪の上を凝視しながら歩き始めるも、やはり何も見当たらず、また元の地点に戻ってしまいました。
そこで「さっき写真を撮ってくれた方が拾って持っているかも」と思い始めました。でも自分がポケットを探りながら何かアタフタしているそばを通り過ぎて行ったのに、携帯を拾っていて何も声をかけないのもおかしい。
こりゃ神隠しか〜諦めなきゃか〜会社支給の携帯で仕事用だぜ〜どうすんだ〜、、、と登山中止も頭をよぎりましたが、もう1回、と思って来た道を戻ることに。さっきよりもゆっくりじっくり歩いて、雪に埋まったりしていないか目を配って歩いていたら、、、道中に黒い携帯がありました(感涙)。感動の雄叫び。この日一番のハイライトでした(苦笑)。
この携帯紛失で30分超ロスしてしまったので、気持ち的にも急ぐことに。ただ朝食が8時ころだったので、正午に七ツ石山を過ぎ、奥多摩小屋を過ぎた辺りで相当空腹に。どこで昼食休憩を取るか迷うところでしたが、何とか雲取山頂で、と思って先を急ぎました。相当燃料切れ状態だったので、ここから山頂までは本当にキツかったですね。やはり燃料補給は無理せず、ここで、と思った場所ですべきでしょうねぇ。
雲取山頂到着が13時過ぎ。三峰神社発の最終バスは16時45分。ちょっと厳しいけど、いつも下りでかなり時間を稼げるから何とかなるっしょ、くらいに思っていました。
けど、それは甘かったです。三峰ルートは東京側よりずっと雪が深く、かつ硬さもあり、アイゼンがよく突き刺さる感じでした。それはそれで歩きやすいのですが、スピードは無雪期に比べるとだいぶ落ちます。そのためまったく時間が稼げません。下山といってもアップダウンが結構あって、白岩山、前白岩山、と登り降りを繰り返します。最後のダメ押しで、霧藻ヶ峰への登り返しがきた時に「バスは諦めよう」と思い、山行ツイートで「バスは無理だけどヘッドランプもあるし大丈夫です」と携帯からメールしました。霧藻ヶ峰休憩所のマスターとも「もうバスは諦めたから、タクシーかなー」と会話したところでした。
が、地蔵峠を過ぎてすぐ辺りに「三峰神社まで3.5km」という表示があり、その時点でバス出発時間まであと25分でした。思考回路が「おい、平地なら3.5km=25分は余裕だろ。しかも下りならもっと早くいけるんじゃね?」と指令を。「下りなら」って言うけど悪路の分遅くなるだろう、という部分は考慮に入れず、間に合うかも!というスイッチが入って、ここからダッシュし始めました(笑)。幸い、走りやすい道だったので、下りの勢いに任せてとにかくバス停まで走り切ろう、と思いました。途中、時計と残り距離の表示板を見ながら、徐々に「いける」ことを確信し、ついにはバス停にバス発5分前に到着しました。もちろんかなりバテバテです。この日は登りから膝サポーターをしていたので、”後遺症”も殆どなく。
ただ一睡もせずに登ったことや、帰りのバスで汗が冷えてちょっと体調が悪くなったり、翌日からの小旅行が続いたりで、週明け思いっきり風邪をひいてしまい、今日に至ります(号泣)。
※GPSロガーが、登山開始してすぐに電池切れになっていたようで、赤指尾根合流点辺りまでが空白になってしまいました。ので、手作業でログを編集してルートを作成しました。標高+距離グラフが何だかおかしい表示になっていますね。コレは原因不明・・・。
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