尾瀬を歩こう[御池‐元湯山荘‐鳩待峠‐富士見峠‐竜宮‐燧ヶ岳‐御池]
- GPS
- 19:53
- 距離
- 47.3km
- 登り
- 2,093m
- 下り
- 2,106m
コースタイム
- 山行
- 3:14
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 3:59
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 7:36
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 8:56
天候 | 一日目:雨 二日目:曇りのち晴れ 三日目:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
22:30 名鉄BC 発 ↓ 名鉄高速バス 5300円 5:24 バスタ新宿 着 5:35 新宿 発 ↓ 山手線外回り池袋・上野方面 15番線 194円 5:54 西日暮里 着 6:07 西日暮里 発 ↓ 千代田線 取手行き 2番線 165円 6:12 北千住 着 6:31 北千住 発 ↓ 東武鉄道(普)・野岩鉄道 2430円 9:25 会津高原尾瀬口 着 9:50 会津高原尾瀬口 発 ↓ 会津バス 2140円 11:30 尾瀬御池 着 帰り 16:40 尾瀬御池 発 ↓ 会津交通バス 660円 17:00 桧枝岐役場前 着 吉田屋 9:10 桧枝岐役場前 発 ↓ 会津交通バス 1790円 10:30 会津高原尾瀬駅 着 10:49 会津高原尾瀬駅 発 ↓ 野岩鉄道快速 会津高原尾瀬口‐栗橋 2040円 12:04 下今市 着 12:05 下今市 発 ↓ 東部特急けごん20号 指定席820円 12:36 栃木 着 12:41 栃木 発 ↓ 東武日光線 13:12 栗橋 着 13:24 栗橋 発 ↓ JR宇都宮線 14:26 東京 着 14:40 東京 発 ↓ 東海道新幹線のぞみ371号 16:21 名古屋 着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
見晴新道は泥濘多い、笹の切開き歩きづらい。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック類<br />35lザック<br />チェストバック<br /><br />ウェアー類<br />雨具上・下<br />長袖シャツ<br />Tシャツ<br />タイツ<br />短パン<br />ウール靴下<br />アンダーソックス<br />手袋<br />帽子<br />予備下着上下<br />予備靴下<br /><br />ギア<br />サングラス<br />長靴<br />ストック<br /><br />シェルター・寝袋等<br />ツェルト<br /><br />調理道具<br /><br />キャンプ小物<br />水筒<br />ヘッドランプ<br />タオル<br />ロールペーパー<br />ゴミ袋<br />文庫<br /><br />ナビゲーション・記録<br />GPS<br />地形図<br />コンパス<br />高度計・時計<br />予備電池<br />筆記具・ノート<br />カメラ<br />財布・身分証<br />携帯端末・充電器<br /><br /><br />非常用装備<br />マルチツール<br />非常用キット<br /><br />食料<br />食料<br />行動食<br />非常食
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感想
「今年の夏は、尾瀬に行こう」
尾瀬はいいところだ。
本州随一の高層湿原、それを囲む山々、すばらしい風景が広がる。
点在する山小屋も、予約制ですし詰めに押し込まれること無く、ゆったり過ごせる。(お風呂もあるし!)
今年は3日間の予定で尾瀬滞在の計画を立ててきたのだが・・・。
出発前日、ただいま台風接近中。
福島県は3日間、雨の予報。
用意していた登山靴を棚にしまい、代わりに長靴をかばんに入れる。
傘もいるな。ザックカバーも新調しなくちゃ・・・。
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一日目:「尾瀬はやはり雨だった」
[尾瀬御池‐三条ノ滝‐元湯山荘]
会津高原尾瀬口駅では、まだ曇り空だったが、沼山峠行きバスに乗り、尾瀬に近づくにつれ、雨がぽつぽつと・・・。
出発地点となる尾瀬御池に着いたときには、雨はさらさらと降っていた。
売店で軽く昼食をとってから、雨具を着け、長靴を履いて、ついで傘をさして歩き始める。
御池田代、姫田代、上田代、ノメリ田代、、いくつも湿原を過ぎていく。
それにしても誰にも会わない。尾瀬ってこんなに人がいないのかあ?
シボ沢にかかる吊橋を渡ると、いよいよ雨が本降りに。
ここで初めて登山者とすれ違う。まずは単独、次に三人組。(結局、出会ったのはこれで全員ですが)
登山道に水が流れ、小さな沢のように・・・。
濡れたはしごに靴を置き、濡れた鎖に手を掛け、展望台へと向かう。
眼下の只見川は勢いを増し、三条ノ滝はより豪快になってる模様。
雨でやめようかと思ったが、やっぱり来て見てよかった。
その後、予定通りに湯元山荘に到着。
雨や汗で濡れた服や雨具は、山荘の乾燥室に突っ込み、早速お風呂へ。
ここのお風呂は温泉です。
ただし入浴は20:00まで。翌朝の入浴は出来ません。
-------元湯山荘の温泉----------------
泉質は石膏冷鉱泉(カルシウムー硫酸塩冷鉱泉)
泉温24.1度(気温13度)
pH5.5
見た感じ、若干黄みを帯びた色をしている。無臭だ。
今日の泊まりは自分を含め、二組3名のみ。
相部屋を個室のように使う。
きわめてリラックス。20:00過ぎには夜行バスの疲れもあり、雨音を子守唄にしてさっさと寝てしまった。
ちなみにここの山小屋、食事も大変おいしいのである。
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二日目:「雨は終わった」
[元湯山荘‐山の鼻‐鳩待峠‐富士見峠‐竜宮小屋]
翌朝、目が覚める。雨音は聞こえない。
天気は回復傾向。時々小雨が舞うが雨具を身に着けるほどでもない。
傘を片手に尾瀬ヶ原を歩こう!
花が咲いていたらパチリ、池塘があったらパチリ。
どこも絵になる風景だ。
ヨッピ吊橋を渡り、牛首でメインルートに合流すると、途端に人が多くなった。
木道の脇では鴨の親子が食事中。
カメラを構える自分に気づいたのか、親鳥が警戒、食べるのをやめじっとこちらを見ている。
その脇では子鴨たちは相変わらずまわりの草の実をパクパク。
あっちでパクパク、ジャンプしながらパクパク。いそがしい。
先の木道で歩いている親子みたいだ。
山の鼻で広大な尾瀬ヶ原の歩きもおしまい。
鳩待峠に向かいます。
峠への道でも木道は続く。ただし若干の上り坂。
スリップ注意!
濡れた木道は滑ります。(この後、何度スリップしたことか・・・。)
鳩待峠より進路を東へ、今度は富士見峠へと向かいます。
通称「鳩待通り」。ここでの見所もやっぱり湿原。
滑る木道、雨にぬかるんだ道を我慢すること1時間20分。
ようやく最初の湿原「横田代」に到着しました。
ここに来るまでにずいぶん天気も回復したようで、稜線まで続く湿原の先には青空が!
池塘には真っ白な雲が映えてます。
続く「アヤメ平」は、かって荒廃した湿原を40年以上掛けて回復させた(そして今も続いている)見事な湿原ですが、ここに着く頃にはガスが立ち込め・・・。
これはこれで幻想的。
富士見峠から長沢新道を経て竜宮十字路へ。
再び尾瀬ヶ原に舞い戻ります。
(長沢新道は特に見所はございません。あえて言うならば、長沢を越えた先の尾瀬ヶ原へ続くブナ林に癒されましょう)
竜宮小屋に着いたのはまだ14:30前。
お風呂の時間(16:00−20:00)までまだ時間があるし、尾瀬ヶ原(中田代)をもう一周しておこう。
(このためにジョギングシューズを持ってきた)
竜宮小屋は食事は質素ですがロケーションは最高です。
(晴れていれば部屋の窓から至仏岳が見えるかも)
この日の竜宮小屋、宿泊3組5名のみ。
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三日目:「燧ヶ岳へ」
[竜宮小屋‐見晴新道‐燧ヶ岳‐尾瀬御池]
朝、目が覚めたとき、部屋の窓から見渡す尾瀬ヶ原は、一面霧に覆われていた。
しかし、時間と共にその白さが薄らいでいく。
今日もいい天気になりそう!
小屋の裏を流れる沼尻川を渡り、群馬県から福島県に戻る。
見晴までの30分で、尾瀬ヶ原の歩きはおしまい。名残惜しいです。
ここで、水を補給して燧ヶ岳への上りに備えよう。
見晴新道は近年土砂崩れにより通行止めになっていたが、今年の7月に道の付け替えが終了し、再び通れるようになった。
「道を付け替えて」というのがみそで、新しく笹を刈り払ったところは、まだ、笹の切り株が鋭く残り、滑りやすくて、泥だらけで・・・
とにかく歩き辛い。(登山口には「スニーカーや長靴は笹の切り株が貫通する恐れがある為、お控えください」と注意書きまであるし)
それでも歩きました。我慢しました。がんばりました。
すっかり足元を泥だらけにして、燧ヶ岳の最高峰、柴安瑤肪紊ました。
それなのに、山頂はガスの中。
麓で見たあの青空はなんだったのか。
休憩がてら、ガスの晴れるのを待ちます。
・・・10分経過。山頂はトンボが多いなあ。
・・・20分経過。お、俎堯併鯵囘世ある)が見えた。また隠れた・・・。
・・・30分経過。もう辛抱ならん。次にいこうか、あ!
尾瀬ヶ原、ちょっとだけ見えました。
この後、俎瑤飽榮亜
ここの山頂は、三角点と石の祠が3つ4つあります。
石の祠に刻まれた文字には「明治二十二年」と見えます。
そんな昔に、こんな重いものを担ぎ上げたのかあ。
ちょっと感慨にふけります。
この山頂でも小休止。と、背後から何か茶色のねずみ大の生き物が、右手の岩の隙間へ飛び込んだ。
岩陰から顔を出す。が、自分の存在に気づいたのかすぐに引っ込んだ。
この間約0.2秒。
また出てくるかもしれない。いつでも写真を取れるように、隠れた岩陰に向けてカメラを構える。
1分、2分、、5分経っても現われず。
そのうち御池側から登山者が登ってきた。彼らを気にせずカメラを構え続ける自分。
ここは山頂、当然彼らもここで記念写真を撮って、向こうのほうで小休止。
と、彼らが声を上げる。
「ねずみがおる!」「山にもねずみがいるんだなあ」「すばしっこいやつだ」
あぁ、あちらに行っちゃったのか。残念。
でも一言言いたい。
あれは絶対オコジョだ!
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美しい熊沢田代で昼寝をし(ここでは見事に晴れました。青い空、白い雲、そよぐ風、至高のひと時でした)、御池へと下山。
御池ロッジでお風呂に入り、ブナの森ミュージアムでバスの待ち時間をつぶす。
そこで初めて知ったのですが、燧ヶ岳の開山は明治二十二年。
平野長蔵なる人物が燧ヶ岳に登り、同じ年にあの石の祠を置いたのだそうです。
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この日は桧枝岐の民宿に一泊。(すぐに熱帯夜の我が家に変えるのは辛いので)
裁ちそば、山人料理、郷土料理に舌鼓、ただし、サンショウウオの天ぷらには・・・。
yukicchi7さん、こんにちは。
あいにくのお天気スタートだったようですが、
尾瀬って広いんですね。
湿原が点在してるような感じでしょうか。
晴れ間も出てきて何よりでした
山頂では、オコジョでしたか
ネズミくらいのおっきさなんですね。
私が去年別山で見かけたのもオコジョだったのかなぁ
サンショウウオの天ぷら…、
見てみたいような、見ないほうがいいような、ですね
fujimonさん、こんばんは。
台風も接近していて、三日間ずっと雨の場合も覚悟していたので、今回の天気に不満は申しません。(いや、やはりもう少し青空成分がほしかった・・・。)
尾瀬は広いです。まず尾瀬ヶ原自体が、広大なひとつの湿原で、まわりの山々にも大小さまざまな湿原が点在してます。
木道もしっかりしてますし、のんびり過ごすにはいいところだと思います。
山頂のオコジョ、視界に入ったのはほんの0.2秒ぐらい(まばたきをする時間ぐらい)で、あれは本当にオコジョだったのかと強く問われれば、ちょっと自信がなくなります。
が、あの毛色・あの動きをみれば、やっぱりあれはオコジョに違いないと思うのです。
あと、「オコジョを見た」とビジターセンターで申告すれば、オコジョ発見の証明書がもらえるそうです。
サンショウウオのてんぷらは、体長10cmぐらいのものを、そのまま衣につけてあげたものです。見た目は、衣がついていますので、言われなければ気づかないかも。
味は・・・。食べてみてのお楽しみです。
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