北八甲田全縦走 一般登山者には「どぎつかった〜」
- GPS
- 11:53
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 2,109m
- 下り
- 2,215m
コースタイム
- 山行
- 11:09
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 11:46
天候 | 雲海上の楽園 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【コース状況】 酸ヶ湯〜仙人岱 整備されており、危険個所なし、赤倉への登りの笹はうるさい 仙人岱〜小岳・高田大岳鞍部 多少の泥濘あるが、整備されている 小岳・高田大岳鞍部〜雛岳分岐 滑る斜面、トラバースなどあるが、整備されている 雛岳分岐〜頂上 分岐直上に倒木あり、潜り抜けなくてはならない。とにかく急な登り 小岳・高田大岳鞍部〜高田大岳頂上 段差のある登山道、中部に倒木あり、潜る必要があります。上部のハイマツは刈払いされてスッキリしました 高田大岳山頂〜谷内温泉 刈払いがさらに加えられています(特に下部)。台風後なので泥濘、ま、湿地帯ですからね |
その他周辺情報 | 酸ヶ湯温泉の千人風呂で汗を流すだけ入りました(体が洗える玉の湯は16:30まで入場なので) |
写真
装備
個人装備 |
靴
ザック
ヘッドランプ
レインウェア・ザックカバー
エマージェンシーシートまたはツェルト
水筒
地図・コンパス
行動食・非常食
防寒着
グローブ
帽子
タオル
ゴミ袋
常備薬・非常用薬
ティッシュ
マッチ
ナイフ
日焼け止め
携帯電話
財布
時計
|
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感想
有言実行、思いついちゃったんだから仕方ない。
こんなルート、人を巻き込むもんじゃない、だから休みの金曜日に計画。
データー的には、丹沢主稜縦走くらいかな?と思って計画。
一番の問題は、谷地温泉からのバスに間に合うかどうか、かな、と考えたけれど、「ま、どうにかなるでしょ」の軽い考えで突入。
ヘッデンつけて湯坂からスタート。木道でスイッチを切って、昼の装いへ。
ゆっくりとした標高の上昇なので快調。うまい具合でウォーミングアップになった。
誰もいない湿原、ゆっくり上がる太陽。
宮様コースにはママハハコ。だんだんと花が咲くようになってきていてうれしい。
木道をたどって田茂萢。すたすたと歩ける。
赤倉への登りは笹が繁茂。ちょっとうるさいが、まあ短距離なので。
稜線に出るとしばらくウキウキ。誰もいないのが不思議でもあり、最高の気分でもあり。
大岳の下りで人と会う。ようやく山の一日がはじまった。
でも、私の本番はこれから。
水を汲んで、朝ごはんの続きをして、それから小岳へ。
いつもの泥濘、台風の余波でまだ少し多め。
そろそろ足も重くなってきた。
でも、まあ快調。
高田がぐんぐんと近づくが、まずは雛。
きっとこれからがつらい時間になるはず。
そう予想して水はデポにする。
そうすれば戻ってこざるをえないから。
雛の分岐から箒場まではそんなに遠くなく、そのまま帰りたくなりそうだもの。
刈払いのされた登山道はスッキリとして気持ちいい。
足元は滑る部分も、キツイところもあって、決して良路ではないけれど、困るほどでもない。
雛の分岐まではかなり遠く感じる。疲れた証拠。
あえて止まらずにそのまま登りへ。
直上の倒木にはまいったし、急な登りは大変。
立ち止まりたくないのだが、足が止まってしまう。
何とか、山頂へ。先客が岩場に。
絶景だ。
今度は冬にくるね、とつぶやいて雛の山頂を後にした。
夏の雛もいいけれど、冬は最高。
やはり立ち止まらずに来た道を返す。でも足がもう力が入りにくい。
伐採した木を置いた場所はいいベンチ。
昼ごはんのおにぎりをほおばるが、蚊もいるからゆっくりは無理。
そうそうに切り上げて、登りをもくもくとこなす。
もう、時間短縮は無理そうなので、足が言うことをこっちが読み取って実現する。
デポした水を回収してさらに高田へ。
段差のある登山道。倒木。
でも、これで大きな登りは最後と思えばなんとかなる。
森林限界に突き抜けて、歩きやすくなった登山道を一歩ずつ、呼吸を整えて進む。
最後の山頂も晴天と雲海が迎えてくれた。
最高の一日。
一気に下る、平地が近づく。
今日の終わりにむかって。
足はギシギシする。でも近づき、そして終わった、満足を残して。
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全縦走は、「どきつかった」です
丹沢の主稜より、ユーシン沢旧登山道バリルートより、きつかった
体力的には同等でも、精神的なプレッシャー(営業小屋はなし、後半は避難小屋もなし、熊の生息もあり)、悪路歩行付き、主稜した後にもう一山くらいの気分。
エアリア14時間越えのコースタイムは伊達じゃないですね
全縦走なら、大岳・小岳のあと、高田大岳に先に登って箒場下山か、
箒場から入山する方がはるかに楽(ただし公共交通機関がないけど)
津軽生まれのmatagiです。八甲田集中で羨ましいですね。お盆に帰省した時にこのルートを狙っていたのですが、雛ー高田ー硫黄ー酢か湯ってあるのでしょうか。
また、正月に帰省したらスキーでお会い出来たら良いですね
こんにちは
箒場から雛へ、雛分岐に戻って小岳・高田分岐へ、高田ピストンで、小岳から仙人岱 経由で酸ヶ湯は行かれますね
硫黄は夏道ない笹藪なので、雪ある時限定ですね
あの東斜面の滑りはいいですよね~ (訂正しました)
コメント、ありがとうございます。
今回はカミさん連れて行ったのですが、映画の印象が強いらしく「こんな良い場所なんだ」と感激していました。
ところで、
井戸の火口の岩場の登攀記録を探して見ましたが見つかりません。
脆そうですが。。。どうなんでしょう?
井戸岳の火口は夏場は夏道がしっかりと柵で仕切られていて立ち入らないように注記されていますし、登攀の対象とはみなされていないように思います
積雪期限定で入る場所と思っています
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