槍ヶ岳 北鎌尾根
- GPS
- 21:26
- 距離
- 40.5km
- 登り
- 4,280m
- 下り
- 4,372m
コースタイム
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 9:49
- 山行
- 11:14
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 11:31
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
他の登山者の話では20:30ですでに満車で鍋平へ誘導されたとのこと(゜д゜)! |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
1日目
夏休み後の平日なのにまた鍋平駐車となり気落ちしてスタートです
西鎌経由で槍に登りヒュッテ大槍に着いて明日の天気予報を聞くと
「曇り一時雨のち晴れ」…orz
しかしここまで来たので明日まで様子を見ることにして時間に余裕があったので翌日の下見に水俣乗越まで行きます
ところが前の山行時と同様に行動食のゼリー飲料を食べたら胃が不快になり小屋の布団に横たわる事態に 評判の高い食事も満足に食べれず残念 明日の行動にも不安が残ります 体に合わないのかな〜
ちなみにヒュッテ大槍はコンセントで充電できます 充電器をお持ちください
2日目
3:30に目覚めると充分休養したせいか胃の調子は回復し星空が広がっています
行くしかない! ヘッドランプで行動開始です
下見のおかげで水俣乗越にもスムーズに到着し天上沢へ下降開始しますがまるでウォータースライダーみたいな急斜面
右手草付きに踏み跡が見えたのでそちらに移動しますが一回草の下が無くて滑落しかけ反対側の膝を付いて持ちこたえました(´д`)
谷底に着いたら左岸にしばらく踏み跡らしきものがあり利用
なんとかほぼ予定通り北鎌沢出会に到着し天気も持ちそうなので登り始めます
水は涸れてる部分の方が少ないぐらいでした
右俣分岐はすぐ分かりました 間違える人は左側を歩いたからかな
クライマーズホイホイも巻道みたいな2か所に木で通せんぼしてありわかりやすかったです 沢筋から離れる巻道はおかしいと思えば大丈夫かな
その他の分岐はあることさえ気づきませんでした
ただ最後の赤茶けた崩壊斜面を避けて右の斜面に移動したら先行パーティが「そちらは違うよ」と教えてくれました
この方々は九州から遠征で2週間前は雨でコルから撤退したそうです 雨の中北鎌沢を下降して天上沢を遡行するのはかなり難度が高そう
「ここまでが核心だよ あとは踏跡あるから 巻道は登るところ間違えないでね」
本当ですか
とりあえず独標は巻道を行きます
途中追い越したパーティによると逆コの字手前の残置スリングで直登可能らしいです
巻き道最終の残置スリングからの登高は独標の次のコルのようなところに出ました
後は直登したり巻き道辿ったり
でも行き先が見える巻き道以外はやめた方がよさそうです
ザレザレで2回ほど途中の壁を直登する羽目になりました
P15からは直登 快適に登下行できます
大槍基部からはカニのはさみやプレートや残置スリングが見えますのでそのあたりを目指して登れば大丈夫です
下のチムニーは右に巻けますがあえて突入 少し手こずりました
上のチムニーは右のフェースを登れば問題なし これってルール違反かな?
抜けると左に木杭が見えそこから頂上の人達が見えます
あとは階段上りで祠の横に出ます
自分でも驚く程早く着いたので16:00の鍋平行き最終ロープウェイに間に合うように新穂高まで駆け下りました 体力的にも精神的にもこれが一番堪えましたw
これならヒュッテ大槍の朝食べてのんびり行けばよかった
このコースを目指す方に僭越ながらアドバイス
岩に慣れてるのは当然として沢登りの経験もあるといいかも
そして戦略を立てて臨んでください
必ず好天時に行く 撤退ポイント(何時までに北鎌沢出会い到着で稜線が見える好天等)を決めておく
私も天気予報で1回中止しましたし、今回も最初は半分下見のつもりで行きました 槍の頂上で話した先行された方も前回悪天で撤退し2度目のトライだそうです
テントか小屋か 自分はスピードはあるけど体力ないので小屋泊まりで軽量化(6kgくらい?)を図りました ビバーク装備は必携です
岩場は巻道を除き予想よりしっかりしてました
岩場だけでなく沢遡行やルートファインディングも楽しめる(?)本当に充実したコースだと思います
思い出したら加除訂正していきます
はじめまして。m-saloと申します。
私も一週間前に上がりました。
ヘロヘロになりながら。
当日は私と二人組のみでしたが私の方が遅れて登頂しました。
独標下のチンネで赤のスリングを忘れてしまったのが心残り。
お疲れさまでした。
ありがとうございます
この有名なコースが皆様のレコで小屋泊で可能なことを知り、昨秋から計画を練っていましたので嬉しさとともにホッとしています。偉大な先人達に感謝!
そして、もっとゆっくり写真撮りまくって、全て直登で行って行き詰まったら巻いて、あーしたらよかった、こーしたらよかったと反芻しています。
私のレベルでは諸々の好条件が重なってくれないと無理なので、また行けるかわかりませんがこの達成感を再び味わえるよう狙っていたいです。
m-salo様もレコあげて皆様に情報提供してくださいね!
ありがとうございます。
やっと時間が出来たのでレコアップしました。
来年も行きたく計画立てます。
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