十勝連峰・大雪山系(十勝連峰・トムラウシ・大雪山縦走/94'夏合宿)
- GPS
- 176:00
- 距離
- 82.8km
- 登り
- 5,901m
- 下り
- 5,662m
コースタイム
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 9:05
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 9:07
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 2:41
- 合計
- 9:04
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 6:01
- 山行
- 3:49
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 4:15
- 山行
- 4:57
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 6:45
天候 | 7/24 晴 7/25 雨(濃霧) 7/26 晴 7/27 晴時々曇 7/28 曇のち晴 7/29 晴 7/30 晴 7/31 曇のち晴 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 船
敦賀 23:30―(フェリー2泊)―04:00 小樽 05:42―(函館・根室・富良野線)―13:05 上富良野 ―(タクシー)― 十勝岳温泉(改装中/駐車場でテン泊) 復路 層雲峡 ―(バス)― 上川 ―(石北・函館線)― 札幌 ―(函館・奥羽・羽越・北陸線 途中2泊)― 彦根 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありませんが、ヒグマに注意(早朝・夕方・濃霧時など…)。 エキノコックス対策にて水は必ず煮沸消毒をすること。 北海道の山は低くても本州の3000段に相当し、それ以上に気候も厳しい為、防寒対策はしっかりとすること。 十勝岳のあたりは濃霧時は道がわかりづらいので注意。 コスマヌプリ周辺はブッシュ。 トムラウシ・後旭の天場はトイレなしのため、岩陰で野キジ撃ち♪ |
その他周辺情報 | 上ホロ避難小屋 収容人数 約20名・幕営 3-4張 水場 約200嘆爾寮祺鬚運緲用(水量少なめ)・要煮沸 トイレあり 双子池サイト地 幕営 4-5張(雪渓下部と池側にあり) 雪渓下を利用 水場 雪渓の湧水は水量豊富(キタキツネ多く、煮沸が望ましい) トイレはOut Door! トムラウシ南沼サイト地 幕営 約20張 水場 水量豊富(要煮沸) トイレはOut Door! 忠別岳避難小屋 収容人数 約30名・幕営 5張程度 水場 小屋周辺雪解け水(豊富) クマに注意! トイレあり 白雲岳避難小屋 幕営 40張程度 水場 雪解け水(並) クマ出没の多いところなので要注意! トイレあり 後旭サイト地 幕営 20張程度 水場 雪解け水(豊富) トイレはOut Door! |
写真
感想
私をワンゲル部へといざなった北海道―。ついに夏合宿がやってきた。この時期になるとすっかり山にはまって知識も増えてくる。もう…楽しみで楽しみで仕方なかった。
とりあえず回避しておきたかったのはキスリングでの登山。あれは苦行だ。1週間に及ぶ山行の荷物の重さを考えるとゾッとする。その点については4年生の先輩方をあたり、I-Shida先輩よりアタックザックを譲り受けることでクリアした。
まずはアプローチ…敦賀より新日本海フェリーにて小樽へ向かう。船中2泊していざ北の大地へ…。そこから鉄路を乗り継いで富良野へ至った(その時点ですでに午後なので登山口の十勝岳温泉で一泊)。
翌朝からいよいよ登山。安政火口を望み、上ホロカメットクへ。そこから軽装にて花の富良野岳を往復、上ホロ避難小屋に泊まった。
次の日は霧で、K-Doh氏の判断で沈!ヒグマ警戒ということでこのヤマの注意点を改めて知る。
3日目、改めて十勝岳へ…。火山というのはこんなにも荒涼とした風景なのかと思いつつ、靴に入る砂礫に閉口しながらピークを越え、美瑛岳・美瑛富士、前日の沈殿分を取り返すべく一気にオプタテシケを縦走した。
4日目、いよいよ人気がなくなった山中を双子沼からトムラウシへ向かう。遥かなるトムラウシ…なかなか辿りつかず、クマ注意のこのコースにちょっとめげそうになる。しかしながらトムラウシの風景は本当に素晴らしく、高山植物も豊富でカメラを持っていないことが残念でならなかった。
5日目、いよいよトムラウシより大雪山のテリトリーへと向かう。ヒサゴ沼に寄れなかったのは残念だが、化雲岳・五色岳を経て忠別岳避難小屋へ。
6日目、高根ヶ原の伸びやかな道を白雲岳避難小屋へ。短く切ったコース設定は疲れを残さないためと、早朝・夕方のヒグマタイムを避けるためであったと知る。なによりも午前中に目的地について、あとはひたすら日本で最高ともいえる大自然の中でゆっくりできるのが心地よかった(いっぱい日に焼いたし…)。
7日目、白雲岳・赤岳を皮切りにいよいよ大雪山へ。草木がなくなり火山に入ったことを知る。いくつものピークを踏みながら、最高点の旭岳のピークに立った。
最終日、北鎮岳経由で黒岳へ向かう。お鉢平の景観に見とれながら辿りついた最終目的地の黒岳…シマリスたちが駆け回る世界にうれしくなってエサをやろうとして怒られた(当たり前ですね…野生動物を餌付けしては彼らのためにもなりません!)。
1週間に及ぶ長期山行。風呂に入れないのも気にならず、下品ながらトイレも岩陰で野○○でしたが、それもまた何とも言えず…得難い経験にとにかく大満足となりました。
下山後、札幌にてアサヒビール園でジンギスカンで打ち上げ。調子にのってビールを飲みすぎ(店を出る際に皆のビールを引き受けてガブ飲みしてしまった)、急性アルコール中毒に。快速ミッドナイトで札幌を出たが新札幌で下車させられ(このあたりの記憶なし)、翌朝、駅前のバス停でK-Doh氏に起こされた。付き添ってくれてたんですね…北海道周遊のご予定があったのに…。大変ご迷惑をおかけしましたこと、改めてお詫び申し上げます。
自分は仕方なく、計画していた行程を1日遅れで帰ることに。鉄ちゃんU-No氏がいなくてはよくわからず、辿りついた長岡駅で駅寝をしてると、真横でレディースの集会が…。ビクビクしながら眠りにつくが、朝起きたら目の前に空き缶が転がっており、ゾッとしたのでした。まぁ…ちょっとした罰ですね。
※後年になって当時の記憶を元に記録しましたので、思い出補正があると思います。
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