常念山系(蝶ヶ岳・常念岳・燕岳縦走/96'6月合宿)
- GPS
- 80:00
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 3,017m
- 下り
- 2,912m
コースタイム
- 山行
- 8:18
- 休憩
- 4:36
- 合計
- 12:54
- 山行
- 4:06
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 5:17
- 山行
- 2:05
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 2:35
天候 | 6/28 曇時々雨 (稜線暴風) 6/29 曇のち晴 (稜線強風) 6/30 雨(暴風)のち晴 7/01 曇時々晴 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
米原 22:31―(急行ちくま)―04:01 松本 04:32―(急行アルプス)―04:42 豊科 ―(タクシー)― 三股登山口 復路 中房温泉 ―(バス)― 穂高・松本 ―(急行ちくま)― 米原 |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的に危険個所はありません。 蝶ヶ岳は吹きっさらしで強風時注意です。耐風姿勢を覚えておきましょう。 常念岳は偽ピークに惑わされないこと。 まだまだ残雪が豊富でしたので滑落に注意。特に東天井に長い雪渓歩きがありましたが、アイゼンがあれば平気かと思います(我が部は夏山専門でアイゼンを装備していませんでした)。 大天井岳については巻道ではなく直登コースを通ることになります。 表銀座もなるべく尾根通しで歩くように…とのことでした。 大下りの辺りを中心に斜度のきつい雪渓のトラバース・下りが連続します(夏道に入ってしまったためで、ハイマツ等が邪魔でも尾根通しを選択すること)。 合戦尾根は三大急登とはいいますが、いたって平凡。ここよりキツいところはいくらでもあります。 |
その他周辺情報 | 蝶ヶ岳ヒュッテ サイト代 1人500円 幕営 約30張 強風時につき小屋裏のテラスに設営させていただく(5張程度) 水 1150円(小屋入口の蛇口より) 大天荘 サイト代 1人500円 幕営 約30張…風に注意 水 1200円(売店にて) 燕山荘 素泊 1人5000円 幕営 約15張(雪に埋まっていてよくわからず) 水 無料(食堂にて入手) |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
6月合宿に常念山系へと行ってきました。
もともとは越後三山の縦走を計画、我が部では過去に実績がなかったため、いろいろ調べてはいたのですが、この冬の豪雪と春からの低温で雪が融けずに枝折峠への道が開通していないとのことで残念ながらあきらめざるをえませんでした(オカメノゾキの状況も想像つかなかったし…)。
そこで常念に変更となったわけですが、よくある燕〜常念のコースでは物足りず、蝶ヶ岳〜燕岳へのロングコースを選択しました。
初日から残念ながら雨…といってもまぁそんなに強い雨でもなく、東斜面の樹林帯を問題なく登っていく。ところが稜線に出るや台風とかでも経験したことのないような強風が吹き荒れ、蝶ヶ岳ヒュッテのわずかな区間でも皆立っていられず、「立ってられませ〜ん」と叫ぶ2年生T-Hara君と声もでない1年坊主たち…。耐風姿勢を教えながら匍匐前進のようにしてヒュッテに辿りつき、小屋裏の風の当たらない位置にどうにかテントを張ってひと心地となった。
翌日は晴天。ガス混じりのご来光を眺め、残雪豊富な槍・穂高の大展望を満喫する(自分のコンパクトカメラでは槍〜穂高連峰全山が1枚に収まらないのがなんとも悔しかった)。稜線を何度もアップダウンを繰り返しながらメインとなる常念岳に登頂。ここからも好展望でしたが、やはり槍沢カールがばっちり見える蝶ヶ岳からの展望のほうがいいと思いました。
そしてそのまま大天井へ。東天井の道にて残雪地帯を歩くことになり、メンバー何人かが滑落したが、危険個所ではなくてよかった(やはり北アルプスも今年は雪が多かった)。大天荘前にテントを張り、今回の最高点の大天井岳に登ってトワイライトの絶景を楽しんだ。
翌朝はまた暴風雨。テントはポールがへし折られてしまったので、大天荘の休憩室で待機することに…。朝の気象通報にて天気図を書くや寒冷前線の通過で昼には回復すると判断…メンバーに準備を指示していると見事にそのヨミがあたり、燕岳へ足を進めた。我ながら「やるじゃん…オレ」ってご満悦。表銀座に入ってもところどころに残雪があり、誰かしらが滑り落ちてしまう展開でしたが(ホントに奈落の底まで…というところでなくてよかった)、燕山荘に無事到着し、花崗岩で美しい燕岳に登頂(遠くからでは1個のヤマって感じはしないけど、燕山荘から見れば確かにヤマ)した。人気の山で山頂標がないのはアレ(きっと景色のジャマってことなのでしょう)ですがいい山でした。
最終日はひたすら合戦尾根を下って無事に中房温泉の到着、見事にコース完遂となりました。
こうしてみれば目まぐるしい天候にも関わらず、すべてのピークで晴!なんともいえないサイコーの登山でした。
下山後、写真屋さんに写真をほめられ、ちょっとカメラにこだわってみようかと思う、ノセられやすいWV‗KAZZでありました。
※後年になって当時の記憶を元に記録しましたので、思い出補正があると思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する