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Yamareco

記録ID: 953962
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

常念山系(蝶ヶ岳・常念岳・燕岳縦走/96'6月合宿)

1996年06月28日(金) ~ 1996年07月01日(月)
 - 拍手
WV_KAZZ その他3人
GPS
80:00
距離
27.6km
登り
3,017m
下り
2,912m

コースタイム

1日目
山行
5:52
休憩
0:10
合計
6:02
6:30
120
8:30
8:40
55
9:35
177
蝶沢源頭
2日目
山行
8:18
休憩
4:36
合計
12:54
5:47
5:50
2
5:52
6:00
20
6:30
10
6:40
6:50
62
7:52
154
2592段
10:26
11:15
55
12:10
12:30
35
13:05
13:15
77
横通岳肩
14:32
60
15:32
18:22
8
18:30
18:36
3
18:39
3日目
山行
4:06
休憩
1:11
合計
5:17
12:38
7
12:45
12:48
6
12:54
12:57
8
大天荘
13:05
28
大天井岳
13:58
14:08
82
為右衛門吊岩
15:30
20
15:50
16:00
28
16:28
16:50
22
17:12
17:35
20
17:55
4日目
山行
2:05
休憩
0:30
合計
2:35
7:05
23
7:37
7:47
14
8:01
20
8:21
8:31
34
9:05
9:15
25
第1ベンチ
9:40
中房温泉
天候 6/28 曇時々雨 (稜線暴風)
6/29 曇のち晴 (稜線強風)
6/30 雨(暴風)のち晴
7/01 曇時々晴
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
往路
米原 22:31―(急行ちくま)―04:01 松本 04:32―(急行アルプス)―04:42 豊科 ―(タクシー)― 三股登山口
復路
中房温泉 ―(バス)― 穂高・松本 ―(急行ちくま)― 米原
コース状況/
危険箇所等
基本的に危険個所はありません。
蝶ヶ岳は吹きっさらしで強風時注意です。耐風姿勢を覚えておきましょう。
常念岳は偽ピークに惑わされないこと。
まだまだ残雪が豊富でしたので滑落に注意。特に東天井に長い雪渓歩きがありましたが、アイゼンがあれば平気かと思います(我が部は夏山専門でアイゼンを装備していませんでした)。
大天井岳については巻道ではなく直登コースを通ることになります。
表銀座もなるべく尾根通しで歩くように…とのことでした。
大下りの辺りを中心に斜度のきつい雪渓のトラバース・下りが連続します(夏道に入ってしまったためで、ハイマツ等が邪魔でも尾根通しを選択すること)。
合戦尾根は三大急登とはいいますが、いたって平凡。ここよりキツいところはいくらでもあります。
その他周辺情報 蝶ヶ岳ヒュッテ
 サイト代 1人500円
 幕営 約30張
 強風時につき小屋裏のテラスに設営させていただく(5張程度)
 水 1150円(小屋入口の蛇口より)
大天荘
 サイト代 1人500円
 幕営 約30張…風に注意
 水 1200円(売店にて)
燕山荘
 素泊 1人5000円
 幕営 約15張(雪に埋まっていてよくわからず)
 水 無料(食堂にて入手) 
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
まずは三股より清流沿いを進みます…
2016年09月22日 15:49撮影
9/22 15:49
まずは三股より清流沿いを進みます…
三股登山道にて…
谷筋は残雪が豊富です
2016年09月12日 15:05撮影
9/12 15:05
三股登山道にて…
谷筋は残雪が豊富です
初日の稜線は立ってられない暴風…
それだけにこの安曇野にかかる虹は感動的でした
2016年09月12日 15:05撮影
9/12 15:05
初日の稜線は立ってられない暴風…
それだけにこの安曇野にかかる虹は感動的でした
小屋を風防にテントを張った蝶ヶ岳ヒュッテ
2016年09月12日 15:06撮影
9/12 15:06
小屋を風防にテントを張った蝶ヶ岳ヒュッテ
雨後の蝶槍と常念岳
2016年09月12日 15:06撮影
9/12 15:06
雨後の蝶槍と常念岳
常念岳を望む…
こちらからの常念は鈍重だが、この切り取り方だとカッコいい!
2016年09月12日 15:07撮影
9/12 15:07
常念岳を望む…
こちらからの常念は鈍重だが、この切り取り方だとカッコいい!
蝶ヶ岳の夜明け…
濃いガスと雲海が絶妙でした!
2016年09月12日 15:07撮影
9/12 15:07
蝶ヶ岳の夜明け…
濃いガスと雲海が絶妙でした!
槍・穂高をバックに…
2016年09月22日 15:50撮影
9/22 15:50
槍・穂高をバックに…
素晴らしき槍ヶ岳!
この華麗なる姿…たまらんです!
2016年09月12日 15:08撮影
9/12 15:08
素晴らしき槍ヶ岳!
この華麗なる姿…たまらんです!
蝶ヶ岳は槍・穂高の最高の展望台
広角レンズが欲しい!
2016年09月12日 15:08撮影
9/12 15:08
蝶ヶ岳は槍・穂高の最高の展望台
広角レンズが欲しい!
屏風岩と梓川を望む…
2016年09月12日 15:09撮影
9/12 15:09
屏風岩と梓川を望む…
手前から…霞沢岳、乗鞍岳、木曾御嶽
これより三役?
2016年09月12日 15:09撮影
9/12 15:09
手前から…霞沢岳、乗鞍岳、木曾御嶽
これより三役?
常念岳山頂記念写真です
槍をバックにサイコーの気分です
2016年09月12日 15:10撮影
9/12 15:10
常念岳山頂記念写真です
槍をバックにサイコーの気分です
東天井より穂高を望む…
残雪地帯が増えてきました
2016年09月12日 15:10撮影
9/12 15:10
東天井より穂高を望む…
残雪地帯が増えてきました
東天井の雪渓トラバース…
こんなに腰が引けてちゃ落ちますよ〜あ、落ちた!
2016年09月12日 15:12撮影
9/12 15:12
東天井の雪渓トラバース…
こんなに腰が引けてちゃ落ちますよ〜あ、落ちた!
大天井岳へ…
都合3回ピークに立ちました…
2016年09月22日 15:52撮影
9/22 15:52
大天井岳へ…
都合3回ピークに立ちました…
大天井岳よりトワイライトの山並み
奥に八ヶ岳・富士山・南アルプスが一望です!
2016年09月12日 15:12撮影
9/12 15:12
大天井岳よりトワイライトの山並み
奥に八ヶ岳・富士山・南アルプスが一望です!
天気図読みがあたり、表銀座を燕に向かう…
2016年09月12日 15:13撮影
9/12 15:13
天気図読みがあたり、表銀座を燕に向かう…
表銀座の稜線上にて…
雪渓歩きは危険でした
2016年09月22日 15:54撮影
9/22 15:54
表銀座の稜線上にて…
雪渓歩きは危険でした
燕岳の可憐な姿は惚れてしまいます!
遠くからではピークがわからないのにネ
2016年09月12日 15:14撮影
9/12 15:14
燕岳の可憐な姿は惚れてしまいます!
遠くからではピークがわからないのにネ
歩いてきた道のりを振り返ります
2016年09月12日 15:14撮影
9/12 15:14
歩いてきた道のりを振り返ります
より奥地を望んで…
2016年09月12日 15:15撮影
9/12 15:15
より奥地を望んで…
裏銀座の稜線向こうに立山・劔岳…そして針ノ木岳を望みます
2016年09月12日 15:15撮影
9/12 15:15
裏銀座の稜線向こうに立山・劔岳…そして針ノ木岳を望みます
燕山荘は快適な山小屋でした!
2016年09月22日 15:56撮影
9/22 15:56
燕山荘は快適な山小屋でした!

感想

6月合宿に常念山系へと行ってきました。
もともとは越後三山の縦走を計画、我が部では過去に実績がなかったため、いろいろ調べてはいたのですが、この冬の豪雪と春からの低温で雪が融けずに枝折峠への道が開通していないとのことで残念ながらあきらめざるをえませんでした(オカメノゾキの状況も想像つかなかったし…)。
そこで常念に変更となったわけですが、よくある燕〜常念のコースでは物足りず、蝶ヶ岳〜燕岳へのロングコースを選択しました。

初日から残念ながら雨…といってもまぁそんなに強い雨でもなく、東斜面の樹林帯を問題なく登っていく。ところが稜線に出るや台風とかでも経験したことのないような強風が吹き荒れ、蝶ヶ岳ヒュッテのわずかな区間でも皆立っていられず、「立ってられませ〜ん」と叫ぶ2年生T-Hara君と声もでない1年坊主たち…。耐風姿勢を教えながら匍匐前進のようにしてヒュッテに辿りつき、小屋裏の風の当たらない位置にどうにかテントを張ってひと心地となった。

翌日は晴天。ガス混じりのご来光を眺め、残雪豊富な槍・穂高の大展望を満喫する(自分のコンパクトカメラでは槍〜穂高連峰全山が1枚に収まらないのがなんとも悔しかった)。稜線を何度もアップダウンを繰り返しながらメインとなる常念岳に登頂。ここからも好展望でしたが、やはり槍沢カールがばっちり見える蝶ヶ岳からの展望のほうがいいと思いました。
そしてそのまま大天井へ。東天井の道にて残雪地帯を歩くことになり、メンバー何人かが滑落したが、危険個所ではなくてよかった(やはり北アルプスも今年は雪が多かった)。大天荘前にテントを張り、今回の最高点の大天井岳に登ってトワイライトの絶景を楽しんだ。

翌朝はまた暴風雨。テントはポールがへし折られてしまったので、大天荘の休憩室で待機することに…。朝の気象通報にて天気図を書くや寒冷前線の通過で昼には回復すると判断…メンバーに準備を指示していると見事にそのヨミがあたり、燕岳へ足を進めた。我ながら「やるじゃん…オレ」ってご満悦。表銀座に入ってもところどころに残雪があり、誰かしらが滑り落ちてしまう展開でしたが(ホントに奈落の底まで…というところでなくてよかった)、燕山荘に無事到着し、花崗岩で美しい燕岳に登頂(遠くからでは1個のヤマって感じはしないけど、燕山荘から見れば確かにヤマ)した。人気の山で山頂標がないのはアレ(きっと景色のジャマってことなのでしょう)ですがいい山でした。

最終日はひたすら合戦尾根を下って無事に中房温泉の到着、見事にコース完遂となりました。

こうしてみれば目まぐるしい天候にも関わらず、すべてのピークで晴!なんともいえないサイコーの登山でした。
下山後、写真屋さんに写真をほめられ、ちょっとカメラにこだわってみようかと思う、ノセられやすいWV‗KAZZでありました。

※後年になって当時の記憶を元に記録しましたので、思い出補正があると思います。

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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
燕岳から蝶ケ岳
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
燕岳〜大天井岳〜常念岳〜蝶ヶ岳、常念山脈縦走
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
燕〜常念の縦走
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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