白馬鑓〜不帰ノ嶮〜唐松岳 後立山稜線歩き


- GPS
- 31:46
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 2,619m
- 下り
- 2,022m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 8:35
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 7:46
天候 | 1日目:晴→曇 2日目:晴ときどき曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
AM5:00頃流してきたタクシーに3人相乗りで猿倉へ(1人@1000円) 下山は八方池山荘からリフト・ゴンドラ利用で山麓へ(片道1人@1550円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
天狗の大下りはかなりエグい急坂です。 不帰2峰北峰は落ちたらヤバい鎖場の連続です。 |
その他周辺情報 | 下山後は八方第2駐車場に隣接する八方の湯で汗を流しました。@800円 |
写真
感想
山行記録作成 2016年9月5日
もともとは猿倉から大雪渓を登って白馬三山→不帰・・のルートで計画していましたが、9月1日から大雪渓が通行不可になってしまい計画変更を余儀なくされました。…涼咼好拭璽箸杷鯒六飴晦・・・と行くか猿倉スタートで鑓温泉経由で稜線に出るか・・・,任魯乾鵐疋蕁Ε蹇璽廛ΕДい鮠茲蠏僂い覗瓩ても7:30以降のスタートになるため16:00までに天狗山荘に着くのは厳しい・・と判断。白馬岳・杓子岳は今回はあきらめて¬温泉経由で稜線に出て鑓ヶ岳をピストンして天狗山荘に行くルートにしました。
前日移動で9月3日AM1:00頃、八方第2Pに到着。4時半まで仮眠して朝食のおにぎりを食べ、5時頃に八方バスセンターに来たタクシーをつかまえて、猿倉行のソロ登山者の方と相乗り3人で猿倉に行きました。猿倉を6:00にスタートできてバスで行くのとほぼ同じ料金で早発ちすることができました。
登り始めて程なくして分岐から鑓温泉ルートに入り登山道を登ります。スタート後2時間は順調に進んでいましたが、その後は小さなアップ・ダウンを繰り返しながら標高1800m位を進みます。歩いてもなかなか高度が稼げず早くも精神的に疲れてしまいました。この時は暑さもあり、今回山行で一番きつかったのは鎗温泉前の約1時間の時間帯だったかも・・・気分的ヘロヘロ気味で鑓温泉に到着。ランチ休憩としましたが持参したおにぎりが全くのどを通らず、無理やりお茶で流し込んでお腹に入れました。
鑓温泉から稜線までは、いきなり鎖場の急登だったのですが、この時は天候が曇ってきて涼しくなったのと、ぐんぐん高度を稼げる精神的な余裕から調子を取り戻していいペースで登れました。稜線について一服して鑓ヶ岳をピストンして天狗山荘に入りました。結局1日目は鎗温泉以降、一瞬雲がきれて青空を見ることもありましたが、ほとんどガスの中で鑓ヶ岳頂上でも稜線上でも眺望はありませんでした。
2日目。前日の天気予報では曇のち雨で、稜線上の眺望はあきらめてルート踏破するのみと割り切っていました。朝起きたら雨はふっていないようなので外に出たら快晴とはいかないまでもまぁまぁの晴天!小屋前からご来光を拝むことができました。小屋で朝食をいただきこの日も6:00にスタート。小屋からひと登りで広い稜線上に出ると黒部側の剱岳をはじめとした立山連峰を見ることができました。天狗の頭(2813m)では立山連峰をはじめ槍・穂高までの北アルプスの山々を見ることができました。そこから天狗の大下りまでは景色を見ながらの稜線漫歩を楽しみました。
天狗の大下りからは気を引き締めての稜線歩行になります。いきなり急な鎖場があり落ちるように高度を下げていきます。ホントにエグい下りで、小屋泊の軽量装備でよかったと思いました。たぶん私の経験上一番エグい下りだったと思います。ここを登られる方とすれ違いましたがホントに頭がさがる思いでした。
天狗の大下りを下りきったところが不帰キレットです。休憩スペースがあったので、これから行く不帰ノ嶮に備えて水分とエネルギー補給をしました。まずは不帰1峰を登りますが、ここは普通の登山道で難なく通過。少し下って不帰2峰北峰の取付きでもう一度小休止。これから挑む核心部にむけて息を整えました。見上げると垂直の壁がそびえるようで、こんなとこ登れるのかな思いつつ再スタート。いきなり鎖場の連続で先行するTさんのお尻や靴底を見ながら、ある程度の間隔をとって後を登ります。下を見ないで夢中で登り、下調べで何度も見た水平梯子もあっさり通過。一部長野県側に岩壁を撒きながら進み、また鎖場の連続です。ピークはまだか・・と思い始めたら突然、2峰北峰のピークに出ました。核心部を無事通過した達成感と安堵感を噛みしめながら北峰ピークで小休止。
ここから先の2峰南峰→3峰→唐松岳までは危険箇所はない普通の登山道でした。
唐松岳頂上で不帰ノ嶮縦走踏破の記念写真を撮って八方尾根を下山しました。
hoyanさん、初めまして!
不帰ノ嶮踏破、おめでとうございま〜す。
8月末に鹿島槍から八峰キレットに行って来たんですが、次は、是非、不帰ノ嶮を越えてみたいと思っていました。
まさにhoyanさん達と同じコースを考えていたもんで、このレコはとても参考になりました。
最近は自分専用みたいなレコが増えている中、コースの要所を写真でおさえて的確なコメントを入れて下さっているので、次に行こうと思っている者には、とてもお役立ちのレコだと感謝しています。
ところで、天狗山荘の泊まり心地は如何でしたか? 混雑度、寝床スペース、トイレなどなど、教えて頂けると感謝で〜す。
(白馬鑓温泉小屋も候補に考えているもので・・・)
f15eagleさま
自己満足のレコに対して励みになるコメントをいただきありがとうございました。
天狗山荘は、ほとんどの人が不帰嶮を通過するようで宿泊者のヘルメット携行率が高かったです。お問い合わせの件については以下のように感じました。
〆雑度・・・私が利用したのは土曜日でしたが満員にはなっておらず一人につきタタミ一畳、布団1枚は確保されていました。キレットがらみの小屋で、双方向から通過する人も多くよほどのことがない限り満員になることはないのではと思いました。
⊃仮殴好據璽后ΑΑε袈藥柿颪錬郷諭辛屋(スペース)の蚕部屋になっており、中央の廊下を挟むように上下2段で蚕部屋が15部屋?くらいあったと思います。上段には梯子で登り、廊下と部屋はカーテンでしきられていました。寝具については、山小屋としては普通で1人に布団1枚のスペースが確保されていたので私は特に不満はありませんでした。使い捨ての枕カバーがあり清潔感を感じました。私が利用した時は、1部屋6人のところに4人で利用しました。空き部屋もいくつかありました。
トイレ・・・男女兼用で個室が4、男小用が4だったと思います。部屋は共用なのでおしっこしているときに、女性が入ってくることがありますが、トイレ自体はまぁまぁ山小屋としてはきれいでした。私は利用しませんでしたがテント泊者用に建屋の外から入るトイレもありました。
い修梁勝ΑΑΥチ膽爾錬隠源頃以降にストーブがつけられ、汗で濡れた帽子・タオル・トレッキングパンツなどは完全に乾かせました。夕食は17時からと18時からの2回転でした。レコ写真にあるミニお鍋がこの小屋のウリのようです。消灯は21時でした。朝食は5時半からでしたが、宿泊者の大半はお弁当にして早発ちされたようで小屋で朝食をとる人は少なかったです。この日の宿泊者で唐松方面に行ったのは私たちが最後発だったと思います。缶ビールは500円、生ビールは800円だったかな?お酒は他に缶酎ハイやワインがありました。水は小屋内洗面所の水がそのまま飲料用として利用できましたが、3〜4ある蛇口のひとつしか使えず、それも弁が寸開にされているのか水の出は悪かったです。外の水場は流れてはいましたが、飲用するには要煮沸です。
寝床スペースが確保されていたので、私にとってはいい小屋だったです。
モンベルカード提示で500円引になりますよ。
hoyanさん
早速に情報を下さり、ありがとうございました。
とても詳細に記して下さったので、十分に様子がつかめました。
9月19日が天狗山荘の最終営業日のようなので、それまでに何とか決行したいと思っています。
PS: モンベルカードで500円割引、大きいですね!
ありがとうございました。
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