剱岳（早月尾根ピストン）

2016年09月10日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 14.1km
• 登り: 2,292m
• 下り: 2,282m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:18
• 休憩: 1:00
• 合計: 10:18

2:45 馬場島登山口
6:24 早月小屋
8:45 9:45 剱岳
11:10 早月小屋
13:03 馬場島登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

馬場島荘前の公営駐車場は広いです。
登山口近くは駐車スペースが少なく6~7台(路上駐車は原則禁止)。
私は夜中に着きましたが運よく登山口近くに駐車できました。下山時には登山口近くに20台くらい駐車してあり、路駐が多かったです。

コース状況／危険箇所等

全体的によく整備され、歩きやすい登山道です。
岩稜帯でもシビアに三点支持を必要とする場所は殆どなく、大体は軽い補助に手を使う程度。
鎖場も足場が豊富で不安は感じませんでしたが、唯一、鉄筋棒だけは乗せる足を一瞬考えました。
※もちろん岩場で足を踏み外せばタダでは済みません。
とにかく、技術うんぬんより体力勝負のコースと言えます。

写真

9/10 2:45

来る途中で道迷いもあって仮眠1時間ですが、頑張ってこー！
どんな試練が待っているか楽しみです。

9/10 2:47

早月尾根は急な階段から始まります。

9/10 3:52

標高1000m地点から200m毎に設置してあります。
出だしこそ急でしたが、その後ここまではかなり緩やかな道を1時間近くも歩き、このツケが後で来るのかと不安になります。

9/10 4:33

1200m地点から先はまさに急登の連続。後で脚が攣らないよう少し抑え気味に登ります。
ちなみに気温は涼しく快適です。

9/10 4:48

ずっとヘッデンを頼りに足元だけを見て登ってきましたが、ようやく山々を舞台にした鮮やかなショーが始まります。

9/10 4:52

雲海と夜明け前の美しい景色。最高にワクワクします。
猫又山(左)と赤谷山のシルエット。

9/10 5:21

ヘッデン無しでも歩けるようになりました。
振り返れば富山平野の向こうまで広がる雲海

9/10 5:23

本日初めての剱の山頂を確認。
その下、白い点のように早月小屋も見えています。

9/10 5:25

北方稜線のシルエット

9/10 5:39

山頂が赤く染まる猫又山

9/10 5:53

池と小屋と山頂。
ここまで1200m以上も登ってきて、まだ山頂は遥か彼方...

9/10 6:12

小屋が間近になり、道も岩がちになってきました。

9/10 6:13

こんなところも

9/10 6:15

大日連山側の眺望1
剱御前から奥大日岳の稜線
後方は別山(左奥)、浄土山・室堂山(真中奥)あたりか？

9/10 6:16

大日連山側の眺望2
奥大日岳〜大日岳

9/10 6:16

大日連山側の眺望3
馬場島、富山平野方面
大熊山に掛かる雲は雲海の名残かな？

9/10 6:21

ようやく早月小屋の全景が見えました。

9/10 6:25

小屋を通過し、テン場のはずれにある道標を確認。
残り標高差800mです。

9/10 6:54

眺望が広がる1
毛勝三山、赤谷山〜白ハゲ

9/10 6:53

眺望が広がる2
小窓尾根の向こうに白馬連峰

9/10 7:00

眺望が広がる3
ドドーンと剱

9/10 7:00

眺望が広がる4
室堂平が見えてきました。
奥に薬師岳

9/10 7:09

いよいよ本格的に岩稜になります。
写っているのは超パワフルな若者。
二度平行スライドされました^^

9/10 7:19

振り返ると小屋がだいぶ小さくなりました。

9/10 7:22

ギザギザの北方稜線。
雲がまたイイね！

9/10 7:21

一歩一歩、近付いてくる剱の頂。

9/10 7:36

ようやく花を発見。
ママハハコ

9/10 7:36

9/10 7:36

アザミ

9/10 7:36

リンドウ
もう終わってんですかい？

9/10 7:43

岩稜の合間から顔を出す奥大日がいいですねー
白山もうっすらと見えています。

9/10 7:43

白山をアップで。
大日小屋もくっきり写ってます。

9/10 7:56

またまた岩稜の合間から...別山尾根がこちらに迫ってきています。

9/10 7:56

室堂平をアップで。
後方に笠、黒部五郎、薬師。

9/10 7:59

今日は数少ないお花ちゃん。
小さくてかわいい。

9/10 8:05

標高案内板もこれが最後かな？

9/10 8:05

山頂もいよいよ射程圏内。
気合を入れなおして行こう。

9/10 8:24

カニのハサミの鎖場。
技術的には難しくありません。

9/10 8:25

左側の景色。いい眺めを楽しむ余裕あり。

9/10 8:27

右側の景色もド迫力。

9/10 8:28

ナイフリッジの別山尾根をアップで。
おー、登山者が見えとるわ。

9/10 8:38

別山尾根の分岐点

9/10 8:42

分岐から気持ち的に長く感じましたが...
さあ、いよいよです。

9/10 8:47

山頂到着〜！
さすが人気の頂、大勢の登山者で賑わっていました。
順番待ちの末、撮っていただきました。

9/10 8:59

立山方面、ドドーンですよ〜！
遠く槍まで見通せます。なんというスケール...。

9/10 8:59

後立山の眺望1
朝日〜白馬〜唐松
後ろに妙高、高妻

9/10 8:59

後立山の眺望2
五竜〜鹿島槍〜爺〜岩小屋沢〜鳴沢
後ろに上信越の山並み

9/10 8:59

後立山〜北ア南部の眺望
蓮華・針ノ木、餓鬼〜常念、立山の後ろに槍、水晶、笠

9/10 9:02

白馬、白馬鑓

9/10 9:02

唐松、五竜
後方に妙高、高妻〜戸隠

9/10 9:02

鹿島槍、爺
後方は志賀草津、四阿、浅間連山

9/10 9:02

遠くに白山

9/10 9:05

朝のカンパイ最高〜！

9/10 9:07

全部食べるつもりはありませんが...
「2割引き」シールが眩しい今日のメシ。
そして、足袋＆脚絆が今日も活躍。

9/10 9:05

下方に目線を移すと...
八ッ峰

9/10 9:05

真ん中は源次郎尾根�曲�でしょうか

9/10 9:14

槍方面をアップで

9/10 9:14

一番遠いのは乗鞍ですね。

9/10 9:16

富士山見えてました。

9/10 9:38

北方稜線〜毛勝三山

9/10 9:39

小説・映画の題材にもなった三等三角点。

9/10 9:46

たっぷりと堪能したのでそろそろ下りますか。
うーん、茂倉新道より確実に長そう(笑)

9/10 9:48

でっかく書いてありました。

9/10 9:52

鎖場を下る1
落石させないように気をつけて...

9/10 9:59

鎖場を下る2
足場が途切れたところに鉄筋棒が取り付けてあります。
壁に正対しない側の足を乗せて通過。

9/10 10:02

鎖場を下る3
カニのハサミを通過し振り返る。

9/10 10:30

これを見納めとしてどんどん下ることにします。

9/10 11:10

早月小屋を通過。
ここまで陽射しが強くて暑いくらいでした。
早く樹林帯へ入りたい。

9/10 11:29

樹林帯はさすがに気持ちイイ。

9/10 11:43

土嚢で階段のように整備されていました。
頭が下がります。

9/10 12:35

ナナカマドの実が鮮やか。
そういえば、稜線を含めて紅葉はまだのようでした。

9/10 12:38

基の幹は樹齢何年くらいだろうか。

9/10 12:59

最後の階段を軽やかなステップで下る。^^
今日は脚の調子が良く、ポールはザックに付けたままでした。

9/10 13:03

無事に登山口まで戻ってこれました。
素晴らしい試練を満喫した早月尾根でした。

撮影機器：

XZ-10 OLYMPUS IMAGING CORP.

M02 FUJITSU

感想

kikkorin

去年から狙っていた早月尾根〜剱岳ワンデーにようやく行くことが出来ました。
そして初剱にして最高のパノラマを堪能できて幸せな一日となりました。

気温は20〜25℃(私の体感)と快適で、一ヶ月前に灼熱の越後の稜線を体験した身にはとても楽な展開。長丁場なだけに脚だけは攣らせないようにギリギリの按配を探りながらの登りでしたが、なんとかトラブルなく登頂できました。
下りも膝に違和感が出たらすぐにポールを使うつもりでしたが、意外と平気で出番はありませんでした。
水は2.4リットル(酒とお湯を除く)用意しましたが、0.9リットル残りました。
紅葉には早かったですが、確実に秋という感じでした。

さすがに天下の剱岳。体力系の早月尾根ですら多くの登山者とスライドしましたし、山頂の賑わいは去年の槍ヶ岳と同様に昨今の登山人気を象徴するものだと感じました。

コメント

nukaboshi

こんにちは。
早月尾根お疲れさまでしたー
近年ロング系の日帰りの人気があるみたいですね。
トレランブームの波が剱にも押し寄せているのでしょうか。
早月尾根は一度は日帰りで登っておきたいなあ〜と思っているのですが、帰りの運転が核心になるので足が向きません。
かといって一泊のカードを切ってしまうのはあまりにもったいない。。
恐妻家は辛いです

kikkorin

Re: こんにちは。
nukaboshiさん、こんにちは。
早月尾根、好天を待った甲斐がありましたよ。ロングでガスガスじゃただの苦行ですから😁。
それにしても、早月ワンデーの人が思った以上に多かったですね。やはりトレランやロングトレイルの情報を目にする機会が増えたからでしょうか。(私もその１人ですが…)
本当はもっとテン泊山行をしたいのですが、時間もお金もなかなか厳しいです。😦

nukaboshiさんが登られた黒戸尾根ワンデー、私も憧れます。ですが、新潟から甲斐駒は遠くて…悩むところです。💦

3110

ご無沙汰〜！
いや〜、相変わらずきっこりんさんの足は凄いですね！。
俺は12時間かかってヘロヘロだったのに10時間でピストンするだもの。
日頃の鍛錬のレベルの違いがでますね。
また、仕事でご一緒できる日をまっていますよ〜！。

kikkorin

Re: ご無沙汰〜！
3110さん、ご無沙汰してます。たぶん毎日近くをウロウロしてると思うんですけど、ニアミスしませんね！

やっと早月尾根に行ってこれました。去年3110さんに先を越されてブログを拝見した時かな？「せっかく行くなら天気が艮い日を選んで」との助言を頂いたのでその通り待ちましたよ😁　おかげで、大満足の山行になりました。ありがとうございます❕

結構スライド待ちの時間が多かったですけど、これで精一杯のタイムですね。どうのこうの言えるレベルではありませんよ。(そもそも山頂でビール飲むのが主目的ですので🍺)
速いと言えば３人の方に先を譲りましたが、登り４時間くらいのペースでしたよ(苦笑)。

また仕事でも声かけて下さいねー❕