穂高岳側から大キレット&天狗池経由の周回。
- GPS
- 32:55
- 距離
- 31.1km
- 登り
- 2,495m
- 下り
- 2,491m
コースタイム
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 7:59
- 山行
- 8:18
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 9:46
天候 | 9/10 晴のち曇り 9/11 高雲りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
乗合タクシー(1台4,200円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
★重太郎新道は我々も下りにとることの方が多いが、急なので登りに取る方が安全。 特に紀美子平直下は注意。吊り尾根は特に問題ない。 ★涸沢岳から北穂間は、特に涸沢槍付近の岩が脆いので要注意。滑落死亡事故も起きている。 ★大キレットは槍から向かう方が飛騨泣き手前の岩場がのぼりになるのと、A沢のコルから北穂までの脆い落石多発ゾーンが登りになるので幾分歩きやすい。ただし、その場合は長谷川ピークが下りになるので注意。 穂高側から向かう場合は、北穂からの下りの落石と、飛騨泣きの先のオーバーハング気味の岩場の下りが足元見にくいので注意。 ★南岳天狗原分岐から天狗池までも下る場合は注意。メット持参なら天狗池までは被っていた方が落石対策に良い。 |
その他周辺情報 | 北穂小屋 予約しておいた方が詰め込まれず良い。 小屋は15時まで、どんなに遅くとも16時までに到着、が基本。 遅く着く方が増えているが、危険リスクが高まるし、小屋の方にも迷惑がかかるのでご注意を。 |
写真
感想
土曜晴、日曜雨予報。
イワイワに行きたいと妻が言うので穂高へ。
今年はまだ穂高に入っていなかった。
穂高はテントばかりであったので、久しぶりに北穂小屋に泊まろう。
前夜仕事が片付かず、沢渡に朝6時、上高地に6時半となる。
涸沢から入るつもりであったが、妻が「明日、雨かもしれないし、雨の重太郎新道は下りに使いたくないので、重太郎から登ろう」と言いだす。
自分としては行きも帰りも涸沢経由で良かったのであるが、「重太郎から登るのですあれば、奥穂泊まりでもいい。横尾からは雨になっても平地だし。」と言うので、岳沢登山口へ。
今日は真夏のような暑さ。
風穴で涼もうと思ったが人がたくさんいて近寄れず。
岳沢からはキッパリ青空。
ハイテンションになった妻は、「重太郎は登りにとるとラクだよね!」と、調子よくスタスタと登っていく。
ここを雨天時にテント装備で下った際に肋骨を折った妻が言うと説得力がある。その後も何度も下っているが、さすがにあれ以来雨だと素直に涸沢もしくは白出から下りることにしている。
今日は岳沢パノラマから乗鞍、御嶽方面からもよく見える。
西穂からのスカイラインも晴れていればクッキリ。
下りにとると嫌らしい紀美子平直下も登りだとなんてことなし。
紀美子平で、妻が「前穂寄って奥穂泊まりにするか、寄らずに北穂まで行くか?」と聞いてきた。
え、北穂まで行くの?と渋ったが、妻の顔が行きたげ。。
うーん、奥穂に泊まることが多かったから、北穂まで行ってしまうか。釈然としないが、穂高岳山荘で何か食べるという条件付きとする。
吊り尾根も年々増え整備が進んでおり、歩きやすくなっているが、落石、滑落には注意。
快晴の奥穂高岳山頂からは、槍はもちろん薬師、黒部源流、後立山の山々もよく見えた。ここでおむすびとゼリー。
さらに穂高岳山荘まで下りて、追加でラーメン。
ここから北穂へ。
涸沢槍付近で、アンザイレンされた10人ぐらいの団体と数組すれ違い、10分殻15分程待つ。
この付近は脆く、滑落死亡事故も起きているので慎重に。
最後は北穂へひと登り。
あいにく槍にはガスがかかってしまったが、北穂はもう10数回来ているので心眼で眺め、小屋へ。
北穂には毎年必ず来ているが、小屋に泊まるのは実に久しぶり。8年ぶりくらいか?
午後はゆったりと北穂ブレンドコーヒー(いつも美味)と読書を楽しむ。
混むかもしれないとのことで結構混んでいたが、幸い布団一つをまるまる1人で使えた。が、生姜焼は以前より量が減ったような気が。それに夕飯は普通到着順に決められるが、夕飯も並んだ順、というのはいただけない。30分前から列になったので、仕方なくずっと無意味に並んでいた。朝飯ならわかるが、夕飯時に並ばせるのはちょっとどうか。
翌日は涸沢経由で素直に下山する予定であったが、妻が、天気が持ちそうであれば久々に大キレット行きたいと言い出した。
「登山届にも、雨でなければ大キレットって書いて出してきちゃった」
なんですと〜!?
ここのところ妻を押さえ込んでいたので、ここぞとばかりに反撃された。
確かに最後に歩いたのは3年前か。しかし、大キレットは6回ほど来ているが、いつもどちらかといえば難易度がマシという槍ヶ岳方向からであったし。。
「晴れたら考える」と先送りして就寝。
翌朝。高曇りであるが、槍もクリアな眺望で風も無い。妻曰く「大キレット日和」。確かに大キレットは風が弱いに越したことない。
何かしてやられた気もするが…。
それにいつものヤマレコメンバーの皆さんと近々来る予定もあるし…。
と逡巡するも、「色付き具合の下見にいいよ」と言うのでシブシブ合意。暗いうちに大キレット歩く気はさらさら無いので、朝飯をしっかり摂り、明るくなってから出発。
北穂からの下りはガレザレが酷いので落石させぬよう要注意。幸い全く人もいなくて良かった。加害者にも被害者にもなりたくない
穂高側からは常に槍を前方に見つつ歩けるのが良いが、見とれて足元がおろそかにならぬよう。
飛騨泣きは2005年か2006年以降足場が新設されて,それまでより実に歩きやすくなったが、その先の岩は、釘が蹄鉄状になったとはいえ、下りは慎重に。
長谷川ピークで、ちょうど南岳発の方達とのすれ違いもピークに。ここは登りの方が良いので、対向者が一段落するまで待つ。
この後は基本的に南岳まで登りとなるので気がラク。
南岳山荘到着し、大キレット通過終了。
やはり、自分的には穂高側からよりいつもの南岳側からの方が歩きやすいと思う。こっちから歩きなれているせいもあるかもしれないが。但し、長谷川ピークだけは登りになるのでそれは良かった。
南岳でコーラを買おうとしたら、アイスモナカがあった!
暑いので早速購入。300円。うまし!
通過者&テント泊者用だった外に出トイレは閉鎖されており、小屋内のを利用するようになっていた。ここでテン泊したときに1個しかない外トイレが不便であったので、テン泊するには良くなった。靴を脱がぬばならないが。
南岳からは富士山も見えた。ここから槍ヶ岳までは実に楽しいスカイラインであるが、今日は天狗原分岐から下山。ここは実に久しぶりである。
色づこっちから始めたカールを見ながら下山。
天狗原まではメット推奨。
天狗池は今年は水が無いのではないかとい懸念されたが、ちゃんと池になっており、逆かさ槍も見えた。
後は、淡々と下る。もちろん槍沢ロッジのラーメンと徳沢のソフトクリームは欠かせない。
ババ平と横尾には新設トイレができていて、トイレ事情は良くなっていたが、それだけ人も多くなっているということか。
河童橋からは吊り尾根も良く見えた。雨どころか天気良くなっている。
最後はタクシー5人相乗りで、バスより安く沢渡に戻る。
なんだか妻にしてやられた気もするが、結局2日とも天気も良かった。
7回目の逆方向からの大キレット。疲れたが、妻が終始ご機嫌であったからまあ良しとしよう。
「重太郎は登りにとるとラクだよね!」たしかに重太郎き登りのが楽ですね〜 重太郎・・・走って登りました?
しかし初日にこの時間で北穂行って翌日にキレット・南岳から上高地ですか〜 マネしたら最期ですわ〜 というかマネできん・・
でも久しぶりに大キレット行きたくなりましたよ。
写真・天狗原の分岐 右下が横尾本谷の黄金平上部ですが、だいぶ色が良くなってますね。 やっぱりピークは来週かな〜
carolさん、
重太郎は上高地へダイレクトに降りられるので
どうしても下りに使ってしまうことが多いのですが、
やはり登りの方が安心できますね。
大キレットは7回目ですが、北穂側からより南岳側からの方が若干歩きやすい気がしました。
天狗原は、色づき具合の下見ということで
いい感じに色づき始めていましたよ
Pen旦那様、奥様孝行お疲れ様でした
ロングなのにロングに見えないマジックレコ、
やっぱりPenさん達のレコはこうでなくっては、という感じですね。
1日目の行程も時間だけみると短そうだけど北穂までって
小屋でラーメン食べてこの時間はさすがです。
2日目はそしてキレット!
うちはキレットもジャンも未経験なので今回は日和ましたが、
もしPenさん達に会えていたら行ってたかなぁ
あ〜でもついていけないから行ってないな
それにしても小屋で美味しいご飯を食べていながらラーメン2回とは
もう危なすぎてPen旦那さんとhibaは一緒に歩かせるわけにはいかなくなってきました
kamehibaさん、
ニアミスでお会いできず、本当に残念でした
予報よりも良く、特に日曜は尻上がりに晴れましたね。
岩も濡れておらず、コンディション的にイワ日和でした
kamehibaさんのようなアルパインはやれませんが、
また一般ルートと交錯されるときにご一緒したいですね。
ラーメンは、徳沢でも食べたいと言ったらさすがに妻に睨まれたのでソフトクリームで我慢した次第で
hibaさんとご一緒でしたらここでも食べていたかもしれません
山に行くと必ず太りますね
私もそちら方面に居るはずだったのですが
なんとなく、近場に日和ってしまいました。
毎週遠出する気力に拍手です。
運転めんどくさい
紅葉始まってきましたね。
今週末楽しみです
追記 確かに北穂の夕ごはん
以前はお肉3枚くらい乗っていたしパスタももう少し量が多かった気がします。
遠出は、妻にゴリ押しされるもので
「運転するから!」と口だけは勇ましいですが、
妻に運転させると危なっかしくて怖いので、つい自分が運転してしまうはめになります
姐さんもいつでもお乗せしますよ
夕飯はやはり少なくなったかと。
穂高岳山荘の朴葉寿司も、槍ヶ岳山荘のちまきもサイズが小さくなり、
何か寂しいですね。
最近は少食の方が増えたのですかね〜?
うゎ〜凄すぎて…レコ拝見しているだけで楽しくなってきます
ほぼ確信犯?の奥様のしてやったりの輝いている笑顔の数々を
楽しそうにファインダーに収めているだろうPenさんも素敵です
こんなに晴れたキッパリ・クッキリの穂高連峰に私も行きたい
キャロさん達が伝えているようにマネのできない「取扱い注意」の
正し書が必須のレコですね
スカッとする楽しいレコありがとうございます
naotosasさん、
本当に確信犯的な妻にしてやられましたよ
日曜に崩れる予報でしたので、往路に重太郎という正論でこられたので、それはそうか、と。
そして北穂まで進んでしまえば、大キレット、となると。
出だしの300m落差のガレ場の下りで、他に人がいなかったのは良かったです。ここはしょっちゅう上から石が降ってきますから。
ただ、長谷川ピークで、対向者のグループがひきもきらず来ていたのでかなり待ちました。
大キレットも年々混雑度が高まっており、
比例してルートの整備は進んでいますが、
人工落石とすれ違いにはますます注意が必要ですね。
めっちゃ、悔しいのですが、一週前に岳沢登って、穂高を廻る予定でしたが、悪天予報で中止し、近場でお茶を濁したものの、この週に再チャレンジしたくとも、母親の3年忌で可わず・・日曜だけ八ヶ岳でしたが、穂高行きたかったなあ・・
そしたら、お会いできていたのにぃ。。
めっちゃ、いいお天気でしたねぇ、うらやましぃ・・
僕は上高地のロングな道がいやで、いつも、岳沢を登りたがりますのでね。
今度こそ、お会いしましょう笑
devilmanpさん、
またもやお会いできませんでしたね
八ヶ岳でしたか。
今年は穂高に入っていませんでしたので
妻には良い気晴らしになったようです。
岳沢はダイレクトに取り付けるところがいいですよね。
横尾までの長い道のりは、確かに面倒ですが、
色々と買い食いできるのが楽しみで、
なんだかんだ50回は歩いているかもしれません。
次回は本当にお会いできるといいですね
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