立山(室堂から日帰り周回)


- GPS
- 05:47
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 844m
- 下り
- 847m
コースタイム
天候 | 晴れ・曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ちなみに有料駐車場は1,000円/1日。日帰りなら許せる金額。 色々なところで書かれていますが、扇沢からは トロリーバス→徒歩→ケーブルカー→ロープウェー→トロリーバス と複数の交通手段を乗り継ぎます。往復9,050円。 かかる時間は乗り継ぎ次第ですが、片道1時間〜1時間半位。 なぜこんなに乗り継ぎが多く、そして高いのだ!と 憤りたくなりますが、実際に行ってみると やむなしと納得できる気がします。山深いもんなぁ。 ちなみに、富山県側からの方が早く、かつ安いです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありませんが、一の越〜雄山山頂は急登でかつ 崩れやすく、人も多いので落石注意。 落とす意味でも、落とされる意味でも。 また、大走りルートは少し迷いやすい。 |
その他周辺情報 | 「心笑館」入湯 http://cocoekan.jp/ 500円。必要十分。 適当に検索して立ち寄ったので他にも良い温泉はいくらもあるっぽい。 館内の注意書きがややtoo muchなのが減点1。コスパは良い。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
コンパス
日焼け止め
携帯
時計
タオル
タイツ
ザックカバー
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
ロールペーパー
カメラ
フリース
ストック
サングラス
|
---|---|
備考 | 水は家から持っていく必要なし。器さえあれば室堂で汲める。 |
感想
昨年9月、南アルプス赤石岳に行くつもりで取った遅い夏休みは、
三日間とも全て台風で水泡に帰した。
あの鬼怒川が大氾濫した台風と言えば、覚えている方も多かろう。
そんな訳で、今年は南アルプス「赤石岳〜悪沢岳縦走」
に加えて、「北アルプス表銀座縦走」の二パターンの計画を練り、
天気が良いエリアを採用するべく、ヤマテンの会員になって
天気図と睨めっこしつつ、万全の体制を整えていたのだ。
しかし、またしても天候は私に味方しなかった。
秋雨前線大停滞。雨!全国的ッ・・・雨。
「暴風雨予報」とまでは行かないまでも、そこそこの大雨予報が出ていた。
余程「見えている地雷を踏みに行くタイプ」でもなければ
二泊三日かつ、途中エスケープしづらい縦走ルートの山行計画を
強行する状況ではなかった。
せっかくの三連休なのに!せっかくの三連休なのに!
仕方なく家で鬱々と積み動画(ほとんど山関係)を消費していたところ、
三日目だけ、それも富山エリアだけ、ぽっこりと晴れ予報がついた。
そんな訳で、何の予習もないまま
「とりあえず『剱・立山』の地図を購入」し、
「とりあえずいい加減な登山計画を立て」
深夜二時に家を出たのだった。
「室堂」と言うワードは知っている。
いくつもの交通機関を乗り継いでいく場所。
剱岳の玄関口。
交通費が高い。
どれも正解だと思う。
たどり着いた室堂は、地上とは別世界の楽園だった。
そこまでの道中が割とトンネルメインの
暗いイメージだったと言うこともあるが、非常に空に近い。
そして、山に囲まれているにもかかわらず開放感がある。
どこを切り取っても絵になる景色。
昭和な例えで恐縮だが、北アルプスはファミスタで例えると
メジャーリーガーズだと思う。一座一座が横綱級。主役級。
そんな中でも立山は日本三霊山や三名山に選ばれており
ある切り口から考えれば、まさに北アルプスを代表する山とも言える。
嗚呼、私は今、本当の北アルプスにいる。
三連休の最終日にこの地に来られたのは幸せだ、と
まだ登ってもいない時点から感じていた。
前置き終わり。
<以下、コース解説>
さて、室堂から一の越までは観光舗装が成された石道。
一件歩き易そうだが、実は結構歩きにくい。
とはいえ標高差もそこまでではなく、
ウォーミングアップロードと考えても良いだろう。
ここまでは、観光客然とした人もかなりウロウロしている。
一の越から雄山頂上までは急登。
普通に考えて一番辛い箇所と言える。
路面もガレ場で、落石に十分注意するルート。
辛いは辛いのだが、標高を上げるにしたがって
北アルプス南部が見えてきたりするので
モチベーションが切れることは、たぶんないと思う。
雄山から大汝山まではあっという間。
大汝山山頂付近は大きな岩の岩場。本当に軽い岩登りあり。
大汝山から富士ノ折立はあんまり記憶がない。
たぶんすぐだったと思う。無意識に巻いて通り過ぎてしまった。
雷鳥沢に下りる大走りルートは、ザレ気味の急坂で、
登るにも降りるにも大変だが、室堂平一帯が見渡せて
非常に美しい。あまり人は通っていないが、
連れがいればそこまで辛くは感じないだろう。道迷いにだけ注意。
雷鳥沢キャンプ場から室堂までは登り返し。
すっかり下山モードに切り替わっていることもあり、
「この箇所が一番辛かった」と言うブログやレポートは多い。
私も正直一番辛く感じた。階段だったからというのもある。
当初、別山まで足を伸ばし、剣御前小屋を経て雷鳥坂を
降りてくる予定だったが、始発の時間を勘違いしていたため
どう考えても間に合いそうにないので諦めた。
心底、正解だったと思う。
ちなみに、「立山」は雄山、大汝山、富士ノ折立三座の総称で、
「立山三山」は浄土山、立山、別山の事である。
今回、ログ上は富士ノ折立に行った事になっているが、
実際は無意識にスルーしたので、正確には私は
「立山」も「立山三山」も達成していないことになる。
ひとえに予習が甘かったためだが、
逆に考えれば再訪の良い理由となった。
雷鳥沢キャンプ場が非常に良い感じだったので、
次に来る時はテントをかついで幕営し、奥大日岳や別山などを
のんびりハントしたいかなぁ。
自分はビビリなので、剱岳はその後。
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