立山、剱岳
- GPS
- 28:10
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,971m
- 下り
- 1,988m
天候 | 9/14 曇り時々晴れ、9/15 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
3000m峰に数えられる立山と、名峰として名高い剱岳に登ってきました。
これまでの登山の中で一番の遠征であり、アプローチの過程で黒部ダムの観光も出来るため、非常に楽しみにして臨みました。
立山黒部アルペンルートにて登山口の室堂へ。紅葉も始まっており、観光客も非常に多く賑わっていました。室堂からの立山三山の景観は圧巻です。広大な室堂平は、地獄谷やミクリガ池等の見所も多く、単純に観光で来ても楽しめそうです。
初日は立山を経て剱沢を目指しました。雄山山頂には立派な神社が建立されており、厳かな雰囲気の中で登山の安全を祈祷してもらいました。雄山以降は快適な稜線歩きとなり、大汝山、富士ノ折立を経て真砂岳へ。天気も良く、周囲の山々や室堂平の展望を楽しめました。剱沢を見下ろす稜線に達したところで、初めて剱岳の全容を見る事が出来ました。写真ではなかなか伝わりませんが剱岳の存在感は相当なもので、“異質”という表現が真っ先に浮かんでくる程のインパクトを受けました。本当に凄い存在感です!!その後は稜線から降って剱沢キャンプ場へ。日没の時間が迫っていたため、あまりゆっくりは出来ませんでしたが、コーヒーを淹れたり初の炊飯を試みたり、自分なりに久し振りのテン泊を楽しむ事が出来ました。
二日目、不要な荷物をテントに残して剱岳ピストンへ。一服剱以降はかなりの急登です。有名なカニのタテバイ、ヨコバイ(下山時)を通過しますが、鎖やステップが十分に整備されており、慎重に通過すれば問題無し。ただ高度感が凄く、緊張を強いられます。剱岳山頂からは、後立山連峰やその他北アルプスの主稜線を望むことが出来、素晴らしい景観が広がっていました。多くの峰々と湧き立つガスのコントラストが、まるで水墨画のようで息を呑みました。そして快晴ではありませんでしたが、富士山や八ヶ岳、南アルプスも視界に捉えることが出来て非常にラッキーでした!!
しばらく展望を楽しんだ後は、浮石と急斜面に注意して幕営地へ。テントを撤収後、剱御前小舎へ移動。これ以降は剱岳の展望は得られないので、しっかり目に焼き付けてから稜線を下ります。雷鳥沢キャンプ場以降は整備された石畳の道を室堂へ。地味にアップダウンが多く、意外と消耗します。その後ミクリガ池を経て、室堂ターミナルまで戻って来ました。
今回の登山では、立山はもちろんですが、特に稜線上から見る剱岳の景観に非常に心を打たれました。単純に標高だけでいえば3000mに満たない峰ですが、その威容は本当に圧巻です。いつになるか分かりませんが、また必ず眺めに来たいと思います。非常に心に残る山行が出来て、大変満足でした!!
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