八甲田山:酸ヶ湯から周回、田茂萢岳まで 好天と紅葉の前線を求めて北へ〜
- GPS
- 06:58
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 915m
- 下り
- 930m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 6:50
天候 | 晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良く整備されており、危険個所はない。このところの雨で泥濘は致し方ないが、特に田茂萢岳分岐から毛無岱分岐までの間は厳しい。宮様コースという名が申し訳ないくらいだが、でも、その名前は田茂萢から酸ヶ湯へのスキーコースなんだよね。 |
写真
感想
暑い季節もやっと一段落して、動き出そうか。さあ、何処かに行こうかと思ったら、この連休は南東北以南で雨の予報である。青森なら、天気は何とかなりそうだし、まだ紅葉の季節ではないだろうが、北へ行けばその兆候は見られるかと、遠く八甲田山まで行ってみることにした。
暗いうち雨の中を出発、岩手に入ると夜明けで徐々に明るくなってきたが曇りで、霧も出ている。岩手山や姫神山はぼんやり見えている。秋田に入り北上していくと、晴れ間が出てきたではないか。でも山には霧がかかっている。黒石ICから八甲田方面に向かうと晴れている。今日の天気予報は大当りだった。酸ヶ湯公共駐車場は100台以上だが、今日は8:00で8割埋まっている。今日の八甲田山は賑わっていそうだ。天候によるが、反時計回りで外回り(井戸岳赤倉岳も含む)の予定で出発。駐車場の奥の登山口から入山。最初はダケカンバが中心で下草が笹の広葉樹林帯を緩く登っていく。最初から薄い硫化水素の臭いがする。この登りは、緩いがかなり長い。50分程度で展望が開け、南八甲田が望め、道はガレの谷沿いの岩の多い登りとなる。登り切ると傾斜は緩くなり、沢沿いの笹の道となる。木道で整備もされている。大岳までは300m程の登りであるが、随分大きく見える。最初は笹の中の道であるが、それ程暗くはない。次いで短いがオオシラビソの樹林帯を通過、そして、岩礫の急登となる。落石防止のため岩礫は金網でまとめられており、その間を登る。南に仙人岱ヒュッテが見える。この辺りから雲が架かるようになり、眺望は遮られる。大岳に到着すると、大岳の火口が見えたが、周りはほぼ見えなくなってしまった。
大岳から大岳鞍部避難小屋へ樹林帯を150m下り、井戸岳肩へ100m岩礫帯を登る。井戸岳では雲が切れて比較的展望が良くなり、井戸岳の大きな火口が迫力がある。井戸岳の稜線から赤倉岳へは、平坦で直ぐに到着する。井戸岳辺りまでロープウェイ駅から来る人もいるようだ。ここからの下りは、岩礫帯、笹原、樹林帯となり毛無岱への分岐(宮様コース分岐)となる。田茂萢岳にも行っておこうと、整備された木道の道を田茂萢岳へ。ぐるっと遊歩道を回って田茂萢岳の池塘も展望台で楽しむ。分岐へ戻って、毛無岱へ向かう。ここから毛無岱分岐までは泥濘の厳しい道である。東吾妻山から景場平までの下りを思い出してしまった。毛無岱分岐まで出ると、酸ヶ湯からの周回路になっているので、道は良くなり木道もきれいに整備されている。毛無岱の湿原はとにかく広い。上の湿原から下の湿原の間の急坂は、標高差50mの木段で、反対側からだと階段登りだ。標識の「危険、足元に注意」は階段のことみたいだ。下の湿原から下にも20m程度の木段がある。その後は樹林帯の比較的良い道となり酸ヶ湯に到着する。酸ヶ湯は秘湯だと思っていたのだが、かなり大規模な観光地となっていて意外だった。
今日はガスが架かって最適ではなかったものの、雨には遭わず。遥々八甲田まで来て良かった。紅葉は、例年より遅いようで八甲田でもまだ目立たない。一部紅葉している葉も半分枯れたようで、今年の東北の山の紅葉が心配である。
kyenさん、ご無沙汰です。
八甲田山・・・、5月末の山行を懐かしく思い出しながらレコを拝見しました。初秋の八甲田もいいですね。
また毛無岱を歩いてみたい思いです。私は半時計回りの内回りでしたので、次の機会には外回りまでしたいと思います。
今回は最高の天気ではなかったようですが、雨に降られなかったので、青森までの遠征の成果はありましたね!
また東北のレコを楽しみにしています。
f15eagleさん、早速コメントありがとうございます。
この週末、雨予報でないのは東北北部だけだったので、つい遠くまで行ってしまいました。皆さん判っているみたいで、かなりの賑わいでした。毛無岱で、仙台から来た人に出会って、来て良かったー、でした。
雪のある時にも是非来てみたいと思いました。やっぱり遠いですけどね。
こんばんは。この連休は、見事なぐらい雨ですね。
北海道と北東北の一部以外は。
予報通り八甲田は良いですね。
毛無岱の階段からの紅葉は、見ごたえがありますね。
今年の紅葉はもう少し先でしょうかね。
juanさん、こんばんは。コメント有難うございます。
八甲田も東から雲が来ていました。他に、天気がまあまあだったのは、岩木山、岩手山、秋田駒くらいだったようです。
湿原はきれいに色づいていましたが、灌木の方はまだで、それもちょっと色づきが良くない感じでした。暑さと長雨のせいでしょうか。ちょっと心配です。
kyenさん、こんばんは。
東北の山と言っても、八甲田となると仙台からでも結構距離ありますよね。出掛けた甲斐あって、天気もまずまずだったようですね。お疲れ様でした。
この北八甲田周回路は、小生も今夏ねぶた観光と兼ねて訪れたばかりで、記憶も鮮明です。お〜、写真35、36の稜線から見下ろす毛無岱。小生と同じアングルで撮って る!毛無岱もですが、その手前の稜線に鞍状に広がる湿原もよくありません?
八甲田の紅葉は有名ですが、湿原の色付きにはまだ少し早い様ですね。雑用にかまけている間に、既に紅葉の季節ですね 。
みちのくの、とある紅葉名山の御膝元に潜伏中※のodaxでした(新幹線激混みであせりました )
※あ、むろん仕事です
odaxさん、コメント有難うございます。
確かに東北と言っても酸ヶ湯まで、距離計340kmでした。天気を見てたら、計画が段々北へ行ってしまいました。岩木山もいいのですが、この前行ったばかりですし、これは八甲田しかないかと。
そうそう、8月にはodaxさんは八甲田に行っていましたね、高田大岳も加えてでしたね。そこまでは無理でしたが、井戸岳の姿や火口周辺は気に入りました。標高が大岳より高かったらこちらが主峰として注目されたでしょう。赤倉から毛無岱の眺め、絶対写真を撮ってしまいます。毛無岱が黄色く色づいて良い感じでした。
この辺(十和田周辺)は6月にクマで大騒ぎでしたが、結構な人出で、これならクマなんか心配ないやと、熊鈴もしまい込みでした。さて、次の紅葉の山は何処か、と考えています。
kyenさん、こんばんは。
まさに同じルートを歩いたということで
赤倉岳の稜線の立ち込める雲の感じが全く一緒!ですね。
思わず笑ってしまいました。
これからもよろしくお願いいたします。
ありがとうこざいました。
ninotsugiさん、こちらにも有難うございます。
稜線の片側から立ち込める雲、山ではよくあることですが、これが好きなんで必ず撮ってしまいます。私が赤倉を通ったのが12:10頃です。1時間後も同じだったみたいですね。その他の写真も共感できてよかったです。
では、また宜しくお願いします。
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