槍ヶ岳 北鎌尾根から
- GPS
- 56:42
- 距離
- 50.7km
- 登り
- 2,964m
- 下り
- 2,953m
コースタイム
- 山行
- 7:44
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 9:43
- 山行
- 9:12
- 休憩
- 3:12
- 合計
- 12:24
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 6:48
天候 | 9/25 晴れ後曇り後雨 9/26 雨時々曇り 9/27 ドピーカン |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
水俣乗越〜北鎌沢出会〜槍ヶ岳:多々危ない箇所があるので注意が必要です。 私が特に危険を感じた個所:通称シロザレ。登り上がって傾斜が緩くなる所はやや右寄りにラインを取ったほうが良い。左側には細かなザレが累積しており滑り易い。 |
写真
装備
個人装備 |
ハーネス
確保器
他
|
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共同装備 |
ツエルト
ロープ
キャメロット#0.75と#1
スリング
カラビナ等
|
感想
北鎌尾根から槍ヶ岳に登りました。一昨年に続いて2度目。今回は隊長からのたってのリクエストです。
一通り登山者が歩いて浮石が無くなって、なおかつ寒すぎない、他のパーティがいない(落石で迷惑をかけたくないし、受けたくない)という観点から日程を決めました。
ただ、本来秋晴れの頃なのに、あまりに天候が良くなかったのが残念でした。
紅葉最盛期を期待していたのですが、まだ早かったようです。涸沢カールも6割程度とのこと。道中の景色も緑が濃い。槍沢ロッジを超え、ババ平に至るが、拍子抜けするほどである。
大曲からの昇りは相変わらずきつい。変な話しだが、この昇りと水俣乗越から天上沢への下り&北鎌尾根への昇り返しがこのルートの核心だと思う。
天上沢北鎌沢出会いに辿り着きツエルトを設営してのんびりしていると、ソロ登山者がいらっしゃった。若者である。大きなザックだが軽やかな足取りだ。結局、今回の北鎌尾根ルート山行は彼と我々の2パーティのみでした。
明日に備えて早めに就寝するが、夜半、雨音に眼が醒める。危惧していたがやはり降ってきた。どうするか思い悩みながら再び眠りに戻った。
4時起床だが本振りの雨に寝直してしまう。5時、いささか雨が弱まった。が、止まない。悩みつつ朝食をとる。6時、西の空がやや明るくなる。7時、意を決して出発。ソロさんも先に登って行った。
時折、雨が途切れて陽が差したりするが、再び雲が厚くなり雨は止まない。スリップに十分気を付けながらひたすら登った。
コルから独標まではホールドになる木の根が多くあり安心感がある。独標は巻いた。本当は直登したかったのだが、雨に濡れたフェースを見てやめておいた。
お助け紐トラバースと稜線復帰の登攀はロープで隊長を確保して通過した。今回は、何はともあれ安全第一を考えて少しでも危険を感じた場所ではロープを使用した。一度もテンションがかかることなく本来不要であったのだが、私としても経験を積むためにもそうしました。色々と気付くこともあり良い経験になりました。
ただし、時間はかかってしまい、穂先に取り着くタイミングで17時となってしまった。岩が濡れているので少しでも安全なルートを丹念に探し、先行して昇り後続の隊長をロープで確保して穂先を攀じっていく。もう少しで山頂というところ、俗に言う上のチムニーに差し掛かったところで日没。ヘッデンを付けて、傾斜の緩いルートを探す。暗くなると何でもない斜面がおそろしくなる。1ピッチ上がったテラスで上を見上げたら、日没直後の空を背景に頂上の祠が見えた。正直、ほっとした。
山頂からの下り。普段であれば何でもないが真っ暗闇のため、手を抜かず要所でロープを出して穂先を降りた。
やれやれ、さすがに疲れたと小屋に行くと、玄関前に誰かがいる。あのソロさんだ。聞くと、我々のことが心配で居ても立ってもいられなく小屋の前で待っていてくれたとのこと。ご無事で何よりとのお言葉をもらい、大変申し訳なく思いました。
7時過ぎに小屋入りするという非常識にも関わらず、小屋の方も温かく迎えていただき、ありがたく感じました。
小屋ではビールを飲みながらソロさんと語らい、緊張の後の平和な時間を楽しみました。翌朝は驚くほどの好天だった。でも、午後に入るとまた曇りはじめた。今年の秋は天候最悪ですね。
もう読みながらドキドキハラハラしました!
最後ヘッデンつけて岩場なんて想像もできません!
さすが隊長さんとの最強ペア!
小屋でビールを口にしたときの安堵感、何とも言えなかったでしょうね!
お疲れさまでした!
kiyo-miさん
コメントありがとうございます
ちょっと大袈裟に書きすぎましたw
御来光目当てにヘッデン灯して穂先登るのって珍しくないですもんね
でも、仰るとおり、あのビールは最高でした♪
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