朝日連峰三面尾根 いざ原始の山域へ
- GPS
- 19:24
- 距離
- 39.5km
- 登り
- 2,931m
- 下り
- 2,930m
コースタイム
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 10:01
天候 | 2日間とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
あちこちに危険箇所がある。大上戸山から先は藪の繁茂が激しい。 |
その他周辺情報 | 三面尾根2日間で出会った人ゼロ。出会った動物、クマ、サル、タヌキ、ヤマカガシ・・・ |
写真
感想
三面尾根は、村上市出身の私としては登山をするようになってからの宿願。また、先週のヤマレコを見ると朝日主稜線の紅葉はピークを迎えつつあるとのレポが散見される。挑むなら今、ということで金曜日の飲み会をキャンセルし1泊で挑む。
日帰りで踏破される健脚者もいるようだが、とてもそのような真似は出来ないので16時頃まで小屋に入れればいいと軽い気持ちで挑んだ。しかし軽い気持ちを吹き飛ばす次々と試練が続いた。ウンザリするほどのアップダウン、そして藪。切り立った崖。途中何度か気が滅入り、相模山あたりでぶっ倒れるのではないかと思った。北寒江山に着いたときは泣きたいぐらい嬉しかった(嘘です)。
狐穴小屋まで下ったらご主人安達さんが待ち構えてくれていて、よく冷えたビールで乾杯した。色んな話が聞けて楽しかった。小屋は私を含めて7人だけ。意外なほど空いていて綺麗な小屋で快適に過ごせた。
翌日はご来光こそ拝めなかったが、前日同様な青空となる。新潟山岳会グレーティングぶっちぎり1位の寒江山までピストンする。山頂に立つと、早朝の澄んだ空気と雲海、長大な朝日主稜線、そして丁度見頃の紅葉とすべての条件が揃った絶景で、ここで足掛け2日の苦労が報われた感じがした。
帰りは行き同様、延々と続くアップダウンに途中何度も滅入っては、気を奮い起こし、なんとか無事下山することが出来た。感覚的には平が岳よりも劔の早月尾根よりもキツイと感じた。
原始の風景が今なお残る朝日の中で、最も原始的で人の手が入っていない三面尾根。つらい行程ではあるものの、他の山には無い魅力ある山域だ。多くのハイカーで賑わう百名山とは違い、こんな絶好の登山日和に誰も登らないというところも良い。長年の宿願だった思いに違わぬ、深く、感動の多い尾根でした…
コメント
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初めまして。
三面尾根(相模尾根)、私も以前沢の下山で使ったことがあります。
沢を詰めて稜線の登山道に抜けた後はいつもすっかり気を抜いてお気楽モードになるのですが、そんなお気楽な気持ちでこの尾根を下山に使って思いっきりウンザリげんなりしたことを懐かしく思い出しました。
稜線では風雨に叩かれ展望もなくがっかり。
楽しみにしていた狐穴小屋のビールがちゃんと冷えてましたが、寒さに震えて手が出ませんでした(^^;)
下山では雨とブヨの大群にやられて立ち止まり休憩もままならず参りました!
下山といっても日帰りハイキングの一般登山ルートをいくつかつなげたようなとても疲れる尾根
道陸の小屋で泊まりましたが、なかなかシンプルな小屋ですね!(笑)
相模尾根を下るのが嫌で、あのあたりの沢登りを躊躇してしまうほどです(笑)
当時を懐かしく思い出しました!
あそこをわざわざ登って下るとは本当にお疲れ様です!(^^;)
mieeさん、はじめまして。コメントありがとうございます。三面尾根疲れました(^^;)
プロフィール拝見しました。原始性のある山域が好きということで、三面はまさにそのようなところです。そのようなmieeさんには、最近文庫化された、ヤマケイ文庫 田口洋美著 「越後三面山人記」をお薦めします。ダムに沈んだ三面集落の人々の、山との共存した暮らしがリアルに記されています。きっと魂が震えます。書店に寄る機会があったら是非手に取ってください。
この尾根、往路は勢いでなんとかなるけど、復路はさすがにウンザリですよねえ。
次回は、ぜひ道陸神峰小屋泊まりで!
stilllifeさん、コメントありがとうございます。道陸神峰小屋泊まりですか。キャンプフャイヤーは楽しそうですが…。そこまでまだ根性が座ってません、勘弁してください(^^;)
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