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Yamareco

記録ID: 974013
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

赤石岳・悪沢岳縦走 16044

2016年09月27日(火) ~ 2016年09月30日(金)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
fukuchi36 その他13人
GPS
80:00
距離
28.7km
登り
3,190m
下り
3,180m

コースタイム

1日目【9/27 (火)】
6:11 椹島ロッジ出発 ー(57分)ー 中電基準点(1/5付近) 7:25 ー(53分)ー 林道出合(2/5) 8:25 ー(29分)ー 樺段 9:00 ー(36分)ー 標柱小広場(3/5) ー(95分)ー 歩荷返し終了地 12:10 ー(28分)ー 赤石小屋到着 12:41
  歩行時間:4時間58分  歩行距離:5.74

2日目【9/28 (水)】
5:46 赤石小屋出発 ー(44分)ー 富士見平 6:46 ー(55分)ー 砲台型休憩所 7:54 ー(80分)ー 稜線分岐点 9:32 ー(20分)ー 赤石岳 9:58 ー(16分)ー 稜線分岐点 10:21 ー(13分)ー 小赤石岳 10:37 ー(58分)ー 大聖寺平 11:44 ー(37分)ー 荒川小屋到着 12:22
  歩行時間:5時間23分  歩行距離:7.0

3日目【9/29 (木)】 悪天候のため山行中止、荒川小屋泊。

4日目【9/30 (金)】
4:32 荒川小屋出発 ー(38分)ー 標柱 5:21 ー(57分)ー 稜線出合 6:32 ー(5分)ー 荒川前岳 6:50 ー(4分)ー 稜線分岐 6:55 ー(6分)ー 中岳 7:08 ー(37分)ー コル 8:10 ー(40分)ー 悪沢岳 9:19 ー(31分)ー 丸山 9:57 ー(39分)ー 千枚岳 10:50 ー(28分)ー 千枚小屋 11:45 ー(31分)ー 駒鳥池 12:18 ー(29分)ー 見晴台 12:54 ー(33分)ー 蕨段 13:30 ー(29分)ー 清水平 14:10 ー(58分)ー 小石下 15:27 ー(28分)ー 岩頭見晴 16:00 ー(11分)ー 中電鉄塔下 16:20 ー(46分)ー 滝見橋帰着 17:10
  歩行時間:9時間10分  歩行距離:15.82
天候 9/27(火) 晴、風:1〜2m/s
     気温:18℃(6:00)、23.5℃(13:00)
9/28(水) 晴後雨、氷雨
     風:出発時 6〜7m/s 赤石岳山頂 15m/s
       大聖寺平 20m/s(瞬間 25m/s)
     気温:13℃(5:30)、赤石岳山頂 0℃(体感)
        11℃(16:00)
9/29(木) 雨・暴風(終日小屋待機)
     気温:10℃(13:00)、9.5℃(17:30)
9/30(金) 晴(快晴)
     風:出発時 2m/s 稜線手前 6〜7m/s
       稜線上 10〜20m/s(時々突風)
       千枚岳以下の樹林帯 0〜5m/s
     気温:3℃(4:30)、悪沢岳山頂 5〜6℃(体感)
        18℃(17:30 体感) 
過去天気図(気象庁) 2016年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
新大阪駅 ⇔ 静岡駅:JR新幹線(片道約2時間)
静岡駅 ⇔ 畑薙第一ダム:ジャンボタクシー(片道約2時間半)
畑薙第一ダム ⇔ 椹島:蠧端鐡豎ぅ侫レスト送迎バス(片道1時間)
コース状況/
危険箇所等
道の状況:
【椹島〜赤石小屋】標高差≒1400m強の大倉尾根の登り。危険個所はないが急登が連続する。歩荷返しからは岩尾根の急登になるので下山路に使う時は躓き・スリップに注意が必要です。ほぼ樹林帯歩きとなる。
【赤石小屋〜赤石岳〜荒川小屋】ラクダノ背南側のトラバース道は道幅が狭く片側が切れているところがあるので路肩踏み抜きに注意が必要です。桟道が多数あり、ルンゼも数個所通過するのでスリップに注意して下さい。北沢の源頭を過ぎた辺りの登山道脇のガレ場で昨日滑落事故が発生、左腕骨折(別目的でガレ場に入り滑落した模様)、静岡消防ヘリ搬送。
赤石岳〜小赤石岳の肩はほぼ平坦な稜線歩きです。肩から大聖寺平への下りはザレた急坂が連続するのでスリップに注意が必要です。大聖寺平からのトラバース道では追い風の突風があるので転倒に要注意。樹林帯を過ぎると荒川小屋への急坂が待っています。
【荒川小屋〜荒川三山〜千枚岳〜椹島】稜線上では強風に煽られないように注意して下さい。ガレ・ザレの急登・急坂が随所にあり、岩場の痩せ尾根もあるので落石を起こさないよう慎重な歩行が求められます。千枚小屋からの下りでは樹林帯の比較的歩き易い道が続きますが、林道出合から登り返しがあり岩頭見晴付近の岩尾根の登り、鉄塔横から奥西河内沢の吊橋にかけての急坂下りは本下山路中で最も注意を要するところです。下り標高差は約2000m強です。

登山ポスト:あり
その他周辺情報 温泉・飲食店・宿泊施設等:
 椹島ロッジ 180名収容 営業期間 2016.4.29〜11.6
       宿泊者入浴可(〜19時)
9/27 5:00 椹島ロッジの朝食です。
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9/27 5:00 椹島ロッジの朝食です。
6:11 準備体操をして、いざ出発。
6:11 準備体操をして、いざ出発。
特種東海製紙社有林の巨大さを知る。
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特種東海製紙社有林の巨大さを知る。
鉄階段を上がり登山道へ。
鉄階段を上がり登山道へ。
花は少ないもののいろんなキノコが現れます。
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花は少ないもののいろんなキノコが現れます。
椹島から赤石小屋までは0/5〜5/5の表示板が付いています。
椹島から赤石小屋までは0/5〜5/5の表示板が付いています。
急傾斜の鉄桟橋です。
急傾斜の鉄桟橋です。
タマゴパンに似たキノコです。
タマゴパンに似たキノコです。
ここから急登の岩場が連続します。
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ここから急登の岩場が連続します。
歩荷返し終了地で一服中のNさんとfukuchi36クン。
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歩荷返し終了地で一服中のNさんとfukuchi36クン。
12:41 本日の目的地・赤石小屋に到着。
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12:41 本日の目的地・赤石小屋に到着。
暑いほどの陽射しの中、聖岳方面を望む。
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暑いほどの陽射しの中、聖岳方面を望む。
滑落で左腕骨折他の負傷をした登山者を応急手当てするTガイド。
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滑落で左腕骨折他の負傷をした登山者を応急手当てするTガイド。
1時間余り後に静岡消防ヘリが飛来し、無事救出して去っていく時には少し目頭が熱くなりました。
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1時間余り後に静岡消防ヘリが飛来し、無事救出して去っていく時には少し目頭が熱くなりました。
17:00 赤石小屋の夕食はボリュームたっぷりの焼き肉です。
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17:00 赤石小屋の夕食はボリュームたっぷりの焼き肉です。
9/28 5:00 赤石小屋の朝食です。
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9/28 5:00 赤石小屋の朝食です。
5:46 小屋の主人に見送られて出発。
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5:46 小屋の主人に見送られて出発。
紅葉が進んでいます。
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紅葉が進んでいます。
富士見平付近からは笠雲を被った富士山や・・・
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富士見平付近からは笠雲を被った富士山や・・・
・・・雨が降り出す前の赤石岳方面が見えています。
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・・・雨が降り出す前の赤石岳方面が見えています。
出発から50分、富士見平で小休止。
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出発から50分、富士見平で小休止。
桟道を渡ると直ぐに冬道入口表示があります。
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桟道を渡ると直ぐに冬道入口表示があります。
冬道に入らず、ラクダノ背南側のトラバース道を進みます。
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冬道に入らず、ラクダノ背南側のトラバース道を進みます。
トラバース道には桟道や・・・
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トラバース道には桟道や・・・
・・・片側が切れた・・・
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・・・片側が切れた・・・
・・・狭い道が続きます。所々ルンゼもあります。
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・・・狭い道が続きます。所々ルンゼもあります。
北沢の源頭を左に見て、8時半頃ザックカバーを装着。
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北沢の源頭を左に見て、8時半頃ザックカバーを装着。
昨日の滑落事故現場のガレ場横を9時頃通過。
空模様が一段と悪化してきたので雨具を着用。
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昨日の滑落事故現場のガレ場横を9時頃通過。
空模様が一段と悪化してきたので雨具を着用。
急登を登り切り稜線分岐点に到着。
ハイマツの足元にザックをデポし赤石岳へ向かう。
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急登を登り切り稜線分岐点に到着。
ハイマツの足元にザックをデポし赤石岳へ向かう。
9:52 出発から2時間余で赤石岳に到着。氷雨混じりの強風が吹き、ガスで眺望なし。
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9:52 出発から2時間余で赤石岳に到着。氷雨混じりの強風が吹き、ガスで眺望なし。
小赤石岳山頂です。
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小赤石岳山頂です。
大聖寺平では更に風が強まり、トラバース道では身体がよろめくほどの追い風でした。
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大聖寺平では更に風が強まり、トラバース道では身体がよろめくほどの追い風でした。
12:22 荒川小屋に到着。到着直後から雨風が一段と強くなりました。
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12:22 荒川小屋に到着。到着直後から雨風が一段と強くなりました。
17:00 荒川小屋名物のスパイシーカレーの夕食です。
翌9/29の天候回復が見込めないことから荒川小屋で連泊。夕食はホワイトシチュウ&カレーでした。
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17:00 荒川小屋名物のスパイシーカレーの夕食です。
翌9/29の天候回復が見込めないことから荒川小屋で連泊。夕食はホワイトシチュウ&カレーでした。
9/30 4:00 おにぎり弁当の朝食です。
甘納豆入りの赤飯が美味でした。
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9/30 4:00 おにぎり弁当の朝食です。
甘納豆入りの赤飯が美味でした。
4:32 ヘッドランプを装着して荒川小屋を出発後40分余り、空が少し明るくなってきました。雲一つない快晴です。
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4:32 ヘッドランプを装着して荒川小屋を出発後40分余り、空が少し明るくなってきました。雲一つない快晴です。
雲海に浮かぶ富士山。
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雲海に浮かぶ富士山。
荒川小屋の左手に赤石岳方面を望む。
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荒川小屋の左手に赤石岳方面を望む。
シカ除け柵の中に入ります。
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シカ除け柵の中に入ります。
シカ除け柵の中から赤石岳方面を振り返る。
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シカ除け柵の中から赤石岳方面を振り返る。
富士山の北側に太陽が・・・
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富士山の北側に太陽が・・・
・・・昨日の天気がウソのような日和です。
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・・・昨日の天気がウソのような日和です。
悪沢岳方面を望む。
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悪沢岳方面を望む。
稜線分岐を目差して・・・
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稜線分岐を目差して・・・
・・・一歩、一歩。
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・・・一歩、一歩。
荒々しい岩峰の上は眩しいほどの青空です。
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荒々しい岩峰の上は眩しいほどの青空です。
稜線分岐はもうそこです。
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稜線分岐はもうそこです。
稜線分岐から中央アルプスを遠望。
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稜線分岐から中央アルプスを遠望。
稜線分岐にザックをデポして荒川前岳へ・・・
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稜線分岐にザックをデポして荒川前岳へ・・・
・・・小屋を出てから2時間余、荒川前岳に到着。
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・・・小屋を出てから2時間余、荒川前岳に到着。
360度の眺望と青空にハイテンション気味のfukuchi36&Manaです。
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360度の眺望と青空にハイテンション気味のfukuchi36&Manaです。
荒川前岳から赤石岳方面を望む。
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荒川前岳から赤石岳方面を望む。
皆でバンザーイ!
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皆でバンザーイ!
荒川中岳山頂から北岳方面を望む。
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荒川中岳山頂から北岳方面を望む。
はい、チーズ!
中岳避難小屋でトイレ休憩。今日で小屋を閉める由。
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中岳避難小屋でトイレ休憩。今日で小屋を閉める由。
悪沢岳の向こうに富士山を遠望。
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悪沢岳の向こうに富士山を遠望。
富士山を見下ろしている気分です。
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富士山を見下ろしている気分です。
悪沢岳を背に。
狭い岩尾根では強風に注意しながら進みます。
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狭い岩尾根では強風に注意しながら進みます。
赤石岳・荒川前岳・中岳方面を振り返る。中岳避難小屋の三角屋根と便所棟が見えています。
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赤石岳・荒川前岳・中岳方面を振り返る。中岳避難小屋の三角屋根と便所棟が見えています。
ガレた急登に取付きます。
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ガレた急登に取付きます。
近くに見える山頂まであと半時間・・・
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近くに見える山頂まであと半時間・・・
・・・もう少しで山頂です。
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・・・もう少しで山頂です。
8:56 悪沢岳に到着。Tガイドと記念撮影するハイテンションペアです。
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8:56 悪沢岳に到着。Tガイドと記念撮影するハイテンションペアです。
甘納豆入り赤飯おにぎり食ぁべよぉっ・・・!
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甘納豆入り赤飯おにぎり食ぁべよぉっ・・・!
南アルプス南部最高峰の悪沢岳です。
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南アルプス南部最高峰の悪沢岳です。
一昨日の赤石岳・小赤石岳、本日の荒川前岳・中岳・悪沢岳に続き6座目の3000m峰、丸山にて。
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一昨日の赤石岳・小赤石岳、本日の荒川前岳・中岳・悪沢岳に続き6座目の3000m峰、丸山にて。
富士山を遠望しながら千枚岳へ向かいます。
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富士山を遠望しながら千枚岳へ向かいます。
岩場の痩せ尾根を慎重に登ります。
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岩場の痩せ尾根を慎重に登ります。
痩せ尾根登りを待つ間に赤石岳・聖岳方面を望む。
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痩せ尾根登りを待つ間に赤石岳・聖岳方面を望む。
出発から6時間余り、千枚岳に到着。
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出発から6時間余り、千枚岳に到着。
山頂最後の集合写真です。
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山頂最後の集合写真です。
丸山・悪沢岳・中岳・荒川前岳を振り返る。
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丸山・悪沢岳・中岳・荒川前岳を振り返る。
富士山を遠望しながら千枚小屋へ向けて下ります。
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富士山を遠望しながら千枚小屋へ向けて下ります。
黄葉のトンネルを潜ると・・・
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黄葉のトンネルを潜ると・・・
・・・千枚小屋が見えてきました。
当初予定の千枚小屋泊を変更して椹島へ一気に下ります。
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・・・千枚小屋が見えてきました。
当初予定の千枚小屋泊を変更して椹島へ一気に下ります。
木馬道起点跡・・・
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木馬道起点跡・・・
・・・駒鳥池・・・
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・・・駒鳥池・・・
・・・ドラ焼き風のキノコ等見ながら・・・
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・・・ドラ焼き風のキノコ等見ながら・・・
静かな樹林帯を下る内に蕨段の三角点に来ました。
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静かな樹林帯を下る内に蕨段の三角点に来ました。
14:01 清水平で一息入れます。
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14:01 清水平で一息入れます。
15:00 コーヒー&ケーキブレークです。女性陣はケーキ、fukuchi36クンは半ドラです。
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15:00 コーヒー&ケーキブレークです。女性陣はケーキ、fukuchi36クンは半ドラです。
林道出合の急階段を下り、しばらく山道を下ると・・・
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林道出合の急階段を下り、しばらく山道を下ると・・・
・・・岩頭見晴への登り返しが待っていました。
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・・・岩頭見晴への登り返しが待っていました。
振り返ると悪沢岳が遠望できます。
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振り返ると悪沢岳が遠望できます。
16:11 最後の休憩地です。
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16:11 最後の休憩地です。
ガレの急坂を下ること半時間余り、奥西河内沢の吊橋に到着しました。本日最も足元に気を使った激下りを過ぎてヤレヤレです。
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ガレの急坂を下ること半時間余り、奥西河内沢の吊橋に到着しました。本日最も足元に気を使った激下りを過ぎてヤレヤレです。
滝見橋が見えてきました。標高差≒2000mを一気に下り少々草臥れたところに救世主が現れました。
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滝見橋が見えてきました。標高差≒2000mを一気に下り少々草臥れたところに救世主が現れました。
17:10 滝見橋過ぎで二軒小屋ロッジから戻る途中の送迎バスに拾ってもらいました・・・
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17:10 滝見橋過ぎで二軒小屋ロッジから戻る途中の送迎バスに拾ってもらいました・・・
・・・お陰で17:40の夕食時間に間に合いました。ここ椹島ロッジに一泊し、明日(10/1)早朝出発で大阪へ帰ります。2日間の行程を1日で歩いたので少し草臥れましたが、ビールの美味さは格別でした。
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・・・お陰で17:40の夕食時間に間に合いました。ここ椹島ロッジに一泊し、明日(10/1)早朝出発で大阪へ帰ります。2日間の行程を1日で歩いたので少し草臥れましたが、ビールの美味さは格別でした。

感想

 数年前から歩きたいと思っていた赤石岳・悪沢岳縦走コースを相方と二人で山ツアー参加で実現した。男は筆者一人で、女性10、ガイド1、サブ2の合計14名のメンバーで時計回りに周回することになった。
 通常2泊3日で周回するコースを3泊4日でスタートした。椹島から赤石小屋までは天気に恵まれて予定通り昼過ぎに小屋に到着した。到着小一時間後に左腕骨折他の負傷をした登山者が小屋の女性に伴われて現れた。北沢の源頭北東辺りのガレ場で滑落したらしい。Tガイドが応急手当てをする間に静岡消防ヘリが飛来し、小屋裏広場から遭難者を無事吊上げた。初めて直に見たので、収容して飛び去る時には少し目頭が熱くなった。
 2日目は2時間余り好天であったが次第に天気が悪くなり、赤石岳山頂では強風と氷雨で周囲の眺望は皆無であった。大聖寺平から荒川小屋へ向かう頃には身体がグラつくほどの強風に見舞われた。昼過ぎに荒川小屋へ到着した直後から本格的な雨になった。翌3日目の天気の回復が見込めないので、危険回避のため山行を中止し荒川小屋で待機することになった。
 4日目は風はある程度強いものの雲一つない青空で、荒川小屋を4:30に出発して夕刻までに椹島へ一気に下ることになった。富士山を始め四周の眺望を楽しみながら荒川三山・丸山・千枚岳の稜線を歩いた。千枚小屋からは静かな樹林帯を下ったが、中電鉄塔への登り返しは意外に手強かった。特に奥西河内沢吊橋へ向けての急坂はガレ場が多いので一時も気を抜けなかった。下り標高差≒2,000mは国内では有数のルートと思われた。
 事故なく走破できたのはTガイドの適切な判断の賜物であり、ほぼ標準タイムで歩き、落後者を出さないペース配分に舌を巻いた山行であった。
                            fukuchi36

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