燕岳-大天井岳-常念岳-蝶ガ岳-大滝山-鍋割山
- GPS
- 56:00
- 距離
- 45.6km
- 登り
- 4,196m
- 下り
- 4,221m
コースタイム
二日目;燕山荘6:35-9:00大天上岳-10:00ヒュッテ西岳-10:50常念岳分岐-13:00常念山荘
三日目;常念山荘6:25-7:25常念岳7:35-9:50蝶鑓-10:30蝶が岳10:55-12:00冷沢分岐12:15-12:20大滝山-12:45冷沢分岐-八丁ダルミ-14:45冷沢-15:35三郷スカイライン終点-(タクシー)-しゃくなげ荘側駐車場-穂高神社-21:00自宅
天候 | 一日目;快晴、風無 二日目;曇後雨 三日目;曇、風無 |
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過去天気図(気象庁) | 2007年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
・三郷スカイライン終点迄のタクシー依頼は、蝶が岳-大滝山間の尾根から冷沢に下る分岐でauは可能(ソフトバンクは全くダメ) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・この時期は非常に天候が不安定なことを除けば、コース中危険箇所無し 唯一、大滝山荘に掲示されていた”熊注意!”。特に単独の時にはこれが一番怖い ・大天井岳を下り、常念岳と、槍への分岐は注意。左左と思っていても、視界が無く右へのトレースが見えるとそちらに行きたくなる。兎も角極端に左に行ってトレースが無かったら戻る位の気持ちが良いと思った。 ・当然アイゼン、ピッケルを始め冬装備で出かけたが、今回はアイゼンは使わなかった。ピッケルは熊避けのノイズ出しで使用? このコースはストックの使用が有効と思った。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
1961.11.4-11.6に槍から西穂迄単独で縦走したのを思い出し、ほぼ同じ日の槍穂高を見たくなり、表銀座に出かけてみた。(夏に、1967.5に山から引退して以来、再開初めてと行って良い状況で、ケニヤ山とキリマンジャロに何とか登れたので、何とか身体が持つのではないかと、少し頑張って最終日は八丁ダルミから下る計画にした。)
一日目は、早く着きすぎてしゃくなげ荘バス停前で時間をもてあます。一度住宅地の方に下ってこれから登る燕岳方面のモルゲンロート等を撮影して時間をつぶす。
バスはほぼ定刻通り、最後まで乗車したのは中房温泉の女性従業員では無いかと思われる若い女性と2人だけ。
中房温泉にはずいぶん多くの浴衣姿の宿泊客が居り、ビックリした。
合戦尾根の登りは急できついが、あっと言う間に高度は稼げる。途中合戦小屋辺りから少し雪があったが、登行には何も問題なし。
自分なりに順調にコースタイム内で燕山荘着。
良い天気の中を燕岳、北燕岳往復し、山荘前でビールを飲みながら剣から槍の景観を楽しむ。
巨大な山荘に客は一人だけ。槍が見える良い場所を提供してくれたのだと思うが、階段の側で夜から未明と頑張って働く従業員の上り下りで、結局あまり眠れず。
二日目は、天気も下り坂。山荘から”予定通りですか?”との注意?も有ったが”十分注意して行きます”と出発。
途中、雷鳥に何度か遭遇しながら、雪も余り無く、快調。
しかし、大天井岳からの下りに大きな落とし穴が・・・!
大天井岳から下ったら、直角に左に曲がらないといけないことを判っていたのに、ガスと怪しい雲が出て来た為に気も焦り、少し真っ直ぐに下ったら道がない。左側はガレの急斜面に見えたため、這松の中をどんどん右に行ってしまった。頭の中では違うと言っているのだが、身体は見えた急勾配の登山道をどんどん下ってしまった。
西岳ヒュッテに着いて始めてルートを間違えたことが明確になり、急遽引き返す。
引き返し始めたら、弱り目に祟り目で、激しい雨。風も強くなり雨で眼鏡が見えない。初めて、眼鏡にワイパーが欲しいと思った。誰か使いやすい眼鏡ワイパーを発明してくれないかなー。
雪の方が良かったが、結局常念小屋直前まで雨に降られてしまった。
ルートを間違えたが、13時に常念小屋着。ここも客は一人だけ。
三日目は、曇ながら風が無く天候は安定。
常念岳への登りは、昨日の大天井岳への登りと同様に、少し雪があり凍って居るものの、アイゼン無しでも注意すれば問題なし。
雷鳥に遇いながらノンビリと蝶が岳へ。蝶が岳頂上付近は、写真撮影に登ってきた登山者が数名居た。
蝶が岳から大滝山へのルートは、見た瞬間止めようかな?(予想以上にUP-DOWNがある)と思ったが、ゆっくり行けばと、頑張ることにする。
案の定、トレーニング不足の身体には細かいアップダウンが応える。
冷池分岐で、ズルしてザックをデポし、ピッケルとカメラだけで大滝山往復。”熊出没注意には”熊鈴持っていないのでビクビク、やたらとピッケルをガラガラと引きずりながら歩く。
八丁ダルミは、さすが名前の通り長ーい尾根の下りがこれでもかこれでもかと続く。
”500mで冷沢”の表示が出てからものすごく長い。(どうも水平距離で500mらしい?)タクシーを呼んだ時間に間に合うかと言う心配もあり、休まないで頑張るがバテバテ。
三郷スカイライン終点には、タクシーを呼んだ16:00より25分程早く着いた。タクシーも早めに来て、冷池の方まで迎えに来てくれるつもりだった様だが、予定通り三郷スカイライン終点からタクシー。
ラッキーにも、三郷村のシダレザクラを見つけ、タクシーを止めて撮影。
コスト削減の為に、豊科駅までタクシーを使い、後は列車とバスで駐車地点まで戻る予定だったが、バテバテだったので大奮発して、しゃくなげ荘迄直接タクシーで戻る。
無事登山を終えられたので、帰りは穂高神社にお参りする。(大門のケヤキ等を撮影したかったのが本音だが・・)
家迄の運転は流石にくたびれた。
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