甲斐駒ケ岳【JR長坂駅IN/北沢峠OUT】
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 2,647m
- 下り
- 1,374m
コースタイム
- 山行
- 11:38
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 13:23
天候 | 超快晴でした |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:北沢峠---林道バス---広河原BT16:40発---山梨交通バス---18:30着甲府駅18:46発高尾行き普通列車で帰宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【長坂駅〜道の駅白州〜竹宇駒ヶ岳神社】 舗装路のため危険個所はありません。長坂駅のロータリーを出て右へセブンイレブンや警察署を通り過ぎ、坂を下り最初の信号機を右折、中央線のガードをくぐれば県道606号線(国道20号線方面)の看板が出ますので、ここを矢印通り左折。しばらくは100M程度おきに街灯もありますが、やがて暗闇の世界になりますのでヘッデンや懐中電灯は必須です。峠道をひたすら我慢して歩き、川にかかる橋を渡ると国道20号まではあとわずか。国道20号につきあたり右折してしばらく行くとローソン、さらにその先に道の駅白州があります。(トイレ/自販機あり) 駐車場とガソリンスタンドの間の道を進み、途中の看板を左に入りしばらく進むと尾白川渓谷の駐車場(トイレ/自販機あり)。その先に登山ポストがあり遊歩道を進むと竹宇駒ヶ岳神社にでます。ここから左に進みいよいよ登山道の開始です。 【竹宇駒ヶ岳神社〜笹ノ平〜刀利天狗】 トレースが明確な道を進んで行きます。じわじわと高度を上げる感じで激登は皆無です。途中、倒木に阻まれる箇所もありますが跨ぐか潜るかでクリア可能。※暗い時間帯はなかなか斜度が上がらないし左ヘ左へとトレースが誘導されるため、もしかして(汗)と感じますが、多くの人が歩かれている道なのでトレースを辿ればOKでした。笹ノ平を過ぎると文字通り笹のトレース、ここもじわじわと高度を上げます。樹林帯が開けるといわゆる刀渡りではじめてのクサリが登場。スタンスが豊富なので特にくさりは利用しなくても問題ありませんが、心理的保険なんでしょうね。このあとは巨岩の大股開きやはしご、くさりと厳し目のコースの洗礼がはじまり刀利天狗に至ります。 【刀利天狗〜五合目〜七丈小屋】 五合目までは再度なだらかな樹林帯を進行します。一旦下ってまた登り少し進むと五合目、御神体の右脇のはしごをはじめここからはしごがポツポツ出始めて高度が一気に上がるイメージです。はしご自体はがっちりできているため危険は感じませんが、落ちたりしたら一大事ですので、手元足元には十分注意が必要です。はしごを登り終えしばらく進めば七丈小屋が見えてきます。七丈小屋に水場があります(有料) 【七丈小屋〜八合目御来迎場〜甲斐駒ケ岳山頂】 第二七丈小屋脇のはしごを登るとテン場があり、さらに砂地を登るとその先にも上のテン場があります。笹トレースを抜けるとゴツゴツ岩や砂地を抜けて、石碑が現れると八合目御来迎場ですが、結構前から見えてますのでなかなか到着しないというジレンマに悩まされます。このあたりから体力勝負です。当然山頂も視界に入りますがここからが大変。くさり、クサリ、鎖、いわ、イワ、岩とこれでもかと登り詰めていきます。いくつかの小ピークを越えて駒ヶ岳神社を越え、もう一段先に見える祠が甲斐駒ケ岳山頂です。 【甲斐駒ケ岳山頂〜駒津峰】 今までとはうって変り砂地の斜面をトラバース気味に下って行きます。途中摩利支天への分岐もあり、すぐに立ち寄ることも出来そうですので、時間があれば寄ってみてください。しばらくの砂地の下りをこなすと六方岩、ここを通り過ぎると駒津峰までの登り返しがあります。今までの道程に比べたら何のことは無いのですが、疲れた体には堪えました。駒津峰からの甲斐駒や仙丈ケ岳の眺望は最高です。 【駒津峰〜仙水峠〜北沢峠】 砂地のガレ場から樹林帯をひたすら激下りする下山ルートです。難しくはないですが、単調な道が続きます。ただ、非常に斜度が厳しいため登りでの利用はかなり厳しそうです。仙水峠は駒津峰と栗沢山の最低鞍部に位置し、どちらに進むにせよ登りは激登りから始まります。駒津峰→仙水峠→栗沢山は結構ドMコースですね。仙水峠を越えてからも平和な下りと思いきや、ゴーロ状のイワイワした道を歩くなど気が抜けません。足元に気を遣いつつも仙水小屋まで下れば沢沿いの平和な道筋となり長衛小屋に到着します。林道を10分ほど進めばバス乗り場です。 |
その他周辺情報 | 今回は長衛小屋のコインシャワーを利用しました。4分500円です。シャンプーとボディソープ完備です。さっさとさっぱりしたい人はどうぞ。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
防寒着
雨具
ゲイター
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
日焼け止め
携帯
時計
ストック
カメラ
|
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備考 | お箸を忘れたためお湯を注ぐだけのらーめんが食べれませんでした(涙) |
感想
仕事を終えて一旦帰宅、夕食/入浴後再び新宿駅へ向かいかいじ号で甲斐路の旅となりましたが、つくづく無理が徐々に効かなくなってきてるなと感じました。かいじ号では30分ぐらいは眠れたような…まあ、どうにかなるかと決め込んで、長坂駅からのナイトウォークに臨みました。舗装路区間ではあやしい箇所は常に地図とにらめっこをして道順を確認しつつ、ある意味登山道よりも気を遣いながら歩いた気がします。しばらくは適度な間隔で街灯が設置されていましたが、峠道にさしかかるともはや真っ暗の状態。それでも空からは月なのか星なのか何らかの明かりで照らされている様子で、雑木林以外の場所ではライトなしでもある程度の状況がわかるという順応具合で進むことができました。国道に出た時点で、もはや気分は目標達成!本当の目的はこれからなのに本末転倒ですよね…次回は毎日あるぺん号にしようかな?昨年の小淵沢駅〜観音平の舗道歩きといい、結構長い一般道歩きはのちのち響いてくることがわかりました。
登山口からは、ヘッデン、懐中電灯、熊鈴と神器を駆使して進みましたが、ちょうど登山道を左へ左へと進む途中に倒木があり、乗り越えて進んだ先のトレースが乱れ気味で、このまま進んで大丈夫なのか?と不安になりましたが、「今日は時間にゆとりがある」と気持ちを入れ替えてそのまま進み、結果ルートは正しかったためめでたしめでたしでした。刃渡りが案外早かったので「もうだいぶ来た」と大勘違い。長い歩道歩きの疲れがちょっと出てきたところですが、実はここからが本番なんですよね。刀利天狗からのはしご、クサリが寝不足の体にジワジワ堪えてきました。都度アミノ酸チャージをしましたが根本的解決には至らず。ハシゴはのそのそ、クサリはフル活用で懸垂登攀しまくりました。もうヘロヘロもいいとこなんで、「クサリ場でもクサリを使わない」なんて言ってられませんでした。なんだかんだ言いながらいつか辿り着くピークを目指して歩を進めた結果、最終的に長坂駅から9時間43分で登頂することができました。でも登山口から6時間50分って?トレランで上まで3時間とか、往復10時間とかで完遂している方々がいる中で、恥ずかしい記録になってしまいましたW。当然ピストンする気もさらさらなく、せっかくの好天なので頂上でゆっくり景色を眺め、さらに下山ルートの駒津峰でものんびりしてからの北沢峠にマッタリ下る算段でしたが、仙水峠に下るルートも地味ですが激下り、仙水小屋に向かう道中もゴーロだらけと最後まで楽はできませんでした。まだまだ修行が足りませんでしたね。次回のこの山域へのアプローチは北沢峠をBCにしたのんびり登山をしたいですね。とどんどんコメントが老け込んできたと感じる今日この頃W
コメント
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まだまだ勉強不足でアレなんですけど、近年トレランとかで有名になってる尾根ですよね?登山者の往来ですり減ったのか、登りやすいように穴を掘ったのか知りませんけど、あのデコボコした岩場の写真を見てピンときました。
鉄道や公共交通を使われる方には大変参考になる記事ですね!私もいつか行きたいです。深夜からの強行軍、本当にご苦労様でした(*'ω'*)
今やトレランのメッカとなっている模様ですね。今回は早かったせいか、道中パスされることもなく、終始トレラン選手を見かけずに登頂することになりましたが、むしろ混雑を嫌って平日の方が多いのかもしれないですね。ガチの人なら、9時に登り始めでも余裕でしょうからね。しかし、強行軍とはいえ長時間になると疲労が抜けないっす(涙)
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