御嶽 五の池小屋でだらだらと(濁河温泉から往復)
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- GPS
- 10:30
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,243m
- 下り
- 1,244m
コースタイム
- 山行
- 3:24
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 4:23
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 5:59
天候 | 10/9 雨のち晴れ 10/10 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
20台くらい駐車可能 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■ 危険箇所なし ■ 登山ポスト:登山口にあり ■ トイレ:登山口にあり ■ 水場なし 「お助け水」というポイントがありますが、今は水は出ていません ■ 熊出没情報不明 ですが、熊がいて当然です ■ ヒル発生情報不明 ■ 携帯電波状況 ソフトバンクがお助け水付近まで通話可能でした 五の池小屋は、フリーのWiFi使えます |
その他周辺情報 | ・濁河温泉に、市営の露天風呂があります(500円) ・厳立峡 ひめしゃがの湯(650円)※JAF会員100円割引あり |
写真
感想
噴火して以来、なぜか「御嶽登らなくちゃ」という思いが募ってました。
特に、「慰霊登山したい」というわけでもなく、噴火の惨状を見たいわけでもないのに、山に呼ばれてるような不思議な気分です。
実は僕は御嶽山を毛嫌いしてました。というのは・・・
若かりし頃、田ノ原から登ったのですが、途中の小屋?土産物屋?が商売根性丸出しで、歩いていて非常に嫌な気分になりました。
それ以来「あんな山二度と行くもんか」と思ったものです。
(でも、眺めるのは大好きなんです)
噴火から2年経ち、だんだん登山規制が解除される中、頂上部分の北側はほとんど被害もなく、池巡りをしてのんびりできるらしいと知って、むらむらと誘惑に駆られてきたのです。
そして、登山者がまだ少ない今のうちに静かな御嶽に登っておきたいと考えました。
でも、どうせなら山頂で1泊してのんびり楽しみたいな。
しかし、今年はどうも天候が不順で、週末のタイミングが合いません。
,泙此∈能蕕侶弉茲10/1〜2の予定 →雨で中止
⊆,侶弉茲10/8〜9、これも雨予想なのでやめ
それじゃあ、10/9〜10はどうだ?
(この機を逃したら、小屋は閉まるし、雪の心配もあるし)
8日夜から9日朝にかけて、寒冷前線が通過する。それが過ぎれば冬型の気圧配置になるので、御嶽は晴れるはずと。(雪もあるかもね)
週末が近づくと「ヤマテン」と「GPV気象予報」をひたすらチェック。
前線の通過は9日朝で確定のよう。なら、現地(濁河温泉)で天候回復を待とうじゃないか。
9時スタート予定とする。ま、最悪10時頃まで待ってもいいや。
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【1日目】
さて、家を4時出発、雨のR41をひたすら走る。途中、下呂温泉のあたりで土砂降り。「お〜、これ前線の通過か?」
でも、濁河温泉に着いた頃には小降りになっていました。
「よし、これなら期待できる。」
登山道の様子がちょっと心配。渡渉とかあったら増水してて厄介だな。
駐車場の車は少なめ。こんな天気にのこのこ来るようなもの好きはそんなにいないか。
うたた寝したり、準備をしたりしていると、周りの車からぞろぞろと人が。「ありゃ?みんな居たのね・・・」
皆さん、僕たちと同じことを考えてたみたいで。
結局、9時ごろには10人以上が出発しました。
予想通り雨も止んで、登山道も一部が小川になってたけどまあ許容範囲。
森林限界を越えるころには青空&雲海が見れました。
そしてたどり着いた飛騨頂上、雨は降ってないけどすごい強風。
五の池小屋へチェックイン、とりあえず寝場所を確保しておいて、さて摩利支天へでも行ってこようかと外へ出たけど、100mも行かないうちに強風に恐怖を感じてさっさと撤退。
(よくみんな登ってるな〜)
僕らは小屋の周りの景色で満足することにします。
それにしても、この小屋からの景色がすごい。左右(東西)に雲海が見える・・・
右を見ると、雲海のかなたに白山が島のように浮いている。
左を見ると、こちらも雲海の向こうに中央アルプスと南アルプスが重なっていて、富士山も頭をのぞかせている。
景色に満足したら、小屋のカフェで、あったかいココアと名物のシフォンケーキ。今まで山小屋でこんなにくつろいだことない。
そして、夕食。だけど食事中にちょうど日没タイム。
誰かが「日没だ」と言った瞬間、食事そっちのけで全員外に飛び出してテラスで夕日見物。
(なんだか変ですこの小屋&宿泊客。でも面白い〜)
そして夕食終了と同時に、食堂近辺は居酒屋になっちゃいました。
めちゃ賑やかです。
でも僕らはちょっと疲れたので、先に休ませてもらいました。
【2日目】
ご来光見物といっても、小屋から50m歩けば見えるので、5時起床で充分。4時起床でヘッデンつけて暗いうちにゴソゴソ出発、なんて必要は全くない。
寝ぼけ眼でご来光を見た後は、小屋に戻ってあったかい朝食。
手作り味噌の味噌汁おいしい。
縦走する山でもなくて下山するだけだから、皆、朝からのんびりモード、朝食終わっても雑談してるもんだから、「次の組があるので」と追い立てられました。
かといって、まだ時間はたっぷりあるので、一応寝床を引き払ったらまた食堂へ舞い戻って、朝のコーヒータイム。
(こんなぐ〜たら登山は初めてだ)
7時半ころになって、やっと腰を上げて、手ぶらで池巡りの散歩に出発。
継子岳〜四の池〜三の池と約2時間、ぶらぶら回ってきました。
小屋へ帰ってくると10時ごろ、名残惜しいけど「そろそろ下りようか〜」
今日は昨日と違い好天で、風もないので気持ちよく歩けます。
雲海に向かって降りていくのはとても悔しい。
のぞき岩でカップラーメン食べて、昨日は見る余裕がなかった周りのシラビソ原生林を眺めながら、苔のモフモフを触りながら、あいかわらずのんびりと降りてきました。
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山も素晴らしいけど、五の池小屋にすっかりやられてしまいました。
「あんな山二度と行くもんか」から、「また行きたい〜、また五の池小屋泊まりたい〜」に180度以上変わってしまった山行でした。
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