赤岳〜横岳縦走(本気の八ヶ岳、生きて帰ってこそ・・・)
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,503m
- 下り
- 1,506m
コースタイム
08:20 八ヶ岳山荘 08:45
09:35 美濃戸山荘 09:50
11:45 行者小屋 12:30
13:55 文三郎尾根分岐 14:10
14:40 赤岳山頂 14:50
15:15 赤岳展望荘(小屋泊)
2/9(水)
06:00 赤岳展望荘 10:05
10:10 地蔵の頭 10:10
11:25 日ノ岳ルンゼ 11:55
12:20 地蔵の頭 12:20
13:40 行者小屋 14:00
15:05 美濃戸山荘 15:35
16:20 八ヶ岳山荘
天候 | 2/8(火) 曇りのち晴れ(夜は強風のち雪) 2/9(水) ブリザード一時ほんの一瞬だけ晴れ間 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
諏訪南ICから八ヶ岳山荘まで約30分 本当は赤岳山荘まで入る予定でしたが、またもスタッグのため撤退しました・・・ 今後は、2WD車では進入不可能だと思います |
コース状況/ 危険箇所等 |
2/8(火) (八ヶ岳山荘〜美濃戸山荘) 本来は車で赤岳山荘まで入ろうと思っていましたが、最初の登り坂でまさかのスタッグ・・・ 危うく、崖下に車ごと転落しそうになりました。 新しいスタッドレスでしたが、2WDでの進入はもうやめた方がよいです(4WD買おうかな・・・) 諦めて戻って、赤岳山荘まで歩きました。 (美濃戸山荘〜行者小屋) 雪がよい感じに踏み固められていて、とても歩きやすいです。 アイゼンはなくてもよいかと思います。 (行者小屋〜文三郎尾根分岐) ここからは、アイゼン・ピッケルに装備変更です。 アイゼンをよく効かせ、リズムよく登っていきます。 しかし、阿弥陀岳の存在感に圧倒され、写真を撮りすぎてペースを乱されます(笑) (文三郎尾根分岐〜赤岳山頂) この分岐〜権現岳がよく見えます、奥には南アルプスがどっしりと構えています。 岩と雪のミックスになりますが、ピッケルをひっかけて登っていくとよいでしょう。 山頂からは、久しぶりに360°の大パノラマに恵まれました。 (赤岳山頂〜赤岳展望荘) 下りになりますので、しっかりとしたアイゼンワークが必要となります。 ピッケルで支点を確保しつつ、ゆっくりと下山していきましょう。 途中で、Utunduさん念願のカモシカさんと遭遇することができました。 2/9(水) (赤岳展望荘〜地蔵の頭〜日ノ岳ルンゼ) 展望荘から地蔵の頭までは、あっという間です。 ここからは徐々に、標高をあげつつ登っていきます。 昨日からの積雪で、トレースは皆無。 自分たちでルートファインディングをしながら、横岳山頂を目指します。 とにかく西側からの強風と、ブリザードで体力を奪われます。 何度か危険なエリアも通過しつつ、新雪でルート通りに歩けません・・・ 時にはナイフリッジのようなところも、歩かなければなりません・・・ そして、日ノ岳直下の鎖場で鎖が雪の下から引っ張り出せません・・・ 登ろうとしても、新雪でサラサラのためピッケルは全く刺さりません・・・ 残念ですが、ここで勇気ある撤退となりました。 (日ノ岳ルンゼ〜地蔵の頭) 敗北感と悔しい気持ちを胸に、引き返します。 展望荘に戻ろうかと思いましたが、時間の都合上下山することにしました。 (地蔵の頭〜行者小屋) ここからは、何度も歩いたルートなので安心しきっていました。 最初は鎖通りに下ります。 しかし、いきなりのルート間違い・・・ なんだか、様子がおかしいことに気づき一度登り返します。 なんと絶対歩けないと思っていた雪比が、本来のルートなのです。 この先端まで行くと、眼下に赤いリボンがあります。 そこまで下るのも怖いですが、本来のルートなので下っていきます。 その先も、とにかくルートが見つけられません・・・ なんとか鎖とハシゴ、針金などを目を凝らして探していきます。 その先に、長いハシゴがありますが、下ったところが胸ラッセル。 初めて体験し、とても恐怖感が湧きました。 単独だったら、抜け出せなくなって力尽きて遭難なんてこともあるのでしょうか・・・ 樹林帯に入ってもルートがわからず、腰ラッセルは当たり前でした。 いくら慣れているからといって油断していると、痛い目に遭いそうです。 ここを登るには相当の体力と、技術が要るでしょう。(積雪期のお話ですが・・・) (行者小屋〜美濃戸山荘〜赤岳山荘) 行者小屋で休憩をして、美濃戸山荘まで向かいます。 アイゼンを付けたままでしたが、とても歩きやすく体力の温存にもつながります。 美濃戸山荘でアイゼンを外し、赤岳山荘へ。 この間で、なんと2台もスタッグしていました・・・ 両方ともJAFにお世話になっていました。 そうならないためにも、2WD車での進入はやめたほうがよいでしょう。 |
写真
感想
本気の八ヶ岳!!
いよいよ、最終章。
去年よりUtunduさんと、雪の八ヶ岳に何度も足を運び登ってきました。
今回は、今冬の最終目標であった赤岳〜横岳〜硫黄岳の縦走です。
このルートはバリエーションルートの一歩手前ということです。(山と渓谷12月号参照)
以前より目標にしてきましたが、自分たちのレベルではまだ早いと心配してくださるヤマレコユーザーさんもいました。
そんな中、Utunduさんと共に徐々にステップアップして、ルートの研究を重ねトライしてきました。
実は前日にお客様と深夜12:00まで商談し、そのあともいっしょにお酒を飲み帰ってきて寝たのは2:30・・・。
朝は4:30起きでしたので、体がきつくて行者小屋で断念しそうでした(笑)
赤岳は何度も登っているので、安心して登れます。
360°の大パノラマを満喫して、本日のお宿の赤岳展望荘に到着です。
実はUtunduさんは小屋伯初体験でしたが、居心地のよさに満足されていたようです。
夜はしっかりとした食事に満腹になって、晩酌して就寝です。
翌日は朝6:00に起床、7:00朝食です。
小屋のおやっさんといろいろお話させていただきました。
今年の積雪量は、例年の半分程度とのことです。
本来は6メートル位積もって、展望荘自体が雪に埋もれるらしいです。
午後からは天気が回復する予報だったんので、11:00を出発のタイムリミットにしました。
それまでは、談話室でぬくぬく過ごしました。
10:00頃には我慢できず、行けるところまで行こうと出発します。
相変わらずのブリザードで、ゴーグルに目だし帽をしてても痛いくらいです。
地蔵の頭を越えると、今回の核心部へと進入です。
横岳はとにかくピークが多いので、アップダウンの連続です。
実は1ヶ所、新雪を登っていた時に、自分の周りの雪の層が崩れました。
2〜3メートルは滑落(?)したでしょうか?
突然、もの凄い恐怖感がわき、それ以降は慎重になりました。
それからも、本来のルートではないところを何箇所か歩かざるをえませんでした。
というのも、昨晩からの積雪により、東側斜面はパウダースノー。
ピッケルが全く刺さらず、雪崩の可能性もあります。
嫌な感じなので、高度感のある西側を歩きますが強風が吹きつけます。
どうしようもなくなり、ナイフリッジ状のルートを歩いていきます。
いよいよ、巨大なピークが目の前に現れます、日ノ岳です。
これを右側にトラバースすると、鎖が現れます。
がしかし、その先は雪の中・・・
掘り出してみても、全く現れません。
ここが、日ノ岳の一枚岩ルンゼとなります。
登ろうとしますが、新雪に埋もれ雪の海に溺れそうです・・・
その沢状のエリアには絶対に立ち入らないように、小屋のおやっさんから言われていました。
左側のわずかな岩場を登ることも、不可能でした。
Utunduさんは試行錯誤していますが、登れそうにありません・・・
『また来たいから、ここでやめときましょう』、自分の心の中からの言葉でした。
以前にも一度お話していますが、栗城史多さんはこう言います。
『生きて帰ってきてこそでしょ?』と。
自分には相方や家族、大切な仲間たちもいます。
ここで無理して、命を落とすことはできません・・・
Utunduさんは悔しがっていましたが、ここで撤退となりました。
最近のヤマレコの山行記録で、このルートを日帰りでしている方たちが何人かいました。
なんだか簡単そうに見えてしまいすが、やはりそうではありません・・・
たまたま、前日から朝にかけて積雪が多くあったのもありました。
ただ、このルートは決して甘くありません。
ある程度、経験は積んできたつもりなのに、いとも簡単に打ち砕かれました。
もし今後、このルートを考えている方は決して1人で行かないでください。
なんとかなるだろうでは、命を落としかねません。
最低2人以上のパーティを組み、お互いの判断を尊重しあうのが『生きて帰る』につながるのだと思います。
本来は最終章になる予定でしたが、本気の八ヶ岳シリーズはもう少し続きそうです☆
star
★今回の写真は、Utunduさんの自慢の一眼レフにお任せしました。
去年の12月からしばしば八ヶ岳に足を運んでます。
「本気の八ヶ岳」計画と勝手にカッコいい名前を付けて(パクッて?)、冬八ッに挑戦してきました、starさんという気ごころの知れた心強いパートナーと共に。
今季の最終目標が、今回予定していた「赤岳〜硫黄岳縦走」でした。
欲を言えば、ただこのルートを踏破するだけでなく、トレース無しの悪天候の中でも歩き通せる実力をつけたいと思っていました。
しかし、そんなに冬の八ヶ岳は甘くはありませんでした。
冬季のこのルートで、トレース有りの時すらも歩いていないのに当然と言えば当然です。この時期のルート状況を熟知していない為、難所と言われるポイントは頭に入っていても、なんてことのない場所が積雪の為進めない、という状況になった時に応用をきかせるのに時間がかかるし、進むべきか、戻るべきか、の判断をする経験値もなかったし、この日の八ヶ岳には全く歯がたちませんでした。
そんなこんなで、今回ばかりは入山前より、強い思い入れがあったのもあり、starさんの「撤退しましょう」の言葉がなかなか耳に入って来ずに、starさんにはちょっと心配かけちゃったと思います。しかし、starさんと一緒で本当に良かったと思っています。もし単独だったら、もっとねばって窮地にはまったかも知れないし、時間ばかりが過ぎて、下山するタイミングを失ったかも知れないし。なにせ展望荘から日ノ岳ルンゼで引き返すまでに2時間かかってました。普通30〜40分位のところです。単独で思いつきで山に入るような時は、ムリならすぐ諦めるんですが。この日は、普段「山は逃げない」賛成派の私が、「こんな状況にはもう出会えない」と危険思想をちらっと持っていたかも知れません。
冬の八ヶ岳を始める前、凄まじく厳しい世界だろうと想像してました。
実際厳しい時もあり、さらに厳しい時もあるんだろうと思います。
想像と違ったのは、案外、厳しいだけでなく優しい時も多いということでした。
雪山の穏やかで例えようのない美しさは、想像を遥かに越えてました。
今回は残念ながら撤退となりましたが、これが、「また次こそは!」になってしまうので、まだ熱は冷めそうもありません。
Utundu
starさん、utunduさん、おはようございます
読んでるだけで緊迫感が伝わってきましたよ〜
赤岳、横岳間の縦走はやはり危険なんですね〜(新雪の影響も大きかったのだと思いますが)
私が夏に縦走したときはサクサクいけましたが、冬山は厳しいですね。
でも、勇気ある撤退だったと思います。山は逃げませんからね。
もう一度、条件が良いときに再チャレンジをしてください
starさんの大好きな栗城君も2連敗中のエベレスト、今年も目指すみたいですし。
きっと次回はLOVE注入が山の神様にとどきますよ〜♪
nagagutuさん
連休明けの仕事は山積みで、早く切り上げてきてもこんな時間・・・
返信遅くなってすみません。
以下の方にも、こちらでお詫びさせていただきます。
さて、今回の山行いかがだったでしょうか?
緊迫感、感じ取っていただけたようで何よりです。
しかし、横岳は強敵でした・・・
自分も去年の夏に歩きましたが、全くイメージが違います。
あれっこんなとこ歩いたっけかな?と思いだしてみましたが、駄目でした。
本来のルートは、新雪でふさがれて歩けません。
ナイフリッジ状の稜線は、ほんとに怖かった・・・
でも、そこしか歩けるところが無かったのです。
次回は、晴天を狙ってリベンジしたいと思っています。
栗城君のエベレスト、リベンジも楽しみです☆
star
starさん Utunduさん
練りに練った計画を遂行できなかったのは本当に残念かと思いますが、これは不可抗力でしょう。この状態じゃ撤退するのが真の登山者っつーか、そう思います。
地蔵尾根の描写で現地の凄まじさが分かります。無事降りられただけでも大したものと思いますよ、実際。
しかし、一晩の急変と大量降雪、これはかなり貴重な実体験とも感じます。お二人にとってきっと財産になりますね、きっと。
とりあえず、横岳チャレンジ、お疲れ様でした!
honsamaさん
いやー参りました・・・
やはり、自分たちにはまだ早かったのですかね?
念のため、Utunduさんが30メートルザイルを持ってきてくれていました。
日ノ岳のルンゼで1度引っ張り出してみましたが、やめておこうとなりました。
ルートがわからず、この沢をトラバースするのかななんて本気で考えました・・・
今回も撤退で悔いはありません、そう思いたいです(笑)
地蔵尾根は、ほんとに危険です。
ここまで来れば楽勝に下山だなと思いましたが、違いました・・・
トレースが無い地蔵尾根は、想像以上に難しいです。
これも、今回よい勉強になりました。
今週末の大雪で、八ヶ岳もぐっと積雪が増えるんでしょうね☆
star
始めまして yutaro31と申します。
展望荘は写真からするとメチャ寒そうですね!
稜線上でも危険な箇所を乗り越えて無事下山出来たのが何よりです。
フカフカの雪質でピッケルが効かないと滑落停止行動も出来ないし落ちたら成すすべなしって感じでしょうか?
お疲れ様でした
yutaro31さん
小屋のおやっさんが言ってました。
『例年は展望荘も雪の下に埋まり、温かいんだ』と。
そうなんです、雪に覆われるとカマクラ状態になり熱がこもるそうです。
今年は雪が少ないので、寒いそうです。
実際、我々はほとんど談話室のこたつでぬくぬくしてましたけどね(笑)
新雪はピッケルは効きません・・・
自分は1度、東側斜面の新雪エリアを登っていましたが、気がつくと下っています。
なんと、自分の周りの雪の層が崩れ、2〜3メートルはずり落ちました・・・
あれっこれやばいなと思った時に、なんとか止まりました。
まさに、成すすべなしでしたよ・・・
近いうちに八ヶ岳に行かれるようなので、気を付けて楽しんで来てください☆
star
starさん、utunduさんこんにちは。
赤岳レコシリーズ、新羽田空港など、おちゃらけた感じもあり楽しく見させて頂いています。また、赤岳展望荘に宿泊なんてとても羨ましい山行です。
しかし、雪山の厳しさも十分伝わってくるレコで、横岳付近のラッセル等の厳しさも伝わってきます。
車のスタックは、危ないところでしたね。この道は、対向車が来たときの為にも車高の高い4WDが良いですね。
また、山行レコ楽しみにしています。
ilbonさん
なんだか、おふざけ写真もありすみません・・・
Utunduさんに乗せられて、ついやってしまいました(笑)
赤岳展望荘は、厳冬期の営業中です。
2月4日〜3月22日までとのことです。
先週末は30人程宿泊されたそうですが、自分たちの時は貸し切りでした。
平日休みなので、学生さん?と小屋のおやっさんに聞かれました(笑)
そんなに若く見えますかね・・・
本気の八ヶ岳シリーズ、次回も是非ご期待ください☆
star
starさん、utunduさん
こんにちは
えらい目に会いましたね。
腰ラッセルにしても、日ノ岳の吹き溜まりにしても、
一日違いでこうも違いますか・・・・
お気の毒としか言いようがありません。
しかし、冬山は怖いですね。
でも、ご無事でよかった!
そう。山は逃げないので、また「本気の八ヶ岳」の続編
をお願いします。
そういえば、8日ですが、てっきりstarさん、utunduさんは、
硫黄岳周りで縦走してくると思って、展望荘で待ち構えて
いたのですが、赤岳周りでいらしたんですね。
もしかして、私が地蔵尾根から登ると言ったからですか?
だとした凄く申し訳のないことをしました。
地蔵の下が良くなかったので、そこは下りにさせてもらい
ました。
あと、8日の文三郎から展望荘までの道のりは風は強く
なかったですか?
温泉跡地には笑いました!
それにしても、積もりましたねー。
でも、もう愛車も登れないでしょう!
onsen
onsenさん
8日に『onsenさんとどこで会えるかねー?』と、Utunduさんに話していました。
てっきり地蔵尾根を登って、文三郎を下ってくるかと思っていました(笑)
自分も2時間睡眠でペースがあがらず、最終的にはお会いできませんでした・・・
そうですね、先に硫黄岳から横岳に向かって縦走してくる方法もありましたね・・・
実は体力が許せば、阿弥陀岳も寄り道する予定でした。
残念ながらそんな余裕は、全くありませんでしたけどね。
前日、赤岳山頂から眺めた横岳にバッチリonsenさん達のトレースがありました。
翌日にはその上に50センチくらい、雪が積もったんじゃないでしょうか?
もうどこを歩いていいのかわからず、野生のカンで進みました。
ほんとに、怖かったですよ・・・
今後は車での進入は諦めて、八ヶ岳山荘から歩きましょうね☆
star
starさん、utunduさん
八ヶ岳お疲れ様でした。
周回は残念でしたが、いいご決断でした。
撤退された箇所は急斜面で吹きだまる所ですし、
ここから先は晴れていても難所が多いですから。
ここの周回のカギはやはり 天気ですね。
楽しみが先になりましたが、次回に期待してます。
utunduさん、念願のカモシカ遭遇良かったですね
kankotoさん
日ノ岳のルンゼは、ちょうど沢状になっていますね。
前日、当日の積雪でもの凄いことになっていました。
下手な動きをすると、その一帯が雪崩そうな感じだったので撤退しました・・・
逆に凍結して、アイゼンが効けば登れたかもしれませんね。
kankotoさんの時のように、天気が良ければよかったのに・・・
でもあの新雪を体験できたのは、おおきな一歩につながりそうです。
また次回も頑張りますので、ご期待ください☆
star
starさん、 Utunduさんコンバンワです。
素晴らしい山行記録が誕生しましたね。途中撤退も山行記録には代わりは有りませんし、そして何より山は逃げて行きませんからね。(←本当に良い言い方が有りますね)
また楽しみが続くとして考えれば
そして再トライの山行もきちんと楽しい記録を皆様にご提供をお願いしますね。
kintakunteさん
お褒めの言葉ありがとうございます。
今回、縦走できなかったのは悔しいです。
ただ、それ以上に得るものを多くあったのでとても満足しています。
再トライできるように、いろいろ準備していきたいと思います☆
star
雪の八ッの迫力有る記録有り難うございます。
鎖を掘り出すのは大変だったと思います。
誰かのトレースを辿るのと自身がルートを開拓するのでは難易度が桁違いなんでしょうね。
冬山でのパーティの重要性が良く判る素晴らしいレポでした。
お疲れ様でした。
MATSUさん
おそらく初めましてだと思います。
いつも山行記録は、拝見させていただいております
今後もよろしくお願いいたします
日ノ岳ルンゼの鎖は、どんどん埋まっていってました。
それに導かれるように、Utunduさんは沢に吸い込まれていきました。
ここは危険なエリアと知っていましたし、見るからに雪崩そうで心配でした・・・
鎖を掘り出すUtunduさんに、『絶対に鎖を掴んでてくださいね』と声をかけているのに聞こえているのか、聞いていないのか?
Utunduさんなりに、葛藤はあったんだと思います。
しかし、ここでUtunduさんを失うわけにはいかないし・・・
心を鬼にして、『もう、やめましょう』と言い続けました。
自分にとって、Utunduさんは大切なパートナーです。
ただ彼は、強気なところ・恐れを知らないところが自分より若干あるように感じます。
ですから、冷静に状況を自分が判断することが必要だと思っています。
どちらが、リーダーということはありませんがどちらかが弱気でないといけないとも思っています。
そうしないと、2人とも『生きて帰ってこれない』こともあるかもしれない・・・
今後、山を続けていくうえで、とても大切にしていくべきことだと思った山行でした☆
star
starさん Utunduさん
僭越ながら、再度書かせていただきます。
>やはり、自分たちにはまだ早かったのですかね?
→いやあ、そんなことはないですよ
>念のため、Utunduさんが30メートルザイルを持ってきてくれていました。日ノ岳のルンゼで1度引っ張り出してみましたが、やめておこうとなりました。
→ここでロープを出さなかったのは(=出して無理するようなことがなかったのは)絶対正解です。
日ノ岳ルンゼは残雪期に一度だけ登りましたが、ピッケルが効かなければまず登れない箇所と思います(鎖は相当下に凍り付いているはずなのでまず使えないでしょう)。従い、新雪が大量に降ってあの斜面に着いたその時の状態では引き返すしかないと思います(ロープがあってもトップが登れなければ使いようが無いです。支点をどこに取るかも難しいはずですし)。
最初のコメントタイトルの通り、今回は横岳縦走というルートではなく、劣悪なコンディションがもっとも大きい原因と結論づけて良いでしょう。ギリギリまで果敢に挑んでちゃんと無事に降り、帰宅した。これだけで充分すぎるスピリットを感じますよ。
この記録を見守ったみんながそう思っていると感じます。
次は是非、好コンディションで!このルートにはそれで充分な価値があるはずです。
エラそーなことを書きました。ご容赦下さい。。。
honsamaさん
日ノ岳ルンゼの手前に、トラバース用の鎖が出ていました。
途中から、新雪の奥の方(1メートルくらい書き分けた下)に埋まっていました。
これは使えないと、上の方を見ると一本だけ鎖の支柱は頭を出していました。
30メートル位は登らないと、そこは確保できません・・・
そこまで行くのは不可能と判断して、撤退となりました。
日ノ岳ルンゼは登れなかったからよかったのですが、地蔵尾根の下りは怖かった・・・
正直、『気を抜いていても降りれるな』、と思っていましたが間違いでした・・・
ここを下らないと帰れないので必死でしたが、登り返して展望荘に戻ろうかとも思いました。
次回は、好コンディションを狙ってリベンジしたいと思います☆
star
starさん、Utunduさん、こんばんは。
6日に杣添尾根から横岳に登った際に、あまりの雪の少なさと固く締まった雪面を見て、これは今度降った後は、かなり極悪の道になるだろうなとは思っていました。
固く締まった雪面の上のふかふかの雪。急斜面だとやっぱり体ごと崩れるんですね 。それこそずり落ちたのが2〜3メートルで本当によかったです。
ナイフリッジにしても、雪が締まっていればいいのですが、岩と岩の隙間がふかふかの雪で隠されていて、それを踏みぬいてバランス崩したら、と考えただけで恐ろしいです。
「本気の八ヶ岳」シリーズはとても楽しみにしていますが、タイトルにありますように、本当に生きて帰ってこそだと思います。みんなの期待を背負いすぎないように、また、ご自身でも次こそはなんとでも成功させるぞと気負いすぎないように、「山は逃げないから」を言い訳にしてでも、安全登山で頑張ってほしいと思いました。初心者が生意気言ってすみません。
杣添尾根で感じましたが、同じルートでも天候と雪面の具合次第で、天国と地獄というぐらいに難易度が変わるのが冬山なんですね。そういう意味では、「本気の八ヶ岳」シリーズは、今後赤〜横〜硫黄ルートを1回制覇したぐらいじゃ全然終わりになりそうもないですねw
naoki99999さん
新雪はほんとに危険です。
実はナイフリッジ状のエリアでは、ほんとに足の置く場所がなく一か八かでした・・・
西風を受け、東斜面に吹きだまる。
これは、あたり前のことですね・・・
ただ、今回のルートはほとんどが東斜面を歩いて行くのです。
当然、危険なエリアを歩いて行くのでいつ雪崩れてもおかしくありません。
もし、積雪後もう少し締まった雪ならば先に進めたかもしれません・・・
しかし、今回はこれが限界でした。
みなさんの期待はありがたいですが、『生きて帰ってこそ』をモットーに安全登山を心掛けていきます☆
star
コメントありがとうございます!
前回のshira-gaさん、nagagutuさんコンビの山頂ポーズなんかも参考にさせていただき、初日はワイワイ登ってました。
次の日は超真剣モードで、その辺の緩急も楽しい2日間の山行となりました
今季より始めた本格雪山、本当にいい経験させてもらってるなぁと感じます
Utundu
コメントありがとうございます!
無事下山した後、帰りの車中、今回の撤退について私達はいろいろ話合いました。私達のとったルートについてとか、正解の行動というものがあるとしたらそれはなんだったろう、私達のとった行動は、ベテランの方とどこか違うのか、というようなことですが。
honsamaさんのように冬季のこのルートをご存知の方に、私達の行動に評価をいただけるのは、本当にいい反省材料にもなります。
今後もどうぞよろしくお願いいたします!
Utundu
コメントありがとうございます!
展望荘泊でしたが、ホワイトボードに、最低気温-9℃と書いてありました。
思った程寒くはないかな、と思ってましたが、あとは風の強さですよね
2日目はさすがに下山後、私もstarさんもほっぺたが、しもやけっぽくなってました
今後もよろしくお願いいたします。
Utundu
コメントありがとうございます!
赤岳展望荘良かったです
もっぱらテン泊派の私は今回が初小屋泊でした。
小屋泊はちょっと敬遠してしまうんですが、八ヶ岳の稜線上の小屋ならいつか泊ってみたいと常々考えてました。
星空や日の出など楽しみに三脚持って行ったんですが出番無し・・・
小屋のおやっさんもとても親切で、ぜひまた訪れたい小屋となりました
Utundu
コメントありがとうございます!
kankotoさんのようにルートを熟知されている方に、そうおっしゃていただけると、とても励みになります
まずは天気のいい日にもう一度アタックしてみたいですね
今回もとてもいい経験ができたので、これはこれで忘れられない、いい山行になりました
八ヶ岳のカモシカ、やっと遭遇できました !
感動モノでした・・・
次回はぜひ、カモシカとにらめっこしたいです
Utundu
お褒めのコメントありがとうございます!
本当におっしゃる通り山好きの人が山に通う理由ってのいうは、山はネバーエンディングストーリーなんでしょうねぇ〜
敗退しても次があるし!って思えるし、楽しく入山してる時は、この素敵な時間がずっと続けばいいのに、って思うし・・・
ヤマは最高ですね!
Utundu
コメントありがとうございます!
見つけちゃいましたよ!
っていうか、あの駐車位置はわざと見つかりやすいようにあの位置だったのではないでしょうか!?
初日の展望荘までは、ずっとonsenさんを探してましたよ
赤いジャケットの方を遠くで見かける度に「赤い彗星、onsenさんだ!」と盛り上がったり、starさんは「onsenさ〜ん」と遠くから声をかけて人違いだったり・・・
またどこかでお会いしましょう!
utundu
コメントありがとうございます!
まさにその通りの、最悪のルートコンディションでした・・・
なにせ展望荘のおやっさんが、心配だったんでしょうが、「下山したら八ヶ岳山荘に声掛けて帰ってね」って言われたくらいだったんで。
同じルートに何度挑戦しても、その都度違う表情、っていうのは冬こそ顕著だと思うので、「本気の八ヶ岳」というからには、まだまだ全然やりつくせてないです
Utundu
コメントありがとうございます!
私はソロが多いんですが、今季から本格的に雪山をやるようになり、パーティの重要さを感じているところです。
吹雪のなかでの誤った判断は命とりですからね、自分と違う意見と、2つの目より4つの目、ですね。
しかし、もっと大人数のパーティになったら全然役割がちがうんでしょうけど・・・。
今後もどうぞよろしくお願いします。
Utundu
こんにちは、、
今回は、残念ですが、条件悪すぎですね。
雪も少なかった2月6日辺りであれば、問題なかったでしょうね。
皆さん書いておられる通り、
天候、積雪、、大きな要素です。
ヤマレコ等で気をつけたいのは、
それぞれの記録がそれぞれの時点のものであると、、。
1日違えば、しばらく条件が大きくかわる
おそらく天候良く、積雪少なければ、
問題なく、通過できたのでしょう。
私が良く行く1300mに満たない
蛾ケ岳という山でも条件によっては、撤退したことも
ありますから、、、。
命を大事にするのは、絶望していないのなら、
当たり前のことであって、無理だと思ったら
今回のように引き返すのが当然ですね、、。
地蔵尾根、
実は、前から危ないと思っています。
1度同じような間違いを、天気の良いときに
しているので、、、、。
間違ったルートで引き返し、、。
ヤマレコの記録も条件によっては、
何事の問題もなく書かれていることも多いので、
注意したいですね。
美濃戸口から美濃戸、、
ここも気をつけたい、、。
あの車、、2WDでしたか、、
やはり、4WDは強いですよ、、
私は、4WD, スタッドレス、それでも
美濃戸までは基本的に入りません。
ではまた。。
Y-chan
Y-chanさん
このルートは一泊でのんびり歩きたかったので、今回はこれで良かったのです。
Utunduさんは、小屋泊デビュー戦でした。
おいしい食事や小屋のおやっさんとのお話、楽しかったですよ。
さすがに1人では、このルートを歩ける気はしません・・・
ヤマレコでは、リアルタイムで山の状況がわかるので便利ですよね。
ただ、その方、その方によって感じ方は違うのでなるべく噛み砕いて理解するようにしています。
おそらく、撤退のレベルも違うんでしょうね・・・
地蔵尾根は何度も登りも下りも使っているので油断していましたが、今までで最難関でした。
いきなり雪比の上を歩いて下るのには、度肝を抜かれました。
今後も、気をつけないといけないですね・・・
本気で、4WD車の入れ替えを検討しています☆
star
starさん はじめまして。Utunduさん こんにちは。
鳥肌が立つような凄まじいレコですね。 お疲れ様でした。
お二人の山行の足元にも及びませんが、私も9日に初八ヶ岳(天狗岳)に行って雪山の恐怖を味わってきました。 撤退のタイミングを逃したら本当に死につながりそうですよね。
無事、帰還されて本当に良かったですね
fallさん
こちらこそ、はじめまして。
コメントありがとうございます。
初八ヶ岳デビューおめでとうございます。
そのうち、八ヶ岳中毒になりますよ(笑)
たくさんのルートがあって、まったく飽きません。
今後も安全登山で、登っていきましょう。
fallさんの山行記録も、のぞかせていただきますね☆
star
こんばんは。
やはり降雪中とその直後はとても危険ですね。
私も今回は縦走を諦めました。
天望荘のおじさん曰く「この状況で縦走するのはバカだよ」
この一言が全てを物語っていました。
何かあって、小屋の方々に迷惑をかけるわけにはいか
ないですからね。
地蔵の下りは天気がよくてトレ−スがあればいいのですが、
それが期待できないとかなり厳しいですよね。
昨日は前夜からの降雪でトレ−スがなく嫌な感じがしたので
迷わず文三郎で下りました。後で地蔵を下ってきた若い人に
聞いたら雪が不安定で所々で雪崩ていたそうです。
お二人もリベンジされると思いますが頑張って下さい。
siriusさん
赤岳お疲れ様でした。
今までに体験したこと無い雪質に、戸惑いました。
自分はビビりなので、冷静に判断したいのです。
日ノ岳の手前でも難所はありましたが、なんとか進みました。
しかし、ルンゼでは限界を感じ、撤退を決めました。
我々が行く数日前には、何人も縦走されていたので敗北感で一杯でした。
でも、ほんとにコンディションが悪かったと思います・・・
地蔵尾根も、凶暴化していました・・・
夏道ならなんでもないのに、もし1人だったら力尽きていたなと思います。
冬の地蔵尾根は危険なんだと、初めて知りました。
文三郎尾根の下山、正解だと思います。
また次回、お互い頑張りましょうね☆
star
starさんはじめまして。utunduさんこんばんわ。
早くみたいなぁと思いながら、昨日は文字要素のみを読んで、緊張感がつたわってきて読み入ってしまいました。
今日はUtunduさんの写真とお二人のコメントをゆっくり拝見いたしました。
ベストショット、素敵でした!☆
他にも1日目の写真はほんとにきれいでしたし、2日目は荒れた天気の様子がよくわかりました。
今回は「勇気ある撤退」でしたが次回は成功するといいですね!
tamaoさん
初めまして。
Utunduさんから、だいたいお話は聞いています(笑)
今回の山行記録は、だいぶ長編になってしまったので読むのが大変だったのではないでしょうか?
写真はUtunduさんにお任せして、文章を自分が担当しました。
ただ、あのベストショットは自分の作品です(笑)
モデルがいいのか、カメラの腕がよいのか?
まぁどちらでもよいのですが・・・
また次回、リベンジを果たしたいと思っています☆
star
こんばんは
siriusuさんも縦走を計画されてたんですね!
天候がまったくもって残念でしたね・・・
しかし私達は小屋のご主人に縦走に関してはそこまで言われなかったので、siriusuさんの入山されていた日のほうがより一層ヒドイ状況だったんでしょうね・・・
次回は好天を狙って再チャレンジしたいものです
Utundu
こんばんは!
お褒めのコメント、どうもありがとうございます
初日→キレイ、悪ふざけ
次の日→何も見えない、超真剣
そんな対照的な2日間だったと思います
2人で2日間の休みを合わせるのはなかなか大変なんですよね・・・
その辺も踏まえて一から計画の練り直し中です
Utundu
starさん こんばんは
訪問が遅れました、今週も八ヶ岳へ出掛けていて
大雪で積雪もグーンと増えました。
行者小屋では好青年のstarさんUtunduさん
と出会いました、少しですがお話をして頂き
ありがとうございました、
今回のレポートは詳細な報告に脱帽しています
凄いなぁ〜と
書き込みの仕方が判らず写真へのコメント侵入
させる技がわからん、おっさんでした
展望荘の翌朝は厳しい登山道だったんですね
横岳へのアタック、そして撤退、地蔵尾根の
下山とやはり厳しい冬の八ヶ岳
茅野駅で出会った若者は赤岳アタックが雪崩で
諦めて硫黄岳へ変更したそうです
より厳しい赤岳になっていますね
morura31さん
先日は、行者小屋でお世話になりました。
たしか、赤岳山頂付近は風が強かったとお話をいただいたと思います。
morura31さんの山行記録にコメントした時、展望荘ではもの凄い暴風で寝られませんでした・・・
そんな時、携帯でヤマレコを見ていたら、赤岳の記録を発見してコメントさせていただきました。
また、どこかでお会いできるとよいですね。
写真にコメントを進入させる技は、写真のページの一番下にある《コメント設定ページへ移動》をクリックします。
その先で、コメントを入力すると写真に張り付きます。
是非、やってみてください。
そういえば、行者小屋前の写真に、自分とUtunduさんのザックが写っていましたよ☆
star
だいたいのお話ってどんな内容か気になりますが(笑)、それはさておきベストショットがstarさんの作だというのは、見たときに気づきました。
写真はutunduさん担当のはずなのに、ベストショットはstarさんのだと思ってちょっと可笑しく思ってました。きっとカメラマンの腕がよいのでしょう
tamaoさん
実際は、細かいお話までは聞いてないんですが(笑)
まぁ、うまくやってください。
今回は、Utunduさんが写真担当をしたいとのことでした。
毎回、ヤマレコを自分が作ってUtunduさんが付け足してくれる感じだったので助かりました。
いろいろ、伝えたいことが多すぎて1人で作ると結構な時間がかかります・・・
そこを、自慢の一眼レフでたくさん撮ってアップしてくれました。
『今回は、starさんの写真集ができるな』なんて、言ってました(笑)
あの、ベストショットいいでしょ?
バックの阿弥陀と、鎖を掴みピッケルを突刺し登る登山家。
とても構図のバランスがよく、気に入っています。
あのまま、山と渓谷の表紙になりそうですね・・・
大したカメラで無いので、画像はいまいちですけど。
今後もよろしくお願いします☆
star
今回私が写真担当ということでしたが、starさんは二日酔い&寝不足のため、初日行者小屋までは写真を撮る元気がなかっただけで、復活後はいつものごとく撮りまくってました
よって私の写真担当ってのは行者小屋までってことに?
山のキレイな景色と空気は二日酔いなんか軽く吹っ飛ばすようでした
例のベストショットはカメラマンの腕と被写体がよっかたんでしょう
被写体って阿弥陀のことですけどね(笑)
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