決行日の天気予報は直前までコロコロ変わって読めなかったが、レンタカーで登山口に着いた時点では一応晴れ。ただし風がそこそこ強かった。
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10/29 7:39
決行日の天気予報は直前までコロコロ変わって読めなかったが、レンタカーで登山口に着いた時点では一応晴れ。ただし風がそこそこ強かった。
鳥居をくぐって出発。
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10/29 7:43
鳥居をくぐって出発。
塩那道路上のプレハブ小屋、またはテントで一泊の予定で、水場は無いので2日分6リットルの水を持参した。ザックが重いのでペースはスローで行く。
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10/29 7:51
塩那道路上のプレハブ小屋、またはテントで一泊の予定で、水場は無いので2日分6リットルの水を持参した。ザックが重いのでペースはスローで行く。
林道からの眺め。
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10/29 8:17
林道からの眺め。
林道終点。ここまで車が入れるのかどうかはわからない。
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10/29 8:39
林道終点。ここまで車が入れるのかどうかはわからない。
紅葉というより黄葉だが、いい感じの色が出ていた。
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10/29 9:07
紅葉というより黄葉だが、いい感じの色が出ていた。
木にみっしり生えたキノコ。
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10/29 9:12
木にみっしり生えたキノコ。
尾根筋に乗っかると急登が始まる。
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10/29 9:23
尾根筋に乗っかると急登が始まる。
木でできた鳥居。このあたりからガスの中に入る。風はますます強く、煽られて思うように進めない。
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10/29 10:08
木でできた鳥居。このあたりからガスの中に入る。風はますます強く、煽られて思うように進めない。
なんかの石碑。
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10/29 10:43
なんかの石碑。
山頂少し手前のどこかで撮った一枚。
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10/29 11:05
山頂少し手前のどこかで撮った一枚。
3時間半かけて日留賀岳に登頂。360度真っ白。
ここまで会ったのは、トレランの人ひとりと、ご夫婦と思われるパーティ1組のみ。
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10/29 11:20
3時間半かけて日留賀岳に登頂。360度真っ白。
ここまで会ったのは、トレランの人ひとりと、ご夫婦と思われるパーティ1組のみ。
日留賀峠方面へのヤブの入口。
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10/29 11:40
日留賀峠方面へのヤブの入口。
赤テープはところどころあるものの、アテにできるほどの頻度ではない。
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10/29 11:44
赤テープはところどころあるものの、アテにできるほどの頻度ではない。
笹もさることながらハイマツとシャクナゲが強力。風も強いが、ヤブのお陰(?)で寒さを感じることは無かった。
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10/29 11:48
笹もさることながらハイマツとシャクナゲが強力。風も強いが、ヤブのお陰(?)で寒さを感じることは無かった。
このピークの手前、激ヤブを嫌ってつい尾根を外してしまい、逆目に生えた笹の急斜面に入り込んでしまい、えらいことになった。時間はまだたっぷりあると自分に言い聞かせて落ち着き、一歩進むのに1分かけるつもりで這い登り、なんとか尾根に復帰。あのときは本当にやばかった。
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10/29 11:48
このピークの手前、激ヤブを嫌ってつい尾根を外してしまい、逆目に生えた笹の急斜面に入り込んでしまい、えらいことになった。時間はまだたっぷりあると自分に言い聞かせて落ち着き、一歩進むのに1分かけるつもりで這い登り、なんとか尾根に復帰。あのときは本当にやばかった。
テントのポール?が落ちていた。
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10/29 11:55
テントのポール?が落ちていた。
ヤブの後半は写真を撮る余裕もなく、不安とヤブと戦いながら塩那道路・日留賀峠にたどり着いた。
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10/29 12:59
ヤブの後半は写真を撮る余裕もなく、不安とヤブと戦いながら塩那道路・日留賀峠にたどり着いた。
ヤブからの出口を振り返って撮影。
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10/29 13:00
ヤブからの出口を振り返って撮影。
ヤブに比べれば天国の塩那道路を味わいながら歩く。
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10/29 13:14
ヤブに比べれば天国の塩那道路を味わいながら歩く。
崩落地点。ここから先へは四輪車は入れないだろう。
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10/29 13:16
崩落地点。ここから先へは四輪車は入れないだろう。
「つらら岩」の標識。どれがそれに当たるのかはわからなかった。
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10/29 13:17
「つらら岩」の標識。どれがそれに当たるのかはわからなかった。
崖上に生えている木が面白い形をしていたのでつい撮ってしまった。
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10/29 13:21
崖上に生えている木が面白い形をしていたのでつい撮ってしまった。
「塩那道路廃道化工事」の構造物。
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10/29 13:22
「塩那道路廃道化工事」の構造物。
鹿の又坂の看板。
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10/29 13:22
鹿の又坂の看板。
擁壁にかけられたハシゴ。
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10/29 13:27
擁壁にかけられたハシゴ。
遮るものも無い場所は体が煽られるほどの強風。
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10/29 13:29
遮るものも無い場所は体が煽られるほどの強風。
こういう場所はまだマシだった。
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10/29 13:33
こういう場所はまだマシだった。
鹿又岳付近にある、比較的最近できたと思われるプレハブ。
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10/29 13:35
鹿又岳付近にある、比較的最近できたと思われるプレハブ。
「植生回復経過観察小屋」と書かれている。
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10/29 13:35
「植生回復経過観察小屋」と書かれている。
中はきれいで、シートや毛布などの物資もあった。
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10/29 13:35
中はきれいで、シートや毛布などの物資もあった。
水たまり。
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10/29 13:38
水たまり。
気がつくと雪が舞ってきた。これは正直想定していなかった。
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10/29 13:40
気がつくと雪が舞ってきた。これは正直想定していなかった。
鹿又岳の取付き付近と思われる場所。藪漕ぎはもうお腹いっぱいだったので鹿又岳登頂はあっさりスルー。
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10/29 13:41
鹿又岳の取付き付近と思われる場所。藪漕ぎはもうお腹いっぱいだったので鹿又岳登頂はあっさりスルー。
赤テープがあるが、どこかへの取付点という意味なのかどうかは不明。
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10/29 13:42
赤テープがあるが、どこかへの取付点という意味なのかどうかは不明。
大蛇尾展望台の標識。
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10/29 14:05
大蛇尾展望台の標識。
もちろん何も見えず。
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10/29 14:05
もちろん何も見えず。
今夜の宿にするつもりの瓢箪峠のプレハブ、通称スペースハウス。しかしドアを見てびっくり、ノブが錆びついて脱落しており、開けられない。
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10/29 14:12
今夜の宿にするつもりの瓢箪峠のプレハブ、通称スペースハウス。しかしドアを見てびっくり、ノブが錆びついて脱落しており、開けられない。
脇の窓は施錠されておらず、利用者はここから出入りしているもよう。そのためか床がこんな状態に…。
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10/29 14:14
脇の窓は施錠されておらず、利用者はここから出入りしているもよう。そのためか床がこんな状態に…。
そして天井にも穴が。それ以外にも雨漏りの痕跡も。避難小屋としても心もとない状況。この中にテントを張るという手も無くはなかったが、この雪と寒さと強風。男鹿岳を狙うならここでの宿泊が必須だが、明日の天候回復も望み薄。男鹿岳がどうこう言うより、この後一晩でどれだけ積もるかわからない雪の中、日留賀岳への戻りのヤブを無事突破できるのかを考えなければならない状況。というわけで男鹿岳も諦め、「植生回復経過観察小屋」まで戻ってそこで泊まることにした。
1
10/29 14:15
そして天井にも穴が。それ以外にも雨漏りの痕跡も。避難小屋としても心もとない状況。この中にテントを張るという手も無くはなかったが、この雪と寒さと強風。男鹿岳を狙うならここでの宿泊が必須だが、明日の天候回復も望み薄。男鹿岳がどうこう言うより、この後一晩でどれだけ積もるかわからない雪の中、日留賀岳への戻りのヤブを無事突破できるのかを考えなければならない状況。というわけで男鹿岳も諦め、「植生回復経過観察小屋」まで戻ってそこで泊まることにした。
瓢箪峠ではぜひ見たかった、自衛隊による塩那パイロット道路建設記念碑。これが見れただけでも満足だ。すでに少し立ち止まるだけでも震えが来るほど寒く、足早に引き返す。
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10/29 14:15
瓢箪峠ではぜひ見たかった、自衛隊による塩那パイロット道路建設記念碑。これが見れただけでも満足だ。すでに少し立ち止まるだけでも震えが来るほど寒く、足早に引き返す。
相変わらずの白い世界。
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10/29 14:33
相変わらずの白い世界。
すでに木々は霧氷がつき始めていた。
1
10/29 14:37
すでに木々は霧氷がつき始めていた。
小一時間ほどかけて「植生回復経過観察小屋」に到着。小屋の用途からすると歓迎されざる使い方かもしれないが、心中で許しを請いつつお世話になる。もちろん小屋内の物資には手を付けない。
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10/29 15:03
小一時間ほどかけて「植生回復経過観察小屋」に到着。小屋の用途からすると歓迎されざる使い方かもしれないが、心中で許しを請いつつお世話になる。もちろん小屋内の物資には手を付けない。
翌朝。地面は雪化粧していたが、これならおそらく歩行に支障が出るほどではない。降雪も今は止んでいる。気合を入れて「生還」に向けて出発だ。
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10/30 5:50
翌朝。地面は雪化粧していたが、これならおそらく歩行に支障が出るほどではない。降雪も今は止んでいる。気合を入れて「生還」に向けて出発だ。
昨日とは様変わりした稜線の姿。
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10/30 5:56
昨日とは様変わりした稜線の姿。
おや、ほんの少しだけガスが…
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10/30 5:57
おや、ほんの少しだけガスが…
途切れた。山麓西方、横川集落方面が見えた。ほぼ絶望だった「天空街道」からの眺望のそのわずか一端ではあるが、見ることができた。
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10/30 6:00
途切れた。山麓西方、横川集落方面が見えた。ほぼ絶望だった「天空街道」からの眺望のそのわずか一端ではあるが、見ることができた。
かなりの量の落石が積もっている箇所。慎重に通過する。
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10/30 6:02
かなりの量の落石が積もっている箇所。慎重に通過する。
日留賀峠に着いたとき、昇りつつある陽光が見えた。雲間から差すわずかな光でしかないが、「生」を強く実感させてくれた。気合を入れて、ヤブに突入する。
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10/30 6:05
日留賀峠に着いたとき、昇りつつある陽光が見えた。雲間から差すわずかな光でしかないが、「生」を強く実感させてくれた。気合を入れて、ヤブに突入する。
昨日とは逆に、日留賀峠から日留賀岳へは比高約100mの登りになる。2時間かかろうと3時間かかろうと、歩き切れば「生還確定」だと自分に言い聞かせ、ゆっくりとヤブをかきわける。
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10/30 6:15
昨日とは逆に、日留賀峠から日留賀岳へは比高約100mの登りになる。2時間かかろうと3時間かかろうと、歩き切れば「生還確定」だと自分に言い聞かせ、ゆっくりとヤブをかきわける。
時折青空も。こんなに狭い空なのに今の俺には心強い。
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10/30 6:18
時折青空も。こんなに狭い空なのに今の俺には心強い。
昨日踏み外してしまった「問題のピーク」。今回はきちんと尾根上を歩き、無事突破。
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10/30 6:32
昨日踏み外してしまった「問題のピーク」。今回はきちんと尾根上を歩き、無事突破。
ヤブ歩きも、ほんの少しだがコツが見えてきた。踏み跡を見分けるには視線を低くし、ヤブは「押してダメなら引いてみる」こと、枝の生えている向きをよく観察すること、など。
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10/30 6:48
ヤブ歩きも、ほんの少しだがコツが見えてきた。踏み跡を見分けるには視線を低くし、ヤブは「押してダメなら引いてみる」こと、枝の生えている向きをよく観察すること、など。
枝葉の上に積もった雪が、それらをかき分けるたびに顔にかかる。真冬のような寒さでもないので、火照った顔にちょうどいい「スノーシャワー」だった。正直、雨よりもずっと快適。
2
10/30 6:56
枝葉の上に積もった雪が、それらをかき分けるたびに顔にかかる。真冬のような寒さでもないので、火照った顔にちょうどいい「スノーシャワー」だった。正直、雨よりもずっと快適。
何度めかのシャクナゲヤブを抜けきったところが唐突に日留賀岳の山頂だった。これでほぼ生還は確定。
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10/30 7:17
何度めかのシャクナゲヤブを抜けきったところが唐突に日留賀岳の山頂だった。これでほぼ生還は確定。
生還が確定的になってみると、雪国出身の性か、雪景色が途端に愛おしく思えてくる。現金なものだ。
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10/30 7:26
生還が確定的になってみると、雪国出身の性か、雪景色が途端に愛おしく思えてくる。現金なものだ。
小鳥がいた。寂しい山中での友達のように思えたので、一枚撮らせてもらった(枝の向こうになってしまったが)。
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10/30 7:34
小鳥がいた。寂しい山中での友達のように思えたので、一枚撮らせてもらった(枝の向こうになってしまったが)。
本格的に日が出てきた。
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10/30 7:44
本格的に日が出てきた。
多少高度を下げたところでガスも抜けて眺めが良くなる。
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10/30 7:46
多少高度を下げたところでガスも抜けて眺めが良くなる。
1500m付近で完全にガスが抜け、昨日の荒天、ここまでの雪の世界が嘘のような青空に。
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10/30 7:53
1500m付近で完全にガスが抜け、昨日の荒天、ここまでの雪の世界が嘘のような青空に。
気がつけば紅葉も見事に。
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10/30 8:10
気がつけば紅葉も見事に。
鳥居まで帰ってきた。この少し先で、今日初めて人と出会った。
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10/30 8:12
鳥居まで帰ってきた。この少し先で、今日初めて人と出会った。
鳥居のところから日留賀岳方面を振り返って。山頂近くは今も白くなっている。
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10/30 8:20
鳥居のところから日留賀岳方面を振り返って。山頂近くは今も白くなっている。
気のせいか、昨日より今日の方が紅葉が一段進んだような気がした。
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10/30 8:58
気のせいか、昨日より今日の方が紅葉が一段進んだような気がした。
いずれにせよ、モノトーンの世界から帰ってきた目には一段と鮮やかに映った。
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10/30 8:59
いずれにせよ、モノトーンの世界から帰ってきた目には一段と鮮やかに映った。
林道終点に着。
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10/30 9:22
林道終点に着。
塩原温泉街方面が見えた。
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10/30 9:35
塩原温泉街方面が見えた。
午前10時、登山口に着。
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10/30 10:01
午前10時、登山口に着。
思いがけず「雪山」になってしまったが、無事帰れてよかった。
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10/30 10:02
思いがけず「雪山」になってしまったが、無事帰れてよかった。
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