荒川岳、赤石岳(35・36/100座)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 61.2km
- 登り
- 3,989m
- 下り
- 3,976m
コースタイム
【D1・計7:00】
駐車場〜自転車(2:30)椹島(1:00)鉄塔(2:30)清水平水場(1:00)見晴台
【D2・計8:40】
見晴台(2:00)千枚小屋(3:10)荒川東岳(1:30)中岳〜前岳(2:00)荒川小屋
【D3・計11:00】
荒川小屋(2:40)小赤石岳(0:50)赤石岳(0:30)小赤石岳〜ラクダの背(2:30)赤石小屋(3:00)椹島〜自転車(1:30)駐車場
天候 | D1:晴れ、D2:晴れ、D3:曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※赤石岳からの下降、冬季ルート「ラクダの背」は細心の注意が必要 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ナイフ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
---|
感想
2016_1112-14
南アルプス、荒川岳、赤石岳(35・36座)
★概要
百名山シリーズの11月分は、南アルプスの荒川岳、赤石岳を
反時計周りで登り、2座を登頂した
初日は、7時前に出発
東海フォレストのバスも運休期間なので、駐車場から椹島までは
自転車で移動し、2100m付近の見晴台で力尽き、テント泊
二日目は、4時に出発
千枚岳への登り、丸山への登り、荒川東岳への登り・・・
そこからコルまで下って荒川中岳への登り・・・
体力的に厳しい状況で荒川小屋の冬季解放小屋にたどり着いた
三日目は、3時に出発
大聖寺平から赤石岳へ登り・・・
冬期ルートのラクダの背での下降で緊張を強いられ・・・
夏道に合流してからは順調に進み、小雨の中を自転車で移動
駐車場に着くと自転車の泥はねと雨で、恐ろしく汚くなっていた
時期的にも登山者は少なく、初日に徒歩の一人と自転車の二人と
出会ったただけで、その他は誰にも会わず・・・
結果、独り占めの山行だった
特に二日目は、体力的に厳しくて
「山なんて、もう嫌いだ!辞めてやる!」と5回は思った(笑)
とはいえ、また思いで深い時間となった
★行動
★【D0】2016年11月11日
20:39ガソリン満タン!出発だ!とは思いつつもなんだか、気乗りしない感じで出発
久居IC〜伊勢湾岸道〜新東名〜
途中のPA、仮眠
★【D1】2016年11月12日(土)
03:30仮眠したPA、発〜新東名〜島田金谷IC〜
06:14畑薙第1ダム登山者駐車場、着(標高950m)
数台がすでに駐車してあり、登山者なのか工事関係者なのかはよくわからない
06:50ゲートの右端を通過〜自転車〜
出だしは平地が多く自転車で快適だ
登り坂になると自転車を降り、押した
07:06茶臼岳登山口
長い吊り橋が掛っている
07:28畑薙橋を渡り右岸を進む
07:47青薙山登山口
ここも吊り橋がある
途中で欧米の登山者1人を抜いた
「グッモーーニン」と言葉をかけた
彼のザックは小さく日帰り??
かなり歩行速度が速い
脚が長いだけではないように思う
08:41赤石トンネル
ここで先行していた自転車の男性とすれ違う
彼は赤石ダムからの稜線などの景色を見て帰っていった
先を急ごう
08:53聖沢登山口(1140m)
09:11
椹島
赤石沢のその奥に赤石岳が見える
電柱には、ライブカメラがあり、自分は数日前にその画像を見てたのだった
広場の電柱に自転車を立て懸け、鍵をかけた
ここまでありがとう
戻ってくるから、待っててね〜
09:47千枚岳登山口
椹島ロッジへの分岐を過ぎると
緑色の滝見橋があり、その手前から登山道に入った
10:47鉄塔下
普段より余分に水を携行しているので、ザックが重い
しかし天気もよく、暖かく、気分もよい♪
ベースレイヤーだけで充分だ
11:49林道を経て、小石下のベンチで休憩
13:11清水平の水場、着
登山道と並行している林道を進み、途中の標識から左の登山道に入る
すると水場に到着した
ここで、減ったハイドレーションの残量を確認
・・・すると500mlほどだった
思いのほか水を消費していたようだ
ここで合計3リットルを補給した
これでザックの中には・・・
ハイドレーションに2リットル
サーモスに0.8リットル
水筒2個に3リットルとなり、ひと安心だ・・・
が!
更に重くなった・・・
14:24見晴台
18kgほどのザックと自転車でパワーを使い果たしたようで
迷ったが、本日はここで終了
テント設営
夕焼け時はガスが周囲に立ちこめ残念な景観だった
夕食を食べ、就寝
風もほとんどなく、静かな夜だった
★【D2】2016年11月13日(日)
03:00起床、朝食
04:15出発
05:31駒鳥池
真っ暗なので池は、未確認
06:19千枚小屋、着
日出と富士山を鑑賞♪
綺麗な山小屋だ
屋根裏にある冬期解放小屋も奇麗だ
昨日は、ここまでたどり着けなかった自分が情けない
この辺りはauの電波状況が良かったので天気図などを再確認
06:44千枚小屋、発
すぐの場所にある水場は水量は少ないが、出ていた
07:58千枚岳(2880m)
08:55丸山(3032m)
09:54荒川東岳(3141m)
コルまで下り、再び登り返す・・・
これが思いのほか体力と時間を使った
11:31中岳避難小屋、着
小屋に入るが、当然無人だ
熱いコーヒーとカロリーメイトを食べ
シュラフを出して仮眠!!
・・・横になるが、うたた寝できずに出発準備〜〜(泣)
13:03中岳避難小屋、発
13:11荒川中岳(3083m)
13:26荒川前岳(3068m)
荒川岳を制覇するには、やはり前岳も登頂しておかねば!
途中にザックをデポし前岳をピストンした
13:51分岐、ここから急な下りを進む
14:28道標
近くの水場で減ったハイドレーションに1リットル補給
15:01荒川小屋、着
ここも建て替えたばかりのようで綺麗な山小屋だ
探すと冬期解放小屋があったので、活用させてもらう
もう・・・へとへと〜
テント場付近にも水場があると看板があったが
確認しにいく余裕はなかった
夕焼けに染まる富士山を期待していたが・・・
今日も残念に終わった
富士山のやや左からスーパームーンだかの月の出だ
やや大きいように感じる
稜線よりずいぶん下なのにauの電波状況がよく
天候情報を再確認できた
明日は、15時ごろより雨予報だ・・・
・・・ってことは、濡れるな〜
夕食をたべ就寝
微風で静かな夜だった
★【D3】2016年11月14日(月)
02:00起床、朝食
03:18荒川冬期小屋、発
お世話になりました、ありがとう!
04:11大聖寺平
稜線に近づくと向かい風が強くなった
ここからは、不安を感じたらすぐアイゼンを装着しようと
思っていた
道票から薄暗い中、目を凝らしてルートを確認する
夏道は雪の吹きだまりとなっているように感じ
右上へと進路をとり這い松や岩を足場にしながら登った
やがて、なだらかになるが赤石岳への稜線にと足を進める
岩の絶壁のように見えたが、登り始めると普通の急登だった
急登を雪で埋まった夏道っぽい道を登る
05:28小赤石岳の肩
木の棒に布切れがパタパタ揺れていた
暗い中、ルートファインディング良好だった
05:57小赤石岳
道標がある
06:47赤石岳(3120m)
赤石岳避難小屋がすぐそに見えるが、寄り道する時間はない
結局、アイゼンは今日も未装着だ
07:18小赤石岳
再びここまで戻ってきた
冬季ルートのラクダの背を下るか、夏道を降りるか迷ったが
地図をよく読んで、やはりラクダの背を選んだ
下降開始
狭い稜線で、右が這い松、左が雪の細いルートだ
ときどき岩があり左右に迂回しながら下る
尾根上から外れて進退きわまった場所が2回
そんなとき・・・
這松に足をとられ、あってはならぬ転倒!
とっさに掴んだ這松で尾根からの滑落という最悪の事態は免れた
恐怖と不安から心臓がバクバクいってる
そのまま数分、動かずにいたら呼吸も心音も正常になり、視野と冷静が戻ってきた
よし、安全に下ろう!
この2本の足に細心の注意を!
這い松を掴んで緊張の下降
ややトラバースし、無事稜線上に復帰
(^o^)v
07:42残置ロープを発見し、ホッとし休憩をした
稜線の延長線には赤石小屋が、よく見えていた
ロープを数本たどって下降
振り返ると一気に高度が下がったのがわかる
残置ロープ、ありがとう!
08:44夏道へ下降
足元だった這い松も徐々に胸ぐらいの高さまでになっていた
這い松をかき分けて進むのがしんどくい・・・
しかも跳ね返って、顔にバシバシ当たるのだ
GPSで現在地を確認し標高50mほど、ぐちゃぐちゃになって下降
すると雪の積もった夏道にポンとでた
09:00冬期ルート入口の標識
10分も歩かないうちに冬期ルートの標識があった
09:19富士見平
ここで1人分の足跡があった
つい最近のものだ
きっと初日に見かけた欧米系の若者のだろう
荒川岳や赤石岳の眺望を楽しみ先を急いだ
09:44赤石小屋、着
到着するなり看板が可愛くて癒される〜〜♪
小屋前のベンチで、熱いコーヒーとカロリーメイトなどを食べる
10:15赤石小屋、発
これ以降、一気に雪がなくなり徐々に空気もマイルドになっていった
13:21登山口
小雨が降り始めるころ下山した
昨夜みた予報よりも速い雨だ
さて、自転車を迎えに行こう!
13:26自転車、ゲット!
出発!!
小雨の中を進む
パンクさせないように慎重に進む
赤石ダム周辺の紅葉が特に奇麗だ
登り坂は自転車をおりて押して歩く
平日だから中部電力関係の工事関係者の車両もよく往来していた
15:00ゲートを通過し、駐車場、着
泥だらけになった自転車と自分のアウター上下を
小屋の脇の水道で着たまま、ガシガシとブラシで洗った
自転車を積載し車内に潜り込む
衣服を全て着替えた
15:30自宅へ向けて出発
紅葉を楽しみながらドライブ
冷えた体が温まってきた
22:00ごろ帰宅
勢いで靴を洗って、洗濯して、風呂に入って・・・
とりあえず呑んで寝た
これで35座、36座登頂なり!
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