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Yamareco

記録ID: 1017740
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

横岳 八ヶ岳・杣添尾根 (雪深くラッセルで撃沈、赤岳は断念!)奥の院、三叉峰まで。

2016年11月29日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:49
距離
10.6km
登り
1,165m
下り
1,165m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:39
休憩
0:51
合計
9:30
6:17
6:19
7
6:26
6:27
82
8:57
9:04
121
11:05
11:15
16
11:31
11:31
5
11:36
11:42
5
11:47
11:50
12
12:02
12:13
43
12:56
12:57
40
13:37
13:40
55
14:35
14:36
4
14:40
14:44
26
15:10
ゴール地点
天候 晴れのち曇り 登山口朝マイナス8度、山頂マイナス7度、西寄りの風 時折15m/s(常時吹いてるわけではない)。下山時登山口マイナス3度。
過去天気図(気象庁) 2016年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
海ノ口自然郷内登山者用駐車場(横岳登山口)に駐車場(数台可)あり。画像参照。
林道上部は傾斜も増し(全線舗装路)、アイスバーンの時はスタッドレスでも2躯では厳しいと感じました。
コース状況/
危険箇所等
登山口に登山ポストあり。

道路状況:
24日の溶けたあと再凍結した雪が登山口手前の道路脇にらちらほらあり。私の車は一応スタッドレス(FFの2駆)です。24日の野辺山の降雪量は不明、ちなみに軽井沢では積雪22センチだと思った。

登山道積雪状況:
2300mより下は27日の雨でかなり溶けましたが凍結箇所あり。27日はそれより上が雪って感じ。なので2400m位から上は積雪が増していきます。画像の標高は帰宅後、ログをカシミール3Dで読み込み、そのトラックデータと画像のタイムスタンプで割り出したものです。

5:40分、登山口1750m、数センチ。

7:49分、2300m(13番画像)付近で20〜30センチくらい。

8:11分、2415mマーガリンスナック画像(15番画像)付近で30センチくらい。トレースはこのあたりまででした。

10:00分 2670mコッペパン画像(26番画像)で50センチくらい。この間コンタ250m強を2時間弱。かなりペースが落ちてきました。

ここから先、ダケカンバ帯が吹きだまりっぽく積雪70〜100センチ。詳細は画像で判断してください。ザックリ言ってダケカンバ帯が一番雪が深かった。

10:49分 2750m(32番画像)でアイゼン装着、ストックをピッケルに変える。
雪が締まってきたのは横岳(三叉峰)手前30mくらいから。稜線はクラストしていたが時折、膝まで踏み抜く。三叉峰から奥の院は標準CT10分を踏み抜きがあったのと疲労で15分かかりました。クラストしたところは、スタスタと夏同様に歩けましたが、脚がかなり疲労していたので赤岳は諦めました。
今日は、お前が主役だ!下山時の横岳無名峰にて。
シモンスーパーD、40年の時を経て蘇る!
赤岳よ、来年2月に来るからそれまで待っててくれ。
2016年11月29日 11:47撮影 by  DSC-WX350, SONY
19
11/29 11:47
今日は、お前が主役だ!下山時の横岳無名峰にて。
シモンスーパーD、40年の時を経て蘇る!
赤岳よ、来年2月に来るからそれまで待っててくれ。
昨日は、山梨100名山を2座登り、道の駅南きよさとで車中泊。車内で朝食、このあと横岳登山口に移動します。3:52分。
2016年11月29日 03:52撮影 by  DSC-WX350, SONY
3
11/29 3:52
昨日は、山梨100名山を2座登り、道の駅南きよさとで車中泊。車内で朝食、このあと横岳登山口に移動します。3:52分。
24日、そして27日夜の低気圧の降雪で上部はトレースなしで30〜40センチあると判断。と言うことで暗いうちに出発した。しかし、実際は予想の倍以上の積雪で2700mからコンタ110m登るのに1時間弱かかる。1750m、5:41分。
2016年11月29日 05:41撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 5:41
24日、そして27日夜の低気圧の降雪で上部はトレースなしで30〜40センチあると判断。と言うことで暗いうちに出発した。しかし、実際は予想の倍以上の積雪で2700mからコンタ110m登るのに1時間弱かかる。1750m、5:41分。
マイナス8度。木の階段が氷細工のように氷でコーティングされていた。うっかり乗るとツルッと滑ります。
2016年11月29日 05:54撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 5:54
マイナス8度。木の階段が氷細工のように氷でコーティングされていた。うっかり乗るとツルッと滑ります。
主稜線が見えた。
2016年11月29日 06:07撮影 by  DSC-WX350, SONY
2
11/29 6:07
主稜線が見えた。
貯水池の東屋。標準CT20分(この区間かなり辛め設定されてますね)の所35分かかる。ヘッ電で足元を照らしながら、ツボ足で慎重に歩いたとしてもかかりすぎだ。
2016年11月29日 06:16撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 6:16
貯水池の東屋。標準CT20分(この区間かなり辛め設定されてますね)の所35分かかる。ヘッ電で足元を照らしながら、ツボ足で慎重に歩いたとしてもかかりすぎだ。
貯水池で登山口を少し探す。この看板脇でした。
2016年11月29日 06:18撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 6:18
貯水池で登山口を少し探す。この看板脇でした。
ここがそうです。
2016年11月29日 06:18撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 6:18
ここがそうです。
2016年11月29日 06:25撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 6:25
朝日が差してきました。
2016年11月29日 06:44撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 6:44
朝日が差してきました。
いい天気になりそうです。
2016年11月29日 06:45撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
11/29 6:45
いい天気になりそうです。
ここでスパイクを装着。
2016年11月29日 06:49撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 6:49
ここでスパイクを装着。
歩きははじめて2時間、2300mを越してくる。7:49分。
2016年11月29日 07:49撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 7:49
歩きははじめて2時間、2300mを越してくる。7:49分。
2016年11月29日 08:11撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 8:11
2415m、8:11分。
2016年11月29日 08:11撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 8:11
2415m、8:11分。
直近のトレースが消えていた。引き返したか、昨日の降雪で埋まったかのどちらかです。2480m、8:38分。
2016年11月29日 08:38撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 8:38
直近のトレースが消えていた。引き返したか、昨日の降雪で埋まったかのどちらかです。2480m、8:38分。
前の画像と同じところから振り返る。
2016年11月29日 08:40撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 8:40
前の画像と同じところから振り返る。
この辺はトレースがなくても道型が分かるし、スネ位のラッセルなので苦にならない。
2016年11月29日 08:49撮影 by  DSC-WX350, SONY
4
11/29 8:49
この辺はトレースがなくても道型が分かるし、スネ位のラッセルなので苦にならない。
正面に赤テープ。
2016年11月29日 09:14撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 9:14
正面に赤テープ。
2610m、9:16分。あと山頂までコンタ200m強。森林限界まで登ればクラストし、ラッセルから開放されるので、あと1時間と読む。
横岳(三叉峰)に着いたのが11:05だったから、実際はここから2時間弱かかった。
2016年11月29日 09:16撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 9:16
2610m、9:16分。あと山頂までコンタ200m強。森林限界まで登ればクラストし、ラッセルから開放されるので、あと1時間と読む。
横岳(三叉峰)に着いたのが11:05だったから、実際はここから2時間弱かかった。
前の画像とほぼ同じ場所から振り返る。
2016年11月29日 09:18撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 9:18
前の画像とほぼ同じ場所から振り返る。
ラッセルはこのダケカンバ帯から、激しくなり、大幅にペースダウンした。ルーファイしながら進む。2625m。
2016年11月29日 09:23撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 9:23
ラッセルはこのダケカンバ帯から、激しくなり、大幅にペースダウンした。ルーファイしながら進む。2625m。
ダケカンバ帯はこんな感じ。2630m、9:32分。
2016年11月29日 09:32撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 9:32
ダケカンバ帯はこんな感じ。2630m、9:32分。
時折、手でかきわけ膝で押して上を目指す。脚の筋力が疲労していくのが分かる。雨具のズボンを着けようか迷うが、すぐに森林限界でラッセルから開放されると判断し着けなかった。ズボンの雪は気温が低かったのと、付くたびに手で払ったので濡れずに済む。ちなみにこの手前の森林帯はマイナス10度でした。
2016年11月29日 09:49撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
11/29 9:49
時折、手でかきわけ膝で押して上を目指す。脚の筋力が疲労していくのが分かる。雨具のズボンを着けようか迷うが、すぐに森林限界でラッセルから開放されると判断し着けなかった。ズボンの雪は気温が低かったのと、付くたびに手で払ったので濡れずに済む。ちなみにこの手前の森林帯はマイナス10度でした。
このダケカンバ帯を抜ければ森林限界でクラストした斜面が待っている、そうすれば一気にペースが上がる。そう信じて進む。2653m、9:52分。

この区間(2625m〜2653m)コンタ28m登るのに29分かかってます(;_;)
2016年11月29日 09:52撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 9:52
このダケカンバ帯を抜ければ森林限界でクラストした斜面が待っている、そうすれば一気にペースが上がる。そう信じて進む。2653m、9:52分。

この区間(2625m〜2653m)コンタ28m登るのに29分かかってます(;_;)
腹減った。2670m、10:00分。
2016年11月29日 10:00撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 10:00
腹減った。2670m、10:00分。
正面に赤テープ、着雪で見えにくい。
2016年11月29日 10:23撮影 by  DSC-WX350, SONY
3
11/29 10:23
正面に赤テープ、着雪で見えにくい。
お〜!赤岳だ!
2016年11月29日 10:30撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 10:30
お〜!赤岳だ!
これが見たかった!
2016年11月29日 10:30撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 10:30
これが見たかった!
遠くに富士山、あ!ピンぼけしてる!!晴れが続くと思い山頂で撮ろうと思ったので富士山をまともに撮ったのはこれだけ。山頂に着く頃は雲隠れしてました、残念!
2016年11月29日 10:31撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 10:31
遠くに富士山、あ!ピンぼけしてる!!晴れが続くと思い山頂で撮ろうと思ったので富士山をまともに撮ったのはこれだけ。山頂に着く頃は雲隠れしてました、残念!
クソ!クラストしてない。まだ脛から、時折ひざ下まで沈む。2715m、10:31分。
2016年11月29日 10:31撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 10:31
クソ!クラストしてない。まだ脛から、時折ひざ下まで沈む。2715m、10:31分。
多少クラストしてきたので、ここでアイゼン装着。ストックをピッケルに変える。
2016年11月29日 10:49撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 10:49
多少クラストしてきたので、ここでアイゼン装着。ストックをピッケルに変える。
森林限界を越したのにまだ潜る。
2016年11月29日 11:06撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 11:06
森林限界を越したのにまだ潜る。
寒さのためか、カメラシャッターが半開きだった。気がつかなかった。帰宅後地形図を見ると夏道は少し右寄りになっているのに気が付く。当日、俺はこのコース取りが最良だと思って登った。2780m。
2016年11月29日 11:08撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 11:08
寒さのためか、カメラシャッターが半開きだった。気がつかなかった。帰宅後地形図を見ると夏道は少し右寄りになっているのに気が付く。当日、俺はこのコース取りが最良だと思って登った。2780m。
この辺からは流石に潜ることはなく歩きやすくなりました。
2016年11月29日 11:10撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
11/29 11:10
この辺からは流石に潜ることはなく歩きやすくなりました。
横岳(三叉峰2825m) に着く。意外と風が弱いぞ。11:14分。
2016年11月29日 11:14撮影 by  DSC-WX350, SONY
5
11/29 11:14
横岳(三叉峰2825m) に着く。意外と風が弱いぞ。11:14分。
少し休んで横岳最高峰(奥の院2829m)に向かう。
2016年11月29日 11:24撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 11:24
少し休んで横岳最高峰(奥の院2829m)に向かう。
奥の院。時折、踏み抜くが、比較的楽に着けそうだ。
2016年11月29日 11:32撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 11:32
奥の院。時折、踏み抜くが、比較的楽に着けそうだ。
小同心か?昔、1月の裏同心ルンゼにソロで挑んだが、大滝を5m登って撤退(笑)。当たり前だ。
2016年11月29日 11:38撮影 by  DSC-WX350, SONY
3
11/29 11:38
小同心か?昔、1月の裏同心ルンゼにソロで挑んだが、大滝を5m登って撤退(笑)。当たり前だ。
あともう少し。
2016年11月29日 11:38撮影 by  DSC-WX350, SONY
3
11/29 11:38
あともう少し。
横岳(奥の院)に着く。この時点で脚の疲労が激しく赤岳は断念する。
2016年11月29日 11:40撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 11:40
横岳(奥の院)に着く。この時点で脚の疲労が激しく赤岳は断念する。
正面が杣添尾根です。
2016年11月29日 11:41撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 11:41
正面が杣添尾根です。
西側から次々に雲が来る。
2016年11月29日 11:50撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 11:50
西側から次々に雲が来る。
三叉峰方面。
2016年11月29日 11:50撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 11:50
三叉峰方面。
赤岳は雲に包まれる。左正面は三叉峰、よく見ると標識が見えます。
2016年11月29日 11:51撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 11:51
赤岳は雲に包まれる。左正面は三叉峰、よく見ると標識が見えます。
三叉峰まで戻りました。下山します。20m下り足が止まる、赤岳鉱泉に泊まり、翌日、赤岳に登り杣ぞえ尾根を下る手がある。これ以上下ったら登り返す気力がなくなる。しばし考え込む。
2016年11月29日 12:05撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 12:05
三叉峰まで戻りました。下山します。20m下り足が止まる、赤岳鉱泉に泊まり、翌日、赤岳に登り杣ぞえ尾根を下る手がある。これ以上下ったら登り返す気力がなくなる。しばし考え込む。
やはりこのまま下ることにした。あ!下から登ってくる人がいる。笑顔を絶やさない若きソロ女性でした。ピッケルを見せびらかし、雪が思ったより多いねとしばし山談義。出たのが遅く、横岳ピストンだそうです。
2016年11月29日 12:16撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 12:16
やはりこのまま下ることにした。あ!下から登ってくる人がいる。笑顔を絶やさない若きソロ女性でした。ピッケルを見せびらかし、雪が思ったより多いねとしばし山談義。出たのが遅く、横岳ピストンだそうです。
雲に覆われていた赤岳が顔をだす。あたかも、このピッケルに、また来なさいと言わんばかりの表情だった。
2016年11月29日 12:27撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 12:27
雲に覆われていた赤岳が顔をだす。あたかも、このピッケルに、また来なさいと言わんばかりの表情だった。
下りはかなり楽です。こちらが前(下る方角)。都合2人歩いたトレースです。
2016年11月29日 12:35撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 12:35
下りはかなり楽です。こちらが前(下る方角)。都合2人歩いたトレースです。
そしてこちらが後ろ(を振り向く)。2人登り1人下ったトレース。この後、ソロ女性が下るので、さらに道がよくなり、あす登る方はかなり楽ですね。
2016年11月29日 12:35撮影 by  DSC-WX350, SONY
2
11/29 12:35
そしてこちらが後ろ(を振り向く)。2人登り1人下ったトレース。この後、ソロ女性が下るので、さらに道がよくなり、あす登る方はかなり楽ですね。
富士山がチョットだけ見えました。
2016年11月29日 12:56撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 12:56
富士山がチョットだけ見えました。
2016年11月29日 13:02撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 13:02
2420m付近、この辺りが露営に最適。次の画像の黄色の標識が目印。
2016年11月29日 13:25撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 13:25
2420m付近、この辺りが露営に最適。次の画像の黄色の標識が目印。
黄色の標識
2016年11月29日 13:26撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 13:26
黄色の標識
アイゼンは、だいぶ上でスパイクに変えてます。
2016年11月29日 13:55撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/29 13:55
アイゼンは、だいぶ上でスパイクに変えてます。
登山口に着きました。単独登山女子の赤い車が可愛いです。
2016年11月29日 15:10撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
11/29 15:10
登山口に着きました。単独登山女子の赤い車が可愛いです。
茅ヶ岳と黒富士とか曲岳?
2016年11月29日 15:45撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 15:45
茅ヶ岳と黒富士とか曲岳?
これは?
2016年11月29日 15:45撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
11/29 15:45
これは?
野辺山付近からのパノラマ。八ヶ岳は雲に覆われてました。
2016年11月29日 15:46撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
11/29 15:46
野辺山付近からのパノラマ。八ヶ岳は雲に覆われてました。
須玉のガストで夕食。このあとポテトフライ注文、車に戻りピーナッツを1袋完食。この食事だけで2000kc越してるのでは?
2016年11月29日 16:37撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/29 16:37
須玉のガストで夕食。このあとポテトフライ注文、車に戻りピーナッツを1袋完食。この食事だけで2000kc越してるのでは?
須玉の健康ランドで温泉に入り、道の駅しらねで車中泊。
2016年11月29日 17:23撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
11/29 17:23
須玉の健康ランドで温泉に入り、道の駅しらねで車中泊。

感想

【八ヶ岳とピッケル】
中学3年の冬休みに、お歳暮の配達バイトをしたお金でピッケルを買った。その時のピッケルが今日お供したシモンスーパーDだった。

そのピッケルを初めて使用したのは八ヶ岳だった。高校1年のGWに稲子湯〜硫黄岳〜横岳〜展望荘(泊まり)〜赤岳〜権現岳〜編笠山〜小淵沢駅コースだった。翌年の2月には美濃戸口から赤岳をピストンした。その時、指に軽い凍傷を負った。阿弥陀の北陵では鼻に軽い凍傷を負った。その後八ヶ岳には足繁く通った。そう、八ヶ岳が俺の冬山道場だったわけだ。

俺はこのピッケルを大切にした。下山したらアマニ油で念入りに手入れした。だが数年(たぶん5年位)で引退した、金属シャフトが出回り始めたからだ。今のピッケルは3代目でそろそろ4代目の購入を考えている。

このピッケルが引退してから40年ほどたっただろうか、物置から引っ張ろ出してみたら赤錆だらけになっていた。その姿を見て俺は泣いた。俺は帰宅後、何日もかけて磨いた。

そして蘇った。

還暦を迎えた今、俺は膝の古傷を抱えなら、山に登っている。だがこいつ(シモンスーパーD)は引退した。まてよ、一般ルートからの赤岳位ならコイツでも使えそうだ。よし、こいつをもう一度、冬の赤岳に連れていってあげよう、そう思った。

お前(シモンスーパーD)重いんだよと言ったら、お前(俺のこと)のほうがオーバーウエイトだろと言われそうだ。どっちもどっちだ、お互い老いぼれじゃないか。

不甲斐ない俺のせいで、こいつを赤岳に立たせてやることができなかった。なに心配するな、次があるさ。来年の2月、美濃戸口から一緒に行こうな!心配するな、美濃戸口からならドカ雪直後の1番スタートでない限り、トレースバッチリで登頂できるさ。

【杣添尾根】
たぶん南八ヶ岳の一般ルートで唯一歩いていないコースだと思う。今回は厳冬期の偵察を兼ねて登りました。年末年始を除いてあまり人が入らないみたいで、ラッセルがきついと2400mでテント泊しても、ソロだとまた届かないな。最低でもワカン、できれば重いがスノーシューのほうがベター。今年も年末年始は山に行けないので、しばらく杣添尾根は無理だな。

南八ヶ岳の冬は昔から美濃戸口からの入山が殆どです。年末年始には赤岳鉱泉(通年営業)にはテントの花が咲く。それに比べ東側からは入る人は少くモーレツなラッセルが伴い、3人位いないと厳しい。それに県界尾根、真教寺尾根は上部に手強い岩場が控えている。以前3月に真教寺尾根(サンメドウズスキー場が出来る前)から入ったが、雪が深く(ワカン使用)、牛首山でテント泊し翌日撤退したことがあります。

【風】
「てんきとくらす」の29日はC判定(登山に適さない。終日20〜22m/sの風)
ヤマテン(有料)の29日では終日17〜18m/sの風だが終日晴れ予想。30日は風は弱まるが午後から崩れる予想。晴れるなら18m/s位なら冬山では普通に吹くので29日にしました。実際は時折15m/s位が吹く感じで八ヶ岳の稜線を歩くのに支障が出るほどではありませんでした。

【反省点】
積雪は最大でも30センチ位を予想してました。実際、深いところではその倍以上あり、考えが甘かったです。2400m付近でトレースが消えたのは28日の降雪のせいか、その付近で戻ったのか不明。このコース、当初よりトレースなんて期待してませんでした。

ワカンを持っていくべきだった。ワカンがあれば登りで1時間位時間短縮出来たと思う。そして脚の疲労度がかなり違い、たぶん赤岳に行ったと思う。横岳(三叉峰)から往復でトレースが無いのでたぶん3時間。下りラッセルは楽なので帰りは暗くなるが、夜道でも歩ける道だっただけに残念だった。

【出会い指数】
三叉峰から下山をはじめてすぐに、常時笑顔で話される若き女性ソロとスライドしました。まさか、平日で降雪直後に杣添尾根を登ってくる方がいたとは、少々驚きました。もちろんピッケルの自慢はしておきました(笑)

【稜線はこんな感じです。風で煽られて画面が揺れてる時があります。パノラマ動画、再生時間28秒】




28日 篠井山、思親山(ズルして佐野峠からピストン)。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1017698.html

29日 八ヶ岳 杣添尾根から横岳。雪深くラッセルで撃沈、赤岳断念!

30日 三石山、白鳥山(一応、ズルしないで麓の海抜80mから登る)。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1018094.html

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コメント

mtkenさん、
そして蘇った!と言うほどに拙者も蘇りたいです

もう45年も前の思い出なのですね
でもちょっと前のことのように思えますよね

1号隊員と共にほろ酔い気分の……半袖隊長
2016/12/1 20:02
Re: mtkenさん、
バイトで貯めたお金で買ったピッケル。嬉しかったな〜!

当時、中学生がやれるバイトなど少なかった。今のがなんだかんだうるさいので少ないかな。
お歳暮のバイト、配達数に関係なく最低給が1日2000円。50個を越すと1個50円プラスでしたが、自転車配達だったので1日に50個越すことはなかったです。大学生が車を使い、団地専門で配達してたので、いい日給を貰ってたのを覚えてます。
たしかピッケルは10日分のバイト代位だった気がします。

今度は私が蘇る番です

コメント有難うございました。
2016/12/1 20:22
お疲れさまです ^^) _旦~~
前回車中泊縦走などとコメントした後で気付きました
縦走より厳しい登山口からの累積標高差に加えて、運転移動の疲労を付け加えるのをすっかり忘れていました🙇
3日目段々ペースダウンしてきませんか フラフラになってきませんか ←私とちゃうんですよね
2016/12/5 17:31
Re: お疲れさまです ^^) _旦~~
おっしゃるとおり車中泊だと、毎回下山して、下から登るので確かに疲労が蓄積されます。そして運転移動で時間がかかると睡眠不足が蓄積してきてペースダウンしてきます。温泉に入る時間が取れないときもありますよ 。なので最終日の車の運転は気をつけてます。今回も、高速に乗って最初のPAで仮眠しました。
2日に1日休養日があるといいんですけど、良い天気が続くとつい登っちゃうんです。
車中泊の利点は夜(テントと違い)暖かいのと、食事で贅沢できる点だと思います

コメント有難うございました。
2016/12/5 18:16
杣添尾根
mtkenさん

こんばんわ。
mtkenさんが登る3日前の土曜日に同じルートをラッセルしました。
下山時に8名ほどスライドしたのでそれなりにトレースあるかと思ってレコを拝見したら2500mから上はすでに埋まっていましたか!
さすが杣添尾根(笑)おつかれさまでした!
私も森林限界から上はクラストしてるだろうと期待していたのですが撃沈(笑)

素敵なピッケルとの登攀記録、楽しく読ませていただきました。
私のピッケルも大事に使っていきたいと思いました。
2016/12/6 1:06
Re: 杣添尾根
AndyRoddickさん、こんばんは。
8名ほどスライドしましたか。道型の凹が比較的顕著だったので。24日の大雪以降にそれなりの人数が入ったなとは思いました。27日の南岸低気圧は2400mから上は雪+28日の冬型で、2500m以上はトレース消えてました
森林限界から上に行ってもなかなかクラストしてこないので、私も撃沈でした。

11月末の八ヶ岳も過去に何度か経験してますが、11月でこんな雪多かったのは初めてです。
赤岳は届きませんでしたが、厳冬期並みの景色が見れたので大満足です

コメント有難うございました。
2016/12/6 19:03
2021.12.5のレコから来ました。

杣添尾根ですか、11月で60僉∋笋竜憶には無い雪の量ですね、ワカン八ヶ岳では北八でしか使用した事が有りません。やはり甘く見ると痛い目に遭うことが再認識できました。小海線側からの時は必要ですね。

私の八ヶ岳デビューは6月の県界尾根から実兄と頂上山荘泊、翌日行者小屋経由美濃戸でした。

mtkenさんは、シモンスーパーDですか、実兄はシャルレスーパーコンタミンと言うウッドシャフトを持っています。私は金属シャフトのカンプインターアルプを購入しましたがその後ウッドシャフトが欲しくなり中古の門田のピッケルを手に入れました。しかし、実際手に持ってみると重くて使えませんでした。一般登山道しか歩けない私は今でも46年前のピッケルが現役です。

以前のレコも楽しいです。
2021/12/7 12:30
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