阿弥陀岳2回登頂♥南稜&北稜❤女神が魅せてくれた絶景
- GPS
- 32:14
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,746m
- 下り
- 1,746m
コースタイム
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 9:45
天候 | ・1日目:阿弥陀南稜〜阿弥陀岳〜行者小屋 ガス、強風、冬型気圧配置(山頂で風速19m/s、最高気温−12℃予報) ・2日目:行者小屋〜阿弥陀北稜〜阿弥陀岳〜阿弥陀中央稜 快晴、暖かい☀(山頂で風速10m/s、最高気温−3℃予報) (FEEL) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(FEEL) |
コース状況/ 危険箇所等 |
阿弥陀岳 南稜&北稜→中央稜下降 ★舟山十字路〜南稜〜阿弥陀岳 ゲートを越え広河原沢沿いの林道を進み、堰堤の上部(1750m)より南稜に取り付き、適当に尾根を目指す。樹林帯を無名峰まで。雪の量は徐々に増え、気温もグングン落ちてくる。風をもろ受ける前に装備は整えたい。P1、P2は左側を巻いた。と言っても初見&ガスの為、どれが何峰なのかサッパリわからーん。ガスの中でも威風堂々とその存在をアピールするP3。ルンゼか、直登か。ワイヤーに導かれながらルンゼ取り付きへ。そのモノでセルフを取りザイルを引く。 ・1ピッチ 20m (ルンゼ中央 ピン×2) ・2ピッチ 25m (灌木) P4トラバースも嫌らしい。左手でガバを取れればひと安心できるだろう(状況により確保)。そこを過ぎれば、頂上直下へポンッと出られる。 ★阿弥陀岳〜中岳沢コル〜行者小屋 ガスに巻かれ方向感覚が鈍る。しっかり方向を確認し下降する。雪はシッカリついていて、アイゼン&ピッケルワークを丁寧に降りていけば問題ない。コルより行者へ向かうが、太ももラッセルに嫌気がさし、ワカンをつけモフモフで下降した。 ★行者小屋〜中岳沢〜北稜取付 2530mから北稜に取り付く(昨年同様)。前日のありがたいトレースを追えるが、それでも脛以上のラッセルに息を上げた。ジャンクションピーク手前では目線のラッセルに。さらに、尾根を詰め上がると第一岩峰が正面に現れる。 ★北稜〜阿弥陀岳 基部にある残置にてセルフを取る。第一岩峰は正面凹状から。1ピッチ目は3手程までが核心。ランニングは灌木で取れ、終了点には、しっかりとしたハンガー有り。3ピッチ終了点はリッジの先の灌木(灌木はそろそろ埋もるだろう)。 ・1ピッチ 15m (ハンガー) ・2ピッチ 20m (ハンガー) ・3ピッチ 25m (灌木) ・4ピッチ コンテ ★阿弥陀岳〜中央稜〜広河原沢 トレースに助けられました。気温上昇の為、ダンゴとなり処理が面倒でしたが、特に危険を感じるポイントはありませんでした。 ★広河原沢〜舟山十字路 林道。問題ありません。 (概要 : teamJA20) ★行者小屋 営業していません。 ※テン場代は赤岳鉱泉スタッフが徴収に。¥1000/1人 水場は出ていました。 ★山行時点の雪の状態 とっても軽くてサラッサラの嚙まない雪でした。 立場山・・足首 青ナギ過ぎ・・すね 南稜P3・・下部と上部の一部はアイス化、中間はさらさらの雪が積もっていた。 南稜P4・・アイス化はしておらず 阿弥陀直下〜中岳沢・・股下ラッセル 北稜・・ひざ〜場所によって胸ラッセル 中央稜・・上部は太ももラッセル。トレースがあって助かった^^ (FEEL) |
その他周辺情報 | もみの湯¥500 (FEEL) |
写真
感想
冬期アルパイン入門ルート♪
山の何が好きかって、非日常の絶景です♡
「このルートを抜けて絶景が見られればいいな〜(灬ºωº灬)フフフ~ン♪」くらいに思っていた私。
そんな意識を変えてくれたのは同行のteamJA20さんの言葉でした。
“抜けるだけなら意味がない”、“この入門ルートでロープワークを確実に出来なければ、さらに上級ルートにはつながらない”と。( ✧Д✧) カッ!!
ヒィィィ(゜ロ゜)!おっしゃる通りぃぃ!
というわけでロープ練習、ステップアップを目的とした山行として行ってきましたデス、ハイ!( ̄^ ̄)ゞ
【1日目:阿弥陀南稜】
ガス&低温&強風。楽しみにしていた景色は全く見えず(ノ∀`)タハ
先行パーティー待ちの寒さも辛かったし、ザックが重いせいもあり、強風にあおられまくりで立ってるだけで体力を奪われゼェゼェしちゃいました。
一番キツかったのは強風で飛んできた細かい氷?が目に直撃で入ることΣ(ノд<)
痛すぎて涙は出るわ、盲目と化しました(涙)
バラクラバをしているとグラス&ゴーグルが曇ること、どうにかできないかな〜?
2ピッチ目はなんとなくリードをさせてもらったけど、声は風にかき消され全く聞こえず、課題も見え練習になりました^^
【2日目:阿弥陀北稜〜中央稜下山】
これ以上ないってくらいの青空♡
絶好のコンディションで去年のリベンジができました♪
冬期アルパインルートはほんの数本だけ経験があったけど、冬期テン泊の重いザックを背負ったままは初めて。身体を思うように持ち上げられないし、厚いグローブをしたまま岩をつかむ難しさも感じました。
南稜も北稜も、なるほど、確かに入門ルートと思いますが、今後に向けて課題が沢山見えた山行になりました♪
ラッセルの連続で大好きな雪に埋もれ♡(嫌になったけど。笑)、
厳冬期の女神が魅せてくれた白い峰々の絶景♡
登った者だけが見ることのできる景色ですね〜♪
雪山、大好きすぎるー♡o(>∀<*)o
寒い中、翌日のためにロープをさばいておいてくれたり、teamJA20さんにはホントお世話になりましたm(_ _)mありがとうございました☆
積雪期の登竜門。
メジャーで入門ルートだけど、コンディションによって難易度は変わってきます。自分の実力をよく知る方(経験者)に相談し、入山の判断をしてもらいたい。初心者が、入門ルートで、ザイルを出さなかったら「入門ルート」の意味が無い。男らしく勇気をもってザイルを出そう。
人気あるだけに、楽しいルートでした。南稜でのコンディションも、ほどよく洗礼を受けられ、とても楽しめました。次回はP3直登ですね。北稜は文句なしの快適絶景クライミング。
ありがたく楽しい稜を過ごせました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する