せっかく富士山へ初挑戦するのだから、やっぱり「はじめの一歩」は0合目の北口本宮冨士浅間神社だと決めていました。富士急行・富士山駅(旧富士吉田駅)から、まずは徒歩で北口本宮冨士浅間神社を訪れ、今回のトレッキングの安全を祈願しました。
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7/1 10:30
せっかく富士山へ初挑戦するのだから、やっぱり「はじめの一歩」は0合目の北口本宮冨士浅間神社だと決めていました。富士急行・富士山駅(旧富士吉田駅)から、まずは徒歩で北口本宮冨士浅間神社を訪れ、今回のトレッキングの安全を祈願しました。
お詣りの後は、しっかりと御朱印をいただきました。とても力強い、素敵な御朱印です。
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7/1 10:33
お詣りの後は、しっかりと御朱印をいただきました。とても力強い、素敵な御朱印です。
駅から神社へ向かう「富士みち」(国道137号)の途中にあった「富士山世界遺産 金鳥居インフォメーションセンター」に立ち寄って、神社のバス停の位置を確認。鳥居を入って行って右手のトイレの脇にバス停はあるとのこと。普通の路線バスサイズじゃなくて、ちいさなワゴン車らしい。ここからバスに乗って馬返に。そこかトレッキング開始すれば麓の1合目から富士登山ができる、という計画でした。・・・が、バス時刻を確認。時刻表の下のほうに、小さな文字「運行期間:7月第1土曜日〜」7月第1土曜?7月1日じゃないの?・・・マジか―――‼(第1土曜日は明日ジャン!)
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7/1 10:35
駅から神社へ向かう「富士みち」(国道137号)の途中にあった「富士山世界遺産 金鳥居インフォメーションセンター」に立ち寄って、神社のバス停の位置を確認。鳥居を入って行って右手のトイレの脇にバス停はあるとのこと。普通の路線バスサイズじゃなくて、ちいさなワゴン車らしい。ここからバスに乗って馬返に。そこかトレッキング開始すれば麓の1合目から富士登山ができる、という計画でした。・・・が、バス時刻を確認。時刻表の下のほうに、小さな文字「運行期間:7月第1土曜日〜」7月第1土曜?7月1日じゃないの?・・・マジか―――‼(第1土曜日は明日ジャン!)
愕然としているところに、さっきのセンターのオジサンがワゴン車で通りかかりました〜
「バス来た?」
「明日からみたいです〜」
「今日からじゃないの?ごめんよ〜乗ってく?」
「いいんですか〜?」
ということで、地元のオジサンですら勘違いするバス運行開始日の試練を乗り越え、「馬返」までの半分くらいの距離にある「中の茶屋」まで、オジサンのワゴン車で運んでいただきました〜ありがとうございました、オジサン。
「ごめんね〜ここから歩いて。馬返まで1時間だから」
「いえいえ、助かりました〜」
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7/1 10:48
愕然としているところに、さっきのセンターのオジサンがワゴン車で通りかかりました〜
「バス来た?」
「明日からみたいです〜」
「今日からじゃないの?ごめんよ〜乗ってく?」
「いいんですか〜?」
ということで、地元のオジサンですら勘違いするバス運行開始日の試練を乗り越え、「馬返」までの半分くらいの距離にある「中の茶屋」まで、オジサンのワゴン車で運んでいただきました〜ありがとうございました、オジサン。
「ごめんね〜ここから歩いて。馬返まで1時間だから」
「いえいえ、助かりました〜」
中の茶屋から吉田口登山道を歩き始めると、すぐに「世界遺産 富士山」の真新しい案内板があり、対照的に、そのすぐそばには長い年月を感じさせる小さな祠がありました。中には・・・狐さんですね。お稲荷さんのようです。まずは、軽く手を合わせておきます。
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7/1 10:55
中の茶屋から吉田口登山道を歩き始めると、すぐに「世界遺産 富士山」の真新しい案内板があり、対照的に、そのすぐそばには長い年月を感じさせる小さな祠がありました。中には・・・狐さんですね。お稲荷さんのようです。まずは、軽く手を合わせておきます。
中の茶屋(標高1,108m)からの吉田口登山道歩き始めは、ちょっとした林道のような感じで、道路は固くよく整備されている印象です。木漏れ日を浴びながら進みます。
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7/1 10:58
中の茶屋(標高1,108m)からの吉田口登山道歩き始めは、ちょっとした林道のような感じで、道路は固くよく整備されている印象です。木漏れ日を浴びながら進みます。
でも、この辺りの道は整備され過ぎてて、観光バスとかも通って、いまいち落ち着かないな〜と思っていると、木の柵に切れ間があって「吉田口遊歩道」の標識。おお!こっちの方が断然面白そう。道が赤いのは溶岩だからだそう
2016年07月01日 11:22撮影
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7/1 11:22
でも、この辺りの道は整備され過ぎてて、観光バスとかも通って、いまいち落ち着かないな〜と思っていると、木の柵に切れ間があって「吉田口遊歩道」の標識。おお!こっちの方が断然面白そう。道が赤いのは溶岩だからだそう
わお!ウツギの花園ですね〜やっぱりこういう中を歩いていきたいな。
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7/1 11:34
わお!ウツギの花園ですね〜やっぱりこういう中を歩いていきたいな。
中の茶屋を出て50分。吉田口登山道の山小屋「大石茶屋」跡に到着。いつ頃までここに山小屋があったのか、詳しいことはネットを調べても今一つはっきりしないな〜案内板の写真からすると昭和初期って感じだけど。
2016年07月01日 11:44撮影
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7/1 11:44
中の茶屋を出て50分。吉田口登山道の山小屋「大石茶屋」跡に到着。いつ頃までここに山小屋があったのか、詳しいことはネットを調べても今一つはっきりしないな〜案内板の写真からすると昭和初期って感じだけど。
森林ミストがたっぷり降り注ぐなかを歩いていきます。
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7/1 12:14
森林ミストがたっぷり降り注ぐなかを歩いていきます。
12:20 富士登山1合目手前、標高1,430mの馬返に到着しました(明日はここまでバスが走るらしい)。大きな案内板も設置されていて、富士山の歴史的な登山道としての吉田口登山道が解説してありました。古来「馬返」は字のごとく「登山路が険しくなり、乗ってきた馬を帰して徒歩に変わる地点」とされてきたそうな。そんな地名由来を読んでいると、なになら大勢の人の気配・・・
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7/1 12:21
12:20 富士登山1合目手前、標高1,430mの馬返に到着しました(明日はここまでバスが走るらしい)。大きな案内板も設置されていて、富士山の歴史的な登山道としての吉田口登山道が解説してありました。古来「馬返」は字のごとく「登山路が険しくなり、乗ってきた馬を帰して徒歩に変わる地点」とされてきたそうな。そんな地名由来を読んでいると、なになら大勢の人の気配・・・
白装束に杖をついた行者さんと、それを取材しているとおもわれる記者さんらしいの大群が入っていきます〜今日は7月1日。ちょうど吉田口の「開山式」に当たったらしいです。そこでカメラマン兼記者と思われるオジサン記者さんと出会って、富士登山についていろいろとお話を聞けました。富士山は登るにつれて石ころだけの世界になっていくから、自分のペースをしっかり守らないと、ただツライだけの登山になってしまう、と。なるほど〜感謝。
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7/1 12:22
白装束に杖をついた行者さんと、それを取材しているとおもわれる記者さんらしいの大群が入っていきます〜今日は7月1日。ちょうど吉田口の「開山式」に当たったらしいです。そこでカメラマン兼記者と思われるオジサン記者さんと出会って、富士登山についていろいろとお話を聞けました。富士山は登るにつれて石ころだけの世界になっていくから、自分のペースをしっかり守らないと、ただツライだけの登山になってしまう、と。なるほど〜感謝。
石造鳥居の前に行者さんがたくさん集まって、祝詞の声もして、神事を執り行っているもよう。それを鳥居手前の大文字屋さん(自体は営業していないらしい)をお借りして富士吉田市が行っている「お休み処」サービスで冷たいお茶をいただきながらしばし観覧。ついでに「富士山登山認定証」の申請書もここでゲットしました。まあ、今回は初挑戦なので富士山頂まで辿り着けるか・・・今日と明日で行けるところまで行ってみる、くらいののんびりした心構えです。
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7/1 12:39
石造鳥居の前に行者さんがたくさん集まって、祝詞の声もして、神事を執り行っているもよう。それを鳥居手前の大文字屋さん(自体は営業していないらしい)をお借りして富士吉田市が行っている「お休み処」サービスで冷たいお茶をいただきながらしばし観覧。ついでに「富士山登山認定証」の申請書もここでゲットしました。まあ、今回は初挑戦なので富士山頂まで辿り着けるか・・・今日と明日で行けるところまで行ってみる、くらいののんびりした心構えです。
馬返の象徴、石造鳥居と猿像の周囲には行者さんがわんさか。登山者はその脇道を抜けるように、と指示が出ているので、その脇をそっと抜けて「富士山禊所」跡に。おお、立派な石碑ですね。ここから先は古来より聖域とされていたそうです。
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7/1 12:53
馬返の象徴、石造鳥居と猿像の周囲には行者さんがわんさか。登山者はその脇道を抜けるように、と指示が出ているので、その脇をそっと抜けて「富士山禊所」跡に。おお、立派な石碑ですね。ここから先は古来より聖域とされていたそうです。
12:54 さあ、いよいよ富士登山を本格始動。1合目に向けた出発しました。所々に浸透桝があります。雪解け水などが登山道にあふれるのを浸み込ませて排水するための設備らしいです。この大量の石は、登山者たちがボッカ(歩荷)のボランティアで運んだものなのでしょうか? 丹沢表尾根のものよりも、火山弾や溶岩のような黒い岩が多いのは土地柄ですね。
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7/1 12:55
12:54 さあ、いよいよ富士登山を本格始動。1合目に向けた出発しました。所々に浸透桝があります。雪解け水などが登山道にあふれるのを浸み込ませて排水するための設備らしいです。この大量の石は、登山者たちがボッカ(歩荷)のボランティアで運んだものなのでしょうか? 丹沢表尾根のものよりも、火山弾や溶岩のような黒い岩が多いのは土地柄ですね。
登り始めて15分で、さっそく1合目(標高1,520m)に到着。「鈴原天照大神社」。ここは、古くは大日如来を祀っていたそうな。「富士山の神である浅間明神が、仏では大日如来にあたることを知らしめるために登山道最初の社に安置した(登山道の案内板より)」のだそうです。
2016年07月01日 13:06撮影
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7/1 13:06
登り始めて15分で、さっそく1合目(標高1,520m)に到着。「鈴原天照大神社」。ここは、古くは大日如来を祀っていたそうな。「富士山の神である浅間明神が、仏では大日如来にあたることを知らしめるために登山道最初の社に安置した(登山道の案内板より)」のだそうです。
木漏れ日が美しいけど、この登山道もかなりエグレちゃってますね。最近は5合目まで登る登山者が減ったとはいえ、これも登山者の踏み圧の影響かな〜と思ったけど、このあたりは5月くらいまでは積雪があるらしくて、雪解け水の仕業(浸食)なのかもな〜
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7/1 13:16
木漏れ日が美しいけど、この登山道もかなりエグレちゃってますね。最近は5合目まで登る登山者が減ったとはいえ、これも登山者の踏み圧の影響かな〜と思ったけど、このあたりは5月くらいまでは積雪があるらしくて、雪解け水の仕業(浸食)なのかもな〜
10分ほど登っていくと、1合5勺の「レッキス」との案内板。かつてここにあった山小屋跡で、レッキスという今のカルピスのような飲料水を販売していて、それがそのまま山小屋の名前になったそうな〜登りながら知り合ったトレランお姉さまから今夜5合目に泊まるつもりなら早く予約しておかないと〜と脅されていたので、ここで小休止がてら富士スバルライン5合目の富士急雲上閣さんに電話。予約OKで一安心。
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7/1 13:19
10分ほど登っていくと、1合5勺の「レッキス」との案内板。かつてここにあった山小屋跡で、レッキスという今のカルピスのような飲料水を販売していて、それがそのまま山小屋の名前になったそうな〜登りながら知り合ったトレランお姉さまから今夜5合目に泊まるつもりなら早く予約しておかないと〜と脅されていたので、ここで小休止がてら富士スバルライン5合目の富士急雲上閣さんに電話。予約OKで一安心。
さらに10分ほど登ると、登山道が箱根旧街道を思わせるような、古い不揃いの歴史を感じさせる石畳になってきました。そして、もう少し登ると、登山道の脇に苔むした石垣や五輪塔が。こうなってくると、登山道というよりも参道の趣きです。
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7/1 13:43
さらに10分ほど登ると、登山道が箱根旧街道を思わせるような、古い不揃いの歴史を感じさせる石畳になってきました。そして、もう少し登ると、登山道の脇に苔むした石垣や五輪塔が。こうなってくると、登山道というよりも参道の趣きです。
前方になにやら社殿らしい建造物の影が現れ、社を巻くように登山道が曲がると、ぐわーー!バカでかい巨木が根元からバッキリ折れていました〜すごい迫力!
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7/1 13:45
前方になにやら社殿らしい建造物の影が現れ、社を巻くように登山道が曲がると、ぐわーー!バカでかい巨木が根元からバッキリ折れていました〜すごい迫力!
ようやく社の姿が・・・もうほとんど崩壊寸前です〜でも、ここが冨士御室浅間神社、富士山最古の社です。この富士山最古の社の脇に吉田口2合目(標高1,700m)の標識がありました。
2016年07月01日 13:46撮影
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7/1 13:46
ようやく社の姿が・・・もうほとんど崩壊寸前です〜でも、ここが冨士御室浅間神社、富士山最古の社です。この富士山最古の社の脇に吉田口2合目(標高1,700m)の標識がありました。
2合目から先に進むと御室浅間橋という橋が架かっていました。今は所々に水が溜まっているのが見えるだけだけど、雨の日の翌日には透き通ったきれいな水が流れるのが見られるそうで、沢が少ない富士山ではなかなか貴重な光景なんだそうです。
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7/1 13:52
2合目から先に進むと御室浅間橋という橋が架かっていました。今は所々に水が溜まっているのが見えるだけだけど、雨の日の翌日には透き通ったきれいな水が流れるのが見られるそうで、沢が少ない富士山ではなかなか貴重な光景なんだそうです。
10分ほど登ると幅の広い急な木段になり、どうやら上に林道との出合があるみたい。木段を上がってみると、登山道が林道細尾野線を横切っていました。林道自体はここが終点のようで、この先は車両通行止めのようです。仮設トイレも2基ありましたが、この仮設トイレは6〜10月だけ設置されているらしい。作業車両も駐車しているので、補修工事かパトロールをしているのかも。ご苦労様です〜
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7/1 14:02
10分ほど登ると幅の広い急な木段になり、どうやら上に林道との出合があるみたい。木段を上がってみると、登山道が林道細尾野線を横切っていました。林道自体はここが終点のようで、この先は車両通行止めのようです。仮設トイレも2基ありましたが、この仮設トイレは6〜10月だけ設置されているらしい。作業車両も駐車しているので、補修工事かパトロールをしているのかも。ご苦労様です〜
林道を斜めに横切って、石畳の急なつづら折れを12〜13分登ると、吉田口3合目(標高1,840m)です。ここには古くから見晴茶屋と蜂蜜屋という2軒の山小屋(茶屋)があったんだけど、なぜか「三軒茶屋」と呼ばれていたらしい。いまは両方とも廃止されていて、ネットのブログとかを見ると、廃屋が残っている写真を結構見たけど、今回行ってみると、廃屋すらほとんど残っていない状態でした〜
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7/1 14:16
林道を斜めに横切って、石畳の急なつづら折れを12〜13分登ると、吉田口3合目(標高1,840m)です。ここには古くから見晴茶屋と蜂蜜屋という2軒の山小屋(茶屋)があったんだけど、なぜか「三軒茶屋」と呼ばれていたらしい。いまは両方とも廃止されていて、ネットのブログとかを見ると、廃屋が残っている写真を結構見たけど、今回行ってみると、廃屋すらほとんど残っていない状態でした〜
ここまで樹林帯の中をひたすら登ってきましたけど、ここでようやく、ちょっとだけ眺望です・・・なんか崩落してますな〜上空、青空は残っているけど、なんかちょっとガスが出てきたかな〜
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7/1 14:20
ここまで樹林帯の中をひたすら登ってきましたけど、ここでようやく、ちょっとだけ眺望です・・・なんか崩落してますな〜上空、青空は残っているけど、なんかちょっとガスが出てきたかな〜
先着していたお兄さんグループが立ち去った後は私たちの2名だけ。丸太があって座れるので休憩にちょうどいい〜ここで軽くランチにします。
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7/1 14:29
先着していたお兄さんグループが立ち去った後は私たちの2名だけ。丸太があって座れるので休憩にちょうどいい〜ここで軽くランチにします。
ちょっと雲行きが怪しくなってきたから、先を急ぎましょう。4合目に向けて登り始めて15分ほど。相変わらず登山道の整備状況は抜群ですが、幾分か勾配が大きくきました〜
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7/1 15:16
ちょっと雲行きが怪しくなってきたから、先を急ぎましょう。4合目に向けて登り始めて15分ほど。相変わらず登山道の整備状況は抜群ですが、幾分か勾配が大きくきました〜
20分あまり登ったところで「四合目 大黒天」の標識。でも、ここには3合目までにあったような標高を記載した標識がないな〜それに、25,000分の1の地理院地図では4合目はもう少し上の位置を示してる・・・でもまあ、地理院地図の表記の位置はけっこうアバウトだし、「合目」の数え方も時代によって変わるみたいだから、とりあえずこの最新の案内板に従って、ここを4合目ということにします。ネット情報では吉田口4合目の標高は2,010m。おお、ようやく2,000mを越えた〜
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7/1 15:22
20分あまり登ったところで「四合目 大黒天」の標識。でも、ここには3合目までにあったような標高を記載した標識がないな〜それに、25,000分の1の地理院地図では4合目はもう少し上の位置を示してる・・・でもまあ、地理院地図の表記の位置はけっこうアバウトだし、「合目」の数え方も時代によって変わるみたいだから、とりあえずこの最新の案内板に従って、ここを4合目ということにします。ネット情報では吉田口4合目の標高は2,010m。おお、ようやく2,000mを越えた〜
4合目を通過してから15分ほどで、「日本橋」と見事に掘られた岩に出ました〜ここが4号5勺の「御座石」とのこと。「日本橋」という刻印は富士講によるものらしくて、この岩が御座石らしい。ここの歴史は結構古いらしく、かつてはこの岩の上に浅間大明神と日本武尊の祠があって、戦国時代にはすでに「御座石」と呼ばれていたそうな〜そして、江戸時代には2合目以上が女人禁制とされたけど、それ以前の戦国時代には、ここまで女性も登ることを許されたんだって〜 昔はこの場所を4合目とする時代もあったけど、今はこの場所は5合目となっている、と案内板に書いてある。だけど、その案内板のタイトルは思いっきり「4合5勺 御座石」・・・正直わけわからん。
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7/1 15:41
4合目を通過してから15分ほどで、「日本橋」と見事に掘られた岩に出ました〜ここが4号5勺の「御座石」とのこと。「日本橋」という刻印は富士講によるものらしくて、この岩が御座石らしい。ここの歴史は結構古いらしく、かつてはこの岩の上に浅間大明神と日本武尊の祠があって、戦国時代にはすでに「御座石」と呼ばれていたそうな〜そして、江戸時代には2合目以上が女人禁制とされたけど、それ以前の戦国時代には、ここまで女性も登ることを許されたんだって〜 昔はこの場所を4合目とする時代もあったけど、今はこの場所は5合目となっている、と案内板に書いてある。だけど、その案内板のタイトルは思いっきり「4合5勺 御座石」・・・正直わけわからん。
ここには「井上小屋」という山小屋があったという・・・ってか、「五合目焼印所」という看板を掲げた建物は今でもありました〜これが井上小屋らしい。ということは、この小屋が営業していた時には、ここは一般の認識として「5合目」だったんですよね。焼印押してたんだから。 でもデカデカと書かれた「FIVE STATION」って、外国からの観光登山者に通じていたのかな・・・
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7/1 15:41
ここには「井上小屋」という山小屋があったという・・・ってか、「五合目焼印所」という看板を掲げた建物は今でもありました〜これが井上小屋らしい。ということは、この小屋が営業していた時には、ここは一般の認識として「5合目」だったんですよね。焼印押してたんだから。 でもデカデカと書かれた「FIVE STATION」って、外国からの観光登山者に通じていたのかな・・・
2,000mを越えているけど、この緑。ガスにも包まれて神秘的な樹海に〜富士山というとゴロゴロした石ばかりの印象があるけど、5合目までの登山は緑豊かな富士山の別の一面を見せてくれます。
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7/1 15:43
2,000mを越えているけど、この緑。ガスにも包まれて神秘的な樹海に〜富士山というとゴロゴロした石ばかりの印象があるけど、5合目までの登山は緑豊かな富士山の別の一面を見せてくれます。
20分ほどで「五合目 中宮」の案内板に到着〜GPS高度で2,140mほどです。富士山は「草山」「木山」「焼山」に三区分されるんだそうで、この一帯が「木山」「焼山」の境界になるらしい。そして、1合目の手前にあった馬返が「草山」と「木山」の境界だそうな〜
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7/1 16:02
20分ほどで「五合目 中宮」の案内板に到着〜GPS高度で2,140mほどです。富士山は「草山」「木山」「焼山」に三区分されるんだそうで、この一帯が「木山」「焼山」の境界になるらしい。そして、1合目の手前にあった馬返が「草山」と「木山」の境界だそうな〜
ここから先の一帯は「天地の堺」と呼ばれる領域。昔はここから連続して4軒の山小屋があったそうで「早川館」「たばこ屋」「不動小屋」の案内板が立ってました〜今も昔も5合目は富士登山の一大拠点なんだね〜たばこ屋さんは今でも建物跡が残ってました〜
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7/1 16:08
ここから先の一帯は「天地の堺」と呼ばれる領域。昔はここから連続して4軒の山小屋があったそうで「早川館」「たばこ屋」「不動小屋」の案内板が立ってました〜今も昔も5合目は富士登山の一大拠点なんだね〜たばこ屋さんは今でも建物跡が残ってました〜
山小屋の廃屋の傍らに、小さな白い花が揺れていました〜チングルマかな?
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7/1 16:11
山小屋の廃屋の傍らに、小さな白い花が揺れていました〜チングルマかな?
不動小屋跡の標識を過ぎると、しっとりと濡れた石段です〜石段を登ると車道との出合の杭。その隙間をよっこらしょ〜とすり抜けると、舗装路の滝沢林道に出ました〜ここに立つ標識によると、ここから富士山山頂までは距離的には6.4km。でも所要時間は約400分(6時間40分)。ついにコースタイムが時速1kmを割り込んだ。やっぱりそれなりの準備が必要ですな。
2016年07月01日 16:17撮影
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7/1 16:17
不動小屋跡の標識を過ぎると、しっとりと濡れた石段です〜石段を登ると車道との出合の杭。その隙間をよっこらしょ〜とすり抜けると、舗装路の滝沢林道に出ました〜ここに立つ標識によると、ここから富士山山頂までは距離的には6.4km。でも所要時間は約400分(6時間40分)。ついにコースタイムが時速1kmを割り込んだ。やっぱりそれなりの準備が必要ですな。
滝沢林道を吉田口5合目に向けて歩きはじめると、こんな標識が・・・うん、正しい。正しいけど、アバウト過ぎないかい?
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7/1 16:18
滝沢林道を吉田口5合目に向けて歩きはじめると、こんな標識が・・・うん、正しい。正しいけど、アバウト過ぎないかい?
吉田口ルートの5合目現行山小屋である佐藤小屋への登り口のところに、吉田口5合目の標識がありました〜標高2,305mと書いてありますけど、GPS高度は2,220m。標高2,305mは、どうやらこの先の今日も目的地、富士スバルライン5合目の標高のようです。
2016年07月01日 16:28撮影
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7/1 16:28
吉田口ルートの5合目現行山小屋である佐藤小屋への登り口のところに、吉田口5合目の標識がありました〜標高2,305mと書いてありますけど、GPS高度は2,220m。標高2,305mは、どうやらこの先の今日も目的地、富士スバルライン5合目の標高のようです。
今回のトレッキングではここから6合目に登ったり、佐藤小屋に行くことはないので、目指すは富士スバルライン5合目。それは、この県道702号富士精進線の先にあるんだけど・・・なによ、この「何モノをも通しません」と主張する頑丈なゲートは。普通の登山道にある「車はこの先ダメよ、登山者はOK」って感じのゲートじゃないね〜この先の道を眺めると、大規模な補修工事中の様子だけど、いまは工事はしていないみたい。道の右肩下は、かなり大規模に崩落しているようです。
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7/1 16:37
今回のトレッキングではここから6合目に登ったり、佐藤小屋に行くことはないので、目指すは富士スバルライン5合目。それは、この県道702号富士精進線の先にあるんだけど・・・なによ、この「何モノをも通しません」と主張する頑丈なゲートは。普通の登山道にある「車はこの先ダメよ、登山者はOK」って感じのゲートじゃないね〜この先の道を眺めると、大規模な補修工事中の様子だけど、いまは工事はしていないみたい。道の右肩下は、かなり大規模に崩落しているようです。
結局ここは自己責任で突破することに。10分ちょっと工事現場状態の道を歩くと、あ、ようやく前方に人影が〜〜〜やった!現吉田ルートの6合目への登り口「泉ヶ滝」に到着〜ここの標識には、いま歩いてきた方向に向かって「吉田口五合目」と書かれているから、あの工事さえなければ、今歩いてきた道は決して間違いではない、というだよね・・・
2016年07月01日 16:50撮影
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7/1 16:50
結局ここは自己責任で突破することに。10分ちょっと工事現場状態の道を歩くと、あ、ようやく前方に人影が〜〜〜やった!現吉田ルートの6合目への登り口「泉ヶ滝」に到着〜ここの標識には、いま歩いてきた方向に向かって「吉田口五合目」と書かれているから、あの工事さえなければ、今歩いてきた道は決して間違いではない、というだよね・・・
泉ヶ滝では、6合目方面から下山してきた登山者がワラワラ出てきます〜その人の流れに混じって、富士スバルライン5合目に向かいます。もうこの辺りは森林限界を超えたらしく、低い潅木以外は高山植物と溶岩性の黒い岩が一面に広がります
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7/1 16:52
泉ヶ滝では、6合目方面から下山してきた登山者がワラワラ出てきます〜その人の流れに混じって、富士スバルライン5合目に向かいます。もうこの辺りは森林限界を超えたらしく、低い潅木以外は高山植物と溶岩性の黒い岩が一面に広がります
でも、そんな路傍にもいのちはたくさん。栄養を含む土などほとんどなさそうな岩の隙間からも、草花がたくましく育っています。
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7/1 16:52
でも、そんな路傍にもいのちはたくさん。栄養を含む土などほとんどなさそうな岩の隙間からも、草花がたくましく育っています。
ようやくガスが切れてきましたね〜ガスの帳の隙間から高山特有の碧い空が雲海が覗いています。
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7/1 17:02
ようやくガスが切れてきましたね〜ガスの帳の隙間から高山特有の碧い空が雲海が覗いています。
おお、にぎやかになったね〜17:07 富士スバルライン5合目に到着〜GPS高度も2,300mを超えました。近代的な施設とレトロな土産物屋が混然一体となった富士スバルライン5合目の入口に、吉田ルートの案内板が立ってました。
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7/1 17:08
おお、にぎやかになったね〜17:07 富士スバルライン5合目に到着〜GPS高度も2,300mを超えました。近代的な施設とレトロな土産物屋が混然一体となった富士スバルライン5合目の入口に、吉田ルートの案内板が立ってました。
今夜はここの「富士急雲上閣」に一泊します。宿の位置を確認した後で、まだ時間も早いので、今日一日の無事を感謝して御礼のお詣り。赤い鳥居をくぐると冨士小御嶽神社です。凛々しい狛犬さんが迎えてくれました。
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7/1 17:20
今夜はここの「富士急雲上閣」に一泊します。宿の位置を確認した後で、まだ時間も早いので、今日一日の無事を感謝して御礼のお詣り。赤い鳥居をくぐると冨士小御嶽神社です。凛々しい狛犬さんが迎えてくれました。
ここを今日のトレッキングのゴールとします。GPSログをOFFにして、しっかりお詣りして、御朱印をいただきました。「富士山」の文字が実に力強くてユニークです。
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7/1 17:23
ここを今日のトレッキングのゴールとします。GPSログをOFFにして、しっかりお詣りして、御朱印をいただきました。「富士山」の文字が実に力強くてユニークです。
今夜のお宿「雲上閣」は、寝床はカプセルで、コイン式シャワーも使えました。500円で5分のシャワーはかなりの高額だけど、なにせここは貴重な山の上。濡れタオルで体を拭くのが関の山が普通なところを、熱いシャワーだなんて、なんて贅沢〜今日7月1日は吉田口の山開きとあって、さぞ混んでいるかと思いきや、宿泊状態はガラ空き。もっとも今日は金曜日で平日ですもんね。明日は混むのかな〜食堂はさすがにメニューが少ないけど、鶏のから揚げ定食と吉田うどんを注文〜どっちも美味しかったです。時刻は19時をちょっと過ぎたところで、食堂の窓の外は、まだ薄暮。ガスもきれいに晴れてきて、藍色になりはじめた空に星も瞬き始めました〜窓ガラスに食堂内の照明が映りこんで、なんかとっても幻想的な風景になりました。
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7/1 19:09
今夜のお宿「雲上閣」は、寝床はカプセルで、コイン式シャワーも使えました。500円で5分のシャワーはかなりの高額だけど、なにせここは貴重な山の上。濡れタオルで体を拭くのが関の山が普通なところを、熱いシャワーだなんて、なんて贅沢〜今日7月1日は吉田口の山開きとあって、さぞ混んでいるかと思いきや、宿泊状態はガラ空き。もっとも今日は金曜日で平日ですもんね。明日は混むのかな〜食堂はさすがにメニューが少ないけど、鶏のから揚げ定食と吉田うどんを注文〜どっちも美味しかったです。時刻は19時をちょっと過ぎたところで、食堂の窓の外は、まだ薄暮。ガスもきれいに晴れてきて、藍色になりはじめた空に星も瞬き始めました〜窓ガラスに食堂内の照明が映りこんで、なんかとっても幻想的な風景になりました。
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