強風だったが快晴☆仙丈ヶ岳
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- GPS
- 16:56
- 距離
- 31.0km
- 登り
- 2,364m
- 下り
- 2,335m
コースタイム
- 山行
- 4:52
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 5:48
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 7:00
- 山行
- 3:36
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 4:05
天候 | 12/29 曇天(上部は視界が利かなかったようだ) 12/30 強風快晴 12/31 風弱まり快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
戸台川の渡渉が2か所ほどあり、通過は慎重に。 この時期にしては結構水かさがあります。 |
その他周辺情報 | 小屋は1/2まで営業と言ってました。 それまでは水場で水をくめます。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
スコップ
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
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感想
12/29
前回の八ヶ岳は小屋泊まりだったので、今回は外張りを前日に新調してテント泊を計画。
比較的手ごろに行け、かつて(今から35年前)積雪期にも行った北沢峠から甲斐駒、仙丈の往復登山と決めました。
この時期は私のように車がないとアプローチをどうするかが難しく、タクシーorレンタカーのいずれかとなるのですが、今回はレンターカーをチョイス。前日上諏訪まで高速バスで向かい、ここからレンターカーでその日は蓼科の山小屋に向かい宿泊。翌朝、戸田登山口へ向かいました。
戸田口からは、延々と戸台川の河原を進むのですが、早々に渡渉が2回待ち構えてます。その週初めの季節はずれの降雨の影響か、思いのほか水かさがあるので、うまく飛び石伝いに渡らないと、おもわずドボンとなってしまうので、要注意です。
この日は、予報通り朝方から雲が多いものの、ところどころに青空も顔を出し徐々に天候は回復しつつあり、明日以降の天気に期待がもてる様相でした。
丹渓山荘をすぎるころから、すこしずつ積雪量は増えてきますが、雪景色の様相となるのは北沢峠でやっとといった感じです。ですから、北沢峠まではアイゼンは不要です。
長衛小屋のテント場は、北沢峠をすぎ林道を少し下りそこから仙水峠への山道に入ってすぐのところです。到着した時間(14:00)では10張程度でしたから、夏山のテント場の混み様と比べたら雲泥の差です。
12/30
前日夜半はかなりの風が吹き荒れてましたが、その風も朝方には大方収まってました。ただし、仙丈の稜線は雪煙が上がっていたので、かなりの強風が予想されました。ヤマテンの予報でも、20〜30m程度の風速が発信されていたので、稜線では風が結構厳しいなと想像できました。ただど快晴だったので、風さえ凌げばなんとかなると目算を立て、仙丈岳へ出発。
八丁坂ノ頭の先森林限界の一歩手前でゴーグルを点検装着し、身支度を確認後、小仙丈へ向けて出発。途中まではかなりの登山客がいたのですが、森林限界を超え小仙丈への登りで強烈な風に出くわすと、おもわず出鼻をくじかれ引き返す方が多いようです。
小仙丈までのクレストした急傾斜を、強風のなかなんとか進み頂上に到達すると、そこら先の仙丈までの白銀の稜線が一気に広がります。気持ちが思わず仙丈頂上へと逸るのですが、そこは慎重にアイゼンを利かせ、また顔面を叩き付ける強風に耐え、先行者の後を追います。
風は強烈でしたが、なにしろ快晴なので仙丈頂上へと快調でした。
頂上へ到達すると、地蔵尾根側からの単独登山者に遭遇。途中テント泊しての往復との事でしたが、さぞかしラッセルも大変だったでしょう。
この日の雪面は結構滑落のリスクはあったので、常時ピッケルストップの体制がとれるように下山、一瞬スリップした際も即座に制動体制に入れ事なきを得ました。とは言うものの、クレスト斜面が連続しているわけではないので、どこかで止まるでしょう。大して怪我する事なく、ピッケル制動の良い練習になる下りです。
どこかで収まると思っていた強風も結局やまず、森林帯に入ったところでようやく休息をとり、その後尾根通りに北沢峠へ向かい、長衛小屋テント場へと戻りました。
12/31
この日も前日と同様に晴天。さらに、前日に比べるとかなり風が弱まり、絶好の登山日和となりました。もう一泊して甲斐駒へ上りたいところですが、残念ながら今日は下山日。甲斐駒はまたの機会に黒戸尾根から上りたいと思います。(1,2月に5合目にテント泊し、そこからの往復がいいか)
とりあえずアイゼンは装着して下りましたが、八丁坂ノ頭まで降りるとほとんど積雪もなく、ここで外しました。
丹渓山荘からの戸台川河原では、多くの入山客にすれ違い。最後の入山客は私が、駐車場に到着する時に出発するパーティーでした。
天候に恵まれた素晴らしい冬山でした。
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