槍ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 2,172m
- 下り
- 2,168m
コースタイム
- 山行
- 12:37
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 13:51
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
今日は行程が長いので4時31分に新穂高温泉無料駐車場を出発。もうすでに空は明るいのでライトは要りません。新穂高登山指導センター、新穂高温泉駅を過ぎて右俣林道を歩くと右俣林道ゲートに到着。さらに7分程進んだ所からはショートカットの近道を登り17分程で再び右俣林道に出ると穂高平小屋に到着し、さらに35分程歩くと奥穂高岳ルートを右に見送って白出沢に着きました。ここでは新しい堰堤を建設中でした。林道は白出沢まででここからは登山道で雪が全く無い樹林帯の中の夏道を歩きましたが滝谷出合に着くまでに3回谷に出て沢を渡りますが全ての沢に雪がたっぷり残っていたので滑落しないように慎重にトラバースしました。最後のチビ谷を8分程かけて雪の上を歩いて通過すると間もなく全く雪の無い滝谷出合に到着。ここは休憩にぴったりの場所で行動食をとって一息入れました。滝谷出合には水量豊富な沢がありますが橋が無いので川幅の狭い所を探して渡渉すると靴はしっかり濡れました。(靴の中は濡れていません)滝谷出合を過ぎると樹林帯の中の登山道も雪道に変わり薄いトレースでピンクテープも少ないので少し迷いました。槍平周辺からは一面雪に覆われましたが計画通り順調に槍平小屋に到着するとここでアイゼンをつけて出発。槍平小屋を過ぎると多数の薄いトレースがありましたが飛騨沢を詰めれば良いので迷うことはなく、雪は締まっていたので踏み抜きもありません。槍平を過ぎてからは10人程の下山者を見ましたが登っている人は右俣林道で2人見ただけです。いつしか緩やかな雪道が雪の斜面の直登に変わりました。かなり急勾配でしたが一旦緩み左にトラバースして再び急斜面を直登すると少しだけ傾斜が緩み少し楽になりました。さらに登ると1本のダケカンバがあり振り返ると素晴らしい展望で飛騨の名峰笠ヶ岳を見ることができました。ここを通過すると赤布が付いた竹竿の目印があるので道迷いはないでしょう。(槍ヶ岳山荘の方に感謝しています)標高約2800mを超えると疲れを感じて足取りが少し重くなり、標高約2900mからは夏道が出ていたのでアイゼンをはずして少し歩き難いガレ場の道を登りました。疲れていたので飛騨乗越が遠いな~と感じてましたが上の方に道標が見えると急に元気になり飛騨乗越に着いてエネルギー補給すると体力が回復しました。ここからは今日初めて青空に映える槍ヶ岳を見ることができテンションが上がります。他の方のヤマレコを見て、飛騨乗越~槍ヶ岳山頂まで雪が全く無いことは知っていたしここから見える槍の穂先に雪が無いのが確認できたのでここにアイゼンをデポしザックを軽くして槍ヶ岳に向かいました。夏道を10分程歩いて槍ヶ岳山荘に到着するとテーブル、ベンチにペンキを塗る山荘の方が1人いるだけで他にはだれもいません。槍ヶ岳を登っている人もいないので渋滞も無くここから15分程で槍ヶ岳に登頂し、槍ヶ岳山頂からはさえぎる物が全く無い360度の絶景を独占して満喫しました。下山中に槍平小屋~滝谷出合で一時ルートを見失ったり、白出沢付近で一時体調不良(吐き気)になり少し焦りましたが無事に新穂高温泉に戻り槍ヶ岳日帰り登山に成功しました。
今日は約13時間(もたもたしました)の山行でしたが思ったほど疲れは無くまだ余力があるのには驚きました。槍ヶ岳日帰り登山が出来るかどうかは半信半疑でしたが雪が締まっていたので登りやすく、8時間弱で槍ヶ岳登頂を果たし無事愛車に戻ると喜びを噛みしめました。槍の日帰りは達成感がありますね~!!
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