貝月山-鍋倉山-鎗ヶ先山〜滝と花図鑑(岩団扇・岩梨・黄菫・石楠花・碇草…)
- GPS
- 27:55
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 2,009m
- 下り
- 2,262m
コースタイム
(出直し=前日に長者の里キャンプ場にストックを置き忘れ、早朝に回収に成功!)
4/30 - 5:10広域農道(鍋倉山登山口) - 日坂越 - 6:10鍋倉山 - 6:15鍋倉山避難小屋 - 6:25鍋倉山 - 7:50日坂越 - 8:10広域農道(鍋倉山登山口) - (移動) - 8:20寺本 - 8:40岩屋 - 分岐 - 9:35鎗ヶ先山 - 分岐 - 10:40砂防堰堤脇 - 10:50猪よけネット - 11:00市瀬 - 11:20寺本
天候 | 4/29 小雨のち曇り 4/30 晴のち曇りのち大雨(雷雨) |
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過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・鍋倉山 -広域農道の登山道入口の駐車スペース |
コース状況/ 危険箇所等 |
【貝月山】 ・長者の里キャンプ場からの貝月山へのルートはやや荒れ気味。沢沿いのルートで何度も沢を渡り迷い易い場所もある。 ・一部の谷筋と山頂部で残雪があった。アイゼンを使う程ではなかった。 ・途中に大きな滝が二つある。(少将淵と三段ノ滝) ・ショウジョウバカマとコミヤアカタバミが満開近く、イワウチワが咲き始めていた。主な花を花図鑑ダイジェストとして編集、他にマンサクの花やタムシバの花芽などがあった。 ・日坂峠方面の道路は電柱が倒れていて通行できないとの表示があったが、対向車があったため、進んで行くと片側のみ通行できなくなっていた。国道303号までの道路は広くて快適。途中には久瀬露天風呂と夫婦滝がある。 【鍋倉山】 ・広域農道に鍋倉山90分(ヒルに注意)の標識があり、すぐに東海自然歩道に合流し、幅の広い整備された登山道となる。初心者向きだが山ヒルに注意。山頂の少し南に避難小屋がある。トイレあり。山頂からの展望はない。途中の展望台からは西隣の貝月山が見渡せる。 【鎗ヶ先山】→恐らくヤマレコ初登場の山!(西美濃の槍ヶ岳?) ぎふ百山の一つであるが、訪れる登山者は少なそう。やぶこぎファイター向き?登山道入口などの標識は全く見当たらず。軽いやぶ漕ぎ、テーピングあり、登山道は急登、途中(自称)西鎌尾根のような痩せ尾根が続く。山頂からは樹間越しに展望あり。 |
写真
感想
天気予報では晴れかと思ったが自宅から見る北西の上空には雲がかかっていた。行き先を東の方に変更しようかとも思ったが、予定通り貝月山へ向かった。国道417号から国見峠スキー場へ向かう県道は所々で極狭な箇所があり、すれ違いが不能だった。長者平キャンプ場に到着すると他の登山者なし。沢に沿って進んでいくと少将淵の滝で2名の釣り人が糸を垂らしていたが、その場所では釣れてはいなかったようだった。途中から雨が降り始め上だけ雨具を着用。
一部登山道には残雪があったがトレースはなかった。杉などの折れた枝を片付けながら、やや荒れ気味の沢を何度も渡りながら進んだ。途中ルートが分かりにくい箇所には、よく見渡すとテーピングがあり、ルートを間違えずに済んだ。一部では沢から少し離れ高巻き道があり、イワウチワの群落が見られた。一部咲いていたが蕾のものが多かった。
沢が終了して急な尾根を上っていくと雪庇が現れ、それを乗り越えると揖斐高原貝月スキー場からの主稜線に合流した。分岐標識が雪の重みで倒れていた。鉄のアングルの標識は90度折れ曲がっていたので、真っ直ぐに曲げ戻しておいた。しばらく残雪がある稜線を進むと見晴らしの良い小貝月山(1,226m)に到着。そこから、アップダウウンを繰り返して二等三角点とベンチと展望台のある貝月山(1,234m)に到着。語呂のよい標高(これで想い浮かぶPVと言えば、仝鼎ぬ抄腹http://www.youtube.com/watch?v=o-N9bP6-zNQ&feature=related ⊃靴靴ざ腹http://www.youtube.com/watch?v=uZfjrnhTT4U&feature=relmfu )
天気が良ければ、山頂の展望台は遮るものがない360度の良展望。今日は国見岳、虎子山、ブンゲン、冠山、小津三山、鍋倉山、池田山、濃尾平野などが見えていた。金糞岳や能郷白山は一部に雲がかっかていた。2名の登山者が西の稜線から登って来たが、他の登山者には会わなかった。天気の回復が見込まれないため、昼食後すぐに下山。途中で上りの時に気が付かなかった黄色いオオバキスミレを発見した。キャンプ場の周辺にカタクリが見られたが、蕾のものが一輪あるのみだった。
自宅に帰り、荷物を車を下す時に、ストック2本がないことに気づく。どこかに忘れてきてしまった。疲れているためもう一往復する気にはなれず。明日取りに行き近くの山に登ることにした。なくなっていなければいいのだが…。
という訳で、早速翌日早朝に長者平キャンプ場に向かう。ストックが置いたままの位置にあり、一安心。少し先の広域農道の鍋倉山登山口からスタート。すぐに東海自然歩道に合流し、幅の広い歩き易い登山道となった。山頂付近の一部のみ残雪があった。タムシバ、スミレ、イワウチワなどの花が見られた。
スタート時は晴れていたが、すぐに曇ってしまった。途中唯一の展望台があり、西側に昨日登った残雪の残る貝月山とその右奥に金糞岳が見えた。他の登山道上では視界がほとんどなく、樹間から僅かに見える程度、北に能郷白山、南に伊吹山が見えた。山頂には三角点があり、その少し先に鍋倉山避難小屋があった。中にトイレがあり、ソーラー発電の照明があった。屋根の避雷針が外れていて落ちかけていた。下山途中に2人の登山者とすれ違う。シジュウカラを望遠レンズで撮影したが、距離が遠すぎた…。ウグイスは鳴き声のみで姿が見えなかった。
折角なので、帰る途中にある鍋倉山の南の鎗ヶ先山へ初登頂することにした。ガイドブックで予習をしておいたが、登山道入口の標識などが全くなく、寺本の集落の先から適当に取付き獣道のような道を進んだ。やがて大きな岩が積み重なった岩屋に到着。すぐ上にも岩屋があった。急な斜面を乗り越えると、登山道らしき尾根道となった。植林地との境界の少しヤブっぽい急坂を上るとやがて、槍ヶ岳の西鎌尾根のような急な痩せ尾根が続いた。急坂が続き三角点のある山頂に到着。樹間越しに展望があった。濃尾平野や池田山、伊吹山、伊吹北尾根、虎子山、貝月山などが見られた。
下山途中に1人の登山者とすれ違う。イワウチワ、スミレ、タムシバなどが咲いていた。赤テープに従ってどんどん下って行くと、新しい巨大なパイプ式の砂防堰堤がすぐ北側に見えた。この時途中の分岐部でルートを間違えことが分かった。そのまま尾根を下って行くと、猪よけの柵の中にいて、どの方向に向かっても出られなくない状態になっていた。しょうがないので、そのネットの柵を乗り越えると、棚田があった。民家脇を下って行くと、市瀬の車で通った所に到達。次第に雨が降り出して雷の音が響き始めた。道路脇には色々な草花が咲いていた。途中で土砂降りになり始め、急いで下るとすぐに駐車地点に到達して事なきを得た。
コメント
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今日は時折雷もなり,酷い雨が降りましたね
でも沢山のお花さん達にも出会えたようで 何よりでした
ところで,気になった点が1つ
鍋倉山避難小屋からの帰り道に出会った2人の登山者・・・
男性と背の高い女性(オレンジのリュック)のお二人では
もしかしたら,はねぱたご夫妻でしょうか
kayo-piさん、こんにちは
夫婦だったようですが、リュックの色は記憶がありません
駐車場には「岐阜」ナンバーの車があったような気がします。
今日は、昨日見た以外の多くの 花を見かけました。
道を間違えて遠回りしたことが役立ちました。
これから編集して、花名を捜査します
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