錫杖岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 1,328m
- 下り
- 1,325m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 9:11
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
|
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備考 | 道迷いした激藪で何回も木に頭をぶつけ、沢登りでも一度岩にぶつけたのでヘルメットは重宝しました |
感想
ー眈鸞出合→岩小屋
一般道と違い少し登り難いクライマー道(錫杖沢左岸)を20分弱登ると木に赤いテープがありクライマー道を見送り左へ2分程下ると岩小屋がある錫杖沢に降りました
岩小屋→枯木があるコル
岩小屋に向かって左から沢を詰めて登ると高度1800mを超えてもA・B沢ルート分岐は無くルートミスをしたことに気づきましたが稜線に出れば何とかなるだろうと安易に考え戻ることはありませんでした。目印が一個だけのルート登って稜線に出ると愕然としました。そこは激藪で踏み跡は全くなく錫杖岳は見当たらない。GPSも持ってなかったので自分がどこにいるのか分からず焦りました。コンパスを使って北に向かって背丈以上の笹藪や松の木などの中を歩くといつの間にか南に向かっていて焼岳が大きく見えるようになり進む方向の間違いに気づきコンパスで確認して軌道修正して錫杖岳があると思われる北に向いました。(この時は正しいルートに戻ることに必死で心に余裕がなかったので大木場ノ辻が近くにあったと思われますが気がつきませんでした)この頃遭難の二文字が頭をよぎりましたが時間はたっぷりあると自分に言い聞かせて冷静になれました。踏み跡のない激藪の中を1時間以上彷徨うとついに錫杖岳が目の前に現れ赤布がつけられた枯木がある場所に着きました。高度計を見ると約2000mで錫杖沢へ下る道も確認ができ、ここは錫杖沢を登り詰めた稜線のコルに間違いないと思い本当に安堵しました。
8鰐擇あるコル→錫杖岳
コルに着くまでの激藪に比べるとここからは楽で歩きやすく踏み跡とマーキングを確認しながら登りましたがバリルートなので4~5ぐらい不明瞭な所がありましたがよ~く見ると必ず踏み跡は見つかるので道迷いしたら分かる所まで戻った方が良いと思います。枯木のあるコルから30分程でザレ場に到着。ザレ場の通過は要注意ですが想定していたより傾斜は緩やかでホールドもたくさんありフィックスロープがなくても緊張することなくクリアできました。(滑落したらもちろんアウトです)ザレ場を過ぎると迷う箇所もほとんど無く錫杖岳P3に初登頂しました。
ぜ眈鶻戡枯木があるコル
ザレ場までは問題ありませんが(ザレ場の通過は要注意)ザレ場を過ぎると数ヶ所踏み跡を見失いましたが分かる所まで戻ると見つかりました
ジ鰐擇あるコル→岩小屋
コルからは笹の斜面で直登の道を下りましたがとても滑りやすく、1回数メートル滑落し尻もちも1回つきましたが怪我がなくて良かった。A・B沢ルートの上部の分岐が知りたかったので注意しながら歩いていましたが気づかずにスルーしてしまいました。コルから20分程下ると右から左俣が合流し白ペンキでAと書いてある石がありました。A沢ルートを登る時はここは右の右俣を登ります。さらに9分程下ると再び右から左俣が合流。(標高約1800m)やはりA沢ルートを登る時はここも右の右俣を登りますが左の左俣は厳しいルートで巻き道もない通過困難な滑滝があるようです。さらに4分程下ると残置ロープのある場所に着きロープを掴んで下りると次はとても下りることができない滑滝?に着きましたがよ~く周りを見ると右岸に巻き道を見つけ巻いてから再び錫杖沢に降りると左からB沢が合流してA・B沢ルートの分岐に着きました。ここからも滑滝?を見ることができ、A・B沢ルート分岐で左のA沢を選択するとすぐ右岸の巻き道を登ります。大迫力の前衛フェース登攀の6人のクライマーを見てからA・B沢ルート分岐を出発すると分岐や難所は無く23分程で岩小屋に着きました。
Υ箴屋→錫杖沢出合
岩小屋から水が流れていない涸沢を5分程登ってもクライマー道がないのでおかしいなと思い岩小屋が見える所まで戻るとクライマー道へ行く道を見つけて安堵し、間違えて涸沢を登ったおかげでなぜ今日ルートミスしたのかが分かり納得しました。錫杖岳は岩小屋から「左の沢」を詰めて登ると覚えていたので岩小屋に向かって左から登ってしまいましたが(今日岩小屋から登った沢は難所などはありませんが上部は藪こぎで大木場ノ辻登山ルートなのかもしれません)たった今間違えて登った涸沢が「右の沢」で岩小屋に向かって右が「左の沢」で錫杖沢でした。どうしてルートミスしたのかが分かるとスッキリした気分でクライマー道を15分程下って錫杖沢出合に着き、一般道を歩いて無事に戻り登山を終了しました。
もう一度チャレンジして次回は錫杖岳P1の山頂に立ちたいと思っていますが藪漕ぎは嫌いなので大木場ノ辻は登ることはないでしょう
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