残雪期 五竜岳 日帰り (遠見尾根ピストン)
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- GPS
- 07:29
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,397m
- 下り
- 1,381m
コースタイム
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 7:29
今回はコンドラ最終に間に合うように時間を調整しつつの下山です。
天候 | 天気: 晴れ 気温: 山頂-10度 風速5m |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
リフト: テレキャビン+アルプス第一リフト(片道1400円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
※天候・気温次第でコンディションは大きく変わる時期なので、ご注意下さい。 トレース利用させて頂きました!ありがとうございます!ただ、全般的に人が少なく、雪の多いエリアなので(特に今年は多い気が)、トレース有無に関わらず、まだスノーシュー・わかんは必須です。 西遠見山以降の斜面は特に一部非常に積雪が多い急登で、つぼ足は困難。五竜山荘まで全行程スノーシュー利用。五竜山荘以降の山頂アタックはアイゼンピッケル。 とにもかくにも、落ちると真っ逆さまなトラバースが多い、というかそういう区間が「長い」ので、確実なアイゼン・スノーシューワークが必要です。 ■リフト終点〜小遠見山 リフト終点より左に巻く道を辿り、ビーコンゲートを超えて登山道へ。初っ端よりスノーシュー装着。トラバース気味に進む箇所が存在するので、滑落注意。 ■小遠見山〜大遠見山 稜線が続く。延々とスノーシューで快適ハイク。景色は最高。一部稜線がリッジ状になっている箇所があるので、そこはほんの少し南側に巻いていた箇所がありました(木に赤テープが付いています)。 ■大遠見山〜西遠見山 まだまだ稜線が続く。延々とスノーシュー(略)。3-4箇所程度、幕営地跡(スノーブロック)がありました。 ■西遠見山〜白岳手前 真っ白で広大な斜面をトラバース気味に登る。滑落注意。視界不良時はホワイトアウト注意(この区間は視界無い中登れる気がしない…)。 右側に大きな雪庇が張り出しているので視界不良時は特に注意。斜面自体は最初はトラバース、後半急登となってくる。途中雪が結構深くなる部分とクラスト気味の部分が混在。深い部分は下りでさえアイゼンだけだと腰ラッセル状態。 急登を登りきると今度は登りきった正面方向に雪庇があるので、登りすぎないように。ある程度登ったら白岳方向に向きを変える。 ■白岳手前〜五竜山荘 今回は白岳登頂せずトラバースのトレースを利用。トラバースは斜度がきついので、滑落には十分注意。トラバース時はアイゼンピッケルに変えたほうが良いかも(スノーシューで通過しましたが、緊張感ハンパない)。トラバース斜面の雪質次第ですが、体力を使ってでも白岳登った方が安全な可能性があるかと感じました。 ■五竜山荘〜山頂 五竜山荘から先はアイゼンピッケル。 今回は、基本的に夏道とほぼ完全に同じルートを利用。 G0付近のトラバースは斜度が非常にきつい箇所(60度位?)を何箇所かトラバースするので滑落注意。夏道は明瞭に見えるはず。 G2は一部急斜面を超えながら山頂に向かう。夏道の鎖場を超えた後、岩と雪のミックスの小尾根を超えつつ山頂直下へ向かう。G2稜線方向へは登らず、超え辛くても小尾根を無理矢理超えていく感じで行きました。 山頂直下は急斜面ですが、ここまで来れる人であればボーナスステージでしょう…。今回はフカフカ雪でした。 ■下山時 西遠見山まではアイゼンピッケルで下山。そこからはスノーシュー。 遠見尾根は意外と登り返しが多いのと、下り斜面でスノーシューには斜度がキツイ箇所があるので注意。スノーシューの下りに弱いのはなんとかならんものか…。 ■その他 登山届ポストはゴンドラ乗り場の階段途中にあります。 スキー場内のハイクは安全面から禁止されているそうなので、地蔵の頭まではゴンドラ+アルプス第一ペアリフトを利用との事。闇夜に紛れてであれば…。。 |
その他周辺情報 | 温泉: 白馬八方温泉 みみずくの湯 (600円) http://hakuba-happo-onsen.jp/mimizukunoyu/ 食事: おおしも食堂 (定食屋。しょうが焼き定食 800円) パタゴニアの前あたり。いつもスキー客等で混んでいる。昔からある定食屋さん。 https://tabelog.com/nagano/A2005/A200503/20006438/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
スノーシュー
行動食
非常食
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
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共同装備 |
GPS
ファーストエイドキット
|
備考 | スノーシュー : もはやこういう高速日帰り登山に不可欠。MSR利用。 紫外線対策: 肌弱いとマジ火傷します。二人とも顔真っ赤です(笑) |
感想
水曜日。
「五竜(日帰り)行けないですかねー? 笑」
キラキラLINEを早朝の寝ぼけ眼で見て、いやいやいや、こいつマジドMかよ、冬に遠見尾根を日帰りなんて、テレキャビン絶対間に合わねーし、とざっくり何も考えず返信。
ただ、正直、五竜岳を冬登ろうと思ったことが一度も無かったので、ちゃんと調べてみると、あれ、行けそうだ、、と…。ただ、ヤマレコも日帰りしてる人ほとんどいない。なんだろう、ドMコースだけどやばい、魅力的だ…。。オレ、おかしくなっちゃったのかな…。
………。
木曜日。
天気図が変わって土曜が晴れる予報に。
結果、白岳通過方法やら、頂上へのアタックルートやらを画像共有しながら夜中に2時間も電話会議。超やる気マンマン(笑)
んで、せっかくやるならリフト使わずに行こうー!、という事で、マジでドMだよな…自分達…、とか思いながらも、朝6時登山開始で決行することに。
………。
土曜日、登山当日。
無事寝坊せず、予定通り6時過ぎにスキー場ベースより登山開始! と思ったら、1/3位登った所で、
パトロール「リフトじゃないと行っちゃダメです」
と(泣)。
まぁ…色々思う所はあったけど、最悪帰りのコンドラ間に合わなくても、夜まで天気持つし、遠見尾根の夕焼けも綺麗だろうし、と、一度下山後、テレキャビン利用で8:45登山開始。
だいぶ出発は遅れたけど、結果は先行者のトレースもあったおかげで、普通に余裕?でテレキャビン往復で日帰り五竜岳となってしまいました。トレースありがとうございます!! ……自分的にはトレース作れずにちょっと残念半分でしたが(笑)
トレース無かったら、最低あと+1〜2時間位かな…。リフト利用の日帰りは超ギリギリだったと思います。ちょっとリスクありますね。
正直ヤマレコにもほとんど情報が無いのでどうなんだろうなー、と思ったら、幕営跡も結構あるし、意外と人は入っているんだな、と…。
確かに距離は長いし、視界無かったら危険で絶対登りたくないルートだけど、コンディション良ければ日帰りも全然いけるルートだな、という印象でした。
そして、景色は…まぁ素晴らしいに決まってますよね!!
今年は3月末にしては雪がかなり多いぽく、雰囲気はさながら厳冬期。
山頂の武田菱もカッコイイけど、白岳直下の巨大斜面の真っ白モフモフのフワフワ感は衝撃。
山荘からの最終アタックは、事前の深夜ミーティングのおかげで安心して通過出来たし、楽しみながら登れたかなぁ。
次は、鹿島槍まで縦走出来たらいいね、とか話をしつつ、本物の山屋にはもっと修行が必要だな、とも感じながらの五竜岳でした。
唯一の想定外は……日焼け……。いやーー、2人とも顔やばいっす。
まぁ、これで少しは山屋っぽくになれたからいいのかな(笑)
ど変態でしょw(すいません、会ったこともないのに)
山をやる時点でそれ系統ですが、ね。
トラバース、怖そうですね
月曜日に会ったら真っ黒になってましたね。私も谷川岳ですっか焼けました(´Д`)
返信ありがとうございます!
週末天気良かったのですよね! 今年は週末晴れる周期なので、凄く助かります…。
しっかし、日焼け止め、そもそも全く塗ってなかったのがいかんのですけどね…(--;)
変態かは…自分よりも、もう1人の人に言い聞かせい欲しいです(笑)
まぁもう手遅れだとは分かっているので、何を言っても無駄でしょうけど…。残念です。
トラバースは、ほんとに長かったです。凄く気は遣いましたけど、それよりも、もうちょい深雪だったら滑ったら最高だろうなー、ってずっと思っていました。春先だと山荘もオープンして、トレースもしっかり出来て安全になるんだろうな、って感じです。GWはオープンするみたいですので是非!
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