白山BCスキー滑降。ラッキーに恵まれ最高でした!!
- GPS
- 10:24
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,995m
- 下り
- 1,988m
コースタイム
- 山行
- 7:41
- 休憩
- 2:54
- 合計
- 10:35
天候 | 曇りときどき晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
勝山市街からR157を経て白峰へ。インターより約40km。 風嵐ゲートは開いています。市ノ瀬直後の六万橋手前まで車でいけます。 その先は通行止めになっていますので、橋の手前に駐車。 市ノ瀬六万橋〜別当出合までは自転車。距離約5km、標高差約500m |
コース状況/ 危険箇所等 |
[自転車] ●六万橋(市ノ瀬)〜別当出合手前約500mの除雪終了地点; 全面アスファルトですが斜度がきついです。 体力温存のためにも、私は大半、自転車を降りて押して歩きました。 スニーカー等あると負担が減るでしょう。 [登山] ●除雪終了点〜別当出合; 雪道ですが、朝は凍結して凸凹しています。スリップ注意。 スキーシールでも歩行可能です。 ●別当出合〜中飯場〜甚之助避難小屋; 吊り橋の板は入っています。吊り橋を渡った後、雪道をしばらくいくと石段があります。 石段は雪がなく、板を担ぐ必要があります。かなりの急斜面です。 石段を上がった後は、雪が深く、標識や夏道が隠れています。川側へ降りすぎないように。 ところどころ際どい斜面をジグを切りながら進むと中飯場が見えます。 中飯場から先は甚之助小屋まで比較的緩い斜度を黙々と進む感じです。 甚之助小屋は半分以上雪で埋まっていますが、2階から入れるようです。 ●甚之助避難小屋〜エコーライン〜弥陀ヶ原; 甚之助避難小屋から急斜面を少し上がった後、エコーライン方面へ90°方向転換です。 急斜面のかなり際どいトラバースをいく必要があります。クトー必携。 トラバースを続け、繁みのような個所を過ぎると、遠くに南竜山荘が確認できます。 山荘が確認できたら、斜面を上へあがります。比較的緩い斜面です。 エコーラインではない斜面が甚之助からのトラバース中にありますが、かなり急なので避けたほうが良いです。 エコーラインの緩い斜度を上がりきると、弥陀ヶ原です。白山の全貌が見えます。 ●弥陀ヶ原〜室堂; 弥陀ヶ原はほとんど平の雪原です。 雪が豊富なので登りとしては様々なコース取りが可能です。 室堂小屋の人たちが旗を刺してくれています。その旗に沿って樹林帯を上がります。 ●室堂〜白山頂上(御前ヶ峰) 室堂を過ぎて少し上がると急に斜面が硬く氷の世界になります。 雪で覆われておりどこでも登れます。いわゆる逆くの字を直登る人もおられます。 私は忠実に登山道を進みましたが、岩がかなり出ています。 [スキー滑降] ●白山頂上〜室堂付近; 春のゲレンデのような雪質です。ガリガリではないのにエッジがかからず私は転倒しました。 慣れると問題なしです。空が白いと凹凸が分かりにくいので注意。 ●室堂付近〜弥陀ヶ原〜エコーライン〜甚之助避難小屋; 室堂の西側の斜面を行きます。雪質はスキー場のような快適さがありました。 弥陀ヶ原はほぼ平坦なので、エコーラインへ行くためには助走が必要です。 エコーラインから甚之助避難小屋までは急斜面ですが、雪質が良い場合は楽しめます。 ●甚之助避難小屋〜中飯場〜石段手前; 樹林帯のツリーランです。尾根伝いにいけば問題ありません。 トレースや雨の溝等ありますが、雪が緩んでいれば全く問題なく滑れます。快適ザラメ。 [下山] ●石段手前〜別当出合〜除雪終了点; 言わずもがなの急斜面階段です。背中の板が引っ掛からないように。 石段終えて吊り橋までは雪道ですが、短いので板は担いだままがよいでしょう。 地面付近の雪が解け、シュルンドのようになっている場所が多数あります。 胸付近まで落ちるので注意。(私は落ちました・・・) 吊り橋わたって別当出合から除雪終了点までは、雪が緩んでいるので、スキーでも問題なし。 私はかついだまま歩きました。 [自転車] ●別当出合〜市ノ瀬六万橋ゲート; 跨っているだけで自然に降りていきます。工事用対向車、落下物やカーブに注意。 ●イオンモバイル(docomo電波)状況; 市ノ瀬から別当出合、別当出合〜甚之助小屋付近まではときどき3Gになるも良好です。 弥陀ヶ原では圏外になりました。 室堂や山頂では、ときどき3Gになるも良好です。 |
その他周辺情報 | ●下山後の温泉;「白山展望の湯」 大人(中学生以上)650円、子供(小学生)、幼児(3歳以上)350円 JAF会員は50円の割引あり シャンプー、リンス、ボディソープあり、鍵付きロッカーあり、露天風呂あり |
写真
装備
個人装備 |
GPS 1 GARMIN VENTURE HC
ストーブ・ライター 1
フリース防寒着 1
オーバージャケット 1
ビーコン 1
シャベル 1
アイゼン 1 10本爪
ゾンデ棒 1 3m
ヘッドライト 1
携帯電話 1 iPhone5c
地図 1 1/25000
ツエルト 1 2人用
カイロ 3
ゴーグル 1
グローブ 1
携行食 1 2日分
熊鈴、笛 1
救急セット 1
着替え 1 アンダー、ソックス
ピッケルストック 1
山スキーセット 1
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感想
一足はやく、今日からGW突入です。
天気予報みてると全国的に晴れ。めずらしく白山も晴れそう!連休で人が増える前にGoです。
前週のレコを見ると白峰ゲートはまだ開いてなさそう。吊り橋も恐怖の一本橋か・・
自転車を積んで前夜早めに現地へ。北鯖江PAで準備&ガッツリ仮眠します。
さぁ覚悟を決めて白峰へ!今日は早めに!・・と思ったら、、ゲート開いてるじゃん!!
白山公園線の20km弱をひたすらチャリ漕ぐはずが車で。これはラッキー!
途中、車を降りて満天の星空を眺める余裕も。
ただし別当出合までは通っておらず、市ノ瀬の先の六万橋まで。ここで数台の駐車。
同じくスペースに駐車し、チャリと山スキーの準備して、明るくなった4:40 Goします。
体力は満タンだが前回12月は全体的に疲れ過ぎてしまったので、今回はセーブ気味に。
足元はスニーカー。自転車も無理せず押して行きます。それでも最初の運動にしてはキツイ。
乗ったり押したりしながら1時間ほどで除雪終了地点へ。
別当まであと約500m。チャリをデポ。シール歩行で6:05別当出合に到着です。
そして二つ目のラッキーが! なんと、吊り橋に板が入ってるじゃん!!
白山に行くと決めた時から気にかかっていた最難関、恐怖の命がけ一本橋を渡らずに済む。。
何のストレスもないまま口笛吹いて対岸へ。
前回はこの時点でリタイヤしようかと思うくらい心身とも疲労していたので大違いです。
例年に比べて全体に雪は多いが、石段はむき出しなので板をいったん担いで急登クリア。
それにしても今年は雪が多い。夏道が全く見えてません。
方向さえ間違わなければどこを上がっても行けそうですが、自然の大きな起伏が障害物。
本来の道と間違えると藪漕ぎや際どいトラバースが必要になります。スキー板だと大変。。
本ルートを外れあくせく格闘しているといつの間にか中飯場の上へ。ただし少々疲労感が・・
中飯場を越えてしばらく行くと左手に大崩落地。樹林帯を抜けます。
本日は全国的に晴れ予報。日差しが出るとジリジリと痛いくらい。日焼け止めを塗ります。
・・けど、思ったよりも晴れていない。辺りはガスが。テンション上がったり下がったり。
中途半端な気持ちのまま眠気も襲ってきてスピードダウン。なんだかふわふわしています。
中飯場から1.5時間もかかって甚之助避難小屋へ。大休憩を入れます。ほんの少し昼寝も。
甚之助から先は急斜面。伊吹山のような斜度だが面ツルなので直登で上がっていきます。
斜度が一層キツくなった地点がだいたい分岐点。エコーライン方面へ90°舵を切ります。
雪が緩めばトレースがあるが、今の時期はないので半凍結急斜面をクトー頼りにトラバース。
今回の山行はここが核心でしょうか。時間にして10分ほどだが緊張です。
左のストック、左足、右足、右のストック・・というようなリズムを崩さぬように進みます。
滑落した場合の気持ちの準備もしながら慎重に。
トラバースを抜けるとエコーラインへ合流。別山が一層近く。遠く南竜荘も見えています。
相変わらず空は晴れたりガスったり、曇ったり・・晴れる時間が短くなります。
エコーラインの緩斜面を上がり、弥陀ヶ原へ。
本来は白山の全貌がバーン!と見える場所ですが、今日はホワイト。少しテンションダウン。
でもガスが一瞬晴れて全貌見えるとテンションアップ。その繰り返しです。
弥陀ヶ原の雪原を見るとどこでも滑れそう。頂上まで真っ白。青空と合わさると素敵です。
しかも半分ガスのため雪質はもキープ。ある意味ラッキーか。のんびり上がっていきます。
明日室堂もオープンするのでしょうか。スタッフが道標の旗を立てています。10:30室堂へ。
小屋開けの準備に忙しそうな室堂で大休憩後、いざ山頂へ。のんびり来たので体力は十分。
室堂から先は2500mオーバー。やはり環境が変わるのでしょうか。辺りは急に氷の世界に。
久しぶりの氷の芸術に感動しながらいきますが、ゴールが見えると早く着きたくなります。
しかしすぐそこに見えている祠までなかなか。ホワイトの中でも確認できるように。
数歩進んでは一休みして上を見上げ、変わってない景色にガックリ。その繰り返し。
やはりメンタル面がまだまだですね・・
忠実に夏道に沿って上がり、11:30頃山頂へ。登頂の喜びはあるが、残念ながら真っ白。
ひとまず写真を数枚撮り、シールをはがし、食事をしながら青空待ちをすることにします。
気温は0℃程度で風も弱いため、しばらく滞在しても大丈夫そうです。
長く滞在していると、明るさ以外にもガスの時の音と青空の時の音が区別できるように。
他の作業をしながらも、徐々にガスの音が止み明るくなる瞬間にシャッターを切ります。
時間にすると、5〜10分に数十秒ほど。
それでも、晴れると別山方面や大汝ヶ峰のみならず、北アルプスの遠望も利くように。
結局1時間半近くも滞在してしまいましたが、十分な景色のご褒美を堪能しました。
しっかり景色を堪能したらいよいよ本来の目的のスキーです。
登って来る時から雪質バッチリは確認済み。別山方面へ13:00ドロップインです。
見た目の雪質よりもエッジがかからずスタート直後大転倒しましたが、慣れると問題なし。
凹凸も少なく、なめらかな雪質の大斜面を味わうように滑っていきます。
時折立ち止まってコースを確認しながらも、苦労して登ってきた斜面をあっという間。5分で室堂、20分でエコーライン上部、30分で甚之助避難小屋、45分で中飯場付近へ。
とにかく白山を滑っている喜びと満足感、優越感に浸ります。とても幸せな時間でした。
あとは板を担いで別当出合まで戻り、その先のチャリデポ地点へ。
除雪作業員さんからも高台へデポしたチャリを簡単に確保できるよう優しくしていただき、
山に対しても作業員の方々に対しても感謝の気持ちで一杯になりながらチャリで一気。
予定よりだいぶ早く、15:00駐車スペースに帰着コンプリート。10時間白山大満喫。
その後すっかり晴れて地元の温泉から眺める白山は余韻に浸るには十分の景色でした。
通行止め解除、吊り橋の板、ガスで雪質をキープした斜面、時折晴れた大絶景・・
本当にラッキー続きで最高のGW始まりとなりました!!
◎ まだまだ雪がタップリ有るんですね! 気持ち良く滑降を楽しんだ事だと思います。 羨やましい〜〜!!
◎ 山頂では執念が実り青&白に展望も有り良かったですね! 見習わなければ、、。
◎ 吊り橋の板が掛かってる事が有るんですね!? 室堂のオープンに関係してるのでしょうか? 板が掛かってるのなら怖いものなしですね!? ^,^;; 何時になるから分かりませんが行ける所まで挑戦してみたいですね。
◎ GW初めから素晴らしいスタートで良かったですね! 時間をやりくりしながら日頃の家族への行いが良いからだと思います。 お疲れ様でした。 m(_ _)m
こんばんは!コメントありがとうございます!
今年はどこも雪が多いですね〜。
白山も、多いときでもGWは別当まで車で入れてる気がしますし。
吊り橋は一番嬉しかったです。あれ、本当に緊張しますし。やはりGWの準備でしょうね。
別当まで車で入れるようになれば、問題なく普通に行って来れると思いますよ!ぜひ挑戦なさってください!
家族への行い・・どうなんでしょうね〜。
山と家族と仕事と。上手に付き合っていけたらといつも思っています。。。
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