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Yamareco

記録ID: 1121640
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

夜叉神峠P⇔鷲ノ住山⇔北岳

2017年04月29日(土) ~ 2017年05月01日(月)
 - 拍手
magmagoon その他2人
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
50:35
距離
31.8km
登り
3,495m
下り
3,508m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:19
休憩
0:10
合計
6:29
距離 10.7km 登り 1,422m 下り 753m
8:55
31
スタート地点
9:26
62
10:28
10:29
84
11:53
12:02
202
2日目
山行
10:53
休憩
1:50
合計
12:43
距離 10.8km 登り 1,336m 下り 1,333m
4:10
199
7:29
7:38
90
9:08
9:45
24
10:49
28
11:17
11:18
23
11:41
11:42
24
12:19
13:18
105
15:03
15:04
109
3日目
山行
5:16
休憩
0:03
合計
5:19
距離 10.3km 登り 740m 下り 1,420m
6:12
100
宿泊地
7:52
7:53
131
10:04
10:05
56
11:01
11:02
29
天候 1日目:晴後曇、一時雪
2日目:晴
3日目:曇後小雨
過去天気図(気象庁) 2017年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
遥か彼方の白根三山。
2017年04月29日 10:01撮影 by  NEX-5T, SONY
2
4/29 10:01
遥か彼方の白根三山。
ここから鷲ノ住山に入ります。
2017年04月29日 10:15撮影 by  NEX-5T, SONY
1
4/29 10:15
ここから鷲ノ住山に入ります。
かなり下ります。わかってはいましたが帰りが辛かった。
2017年04月29日 10:49撮影 by  NEX-5T, SONY
1
4/29 10:49
かなり下ります。わかってはいましたが帰りが辛かった。
エメラルドグリーンの水を湛える川。
2017年04月29日 11:10撮影 by  NEX-5T, SONY
2
4/29 11:10
エメラルドグリーンの水を湛える川。
この吊橋、かなり揺れます。
2017年04月29日 11:11撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/29 11:11
この吊橋、かなり揺れます。
ようやく池山吊尾根の取り付き、あるき沢橋。
2017年04月29日 11:57撮影 by  NEX-5T, SONY
1
4/29 11:57
ようやく池山吊尾根の取り付き、あるき沢橋。
池の上に積もった雪は比較的きれいなので、これを採取して水作り。
2017年04月29日 15:26撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/29 15:26
池の上に積もった雪は比較的きれいなので、これを採取して水作り。
薄っすらと朝焼けの農鳥岳。
2017年04月30日 05:24撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 5:24
薄っすらと朝焼けの農鳥岳。
間ノ岳、農鳥岳がすぐ横に見えます。
2017年04月30日 06:48撮影 by  NEX-5T, SONY
4
4/30 6:48
間ノ岳、農鳥岳がすぐ横に見えます。
森林限界を突破し、眺望が良いです。
2017年04月30日 06:49撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 6:49
森林限界を突破し、眺望が良いです。
後ろには鳳凰三山。
2017年04月30日 07:09撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 7:09
後ろには鳳凰三山。
間ノ岳アップ。
2017年04月30日 07:09撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 7:09
間ノ岳アップ。
農鳥岳アップ。
2017年04月30日 07:10撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 7:10
農鳥岳アップ。
ボーコン沢ノ頭から北岳。バットレスが大迫力。
2017年04月30日 07:37撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 7:37
ボーコン沢ノ頭から北岳。バットレスが大迫力。
アサヨ峰の向こうに甲斐駒ケ岳。
2017年04月30日 07:37撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 7:37
アサヨ峰の向こうに甲斐駒ケ岳。
迫りくる北岳。
2017年04月30日 07:37撮影 by  NEX-5T, SONY
2
4/30 7:37
迫りくる北岳。
八本歯ノ頭までは軽めのアップダウンが続きます。
2017年04月30日 07:59撮影 by  NEX-5T, SONY
3
4/30 7:59
八本歯ノ頭までは軽めのアップダウンが続きます。
広河原から登ったことはありましたが、バットレスの魅力はこちらから登ったほうが上だと思いました。
2017年04月30日 08:09撮影 by  NEX-5T, SONY
6
4/30 8:09
広河原から登ったことはありましたが、バットレスの魅力はこちらから登ったほうが上だと思いました。
振り返ると富士山も見えていました。
2017年04月30日 10:27撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 10:27
振り返ると富士山も見えていました。
苦難を乗り越えてようやく山頂が目前。
2017年04月30日 11:17撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 11:17
苦難を乗り越えてようやく山頂が目前。
仙丈ヶ岳と中央アルプス。
2017年04月30日 11:21撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 11:21
仙丈ヶ岳と中央アルプス。
記念撮影。
2017年04月30日 11:23撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 11:23
記念撮影。
積雪期のこの縦走路を眺めたかった。
2017年04月30日 11:27撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 11:27
積雪期のこの縦走路を眺めたかった。
八本歯ノコルへの下り地点。
2017年04月30日 12:16撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 12:16
八本歯ノコルへの下り地点。
2017年04月30日 12:41撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 12:41
行動開始から9時間、疲れも溜まってミスが怖いということで、確実にロープを出し(てもらい)ます。
2017年04月30日 13:12撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 13:12
行動開始から9時間、疲れも溜まってミスが怖いということで、確実にロープを出し(てもらい)ます。
山頂直下の雪庇が落ちそう…
影をみたら結構出っ張ってますね。
2017年04月30日 13:34撮影 by  NEX-5T, SONY
4/30 13:34
山頂直下の雪庇が落ちそう…
影をみたら結構出っ張ってますね。
万全を期し、練習にもなるということで往路は2ピッチ懸垂、復路は3ピッチロープを出しました。
2017年04月30日 13:40撮影 by  NEX-5T, SONY
2
4/30 13:40
万全を期し、練習にもなるということで往路は2ピッチ懸垂、復路は3ピッチロープを出しました。
2017年04月30日 14:00撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 14:00
八本歯ノ頭をすぎれば後は危険地帯はありませんが…
2017年04月30日 14:01撮影 by  NEX-5T, SONY
4/30 14:01
八本歯ノ頭をすぎれば後は危険地帯はありませんが…
この微妙なアップダウンが疲れた体に堪えます。
2017年04月30日 14:36撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 14:36
この微妙なアップダウンが疲れた体に堪えます。
名残惜しい気もありますが、この時は一刻も早くキャンプまで戻りたい一心。
2017年04月30日 15:01撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 15:01
名残惜しい気もありますが、この時は一刻も早くキャンプまで戻りたい一心。
間ノ岳、農鳥岳も見納め。
2017年04月30日 15:02撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 15:02
間ノ岳、農鳥岳も見納め。
白根三山パノラマ。
2017年04月30日 15:04撮影 by  NEX-5T, SONY
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4/30 15:04
白根三山パノラマ。
危うく鷲ノ住山への取り付きの下山場所を通り過ぎるところでした。
2017年05月01日 08:34撮影 by  NEX-5T, SONY
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5/1 8:34
危うく鷲ノ住山への取り付きの下山場所を通り過ぎるところでした。

感想

今回は会の方のお誘いでGW前半3泊4日北アルプス縦走計画のはずだったが、急遽仕事が入ったメンバの都合と天気の状況から代替プランの北岳になった。

1日目
この日は午後から天気が崩れる予報が出ていたので、始発電車で甲府まで行こうと提案したが、どうせ降られるし始発にしても早まる起床時間ほど出発時間が早くならないということで、高尾6時過ぎ発の電車で出発する。
スタートもそういう感じだったので慌てずに甲府駅前の吉野家で腹ごしらえをして、予約していたタクシーで夜叉神峠駐車場まで入る。ゲートには人がいたものの、登山計画を出すように促されただけで止められることはなかった。
夜叉神峠駐車場からはしばらく林道歩きが続く。水作りの手間や燃料節約のため、水を途中で汲んだほうがいいということだったので、序盤に水を汲んだが結果的にこれは失敗で、あるき沢橋手前の水場(というかただ壁を流れているだけだが)まで補給しないほうがよかった。
3時間ほどかかってようやくついたあるき沢橋の脇からようやく池山吊尾根に取り付く。のっけからの急登。踏み抜き情報を警戒して持ってきたスノーシューや水などが重くのしかかる。予定では15時位に小屋に到着し、さらにあと1時間ほどテントを上げておこうという予定だったが、結局小屋についたのが15時半、ここから1時間も歩く気力はなく、翌日軽量化した状態で頑張れば良いと諦める。食事をしていると雪が降り出したが、しばらくすると止み、翌日の好天を祈って就寝した。

2日目
この日は2時半に起床、4時出発予定で、概ね予定通り。踏み抜き情報のあった小屋付近なので、スノーシューを履いて出発する。しかしすぐにスノーシューでは不安のある急登が現れ、やむなくデポ。実際雪の緩んだ復路は踏み抜きが鬱陶しかったが、急な下りではスノーシューは使えず、結局重荷にしかならなかった。
出発後、まずは城峰を目指していたがいつの間にか通り過ぎていて、そうこうしていると砂払に出た。ここから先は好展望が続く。ボーコン沢ノ頭につくまでは北岳の姿が見えないが、そこから見たバットレスの迫力には感激して、ここまでの苦労が報われた気がした。ここから八本歯ノ頭までは軽いアップダウンを繰り返しながらの稜線漫歩。景色をひとしきり楽しんで八本歯ノ頭についた所で、ギア類を装着する。ここで、昨日小屋に泊まっていた単独の人が戻ってきた。われわわれより、1時間ほど早く出発していたようだが、それにしても速い。あわよくば下山すると言っていたが、この時点で下山は諦めていたらしく、懸垂下降するのを待ってもらった。その先もコル直前のところを懸垂で1ピッチ下り、ようやく最後の登りに入る。トレースは間ノ岳への縦走路の分岐へと続き、そこから山頂まで20分の道標が出ていた。主稜線に出たので風がやや強くなったものの、恐怖を感じるような程ではない。雪壁を少し登って岩場の方へ逃げ、そのまま山頂に到着した。下山も雪壁を避けて(おそらく夏道の通り)岩場をそのまま分岐点まで下山した。
この時点で後続、先行者ともに見当たらない状況だったので、八本歯ノコルからの登りはロープを出してもらって、ロープクランプを使って登った。疲労もかなり溜まっていたので保険として、本チャンでのロープワークの訓練(実践)として、いい経験になった。八本歯ノ頭まで戻った所で一安心したが、体力的にはもう限界。踏み抜きや軽い登り返しに苦しみながらほうほうの体でようやくキャンプまで戻った。極度の疲労のせいか胃がムカムカして、せっかく担ぎ上げたビールをそれほど美味しく感じなかった。

3日目
この日は下山だけということで5時起床8時出発の予定だったが、朝の天気が今ひとつだったので4時半過ぎに起床して、6時過ぎに出発した。急な下りで靴ずれができ、昨日までの疲労もあってかスローダウン。鷲ノ住山の急な登り返しで苦しんでいるところに雨が降り出し、追い打ちをかける。幸い、雨はそれほど強くならず騙し騙しなんとか夜叉神峠駐車場に到着。GWの登山客を当て込んでか営業中だった売店でビールを買って祝杯をあげ、甲府駅前でホウトウなどを食べて帰京した。

肝心な北岳アタックの日が好転に恵まれ、最高の山行になったが、体力作りや靴ずれ対策など課題は多い。

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