夜叉神峠P⇔鷲ノ住山⇔北岳
- GPS
- 50:35
- 距離
- 31.8km
- 登り
- 3,495m
- 下り
- 3,508m
コースタイム
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 6:29
- 山行
- 10:53
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 12:43
天候 | 1日目:晴後曇、一時雪 2日目:晴 3日目:曇後小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
写真
感想
今回は会の方のお誘いでGW前半3泊4日北アルプス縦走計画のはずだったが、急遽仕事が入ったメンバの都合と天気の状況から代替プランの北岳になった。
1日目
この日は午後から天気が崩れる予報が出ていたので、始発電車で甲府まで行こうと提案したが、どうせ降られるし始発にしても早まる起床時間ほど出発時間が早くならないということで、高尾6時過ぎ発の電車で出発する。
スタートもそういう感じだったので慌てずに甲府駅前の吉野家で腹ごしらえをして、予約していたタクシーで夜叉神峠駐車場まで入る。ゲートには人がいたものの、登山計画を出すように促されただけで止められることはなかった。
夜叉神峠駐車場からはしばらく林道歩きが続く。水作りの手間や燃料節約のため、水を途中で汲んだほうがいいということだったので、序盤に水を汲んだが結果的にこれは失敗で、あるき沢橋手前の水場(というかただ壁を流れているだけだが)まで補給しないほうがよかった。
3時間ほどかかってようやくついたあるき沢橋の脇からようやく池山吊尾根に取り付く。のっけからの急登。踏み抜き情報を警戒して持ってきたスノーシューや水などが重くのしかかる。予定では15時位に小屋に到着し、さらにあと1時間ほどテントを上げておこうという予定だったが、結局小屋についたのが15時半、ここから1時間も歩く気力はなく、翌日軽量化した状態で頑張れば良いと諦める。食事をしていると雪が降り出したが、しばらくすると止み、翌日の好天を祈って就寝した。
2日目
この日は2時半に起床、4時出発予定で、概ね予定通り。踏み抜き情報のあった小屋付近なので、スノーシューを履いて出発する。しかしすぐにスノーシューでは不安のある急登が現れ、やむなくデポ。実際雪の緩んだ復路は踏み抜きが鬱陶しかったが、急な下りではスノーシューは使えず、結局重荷にしかならなかった。
出発後、まずは城峰を目指していたがいつの間にか通り過ぎていて、そうこうしていると砂払に出た。ここから先は好展望が続く。ボーコン沢ノ頭につくまでは北岳の姿が見えないが、そこから見たバットレスの迫力には感激して、ここまでの苦労が報われた気がした。ここから八本歯ノ頭までは軽いアップダウンを繰り返しながらの稜線漫歩。景色をひとしきり楽しんで八本歯ノ頭についた所で、ギア類を装着する。ここで、昨日小屋に泊まっていた単独の人が戻ってきた。われわわれより、1時間ほど早く出発していたようだが、それにしても速い。あわよくば下山すると言っていたが、この時点で下山は諦めていたらしく、懸垂下降するのを待ってもらった。その先もコル直前のところを懸垂で1ピッチ下り、ようやく最後の登りに入る。トレースは間ノ岳への縦走路の分岐へと続き、そこから山頂まで20分の道標が出ていた。主稜線に出たので風がやや強くなったものの、恐怖を感じるような程ではない。雪壁を少し登って岩場の方へ逃げ、そのまま山頂に到着した。下山も雪壁を避けて(おそらく夏道の通り)岩場をそのまま分岐点まで下山した。
この時点で後続、先行者ともに見当たらない状況だったので、八本歯ノコルからの登りはロープを出してもらって、ロープクランプを使って登った。疲労もかなり溜まっていたので保険として、本チャンでのロープワークの訓練(実践)として、いい経験になった。八本歯ノ頭まで戻った所で一安心したが、体力的にはもう限界。踏み抜きや軽い登り返しに苦しみながらほうほうの体でようやくキャンプまで戻った。極度の疲労のせいか胃がムカムカして、せっかく担ぎ上げたビールをそれほど美味しく感じなかった。
3日目
この日は下山だけということで5時起床8時出発の予定だったが、朝の天気が今ひとつだったので4時半過ぎに起床して、6時過ぎに出発した。急な下りで靴ずれができ、昨日までの疲労もあってかスローダウン。鷲ノ住山の急な登り返しで苦しんでいるところに雨が降り出し、追い打ちをかける。幸い、雨はそれほど強くならず騙し騙しなんとか夜叉神峠駐車場に到着。GWの登山客を当て込んでか営業中だった売店でビールを買って祝杯をあげ、甲府駅前でホウトウなどを食べて帰京した。
肝心な北岳アタックの日が好転に恵まれ、最高の山行になったが、体力作りや靴ずれ対策など課題は多い。
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