【燕岳~大天井岳~常念岳~蝶ヶ岳】を海の日連休に縦走してみた


- GPS
- 32:00
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,618m
- 下り
- 2,741m
コースタイム
中房温泉07:32-08:26第二ベンチ08:39-09:38富士見ベンチ10:06-10:51合戦沢ノ頭11:12-11:48燕山荘11:55-12:18燕岳12:25-12:45燕山荘13:29-14:38為右衛門吊岩付近14:55-15:48大天井ヒュッテとの分岐16:02-16:29大天荘
7月20日(日)
大天荘04:12-05:24東天井岳過ぎのコル05:38-06:40常念小屋06:55-08:00常念岳08:20-09:33 (地形図の2512) 10:01-10:56 (地形図の2462) 11:08-11:49三角点12:23-12:54蝶ヶ岳ヒュッテ13:17-14:29長沢14:38-15:36地形図の1918過ぎて東に曲がる所15:47-16:44ゲート
天候 | 7月19日(土) 晴れ 7月20日(日) 晴れときどき曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2008年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
【帰り】ゲート→(安曇野観光タクシー:3000円)→ほりでーゆ~→(安曇野観光タクシー:2900円)→豊科→(大糸線:230円)→松本 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎夜行バスは早めに取らないとね! ◎松本の居酒屋は平日はともかく前休日(次の日休み)は込むよー。 ◎早朝に蝶ヶ岳ヒュッテから下山するとほりでーゆ~は開いてないです。どうしても温泉に入りたいときは松本まで電車で行って湯の華銭湯 瑞祥松本館(営業時間と曜日に注意)というところがあります。お金がかかっていいなら三股から乗るタクシーの運ちゃんに言えば開いてるトコに連れてってくれるかも。 ◎水場は合戦尾根の第一ベンチ以降は三股付近の力水までないよ。今回は全員ダッポ(2㍑のポリタン×2=4㍑のこと)とゴリポ(5㍑のポリタン)1つで計21㍑持っていきました。蝶ヶ岳ヒュッテ泊まってたら足りなかったかも。山小屋で買えるよ。大天井までゴリポ持ってったのに5㍑なんて1000円札で買えちゃうよ。お札は軽いよ。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
手記を整理して転載しています。
2008年7月の記録のため、現在(2011年5月にヤマレコ登録)とはバスや登山道等の事情が異なる可能性があります。
7月18日(金)
台風が心配だったけど北にそれそうだ。それなくても、ギリギリ下山できると思う。さて、19時から準備会。4人なのにビール500ml×6缶や大量のつまみなどすごい量を買い込む。夜行バスまで時間がいっぱいあり、ゆっくり準備していたらあまりないことに気付く。
出発ってことでザックを背負うと重い。V6なのに4人&それを3人で全部持っている(4人目は現地で合流)。新宿の立ち食いそば屋で食事をして集合場所へ。うちらより大きい荷物は見当たらない。予定の23時になってもバスは来ない。30分ほど世間話をしているとやっと来た。でかい荷物を我先にという感じで渡す。トランクが小さいため入りきらない荷物は車内に持ち込むことに。アブナイ、アブナイ。ってことで出発。中房温泉までの道に大型バスは入れないので中型の観光バス。すぐに熟睡。でも、途中でエアコンを切られて暑くて眠れない。運転手は窓を開けて涼んでいる。3時半頃からほとんど眠れなかった。
7月19日(土) 快晴
豊科付近でどんどん明るくなってくる。バスがいこいの広場(常念岳登山口方面)にいくはずなのに三股のほうに進んでいく。少し進んでUターンして引き返したが「常念岳・蝶ヶ岳」と書いてあるのを見て再び三股のほうへ。今度はどんどん入っていく。かなり進んだところで道を間違えたことにようやく気付いてまた引き返す。正しい道に戻ってやっといこいの広場・・・・を通り過ぎた。本当はいこいの広場までで引き返さないといけないのに、一番奥の一ノ沢登山口までいってしまった。ここでも時間のロス。やっと中房温泉に着いた。6時5分に着く予定が6時50分に着いた。散々だ。金返せ。トランクは暖かかったようでチョコがドロドロ、ポリタンの水が温くなる。生肉がちょっと心配。
出発の準備をしていると関西在住のCKさんが合流。お互いに「なんでいるの?」って思っただろう。(後から登ってくるCKさんが燕山荘あたりで私たちに追いつく予定であった。)追いついたのだから荷物を持ってもらおうってことになる・・・・が、CKさんのザックは40㍑。確信犯だろ。ガスだけ持ってもらって(これ以上入らない)出発。
07:32 発
合戦尾根は「北アルプス三大急登」の一つ。残りは烏帽子岳の「ブナ立て尾根?」と笠ヶ岳の「笠新道」。オーダーはどうでもよかったがNDがトップになる。
08:00 第一ベンチ通過
ココまですさまじい急登。合戦尾根で一番急だった。距離自体は短いので私の中では楽に着いた・・・・と思ったらNDはココがかなりキツかったらしい。水場はココが最後。
08:26 第二ベンチ着
頭上を荷揚げケーブルが横切ったらあとちょっと。本当は第三ベンチまで行きたかったんだけど、かなり疲れてきているようなので休憩。FOMAは2本。NDのポリタン×2を私が持って、軽くなったNDのザックともっと軽いCKのザックを交換する。
08:39 発
09:06 第三ベンチ通過
09:38 富士見ベンチ着
あと少しだと思ってからがやたら長い。CKによるNDのザックパッキング。変わったのかな?FOMAは圏外。NDの『プラム』が登場。わざわざタッパーに入れて持ってきてくれた。
10:06 発
10:32 合戦小屋通過
スイカが売っている。食べたい。一ヵ月後のお楽しみ?!スルーして先へ。
10:51 合戦沢ノ頭着
燕と槍が見える。あと、ちょっと。FOMAは圏外。
11:12 発
燕山荘は見えている。もうすぐで・・・・。
11:48 燕山荘着
着いた。なんだこの景色は。東側はやや曇っているが西側は・・・・。この景色に言葉はいらない。
11:55 発
手ぶらでGO!あ、ポリタン持ってた。振り向けば槍穂が雄大に聳え立っている。
12:18 燕岳着
槍~剱まで見える。す、素晴らしすぎて何も書けない。
12:25 発
12:45 燕山荘着
お昼ごはん。アボカドwith生ハムサンド。豪華な昼食だ。燕山荘のトイレは外にない(見つからなかった)ようで靴を脱いで小屋の中にあるのを使う。
13:29 発
進行方向に槍が見える。そして、コマクサがいっぱい咲いている。どうしようもない光景。贅沢過ぎてゴメンナサイ。
13:50 2662通過
13:57 蛙岩(げえろいわ)通過
雷鳥の親子発見。子が頑張って親のあとに付いていこうとしている。頑張れー!
14:11 2678通過
14:15 大下りの頭通過
こんな大それた名前の付くような下りではないと思う。それよりも常念の前後のほうが・・・・。
14:38 為右衛門吊岩付近着
トラバースしているので為右衛門吊岩がどんなものか分からなかった。字から想像するに為右衛門が吊った岩?首吊り??ナンだろう???
14:55 発
15:14 2699通過
大天井岳登り出す手前の鎖やらハシゴで渋滞。
15:48 分岐着
テン場まで、あと1本。FOMAは0~2本。常念小屋にいると思われる現役(大学のサークルの後輩)に電話するが繋がらない。 まあ、山の中は電源切ってるわな。
16:02 発
ND、TKボロボロ。頑張れ!
16:29 大天荘着
ココもまた贅沢なテン場。もうお腹いっぱい。テントいっぱい。V6が張れそうなことろは1ヶ所しか残っていなかった。危ねぇ~。でも、夏(お盆?)はもっと多い。隙間なくつめて張らないといけないだろう。FOMAは0~1本。山頂をピストンして、すぐに夕食。野菜カレー。凄い量だ。酒を飲むよりも寝たいので早めに就寝。つまみも酒もほとんど減らなかった。
20:00 就寝
7月20日(日) 晴れときどき曇り
03:00 起床
朝食はトマトリゾット。CKさんは初めてだそうだ。好評である。
04:12 発
撤収速っ!ギリギリヘッデンいらないくらいの明るさ。荷物は水で調節。
04:28 2832通過
東天井岳手前のコルで御来光。標高2700mからの御来光です。贅沢ー!途中、登山道が(たぶん)斜面にある雪の下だったのでハイマツを歩く。
05:24 東天井岳過ぎのコル着
微妙に雨が降るような降らないような。常念小屋から先は一昨年のTKがリーダーを務める山行で通るはずのルートだったので、今のうちにさり気なくTKにトップを変える。(2006年10月の3連休に常念岳~蝶ヶ岳を計画していたが、吹雪のため、常念小屋で撤退した)
05:38 発
横通岳をトラバースして小屋まで一気に300m下る。正面に大きな常念岳が見えるのに・・・・。
06:40 常念小屋着
一昨年の場所。やっとここに戻ってきた。テン場が2ヶ所に増えてた。それとも元々2ヶ所?
06:55 発
ここからは2時間前に通ったであろう現役の軌跡を辿る。さっき300m下ったのに今度は400m登る。
07:50 分岐通過
もうちょい。ガンバ!
08:00 常念岳着
登りきった。今回唯一の百名山登頂。でも、、、燕・大天井・常念・蝶、全部百名山級の感動を与えてくれます。ガスで景色はあまりよくない。たまに雨がパラパラ。虹が現れたり。TKの『バウムクーヘン』が出る。微妙な変形具合。
08:20 発
今度は350m下る。すれ違った人に「20歳くらいの5人組見かけませんでしたか?」と聞くと、どうやらすれ違ったようで。下りきった2512登り返し手前のコルで休むと思っていたND、登ると知って絶句。
09:33 2512着
NDの『ウィンダーインゼリー』がでる。
10:01 発
10:34 2592通過
ニッコウキスゲが咲いている。なぜこんなところに?
10:56 2462着
虫がいっぱい。人がどんどん休憩しだすので虫もどんどん寄ってくる。
11:08 発
11:41 蝶槍通過
何故かスルー。
11:49 三角点着
お昼ごはん。キュウリwithハムサンド。このキュウリ、NDのおばあちゃんが送ってくれたそうだが少し熟し過ぎている。
12:23 発
12:29 分岐通過
12:50 瞑想ノ丘通過
12:54 蝶ヶ岳ヒュッテ着
FOMAは圏外なので小屋の衛星電話(テレカのみ・小屋で買える)でタクシーを呼んで、ついでに長野県在住のKTさんにも連絡。タクシーを16時半に三股、KTさんを19時頃に松本にそれぞれ召喚。最高点をピストン。山頂(っぽい形の蝶槍)、三角点、最高点が全部違う場所なんて不思議だ。CKさん、休憩場所から写真を撮ってくれると言ったのに忘れて寝ている。
13:17 発
20分くらい歩くとFOMA3本。そこから10分歩くと圏外になったりと登山口までずっとこんな感じで繋がったり、繋がなかったり。道の途中で悪路と書かれた看板があるがそこまで悪路ではないと思う。一ノ沢登山口から常念~蝶を観光気分で縦走してきた人からしたら悪路なのかもしれないけど。
14:29 長沢着
ここもすごい虫。沢筋だけど水はない。
14:38 発
15:10 1918通過
15:36 1918過ぎて東に曲がる所着
あと2kmらしい。
15:47 発
最後の気力を振り絞って出発。CKマジック(いつの間にかCKがトップ)。さり気なく速く進む。
16:11 力水通過
林道が見えた・・・・と思ったら川(本沢)が光って白いジャリが敷き詰められた林道のように見えただけだった。そろそろ林道に出る!っていう先入観が生み出した幻。
16:21 本沢通過
立派な橋がかかっている。本沢が増水時はここから三股~常念岳の登山道と合流できるルートがある。
16:31 分岐通過
橋を渡って常念岳への分岐。先の常念岳への登山道。
16:32 林道終点通過
あと少し(800m)!
16:44 ゲート着
タクシーが待っていてくれた。いや、送れてゴメンナサイ。一昨年(2006年のこと)の崩落箇所は舗装がきれいになっている。現役の話をしていると、運ちゃんが現役もほりでーゆ~に送ったらしい。なんという偶然だ。ちなみに、、、ほりでーゆ~で荷物を降ろすとき、男の子のザックが一番軽かったそうだ(現役は男1、女4のパーティー)。
ほりでーゆ~に着くと現役が!入れ違いでタクシーで駅に向かった。先に松本に行って今夜の店を決めるように促す。CKさん、額の線(日焼け)、お疲れ様です。さて、風呂に入る。入浴料はCKさんのおごり。日焼けイタイ。ドライヤーは男女共に2つだけ。混んでいたために髪を乾かさなかったTKは水も滴るいい女なんて思ってるのかしら?再びタクシーを呼んで豊科駅へ。18時50分の電車に乗る。
19時13分に松本に着く。現役に誘導され、居酒屋へ。乾杯した直後にKTさんご来店。その後、ホテルカラオケボックス。頑張って最後までつなぐ。
7月21日(月)
5時頃に店を出て駅で18切符を買おうとするがみどりの窓口が開いていない。開くのは5時30分からで、乗りたい電車は5時42分。どうやら間に合いそうだ。コンビニで軽食を買って待合室でみどりの窓口が開くのを待つ(待合室が開くのは5時15分)。開いたと思っていったら既に人が並んでいた。けっこうギリギリに購入したが、18切符は券売機でも買えるらしい。CKさん、KTさん、お別れさまです。また会いましょう、登りましょう、飲みましょう。
電車に乗るとNDは2~3駅目で熟睡。私とTKは茅野あたりでお休みなさい。あっという間に高尾に着いた。
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