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記録ID: 1135671
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

赤倉岳【奥利根のナイナー12名山】〜ススヶ峰

2017年05月03日(水) ~ 2017年05月04日(木)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
20.8km
登り
1,157m
下り
976m

コースタイム

1日目
山行
1:20
休憩
0:00
合計
1:20
11:10
80
スタート地点鳩待峠P
12:30
宿泊地尾瀬ロッジ
2日目
山行
9:11
休憩
1:13
合計
10:24
4:26
64
宿泊地尾瀬ロッジ
5:30
75
尾根取付き点
6:45
105
境界尾根に上がる
8:30
20
赤岩岳東方ピーク
8:50
9:30
15
赤岩岳
9:45
9:50
23
赤岩岳東方ピーク
10:13
40
赤岩〜ススのコル
10:53
10
境界に戻る
11:03
11:18
106
ススヶ峰
13:04
13:00
80
尾根取付き点
14:20
14:33
13
山ノ鼻
14:46
スタート地点鳩待峠P
鳩待峠駐車料金は一日2500円。一泊二日で停める場合、昨年までは3500円だったが今年は5000円。
戸倉にある尾瀬ロッジ専用駐車場に宿泊者は無料。鳩待峠間をバスまたは乗合タクシーで往復しても2000円未満だが、下山してすぐマイカーに乗れる利便性は捨てがたい。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鳩待峠に停める。
料金が高くなり、空きが目立つ。
コース状況/
危険箇所等
急斜面はないが、前爪のあるアイゼン必要。
スノーシュー、ワカンはなくても良い。
私はWストックで歩く。
赤倉岳を東側直下から見上げる。
2017年05月04日 08:32撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
3
5/4 8:32
赤倉岳を東側直下から見上げる。
剱ヶ倉山〜平ヶ岳
2017年05月04日 08:33撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
1
5/4 8:33
剱ヶ倉山〜平ヶ岳
景鶴山の上に燧ヶ岳
2017年05月04日 08:34撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
3
5/4 8:34
景鶴山の上に燧ヶ岳
至仏山〜笠ヶ岳〜武尊山
2017年05月04日 08:35撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
1
5/4 8:35
至仏山〜笠ヶ岳〜武尊山
武尊山〜谷川連峰
手前はオミキスズ岩〜矢種山
2017年05月04日 08:36撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
5/4 8:36
武尊山〜谷川連峰
手前はオミキスズ岩〜矢種山
谷川連峰〜巻機山
中央は奥利根湖
2017年05月04日 08:36撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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5/4 8:36
谷川連峰〜巻機山
中央は奥利根湖
朝日岳〜柄沢山
谷川&一ノ倉は左奥
2017年05月04日 08:37撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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5/4 8:37
朝日岳〜柄沢山
谷川&一ノ倉は左奥
一度は見てみたかった刃物ヶ崎山
(頂上は黒い部分の左、奥は苗場山、右は柄沢山)
2017年05月04日 08:37撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
3
5/4 8:37
一度は見てみたかった刃物ヶ崎山
(頂上は黒い部分の左、奥は苗場山、右は柄沢山)
赤倉岳最高点を北西側から眺める
2017年05月04日 08:56撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
2
5/4 8:56
赤倉岳最高点を北西側から眺める
居合わせた人に撮って頂いた
2017年05月04日 08:57撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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5/4 8:57
居合わせた人に撮って頂いた
平ヶ岳方面
2017年05月04日 08:58撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
5/4 8:58
平ヶ岳方面
奥利根最奥部の雪稜
中央奥は越後三山
2017年05月04日 09:00撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
2
5/4 9:00
奥利根最奥部の雪稜
中央奥は越後三山
南アルプスが微かに見えていた。
2017年05月04日 09:01撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
5/4 9:01
南アルプスが微かに見えていた。
巻機山〜小沢岳〜下津川山〜本谷山
2017年05月04日 09:03撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
5/4 9:03
巻機山〜小沢岳〜下津川山〜本谷山
富士山(ズーム)
2017年05月04日 09:05撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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5/4 9:05
富士山(ズーム)
苗場山
2017年05月04日 09:14撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
5/4 9:14
苗場山
会津駒ヶ岳〜燧ヶ岳方面
2017年05月04日 09:28撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
5/4 9:28
会津駒ヶ岳〜燧ヶ岳方面
頂上東側直下、崩落寸前のクラック
右奥にも大きなクレパスがあり、迂回は難しそう
2017年05月04日 09:36撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
1
5/4 9:36
頂上東側直下、崩落寸前のクラック
右奥にも大きなクレパスがあり、迂回は難しそう
クラック部のズーム
雪が解けた笹原には夏道が微かに出ていた。
※ 奥利根から入山し、翌日ここに差し掛かった東大山岳部パーティーはここで引き返したらしい。
2017年05月04日 09:37撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
5/4 9:37
クラック部のズーム
雪が解けた笹原には夏道が微かに出ていた。
※ 奥利根から入山し、翌日ここに差し掛かった東大山岳部パーティーはここで引き返したらしい。
クラックを超えた先の両側が切れ落ちた雪稜
2017年05月04日 09:41撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
1
5/4 9:41
クラックを超えた先の両側が切れ落ちた雪稜
細い雪稜は数十m続く
(帰りに撮影)
2017年05月04日 09:42撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
2
5/4 9:42
細い雪稜は数十m続く
(帰りに撮影)
最高点の東側1930m付近から最高点(中央)を眺める
切れ落ちた細い雪稜や崩壊寸前のクラックはここから最高点までの間にある。
2017年05月04日 09:46撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
5/4 9:46
最高点の東側1930m付近から最高点(中央)を眺める
切れ落ちた細い雪稜や崩壊寸前のクラックはここから最高点までの間にある。
日光白根山〜錫ヶ岳〜笠ヶ岳〜三ヶ峰〜皇海山
2017年05月04日 09:47撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
1
5/4 9:47
日光白根山〜錫ヶ岳〜笠ヶ岳〜三ヶ峰〜皇海山
会津駒ヶ岳
2017年05月04日 09:47撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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会津駒ヶ岳
平ヶ岳
2017年05月04日 09:47撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
5/4 9:47
平ヶ岳
越後三山(越後駒は右奥)
2017年05月04日 09:48撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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越後三山(越後駒は右奥)
谷川連峰〜苗場山
2017年05月04日 09:48撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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谷川連峰〜苗場山
浅間山
2017年05月04日 09:49撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
5/4 9:49
浅間山
地形図1761mコルを過ぎて赤倉岳を振り返る
2017年05月04日 10:19撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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5/4 10:19
地形図1761mコルを過ぎて赤倉岳を振り返る
彩雲
2017年05月04日 10:30撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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5/4 10:30
彩雲
ススヶ峰から至仏山
2017年05月04日 11:05撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
3
5/4 11:05
ススヶ峰から至仏山
ススヶ峰から赤倉岳
2017年05月04日 11:07撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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5/4 11:07
ススヶ峰から赤倉岳
越後三山〜平ヶ岳
2017年05月04日 11:11撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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5/4 11:11
越後三山〜平ヶ岳
彩雲の一現象、環水平アーク
2017年05月04日 11:29撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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5/4 11:29
彩雲の一現象、環水平アーク
(ズーム)
この日、至仏の上空に彩雲を見た人は多いだろう。
2017年05月04日 11:30撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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5/4 11:30
(ズーム)
この日、至仏の上空に彩雲を見た人は多いだろう。
至仏山と地形図1818mピーク
2017年05月04日 12:10撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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5/4 12:10
至仏山と地形図1818mピーク
黒々とした小さな鋭鋒、景鶴山
燧〜至仏〜平以外では唯一の2000m超
2017年05月04日 12:23撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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5/4 12:23
黒々とした小さな鋭鋒、景鶴山
燧〜至仏〜平以外では唯一の2000m超
柳平付近から至仏山
2017年05月04日 13:14撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
5/4 13:14
柳平付近から至仏山
山ノ鼻の奥に中原山
2017年05月04日 13:32撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
5/4 13:32
山ノ鼻の奥に中原山
写真では分からないが水流は強い
2017年05月04日 13:50撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
5/4 13:50
写真では分からないが水流は強い
燧ヶ岳、南面は雪が少ない
2017年05月04日 14:10撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
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5/4 14:10
燧ヶ岳、南面は雪が少ない
撮影機器:

感想

残雪期しか行けない登山道のない山として、尾瀬北部の山々は国内では最も行きにくい山域の一つである。
『岳人』が選定したマイナー12名山の一峰として、赤倉岳は数年前から憧れていた。
一昨年のGWは好天が多かったものの、仕事との兼ね合いで行けず、昨年のGWは残雪が少なすぎた。
標高2000mの中部山岳は、一旦荒れると暴風雪の冬山に逆戻りするので、最低2日連続の確実な好天が行く際の条件となる。
10年前なら鳩待峠から日帰りで行けなくもなかったが、戸倉〜鳩待峠間は時間規制があり、日帰りなら要前泊となる。
初日に至仏山へ登り、二日目に赤倉岳へ登るのが理想だが、身体のあちこちに故障を抱える今の私には、目指す二日目の山に備えての体力温存が必要だ。
そんな訳で、山頂は登山者で大賑わいであろう昼過ぎに山小屋へ着く。

この時季、晴天なら早朝4時15分頃にはライト無しで歩ける。
山小屋から出た時、ライトを点けて猫又川の奥へ入る単独行の姿があったが、赤倉岳頂上まで他の登山者に会うことはなかった。
猫又川の左俣1470m付近で東西を沢に挟まれた尾根に取り付く。
以後順調に高度上げ、至仏山〜ススヶ峰の境界尾根上へ上がる。
午後の腐った雪に備えてワカンを持って来ていたが、トレースの跡から見て、必要なさそうに思われ、木陰にデポして赤倉岳へ。
境界尾根から地形図1761mのコルまでは針葉樹の疎林だが、コルから先はほとんど木はない。見晴らしが良くなり、ずっと前方に二人の姿が見える。

地形図を見ると、赤倉岳へはコルを過ぎてからが厳しい所がある。
ネットには頂上を目前にして退却せざるを得なかったというものも。
標高1800mの尾根南側の崖記号の所は全く問題ない。
1940m付近から先は二ヶ所に要注意個所がある。
両側が切れ落ち、幅の狭い雪稜が長く続く所と、今にも崩れそうなクラックを渡る所である。幸い数分前に二人の先行者が渡ったばかりなので安心できたが、人影もトレースもない山だったら、もしかしたら引き返していたかも知れない。

距離にして頂上から北西に100m近く、高差では10mほど下がった所に二人がいた。
色々と話をしながら暫くいて、お二人の去った後も360度の絶景に酔い痴れていた。
境界尾根から真新しいスノウシューの跡があり、それは日陰山への急斜面へ下っていた。また戻って来るのだろうか・・・凄い人がいるものだ。
富士山が明瞭に見え、南アルプスまで見えたのにはびっくり!
その後、予定どおりススヶ峰頂上へも立ってから来た道を戻る。
猫又川の奥からススヶ峰頂上には多くのテントが張られていた。
山ノ鼻から北へ入るほとんどの人は平ヶ岳へピストンすると思われ、尾瀬北部で景鶴山に次いで高い赤倉岳へ行く人はとても少ないようだ。

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山行当日は体調も良く、”思ひつること果たしはべりぬ”の充実した達成感だったが、翌日は一転奈落の底だった。
日付が変わった5日の深夜、下腹部の強い痛みで救急搬送され、昨日(5月10日)まで入院する。
医師の診断は【イレウス】(-。- )
思い当たる原因は便秘だが、山行当日や山行が続いた日の朝は便秘になることが多く、下山後に不調を招くこともなかった。
加齢とともに予期せぬ不調に見舞われるのが生身というものだろうか……

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