(マイナー12名山)赤倉岳へ楢俣川を遡下降

2024年09月14日(土) ~ 2024年09月16日(月)

• GPS: 21:53
• 距離: 42.5km
• 登り: 2,187m
• 下り: 2,185m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:42
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:42

距離 17.3km 登り 905m 下り 493m

5:47 林道ゲート
6:07 林道出合（四差路）
13:29 宿泊地

2日目

• 山行: 12:37
• 休憩: 0:03
• 合計: 12:40

距離 14.9km 登り 913m 下り 1,218m

5:42 宿泊地
9:48 9:51 赤倉岳
18:21 宿泊地

3日目

• 山行: 1:36
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:36

距離 10.3km 登り 369m 下り 474m

6:17 宿泊地
7:47 林道出合（四差路）
7:53 林道ゲート

天候

一日目:終日晴れ
二日目:午前晴れ、午後から小雨
三日目:午前晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

ゲート前に広い駐車スペースあり
ゲートから沢まで自転車利用して1時間くらい短縮

その他周辺情報

初日の記録は釣り時間が2時間くらい含まれてます

写真

9/14 5:45

人力MTBでスタート

9/14 5:46

二泊装備でギリギリ30リットルに収まった
13キロくらいなので超軽い

9/14 5:46

じゃ出発

9/14 6:14

ダードが続く
登りで電動アシストの折りたたみ自転車に抜かされた🥲

9/14 6:39

自転車区間終了
ここから歩く

9/14 7:07

入渓

9/14 7:08

フェルトソールが減るからアプローチシューズ持ち歩かなきゃいけない問題の解決策
モンベルのサワーサンダルラバーで解決🤗
問題はサワーシューズとほぼ同額なこと🙄

9/14 7:08

あとズレるのでラバーシューズの代わりにはならなさそう
ちょっと改造が必要かな

9/14 7:10

でも薄くコンパクトになるのでアプローチシューズ代わりとしては最高
これのお陰で30リットルで二泊に収まった

9/14 7:34

巻き道を使わずに進んだら釣り人が居て嫌な顔された
沢登りと釣り人は相反するな
そして巻き道を使わなかったことが後に悲劇を呼ぶ

9/14 7:40

水めっちゃきれい
グリーンが美しい

9/14 7:50

滝は巻き道があります

9/14 7:52

9/14 8:01

9/14 8:30

滑床
ここも帰りはヤバかった

9/14 8:54

二ツ滝
右手側から巻き道の残置ロープあったけど
左から巻いた

9/14 8:56

ちょっとだけ怖い巻き道

9/14 9:28

美しい滝が続く

9/14 9:40

9/14 9:40

取り残されたイワナ君

9/14 10:37

時間が余りまくるので釣りしてみる
ちょうちん浮き毛鉤釣りに初挑戦

9/14 11:15

リバープロープを伸ばす😆
ちなみに年に1回、朝日連峰の大鳥池に釣り行ってますが毎回ボウズです
魚影濃いここなら釣れるかな

9/14 11:20

釣れました🙄
25センチくらいのキープサイズ

9/14 12:14

また釣れたけど20センチくらいだったのでリリース
今日食べる分だけ釣れば良い

9/14 12:22

コケたら竿折れた🥲
釣りに集中して足元疎かにするなというメッセージだと思い真面目に遡行する

9/14 12:36

9/14 12:39

いい天気で最高に良い雰囲気

9/14 12:52

9/14 13:05

このペースだと今日、赤倉岳に到着しそうだったけど
焚き火したかったから中沢出会い付近で行動停止
この行動が後に悲劇を呼ぶ

9/14 13:48

おうち設置
モンベルのツェルトは加水分解でペタペタしてたので
ツエルト�兇鯒磴辰討靴泙辰�

9/14 13:48

クロスオーバードームより天井低いのが難点
寝るとき以外はお外かな

9/14 14:15

薪集めた

9/14 14:16

超軽量のこぎり花小町
焚き火用に長さ揃える用途ならこれで良い

9/14 15:00

竿を補修して釣りに出かけたら2投目で毛鉤が切れた
これにて終了🙄

9/14 15:10

サワーサンダルをサンダル代わりに履いてみた
意外と大丈夫でした
これ良いな俺天才かも

9/14 15:44

やることなさ過ぎたので焚き火開始

9/14 16:11

枝を尖らせてウィンナーを取り出す

9/14 16:17

はい、優勝
今回は真面目な登山なのでおビール様は無いです

9/14 16:21

遠火でイワナをじっくり焼く

9/14 16:47

折角なので焚き火でお湯を沸かす

9/14 16:45

自家製アルファ化米にお湯入れる

9/14 16:58

岩魚が焼けた

9/14 16:59

はい、優勝

9/14 19:17

焚き火を眺めながら感傷にひたる。
が、これをやったばかりに、
次の日地獄を見ることをまだ知らない。

9/15 4:27

今回は軽量化優先でガス缶じゃなくてエスビットにしてみた

9/15 4:48

カップメシに大豆ミート足した、いつもの山飯

9/15 5:37

ピストンでまたここに戻ってくるけど、
デポできるものがサンダルと釣り竿しかないので全部撤収する
そんだけ無駄のない荷物だってことです😤

9/15 5:43

今日もいい天気だ
と、この時は思ってた

9/15 5:47

水はほどほどに温い。
ここは左側を立ち泳ぎしてみた。
パンツ濡れるのって何か嫌なんだよな。

9/15 6:05

記録にある大岩ってこれか

9/15 6:07

左側に大きな岩屋があります
中に何か居そうだから外だけ撮影

9/15 6:15

滝を右から高巻く

9/15 6:27

9/15 6:34

ゴルジュ地帯は滝が多くて思ったよりペースが上がらないってかめっちゃ遅れてる

9/15 7:42

二股になってて真っ直ぐが正解かと思ったけど、左手側の水が流れてる方が正解みたい

9/15 7:52

黒光りの滝
滑って登れなかったので右手の草付きから気合で巻く

9/15 7:32

水が減ってきたのでチェンスパ装着

9/15 8:13

藪漕ぎになってきた
硫黄岳や障子岳に比べたら楽だけどきついはきつい

9/15 8:39

標高上がって視界がひらけてきた
遠くに至仏山が見えた

9/15 9:04

稜線まで登ると踏み跡があった

9/15 9:05

草原みたいになってる区間
昨日、ここまで上がってきてれば地獄を見ることなかったのにね

9/15 9:12

踏み跡が終わって藪漕ぎ祭り再開です

9/15 9:46

ある程度進むと踏み跡発見。
稜線沿いに進んでいく。

9/15 9:49

赤倉岳に到着。
マイナー12名山5座目。
ちなみに手に持ってるクワハンマーは一切使わなかった。

9/15 9:52

雲行き怪しいし早く帰ろう。

9/15 10:40

藪を下るのは爆速。
だけど足元注意。

9/15 11:07

懸垂ポイントまで降りてきた。
クライムダウンでも降りられそうだけど、落ちたら死ねるので懸垂します。

9/15 11:07

残置ロープあるけど怖くね？

9/15 11:14

捨て縄追加して上部の立木からも支点を取った

9/15 11:25

懸垂完了。
支点を信用できないからへっぴり懸垂になった。

9/15 11:43

陽キャなら滑り降りられそうなナメ滝。
でも陰キャなので巻いて降りる。

9/15 11:46

泥臭いのがお似合いです。

9/15 11:47

泥臭いといえばチェーンスパイク。
定番だけどハーネスにアイスクリッパーつけると、
脱着しやすくて良かった。

9/15 12:30

雨が降ってきた。
小雨だけど雷が鳴ってて怖い。

9/15 12:40

雨宿りしながら水補給。
クイックドローはまじで便利。

9/15 12:40

岩屋に何か居そうで近づけない

9/15 12:47

フィールドコアのこのパンツが最近のお気に入り。
フロントポケットなんて邪魔だと思ってたけど、あると何かと便利だった。
難点はウェストに合わせると太ももがキツイこと。
太ももに合わせるとウェスト緩くてずり落ちる。
ワークマンさん、寸法おかしくないですかね。

9/15 13:05

お気に入りのグローブも穴空いた。
巻でくさ掴むとこの穴の部分が痛い。
沢登りはフルフィンガーじゃないとだめだな。

9/15 13:21

幕営地まで戻ってきた。
計画より１時間半も遅れてる。
日没までに脱渓できるのかしら。

9/15 15:02

雨は降ったりやんだり。でもそんなには降ってない。
でも滝の水の量、明らかに増えてない？？

9/15 15:59

水量増えてるので巻きが増えてペースダウン。

9/15 16:03

爆音を上げる滝。これやばくね？

9/15 16:51

上りは穏やかだったナメ滝も爆音

9/15 16:52

対岸に横断するのがめっちゃ緊張した。
滑って転ばないようにナメの縁に手をかけながらソロリソロリと横断。

9/15 16:55

9/15 16:58

君、行きはそんな鬼のような水量じゃなかったよね🙄

9/15 17:16

当たり前だけど下流になればなるほど水量増えててこれ以上川の中を進めくなった。

9/15 17:17

こっち側の岸の先に巻き道があるはず。
無理やり登って巻き道を下がるも、行きに通ってないので道がわからない(フラグ回収)

9/15 17:34

支流を渡渉する必要があるが爆流

9/15 17:34

恐る恐る濁流に足を突っ込んでみると意外と浅くて渡れた。
これであとは本流を渡渉すれば安全圏だ。
なんとか日没までには脱出できそう🥰

9/15 17:37

運良く巻き道への登りを発見。

9/15 17:39

巻き道は快適すぎる。
行きも通って置けば釣り人に嫌な顔もされなかったし、帰りもスムーズだったのにな。

9/15 17:52

が、ラスト渡渉の本流がご覧の有様。濁流の爆流。
なんとか渡れそうな地点を探して半分近くまで進むも、腰上まで水が来て動けなくなりそうだったので命からがら岸辺に戻る。
やばい、これ死ぬやつじゃん。
日没でよく見えないしもう駄目だ。今夜はビバークに決定。

9/15 18:17

巻き道に戻ってずぶ濡れでツェルトを張る。
焚き火もできない。

9/15 18:31

乾いたシャツと長袖に着替える。
着替え持ってきてて良かった。
ずぶ濡れタイツとズボンとパンツは脱ぎ捨てて、乾いたパンツの上にレインパンツを履く。

9/15 18:40

非常食のヤマメシカレー味を食べる。
水も要らなくてカロリーも高いスグレモノ。
カモシカスポーツで売ってて、廃盤になると困るのでみんな買って！

食べながら今後の脱出経路を考える。
天気予報じゃこのあとも小雨が続くので、明日も水が引いていない可能性が高い。
絶望したけど地図を見ると右岸側を巻いて行けば登山道に戻れそう。
地形的にも崖はなさそうなので、ヤブ漕いで懸垂すればなんとかなりそう。
なんとか活路を見出してホッとする。

9/15 18:50

13時間も歩いて疲れてネガティブになってたな。
飯食って落ち着いた。
そもそも昨日、焚き火にこだわらず赤倉岳まで行ってればこんなことにはならなかったのに。

電波が激弱の山頂でかろうじて奈良俣ダムの天気だけ見れた。
そんなに雨降る予報ではないのにあの有り様だよ。

9/15 19:27

アドレナリン全開の体温上昇による湿気と雨でツエルト内はびしょびしょ。ドライバック買ってて良かった。

9/15 19:27

まだ寒くはないけど念の為、非常用の高温カイロ投入。

9/16 4:43

ピーボトルじゃないよ。川の水だよ。
浄水器持ってきてて本当に良かった。

9/16 4:47

朝。テント内でエスビット使ってみる。意外と大丈夫だな。

9/16 5:07

カップメシ。

9/16 5:55

なんか晴れた。
運命の大脱出が始まる。
川の水引いていてくれ。頼む。

9/16 6:20

これ見たとき、目尻にちょっと涙が浮かんだくらい安堵した。
これで帰れる。

9/16 6:21

昨日はこの岩隠れるくらいの水量でした。
想像できない。

9/16 6:22

脱渓。もうこねーよ(嘘です)

9/16 6:42

くま怖いのでスプレー構えて歩く。

9/16 7:01

昨日の雨が嘘のように晴れてる。

9/16 7:02

自転車まで帰還。

9/16 7:53

ゴール。お疲れ様でした。
昨夜はまじで詰んだと思ったけど無事帰れて本当に良かった。
小雨でもあんな状態になるなんて沢って怖い。

撮影機器：

XQ-BQ42 Sony

感想

ゆーいん

マイナー12名山チャレンジ。
もともと選定されたときは沢登りでのルートだったんですが、
実際登られているのは残雪期に集中していました。

自分も残雪期に登ろうと思ってましたが、
今シーズンから本格的に沢登りを始めて、
楢俣川ならソロで登れそうと思い、沢登りルートでチャレンジしてきました。

滝は巻けて登りのロープは要らない、良い感じのレベルでした。
1箇所だけ懸垂したほうが無難な箇所があるので
沢登り経験あって懸垂下降できるならオススメの沢だと思います。
キレイで魚影が濃いとても良い沢。
次はピークハントせずに釣りと沢泊だけで楽しみたい。


たらればになりますが、初日の舐めプは反省点。
二日目は午後から小雨予報なのわかっていたのだから、
前倒しで先に進んでいくべきでした。

一方、無理やり渡渉せずビバークした判断は正解でした。
日頃から予備日の設定と予備食料持ち歩いていますが、
焦らずビバークできたのもその御蔭です。

チャリ＆沢登り＆釣り＆焚き火＆藪漕ぎ＆濁流渡渉＆ビバークとトライアスロンみたいな山行でしたが
色々と勉強になりました。
三途の川を渡らずに、生きて楢俣川渡れてほんとに良かった。
小雨であろうと雨の日の沢は怖い。肝に銘じます。

コメント

AJ

yuinさん
ホントお疲れ様でした。いろいろ勉強になります。翌日の水量が多くなくて良かったです。まだ降っていたら…と思うと恐怖ですね😱まだまだ暑いですが台風やら不安定なので沢登り気をつけてくださいね。

ゆーいん

AJさん　コメントありがとうございます。
自分もまさかあの程度の雨であんなに増水するとは思わず、これまでの山行でトップ5に入るくらい恐怖の出来事でした😱
判断が遅いと死ぬ、まさにその通りですね。
AJさんもチャレンジングな山行されているのでご自愛ください👍