霊仙山〜権現山〜ホッケ山〜蓬莱山〜打見山〜比良岳〜烏谷山〜堂満岳
- GPS
- 10:49
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 1,810m
- 下り
- 1,808m
コースタイム
- 山行
- 9:32
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 10:50
コースタイムはあまり参考にしない方が良さそう。
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路 - JR湖西線の比良駅より乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道全般 急坂区間、滑りやすい箇所、踏み跡が不明瞭など、一般的に気を付けるべき点はこの山域でも同じでしょうか。 基本的にはよく歩かれた道が続き、歩きやすいという印象。 標識も適度にあるように感じました。 ■その他 蓬莱山辺りまでと比べると、木戸峠以降は歩く人は多くなさそうだけど、雰囲気の良い道が続き、快適に歩きました。 比良岳を過ぎるとアップダウンが増し、少し注意を要するようになります。 堂満岳からノタノホリ方面への下り始めは急斜面で、木の根や露出した石などに注意して慎重に下りたいですね。 地形図だと急斜面が続くように見えますが、途中からはつづら折れの道となり、傾斜は特に気にならなくなります。 途中の湧き水地点から少し沢を下りますが、ここは道がはっきりとせず、沢の中を進む割合が高くなるようです。 区間が短いので大丈夫だと思われるけど、増水するようだと、通行しにくくなるのかも知れません。 比良岳への登りは通常の登山道を通らずに進みましたが、特に問題はありませんでした。 普通に分岐から正しいルートを進むに越した事はないのでしょうが。 堂満岳への登りも通常の登山道を通っていませんが、こちらは急斜面でもあり、歩き慣れた人向けでしょうか。 途中から所々で邪魔になる木を避けながら進むと尾根が狭まり、その後は楽しく感じられる道になり、程なくして一般の登山道に合流します。 |
その他周辺情報 | 打見山山頂にトイレがありました。 蓬莱山山頂から打見山山頂までは観光地でもあり、それに付随して色々とあると思われます。 |
写真
感想
京都周辺の山を中心に歩いていますが、小休止して、比良山系へ初めて出かけてみる事にしました。
日頃からチェックさせてもらっている方のレコを見ると、色々と見所もありそう。
初めてなので、できるだけ山と高原地図に載っている道を歩くようにし、今後に繋げられればという感じ。
以下、いつも通りに長文です。
JR湖西線の和邇駅に到着し、ここからスタート。
GPS画面の助けを借りて駅の近くにある三角点をチェック後、栗原方面へ向かいます。
途中、道の駅がありますが、寄り道すると余分に歩かねばならず、黙々と歩き続けます。
栗原バス停に到着し、良い雰囲気の栗原の集落を歩き、その先へ。
長い舗装路歩きももう少しという頃合で何台かの車が涼しげに抜いて行き、汗の量が増し、もうバテバテ状態です。
これも修行のうちだと言い聞かせ、権現山登山口に到着。
どこかに入れたはずのタオルを探し当て、汗まみれの顔を拭くと、ちょっと落ち着きました。
この先の確認をしつつ体を冷ました後、権現山登山口を見送り、霊仙山登山口に向かいます。
少し舗装路を歩くと電波塔が見えて来て、霊仙山登山口に到着、やっとの事で入山の準備が整いました。
登り始めてすぐにイワカガミを発見。
周囲を見渡すと、花期はほぼ過ぎてしまっているようだけど、この後への期待が高まります。
植林と雑木の境界になっている尾根を歩き続けますが、なかなかの傾斜でさらに汗が噴き出て来て、とにかく暑い。
でも、意外と足取りは確かで、霊仙山山頂に到着。
汗のケアと水分の補給を終え、先へ。
しばらく進むと、権現山登山口からの道と合流。
所々で見られるイワカガミなどの花を眺めつつ進むと、また傾斜が急になって来ます。
周りに木がなくなった辺りで振り返ると、歩いて来た霊仙山が見えているけど、霞がきつくて展望は良くない。
程なくして権現山山頂に到着。
絶景ポイントのはずだけど、この日の展望は残念な状態でした。
去り際に平方面からと見られる男女ペアが登って来られ、これ以降、次第に登山者の数が増すようになりました。
緩やかな道に咲くイワカガミに目を取られながらのんびりと進み、少し登ると、ホッケ山山頂に到着。
先着のソロの男性がおられ、少しお話。
この日は所属の山岳会の山行には参加せず、こちらに来られているとの事。
その後も景色を眺めながら進み、小女郎峠を経て小女郎ヶ池へ。
池の周りをぶらぶらと歩き、小女郎峠に戻って先へ向かいますが、この頃になると登山者の数は多くなり、人気の山なのを実感。
先週とは大違いです。
次第に濃くなるガスの中、何人もの人とすれ違いながら登ると、蓬莱山山頂に到着。
観光客も多く、付近はまずまずの賑わいです。
相変わらずのガスで、ここでも展望はなし。
リフト沿いを進んで先へ向かいますが、ガスはさらに濃くなり、すぐ前でさえも見えないぐらい。
足元は起伏がないので助かったけど、そうでなければ、歩くのに苦労したはず。
スイセンのお花畑ゾーンに着くと、そこはもう完全に観光地で、以降は驚くぐらいに観光客がいっぱい。
打見山山頂辺りでテーブルとベンチが空いていたので、ここで昼食。
何とも騒がしく全く落ち着かない雰囲気だけど、座りたい気分だったので。
食後、トイレを済ませ、木戸峠への道が分からず少しうろうろした後、雪のないゲレンデを下ります。
標識に従って右折して少し進むと山道になり、すぐに木戸峠に到着。
木戸峠から先は緩やかな縦走路がしばらく続き、快適この上なし。
周囲の雰囲気も良いし、イワカガミもたくさん咲いているし、アセビもまだ見頃でした。
比良岳へ向かうはずだったけど、分岐を見落としてしまい、気付いた地点ぐらいから斜面を適当に登り、山頂方面へ。
はっきりとした踏み跡はないけど、障害物のない斜面なので特に苦労もなく、そのまま比良岳山頂に到着。
先着のソロの女性がおられたので、少しお話。
比良山系をよく歩かれているようで、言葉の端々に比良の山への愛着が感じられました。
その先は踏み跡に従って進み、縦走路に合流。
岩が出始めると傾斜はやや急になり、シャクナゲも見られるようになり、イワカガミもたくさん咲いています。
程なくして、葛川越に到着。
ここからの登り返しもなかなかの急斜面で、その分だけ振り返りの展望もまずまずで、遠くはあまり見えないものの、歩いて来た山が見えています。
登り切ると、烏谷山山頂です。
三角点があるけど、ちょっと地味な感じかな。
この後もイワカガミなどの花を眺めながら歩き応えのある道を進み、荒川峠を経て、南比良峠に到着。
少し進んだ所から縦走路を離れ、尾根を登って行きます。
一般の登山道ではないけど、ヤマレコMAPのみんなの足跡はあるので、それなりに歩く人はいるようです。
はっきりとした踏み跡は見られず、所々で木が進路を塞いでいるので避けつつ進みますが、結構な急斜面なので、ちょっと苦戦。
でも、これが楽しい。
そんなに危険という感じでもなかったし。
所々で振り返り、限られた展望を微妙に楽しみます。
登り続けていると尾根は狭まり、進路ははっきりとします。
少し岩っぽくなった辺りでシャクナゲも見られるようになり、一般の登山道に合流。
程なくして、堂満岳山頂に到着です。
山頂にもシャクナゲがたくさん咲いていて、良い時期に来る事ができたなと実感。
この時点で15時10分ぐらいで、普段ならもう少し歩こうかなという流れですが、初めての山域でもあり、予定通りに比良駅方面に下山です。
下り始めは急坂で、木の根や石に足を取られないように慎重に歩を進めます。
所々でイワカガミやシャクナゲが咲いているので、しつこく撮影。
一旦、傾斜が緩み、その後はつづら折れの道。
沢沿いを歩いた後、トラバース道は気の滅入るような道になり、その後もちょっと歩きにくい道とかを経て、登山口かなという地点に何とか到着。
長かった。
ここからは舗装路歩きで比良駅まで。
駅近くの広い田んぼは田植えが始まっており、ここから歩いた山を振り返り。
心地良い疲労感と共に比良駅に到着し、この日も無事にゴールです。
初めての比良山系という事でちょっと不安もあったけど、イワカガミを始めとしてたくさんの花を満喫し、楽しい山行になりました。
良い展望が得られなかったのは残念だけれども。
いつも歩いている京都の山との雰囲気の違いも感じられたし、人気の山域なのも納得できたように思います。
また色々とコースを考えて歩いてみたいですね。
足の具合は引き続き問題なく、このままの状態を保ちたいです。
またまた長距離でしたね。
和邇駅から歩いたら、登山口までちょっと時間がかかるのが難点でがv-gさんは早いですね、バスの必要ないみたい。
見晴らしはもう一つみたいでしたが、ガスがかかった感じもいいもんですね、連休に行った時は白山まで確認できました、前は御嶽山は見えましたよ。また天気のいい日に再訪してください。
まだ体力は残っているみたいでさすがですね。足ももう大丈夫みたいですが、まだ安心しないように気をつけてくださいよ。
MtMrSsさんの蓬莱山方面へのレコをいくつか見ていて、行くタイミングを計っていました。
バスの便が限られていたので、早い時間帯から行動するとなると自分には駅から徒歩の一択でした。
湿度が高かったし、登山口に着いた時点でバテバテでしたが。
前日の雨で谷は水分たっぷりだろうから、ある程度のガスは覚悟していたけど、思っていた以上でしたね。
まあ、その分だけ足元の花に集中できたと思う事にします。
MtMrSsさんの写す写真はきれいな青空のが多いという印象なので、そんな日に再訪できれば良いんだけれども。
ここ最近の足の具合は良いですね。
ただ、どうして悪くなったのか分からないし、どうして良くなったのかも分からないので、引き続き注意するようにしたいと思います。
village-greenさん、こんばんは
比良岳でお話させていただいた者です。
和邇駅からのロングコースを歩かれたのですね。健脚には恐れ入ります。
花盛りの比良を楽しんでいただけたようでよかったです
来月になると比良岳〜堂満岳あたりはコアジサイ(アジサイの仲間で唯一香りがする)も咲きますし、そのあとはヤマボウシも沢山咲きますので、それとスカッと晴れたら展望もいいですし、機会を見て再訪してくださいね
私も時々比良を徘徊していますので、またどこかでお会いしましょう
現地ではそうは思っていなかったんですが、レコを仕上げている時に、「もしかしたら、ヤマレコのユーザさんだったのでは?」という気がして来ていました。
木戸峠から比良岳への縦走路は僕好みの道だったのに加え、咲き始めのイワカガミをたくさん見られて、幸福感に包まれて歩いていたので、あの辺りを良く知っておられる方とお話しできたのは良かったなって思っています。
あの日は舗装路歩きの区間が長かったので、結果としてはそれなりの距離になりました。
山中では花を見ては写しの連続で、どれぐらい歩いたのか実感しにくい感じでした。
基本的には、あれこれと見て周りたい方なので、歩く距離は長めになりがちです。
歩くペースは普通だと思うけど、長時間の歩行がそんなに苦にならないタイプのようです。
コアジサイは去年の5月末に六甲山に行った際に打越山の近くで見た事があるぐらいだと思います。
香りとかの知識があるはずもなく、写真を撮っただけでした。
次に見かけた際には忘れずに香りの確認をしてみます。
他の山との兼ね合いもあるけど、できるだけ早いうちに比良山系には再訪したいと思っています。
どう周るのが良いか、あれこれと考えてみます。
では、これからもよろしくお願いしますね。
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