塔ノ岳・鍋割山(表丹沢周回)
- GPS
- 08:08
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,347m
- 下り
- 1,348m
コースタイム
-13:52金冷シの頭-14:03花立山荘-14:21天神平(天神尾根分岐)-14:35小草平(堀山の家)-15:16見晴茶屋-15:50大倉バス停
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
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コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは大倉バス停にあります。ヤマヒル用の塩もありました。付近は県立秦野戸川公園であり、各施設がそろっています。 登山道は、泥濘らしい泥濘などはなく、過度に人工的でもなく必要な程度に手が加えられていて、良く整備されていると思いました。コースの7〜8割が林道または森林の中なので、直射日光に晒される部分は限定的です。その分展望という点では、物足りなさを感じる人もいるかもしれません。 大倉から鍋割山へのコースでは、二俣までの林道歩きが長いのが欠点といえば欠点ですが、疲れるわけではないので、あまり気になりませんでした。ただし、下りの場合は、この林道が冗長に感じると思います。 今回のコース中では鍋割山稜(鍋割”尾根”といわないのは何故?)の登りが、トラバースなしに稜線を忠実に辿っていくので、一番きつかったような気がします。一方、二俣から後沢乗越までは、地図上では急ですがジグザグの登りで距離も短いので、それほどの苦労はありませんでした。 鍋割山〜塔ノ岳は、小丸・大丸を経て1時間少しの稜線歩きです。若いブナの緑が新鮮でした。小丸・大丸の前後で少し傾斜を増しますが、総じて緩やかな登りとなります。 今回下りに使った大倉尾根は、階段状の急斜面と遊歩道のような平坦で広い道の繰り返しなので、上りだと苦労すると思います。20〜30分置きにある山小屋やお茶屋さんに救われている気がしないでもありません。 お風呂は、渋沢駅からバス行ける湯花楽のほか、2〜3駅新宿寄りの東海大学前駅や鶴巻温泉駅のそばに、休日700〜800円程度で利用できるところがあります。 また、大倉バス停の蕎麦屋さんは結構美味とのことです。 秦野市のHPやヤマレコなど情報は豊富です。 |
写真
感想
今シーズン4度目の山行で、出張ついでとしては一昨年秋の高尾山、昨年夏の御岳山・大岳山に続いて3度目となりました。都心部からの交通の便がよく、登山口へのアプローチも楽とのことで、塔ノ岳を目指すことにしました。事前調査をする中で、鍋割山荘の鍋焼きうどんが名物とわかり、鍋割山を経由する周回コースとしました。
表丹沢では一番人気の山ということで、大勢の人が登っていました。大倉尾根では花立山荘から登山口までの間に7〜8もの小屋が立ち並び、シーズン中の週末はすべての小屋が営業中とのこと。それだけ多くの人が登っているということなのでしょう。週末に大倉尾根を往復する場合、最重要の装備は”お金”といっても過言ではないかもしれません。高尾山は別としてこれほど多くの小屋やお茶屋に恵まれた山は今回が初めてでした。
水平距離17.5キロ、単純標高差で1200mの日帰りは相当厳しいと覚悟していましたが、林道や登山道の状況が良いので、想像以上に楽な山行となり、歩行時間は6時間半ですませることができました。(因みに、鳥海山を象潟口から外輪山経由で周回する場合、水平距離14.5キロ、単純標高差1180mで8〜9時間のコースタイムとなります。)
登山ガイドの殆どで、塔ノ岳から大倉尾根を下山するとき、バス停まで2時間と紹介されていますが、初級者の方などには少し厳しい設定のように思われます。危険なところが殆どないため、駆け下りるような下山も可能でしょうが、湿気が多く滑りやすい部分も結構あるので、コースタイムを気にし過ぎないようにしたいものです。
今回は、渋沢の駅から富士山が見え、”さい先良し”と思っていましたが、富士山が見えたのは鍋割山稜から2度だけでした。鍋割山頂や塔ノ岳山頂ではともにガスがはれず、殆ど展望が利かなかったのは残念でした。
都心からはアプローチしやすい山域なので、今度は表尾根縦走コースにトライしてみたいと思います。
心配していたヤマビルに遭遇することもなく、僅かながらも富士山を目にすることもできて、良い山行とすることができました。
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